「ロックフェラーの完全支配 ジオポリティックス(石油・戦争)編」の中で著者のウィリアム・イングドールは、1979年のイラン革命が中東を戦乱地域に変える(イスラムのバルカン化構想)に基づいて米英両国や英国大手石油のBP社により実行されたと主張する。同時期にアフガニスタンの親ソ連政権も恐らく西側による反乱誘発で孤立しソ連軍が介入している。イラクではサダム・フセイン大統領が就任しイラクイラン戦争が開始されている。同じ1979年には米国でスリーマイル島原発事故が発生し、それ以後米国で原発の建設が停止されているがこれも西側支配階層による人為的事故だったのだろう。これらの戦争や事故によって1979-80年には第二次石油危機が起こり石油価格が暴騰したが、これが彼らの目的だったと彼は主張する。
ホメイニ師がフランスからエールフランス機によってテヘランに送り込まれたこと、その前の反国王デモをBBCが煽っていたことからは、西側諸国が一致団結してイラン革命を推進していたことが示唆される。それは、鉄道でロンドンから送り込まれたレーニンを指導者としてウォール街などの銀行家達の支援によってロシア革命が遂行されたこととよく似ている。また、モサデク政権を含めて20世紀のイランの政変は全て米英系勢力によるクーデターであったことになる。イランコントラ事件も米英とイランが表向きは対立しつつ裏では繋がっていた証拠なのだろう。その意味で、イラン革命政権はイスラム国と類似している。
ロシアのネオ・ユーラシア主義者のアレクサンドル・ドゥーギンはその著書「地政学の基礎」の中で、ロシアが大西洋主義の覇権に対抗して提携を呼びかける諸国は、既存の国際関係を超えて、純粋に地政学的見地から検討され、その相手とは、ドイツ、イラン、そして意外にも日本の三国で、ベルリンーモスクワー東京、およびモスクワーテヘラン枢軸が、ネオ・ユーラシア主義の外交戦略であるという。
明治維新により米英に事実上乗っ取られた日本政府の中でロシアとの協力を目指す勢力が密かに生き残って活動しているのと同様に、西側によって実行されたイラン革命の後もロシアとの協力を目指す勢力がイランの中に密かに生き残って活動しているのだと思われる。 . . . 本文を読む
1月8日に突然、英国のヘンリー王子夫妻が高位王族としての地位を退き、北米(後にカナダと判明)に拠点を移すことを表明した。これはエリザベス女王らの同意のない突然の公表であったという。メーガン妃が黒人の血を引く離婚歴のある女性であることは人種差別意識の強いアングロサクソン民族には大きな精神的打撃であったと思われる。家族会議後に「ヘンリー王子夫妻の決断を全面的に支持」と発表したエリザベス女王の衣装に異変があり、通常の原色ではなく茶色の服であったことも注目される。これは家族会議前日のメーガン妃の衣装と同じ色であり、メーガン妃への友好の意思表明との憶測記事もある。しかし、逆にメーガン妃への暗殺命令という可能性も考えられるだろう。メーガン妃が今後米国のテレビ番組で黒人女性運動家の人気司会者のインタビューを受ける予定とされるが、ここでメーガン妃が何を発言するかが注目される。単なる人種差別ではなく、かつてダイアナ妃が驚愕したであろう、国際金融資本の最高権力者としての様々な悪事を公表するのではないかと想像する。それは、侵略戦争・クーデター・核兵器・生物兵器・気象兵器・地震兵器・金融恐慌・マスコミ支配による世論操作・敵対人物の暗殺といったものだ。タイミングから考えて、イラン革命防衛隊のソレイマニ将軍の暗殺の命令を英王室が米軍に下して実行させたことを公表する、といったことも考えられる。そして、そのような秘密を暴露する前にメーガン妃を(場合によってはヘンリー王子も一緒に)暗殺してしまいたいとの意図は英王室には強いのではないかと想像する。兄のウィリアム王子一家の意向は不明だが、今後ヘンリー王子と共に王室を離脱、英王室滅亡というシナリオもあり得るだろう。 . . . 本文を読む