~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

100キロ以上の鉄道割引

2011年05月16日 | 手帳(福祉支援)
以前、私の等級では、障害者の福祉支援のひとつとして、
JRは100キロ以上の普通乗車券が半額になると言うことを、このブログに書きました。

それを書いた当初、
約394キロの場所か、約265キロの場所に行きたいな~と、考えていた時期。

色々考えて、約394キロの場所へ行くことを決めていたんですが、
震災により、中止になってしまいました。

天災ですから仕方ないし、
なら、別の約415キロの場所に行けたらいいなと思っていた矢先、
友人のご厚意により、行けることが決定。


と言うことで、手帳を取得して初めて、鉄道割引を利用してみました。

一体、どういう風に買えばいいのか、
ちゃんとした緑の窓口に行かないといけないのか、
ネットで調べてもよくわからなかったので、最寄り駅の駅員に聞いてみました。

そしたら、勿論、大きな駅にある緑の窓口でも買えるけれど、
この最寄り駅の切符売り場に設置してある、
定期などを買う機械で買えるとのこと。

しかし、この機械は秋田県のオペレーターと繋がっていて、
機械を通して口頭で購入するものなので、
「オペレーターの言うことがわからないかもしれない」と訴えたら、
JR職員が渋々、駅員室から出て来て、一緒に購入してくれました。


その機械は、これ。





「もしもし券発機 Kaeruくん」


その時、補聴器をしていなかったので、
オペレーターの話していることは、案の定、内容はよく聞き取れませんでした。

そのへんは、駅員さんが全て通訳してくれました。


まずは、障害手帳の確認から入ります。

機械の右側の部分にコピー機のようにかざして、オペレーターが確認。


その後は、乗車する日にちや、○○駅~○○駅往復、特急券(自由席)を口頭で述べ、
オペレーターにより、金額が打ち出され、その詳細がモニターに出力されます。

それを確認し、切符を買う要領と同じように代金を機械に差し込み、
乗車券・特急券と、おつりが出て、終了。

勿論、その場で、指定席も買うことができます。

今回は、往復ともに、時間が決められないので自由席にしました。

帰りの新幹線の時間は「のぞみ」ばかりだけれど、
昔と違って、「のぞみ」に自由席もあるので、例え、座れなくても大丈夫。

指定にすると、かえって、時間にがんじがらめになるから、
自由に帰れる方が、私には性に合ってます。


帰りは、地元ローカル線の最終に間に合わないので、
深夜1時まで最終のある某駅に、車を停めての遠征です。




しかし。

JR職員の態度がね。

もう定年間近な職員で、最初に聞いた時は「私が案内しますよ」的な態度だったんだけど、
お金を用意してから、2~3時間後に再び駅員室を尋ねて、
「よろしくお願いします」と言って案内してもらおうとしたら、
本当に、渋々、やれやれって言う感じが見え見えだったんです。

顔は少し笑顔だったから、気付かれてないと思っているんだろうけれど、
聴覚障害者がそういう空気に敏感なことをわかっていないんでしょうね。

サービス業の人に、「面倒くさいな」と言う態度を取られると、
本当に後味悪いです。


案内してもらえて、無事、切符を買えた喜びよりも、
そんなに面倒くさい客(存在)なんだなと、改めて感じてしまったことが、
心を支配してしまいます。


でも、気持ちを切り替えて、久し振りの遠征、1人旅を楽しんで来ます。

乗車券が半額になった金額は、往復で7000円弱なので、
おいしいものを食べたり、合間に観光したり、
そして、最大のお楽しみは、コンサートです。


そうそう。

切符に、乗車の際は、「障害手帳を携帯」との注意書きがありました。

不正がないかどうかの本人確認もあるのかもしれません。


まだ先ですが、楽しんで行ってきますっ。

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