マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ドヴォルザークのユモレスク

2024-04-13 17:18:53 | ラ・プロムナード・ミュジカル
ドヴォルザークのユモレスクは、タイトルはわからなくても、たぶん多くの方がどこかで聴いたことがある曲だと思います。
ドヴォルザークは、小さいころからヴァイオリンには親しみを感じていたものの、ピアノにはあまり親近感を抱かなかったらしく、そこそこピアノ曲はあるけれど、聴く機会や演奏される機会が多いのはたぶんこのユモレスクだけかもしれません。
ユモレスクというタイトルがつけられているのは、1曲だけではなく、そもそもこのユモレスクも、8曲から成る作品101の第7曲なのです。
作曲されたのは1894年8月で、アメリカに渡って3年目にバカンスで帰国した際に書かれました。
この曲も、ピアノ曲はもちろんのこと、スラブ舞曲同様、歌曲やヴァイオリン、器楽など様々な形で編曲され、親しまれています。
ユモレスクという言葉の意味は、気まぐれなとか陽気ないうことですが、ドヴォルザークのユモレスクに特にそういうニュアンスはなく、気軽な軽い小品というくらいの意味だと思われます。
良く耳にする最初のテーマのタッタラッタというリズムで始まる部分は、フラット6個の変ト長調で書かれていて、軽やかなリズムなのに穏やかで優しい曲想になっています。
中間部は、同じ主音の短調である嬰ヘ短調に転調します。
アメリカ滞在で黒人音楽にも親しみ、チェコ的な音楽語法と重なり合って独特の音楽を作り出していて、ドヴォルザークの素朴で温かい人柄がにじみ出ているとも言われています。




天気は西に向かって回復

2024-04-13 00:39:47 | 日記
昼の新幹線で、姫路です。
最近は、母のところに行くという用事がなくなったので、以前より1時間遅く出かけるようになりました。
新横浜行きのバスに乗るため家を出ると、小雨…。
でも、バスに乗ればあとは傘の必要なところはないし、関西は週末に向けていい天気が続くようなので、傘を取りに帰ることもなく…です。
西日本から関東までいい天気ということだったのに、雨になり、富士山はやっぱり雲の中。
富士山とわかるシルエット。
その後はいい天気になり、浜名湖は空と水の青さ。
伊吹山も春の様相。
鳥海車両基地の向こうは雲が多いとは言え、天気が悪いわけではなかった。
新大阪を過ぎると、今日は飛行機が着陸体制に入っているのが見えました。
姫路は暑さを感じるくらい。
姫路駅からは、タクシーで、途中、イーグレひめじに寄って、先月のリサイタルの時忘れて帰ったアルコール除菌ジェルを引き取りました。

夕方、ベランダから見えた夕焼けは、飛行機雲と三日月との共演でした。



ドヴォルザークのスラブ部曲集第1集

2024-04-12 14:42:08 | ラ・プロムナード・ミュジカル
ドヴォルザークは、1841年生まれ、没年が1904年で、今年は没後120年で、50年とか100年とかの数字ではないですが、一応記念イヤーになります。
なので、連弾で何を弾こうかと考えた時まぁ思いついたわけで…。
昨年もドヴォルザークを弾きましたが、その時は特に記念イヤーは考えてなかったですね。
ドヴォルザークは、19世紀後半のいわゆる国民楽派と呼ばれる作曲家の1人です。
国民楽派とは、自国や自分の民族の持つ特質や性格を尊重するという作曲家たちのことです。
ドヴォルザークは、20歳頃からプラハ劇場オーケストラのビオラ奏者として音楽活動を始めましたが、結婚後プラハ聖アグルベルト教会のオルガニストになり、創作活動を始めます。
しかし、収入的に厳しく、1875年にオーストリア政府国家補助金の支給に応募して作品を提出し、以後連続5年間補助金を得ることができました。
その審査員に、ハンスリックやブラームスがいて、ブラームスの出版社への推薦で作品が売れ始めます。
1878年、出版社ジムロックは、ブラームスのハンガリー舞曲に相当するようなスラブ舞曲の作曲をドヴォルザークに依頼しました。
彼は、これらの曲集で、ボヘミア民族舞曲を取り入れた生き生きとした曲を作り、好評を博しました。
大変な人気で、その後、さまざまな管弦楽用編曲がなされて、第2集も作曲されます。

今回演奏するのは、8曲からなるこの第1集の第8曲ト短調です。
ボヘミア舞曲独特の快活なフリアントが使われ、3拍子でありながら2拍子を感じさせるヘミオラのリズムも使われ、途中、シンプルながら若干の憂いを含んだメロディも出てきて、生き生きとした曲になっています。


写真撮影講座の写真の準備が大変だった

2024-04-12 01:50:14 | 日記
午前中は写真撮影講座。
先月の南九州の写真を多めに持ってくるように言われていたので、吟味しつつ、それでもかなりの枚数になりました。
昨日は、写真を印刷しようとすると、プリンターの調子が悪い…。
電源を入れなおすように表示されて、入れなおしてもやはり同じ…。
これはたぶん壊れたのだな…と、仕方なく、コストはかかるけどキャノンの写真印刷用のプリンタで印刷。
ところが、これが変わったタイプのインクで、枚数が多すぎてインク切れ…。
となると、どうするか…で、昨年末に買ってセットしていなかったA3まで印刷できるプリンターを起動することにしました。
これも初めは写真用紙の問題だったらしく、きれいに印刷できずでしたが、顔料インクにも対応している写真用紙にすると、きれいに印刷できました。
何かバタバタと印刷に振り回された感がありましたが、さらに今朝教室へ行くと、見学の人や新規加入の人がいて人数が多くなったので、先生に見てもらうのは15枚にするように言われ、あーそうなんだ…と。
昨晩の苦労は何だったのか…です。

良かったのは10枚くらいありましたが、先日南九州3日目でアップしたのと違う朝日が、けっこういいかも。
飛行機雲もあったりします。
午後の写真は、また吟味してアップしますが、桐原の滝を、シャッタースピード1秒にして、水の流れを桜と共に撮ったのが幻想的かな。

今日は、先日の南九州旅行に一緒に行った人たちも、写真を見せ合うために来ていたので、一緒にランチをしました。
人が多い時は、黒ぶたや…ということで、久しぶりでした。
ちょっと重いけど、天ぷらせいろそば。
おしゃべりはストレス解消にもなります。

さて、庭のシャクナゲ、昼の間にしっかり花開いていました。
チューリップは夕方になると引き締まって…。
姫路の一戸建ての時は、チューリップもいろんな形のを植えていたので、来年は変わり種の花が咲くのを植えてみたいと思っているところ。

コンサートが間近になり、今日、何とか「愛は勝つ」のアレンジが完成しました。
考えながら弾いているときにあいまいだった音も、楽譜にするとはっきりするのですが、そういう部分はけっこう難しくなっていたりするのですよね。
アレンジも、とりかかるまでがけっこう時間がかかり、始めたら結局はササっとできるのですけどねぇ…。



庭の花たちその後

2024-04-11 00:24:39 | 日記
今日はいいお天気で、近所の桜をもう一度写真に…と思いつつ、コンサートも近くいろいろ忙しくて断念。
横浜公園のチューリップが咲き誇っているようで、こちらも見に行きたいところだけど、庭のチューリップで我慢…。
初めの3つは、しばらく楽しませてくれたけど、さすがに花びらが落ちました。
残りは3個だけど、今日は1つ開花。
今週中には残り2個も開きそう。
最近の一番の変化は、シャクナゲです。
ず~っと以前から、いつ咲くかと期待していたのですが、この春になってやっと開き始めました。
日々色づいてくるのが期待させてくれます。
  

他には、年末に植えておいたレウィシアが咲き始めました。
高山植物とのことで、夏の暑さが越せるか…。

レウィシアの奥のプランターに植えていたのは、種が残っていた小松菜で、ちょっとだけ収穫できました。
わずかながら、おひたしになりました。
花も野菜もいろいろ楽しませてくれます。




雨の中外出

2024-04-09 23:39:13 | 日記
朝日カルチャーの「ヨーロッパ社会とキリスト教」の講座で、午前中、出かけました。
今日は大荒れの天気との予報通り、風が強く雨が降っていた。
幸い、バス停までのちょっとと鶴見駅で降りてちょっとしか、外は歩かないので、そう濡れることもなく、傘が壊れることもなく…でした。
でも、電車は遅れたりするだろうな…と、ちょっと早めに着くように出かけました。
幸い、私が乗る電車はちょっとだけの遅れで済みましたが…。
講座の方は、講師の先生が遅刻でした。
いつも通りに出かけたけど、電車が遅れたり接続が悪かったり…との言い訳。
う~ん、こういう日ってあらかじめ天気が荒れるとわかっていて電車が遅れることは容易に予想できることなので、やっぱりいつも通りではなく早めに出かけるべき…と思いました。
おまけに言い訳はいかがなものか…と。
講座の内容については、疑問に感じることや説明不足と思うことがありましたが、質問タイムを一人だけにして終わってしまって、質問できず…。
いろいろモヤモヤの残る講座でした。

終わったらちょうどお昼だったので、いつも一緒に講座を受けているSさんとランチ。
久しぶりだったので、積もる話をいろいろ、講座の話もいろいろして、ちょっとスッキリでした。
今日はルミネのレストラン街も、雨で出かける人が少なかったようで、割とどこでも入れる感じでした。
今日はつばめグリル。
ハンバーグではなく、サーモンのムニエルです。
 
ここのコーヒーは、カップがおしゃれでいいですね。



近所の桜も満開

2024-04-09 00:16:44 | 日記
午前中、火曜日のテニスを休むので、その振替で今日行きました。
時々、思った方向と違ったところに打ったりしますが、それでも、以前より安定感が増したと思えるコース取り。
今日のクラスはゆったり目だけど、ゲームはそれなりに面白く、狙ったコースに打ててポイント出来たり、アウトになるかと思ったボールが、落ちる寸前いい感じでライン上に乗ったり、まぁいくつかそんなことがあると、やったぁ!という感じになりますね。
午後から小雨…の予定が、少し早めに降り始めましたが、ほんの小雨で濡れるほどではなかった。

終わってからは、鶴見川土手の桜を見て帰りました。
先週まだまだだったのが一気に満開になってました。
 
ツツジとのコラボもきれい…かな。
近くの公園の桜も満開。
今年の桜は、ちょうど入学式の頃に満開になったとのことですが、桜といえば4月…という認識だったので、今年は普通に戻った感じですね。

バス通りの歩道で見かけたのは、あやめ。
紫もそろそろ終わりという感じでしたが、あやめって、5~6月に咲くんじゃなかったかなぁ…。


上野公園の桜

2024-04-08 00:45:24 | 日記
土曜日、東京都美術館に行ったついでにお花見を。
一眼レフカメラを持って出かけたので、曇り空ではありましたが、それなりの写真を撮ろう…と。
桜並木のメイン通りは人であふれていて、ゆっくり写真を撮ったりはできないと思って、美術館前の桜で花のアップ写真を撮りました。
 
私が撮っていると、なぜか人が集まってきたのですよね。
一眼カメラを持っている人が撮っていると、いい写真が撮れると思うのかも…。
ところどころにピンク色が濃い桜がありました。
 
メイン通りは。

今回は、上野東照宮の方に行ってみました。
五重塔。
青空だったらいい写真になったのになぁ…。
どこか忘れたけど、梅の実ができ始めていました。
しだれ桜。
予定外でしたが、上野公園の桜を満喫したので、今年の桜はもういいかな…。
三ッ池公園とかもう1回行こうかと思っていましたが、来週が姫路のコンサートで、時間もないし…。


上野公園へ

2024-04-07 01:07:41 | 美術展
朝から上野公園に出かけました。
お花見もしましたが、それはメインの目的ではなくおまけみたいなもの…。
メインの目的は、東京都美術館で7日まで開催されている「印象派モネからアメリカへ―ウスター美術館所蔵―」展に行くことでした。

何しろ終了直前の土曜日なので、早い時間がいいと思って10時を予約しました。
時間予約制といっても、入場には行列でした。
随分前ですが、以前にもアメリカに渡った印象派…みたいな美術展があってみたことがあったなぁ…と。
モネの絵はさんざん見てきたので、さすがに新鮮味がなく、私的にはちょっと飽きた感じで、目新しいものもなかったのですが、それでもこれいいな…と思える絵がいくつかありました。
美術展のタイトルに「モネ」とか「印象派」とかを入れると、たぶん人が集まりやすいのかな…と思いますが、いわゆる印象派という感じの絵では多かったかも。

一番気に入ったのは、グリーンウッドの「リンゴ園」で、ふんわりした感じが何とも言えずいい。
ブックマーカーまで買ってしまいました。
読む本は、紙の本ではなくほとんどが電子ブックなのですけどねぇ…。

藤島武二の「ティヴォリ、ヴィラ・デステの池」は水の感じがいいな…と思いましたが、リストの「エステ荘の噴水」の曲の元になったエステ荘の池でした。

窓の感じがいいと思ったのは、チャイルド・ハッサムの「朝食室、冬の朝、ニューヨーク」です。
人が一人いるのがポイントらしいですが、私の好みから言うと、この人がないほうがいいなと思ってしまうのですよね。
主人が気に入ったと言っていたのは、同じハッサムの「コロンバス大通り、雨の日」です。
雨に濡れる道路に映る馬車…。
他にもけっこう興味を惹かれる絵があって、結局図録を買いました。
後でじっくり解説を読むと、会場では理解しきれなかったものが多少は分かりますし…。

その後、同じ東京都美術館で開催されていた「第74回モダンアート展」に行きました。
以前行っていたフランス語講座での友人が出品されていたので、それを見に…ということで。
モダンアートですから、いろいろユニークな絵もあっておもしろかったですね。
ピカソやシャガールみたいな絵もありましたし。
友人の絵は、楽しくなりそうな絵でした。

さすがに疲れたので、美術館にあるカフェで休憩です。
生ハムとゴロゴロカボチャのサンド…とか言ったかな、を食べましたが、パンがあまりおいしくなかったな…と。
せめて焼いてあったらよかったのに。
となると生ハムではだめですけど、ちょっとセンスがないかも…と。

英気を養ったので、この後桜を見に行きました。



フランスの短編小説を読む講座は当番で

2024-04-06 00:09:34 | 日記
先週の講座は、南九州の撮影旅行のため欠席して、先月は金曜日が5週あったので3回講座があったのに、結局出席したのは1回だけ…。
1週目はリサイタル前日で、余裕がなかったので欠席だったし。
基本的に、受講する講座は欠席しないというのをモットーにしているので、やむを得ない事情があってもできるだけ避けたいところです。
さて、今日は訳担当が回ってくる予定だったので、昨晩、遅くまでかかって訳しました。
パッと見たところ、状況の説明だったので、そんなに難しくはない…と見ていたのですが、最初の段落で、日本語ではこういう言い方しないよな…というような言い回しで、それをわかりやすい日本語にするのに以外に手間取ってしまい、あれこれ悩んでいるうちにあっという間に時間が進み、寝るのがすっかり遅くなってしまったのでした。
結局、1/3くらい残ったので、それは今朝起きてから。
でも、今日はそこまで進まなかったので、次回は楽です。
…が、物語はこの先不気味な感じに進んでいくので、どうなることやら…。

ランチは、「ラ メゾン アンソレイユターブル」へ。
13時半ごろになっていましたが、レストラン街は意外に人が多く、ここはわりと空いていたし、ハンバーグのランチプレートは程よい量だしけっこうお気に入りなので。
 
3月はランチをするのが少なかったので、久しぶりでした。
講座が終わった解放感で楽しく…。