茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

それは、そうかもしれないけど

2014-08-24 19:01:59 | お気楽生活
土石流から4日たちました。
幸い、実家には被害はありませんでしたが、ニュースなどでも取り上げられているように、広島は平地が少なく、山を切り開いた住宅地が広がっています。
実家も、そんな雛段住宅地のひとつにあります。
開発は、田中角栄の列島改造の少し前。
広島では比較的古い新興住宅地(変な言い方)です。
谷の上流には、何年か前に砂防ダムが出来ました。
以前は、大雨の後、側溝に土砂や草が流れてきて掃除が大変だったのですが、今回は「何にも流れてこなかった」そうで、砂防ダムのおかげなのかもしれません。
砂防ダムは、環境破壊につながるとか、費用対効果の問題とか、砂防ダムがあるからと過心して避難が遅れるとか、批判は多いけれども、やっぱりないよりはあった方がいいんだろうなと思いました。

災害発生から時間がたつに従って、最近、ニュースや解説の論調が変わってきたなと感じています。
もともとの地形を無視した乱開発とか、危険な箇所に住宅を建てるべきでないとか、そういう論調を聞いているとなんだか複雑です。
マイホームを建てるからには、以前の地形を調べたり、ハザード・マップを確認すべきだというのは、正論なのはわかります。
開発が進んだ1960年代から1980年代。
情報量も少なく、異常気象もほとんど無かったころ。
安全性に対して、まだまだ認知度が低かった時代。
人口が増加し、地価が高騰していたころ。
高度経済社会を支えた昭和一ケタ世代やいわゆる団塊世代が、念願のマイホームを郊外の住宅地に求めたことを責められるのでしょうか。

高校生のとき武谷光男さんの「安全性の考え方」という本を夏休みの課題として読みました。
私たちの安全は、自分自身で守っていかなくてはならない。
科学者や行政が、住民や被害者を守ってくれるわけではない、ということが書かれていた本だったと思います。
確か、原子力発電のことも取り上げてあって、「安全性の哲学」という考え方に感銘を受けたことを覚えています。
父が「こん人のいうことは正しかかもしれんが、全部は賛成できん」といい、思春期真っただ中の私は、そんな父に嫌悪感を抱いたことも思い出してしまいました。
本は、まだ、家のどこかにあるでしょうか?
読み直したら、今の私はどんな感想を持つのでしょうか?







コメント

おやつコレクション!

2014-08-24 17:35:49 | 茶々

鹿のかわいいカップケーキ。
奈良のお土産でした。
安曇野コーヒー・ゼリーは、お兄ちゃんが買って帰って、冷蔵庫に放置されていたのを食べたら、美味しくて、お気に入りになりました。
しかも、163円ですよ!
騙されたと思って、ためしてみてください。
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