今日は、朝から本当に寒いです。
帽子にマフラー、キルティングのコートにブーツと、すっかり真冬のいでたちで、表参道まで出かけてきました。
青山劇場で「アリス・イン・ワンダーランド」の昼公演を見るためです。
このミュージカルは振り付け師が9人もいて、それぞれの場面ごとに違ったテイストのダンスが楽しめるし、音楽もキャッチーなものが多く、面白い舞台です。
初演はそこそこヒットしていたし、だからこその再演だったと思うのですが、今回、イマイチ営業的には苦戦しているようです。
私のチケットは、1階のC列なのですが、これが驚きの特別価格でした。
(あっきーの「ファースト・デイト」も、お弁当、お土産付のチケットが出ていて、ファンクラブでチケットを取った私としては、ちょっとげんなりしているのですが、立場が逆だと、素直に嬉しい。)
お値段は、怖くてとても言えません。
リピーターチケットが8000円なのですが、それよりもうんと安かったのだけは確かです。
前回クロエ役だった充希ちゃんは、その後「ごちそうさん」で人気者になりました。
すごくチャーミングな歌声だったのに、今回は降板。
ちょっと残念です。
でも、今度の唯月ふうかちゃんもなかなか素敵な歌声です。
私の大好きな白のナイトの禅ちゃんは続投で、サービス精神満点。
コミカルな演技で笑わせてくれました。
芋虫は新納さんに変更。
スタイリッシュな芋虫で、のんびり屋なのに、切れのいいダンス。
そこが魅力的です。
うさぎとエルガトも、田代君、柿澤君から、平方元基君と小野田龍之介君にチェンジ。
(それなりに人気の高い二人が降りたのが興行的には痛かったのかな?)
あまり拝見したことがなかったので、少し心配だったのですが、二人ともちゃんとはまっていました。
濱田めぐみさんのマッド・ハッターは相変わらず迫力満点。
こういうパワフルな歌は、めぐみさんの独壇場です。
安蘭さんも、前回のアリスとくらべると、役も深まっているし、歌声も一時期の不調からは持ち直していると思いました。
完成度は、結構高いと思います。
なのに、今日は、なぜこんなに空席が、というくらい閑古鳥が鳴いていました。
いったいどうしたんでしょう?
こちらはロビーにあった帽子屋のクリスマスツリーなのですが、今回のロビー飾りは、すごく地味というか、しょぼいです。
ワンダーランドっぽいワクワク感が感じられません。
アリスの役は、なんだか疲れ果ててツンケンした痛い女で、かっこいいトップスターのオーラは全く感じられません。
衣装も、ひとりだけ地道です。
多分、それで正解なのですが、昔からの安蘭さんファンには、受け入れがたいのかもしれませんね。
それから、青山劇場って、やっぱり音響がイマイチのような気がします。
なんて言ってるのか歌詞が聞き取れないことが多いのです。
施設もなんとなく古くて、迷路のような女子トイレや薄暗い地下のロビーは、やっぱり時代遅れだなと感じました。
青山劇場は、まだ小さかったお兄ちゃんと「ドリーミング」や「美女と野獣」を見た思い出の詰まった劇場です。
閉館は寂しいけど、これも時代の流れなのかな。
そうそう、舞台写真セットがあって、禅ちゃんの舞台写真ってちょっと珍しいので、つい、買ってしまいました。
そのかわり、今回は、パンフレットは買いませんでした。