茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

博物館に初もうで2

2021-01-02 19:24:00 | 美術館・博物館
本館の入り口。
謹賀新年の幕が下がっています。

階段の踊り場には、今年は池坊の生花。

立派なお花です。

さて、牛を象った香炉です。
江戸時代のもの。

振袖。
浅葱縮緬地松竹梅鷹御所車模様。
こちらも江戸時代ものです。


本館1階に展示してあった、下村観山の「弱法師」

赤い落日の美しさに心が動きました。

また、平成館では「世界と出会った江戸美術
」という企画展をやっていました。
これは、聖母子像ですが、なんと、板踏み絵です。

踏めないよね。
長崎奉行所が所蔵していたものだそうです。

マリア観音像。
これも長崎奉行所旧蔵品。

「悲しみの聖母」
青がとても美しく、素敵でした。

写真は撮らなかったのですが,西洋へ輸出された伊万里や螺鈿の美しい所見台や箱も綺麗でした。
そして、なんと15ページもある立派なカラーの図録も、インフォメーションでもらえます!
こちらは11日までの展示です。

思えば、博物館を訪れたのは、昨年の「博物館に初もうで」以来のことでした。
緊急事態宣言が出されたら、また、美術館や博物館も閉められてしまうのでしょうか?
大声や飲食とは無縁の場所なのにね。

今日の上野は,こんな風景が広がっていました。
西洋美術館が閉館中なのと、上野動物園が閉園中なので、がらんとしています。

都内でも、渋谷や箱根駅伝とは全く別の風景です。
帰りに、花園稲荷と五條天神にもお参りしてきましたが,そちらもほとんど人がいませんでした。

五條天神の手水屋です。
まるで、新年とは思えない風景です。
これが、2021年のお正月なのですね。
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博物館に初もうで

2021-01-02 14:47:37 | 美術館・博物館
我が家の恒例行事。
博物館に初もうで。

「ウシにひかれてトーハクまいり」に行ってきました。
今年はコロナ対策のため、事前予約制。
日時指定の前売券をとっていたので、スムーズに入館できました。

マスコットもマスクで感染予防を呼びかけています。
毎年、このあたりまで長い入館の列ができていたのですが、ご覧のようにほとんど人がいません。
コロナ感染者が増えた影響か,予定されていた太鼓や獅子舞のイベントも全て中止。
私が楽しみにしていたカレンダーの配布も中止でした。
くすん。
静かで,人も少なく,ゆっくり鑑賞できたのは,ありがたかったけど、なんだかさびしかったのも事実。
展示されていたのは,まず、駿牛図断簡(すんぎゅうずだんかん)。
「見返り美牛図」です。

鎌倉時代のものですが、ちょっと優美です。

チューギェル立像。
中国・清時代。
チベットの死神ヤマが、仏教に取り入れられて,閻魔大王みたいな神様になったようです。
踊っていますが、生首のアクセサリーが不気味です。

こちらは、ヴァジュラバイラヴァ父母仏立像。
死神ヤマにも打ち勝つ仏だとか。
父母仏というのは、チベット仏教の男女が抱き合った異形の仏像のこと。
わかりにくいのですが、妃を胸に抱いています。

こちらは、焔摩天坐像。
力強い牛は、神仏の力のシンボルなのだそうです。
牛は、聖なる動物、神仏の強大な力や仏教の悟りの象徴だったのですね。
長くなったので,とりあえず、ここまで。
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