唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ゲド戦記

2006年10月30日 | アニメ
なんか盛り上がらないまま終わってしまった感じでした。剣を抜くシーンはちょっとぞわっとしましたが、それからどしたの?って感じで、結局最後まで微妙な均衡を保ち続けたまま終わってしまいました。

何で親を刺したのか、均衡がなぜ崩れたのか、その答えはわかったのか、よくわかりません。この町はおかしいって、全然おかしいと思えなかった。その事実を知らなかったあなたの生きてきた場所がおかしかったのではないかと。町は突然にそうなったのではないだろうからです。

生と死をテーマにするにはちょっと浅い感じもしました。永遠の命のセリフなら999のキャプテンハーロックのがもっと深いぞ。
主張したいことは、セリフにして説明するもんじゃなくて、物語そのものからかもし出してほしいもんだと思うんですが・・・

絵の線が太く感じたのは近くで見たせいなのでしょうか。リアルさでなく漫画っぽくしたかったとか、なんか意図があったのでしょうか。

キャラも好きになれる人もなく・・・

おばさん二人組みのやり取りにはもう目も当てられない・・・

すべてが浅く感じました。作り手の世界観の狭さを感じてしまいました。

でも、町の赤紫っぽい色はきれいでした。そこだけかなあ・・・

この作品は、自分の作品を作ろうというよりは、宮崎っぽくしたい人がそれっぽくつくってみた映画なのかな?


スーパーマン リターンズ

2006年10月30日 | 映画 さ行
2006/08/20 02:19
帰ってきたスーパーマン!
最近の映画は、何でもリメイクすればいいと思って・・・と、ちょっと思っていたんですが、リメイクじゃなくて、続き物だったんですね。わざわざスーパーマン誕生秘話なんてものも必要ないし、みんなが知っているヒーローとして、話にすぐ入れちゃうところがいいですね。

国民の前に姿をみせた場所や、みんなの歓迎ぶりなどは、アメリカの国民的英雄が帰ってきたということを印象付けてます。
帰ってきたことを印象付けるのはもう一つ、音楽です。鳥肌が立ちました。

起承転結でわかりやすい話のつくりは、考える必要も無く安心してみていられます。

何人か敵が死にますが、基本的に死体も見せないし血も流れませんし、スーパーマンの役割は、敵をぶっ殺すことではなくて、国民を救うことであるという基本をあらわしているのかもしれません。

終盤も、きちんと盛り上げて余韻を残して終わります。

スーパーマン役の人は、CG顔ですね。CGなのか本物なのか、違う意味でわからない。顔の質が古い感じなのはいいです。スーパーマンのイメージをちゃんと引き継いでいる感じです。

しかし、そうまでしてなんでCGにしたいのかな。生身の人間をいかにそれらしく見せるかに力を使ってほしいですね。

ALWAYS 三丁目の夕日

2006年10月30日 | 映画 あ行
2006/08/20 12:33

田舎に帰りたくなりました。でも、いまさら遅いや。今日で休みも終わりだし。

人間っていいもんだなあと思いました。
お話がしっかりしているし、風景もきちんと再現されて、当時を象徴するいろいろなものが描かれて・・・

東京タワーをみんなで見るところで終わりますが、当時は高い建物が無かったから、みんな東京タワーを見上げていた。戦争が終わって、それこそみんなが上を向いて歩いていたということなのかもしれません。
高い建物ばっかりに囲まれると、上を見る事を止めて下を向いちゃうのかもしれませんね。

最後のストレートすぎるメッセージ。「50年後も夕日は変わらないでいてほしい」という願い。

時がたって、風景も移り変わり、夕日なんて見る余裕もなくなってしまった今の生活のなかで、それでも人間の心は今も変わらないでいてほしいというメッセージなのかもしれません。

スタートレック VGR / 時空侵略戦争

2006年10月30日 | スタートレック
初めてヴォイジャーを見たのに・・・・いきなり壊れていきます。どんどん壊れていきます。そして消滅しました。初めて見たのに・・・・でも、すぐに復活です。
艦長さんだって、初めて見たのにやけどして爆発!

この話は、時間を本能で感じられない私にはよくわからない話です。自分にとっての時間は、ただ進むもので、自分にとってどうにもできないことだからです。だから、それを人為的にいじることができるとして・・・という仮定そのものが想像できない。

そういうややこしい話は別としても、やっぱりスタートレックらしい心の絆があって良いですね。
誕生プレゼントの懐中時計がいいアイテムでした。泣きました。(あまり泣いてないけど、ちょっとほろりとさせます。
バルカン人の人との最後のお別れのシーンも良かったです。目が見えないんですかね。

艦長として最後まで艦に残るというのは、任務とかそういうことを超えた、愛着があるからなのでしょう。物に対して愛情をもつ人間は非論理的みたいですけど、その物にはさまざまな人たちの思い出や心が刻み込まれるのでしょうね。その思い出を愛し、そこで出会い一緒に生きた人たちを愛する。そのかたちなのでしょうなあ・・・・。それこそ、そこにはその積み重ねた時間があるからなんでしょうけれどね。お願いだから時間をいじくらないでくださいね。

あ、やっぱり、あのときの失敗をする前に戻してほしいなあ・・・その後の人生を取り戻したい。心から思ってしまいます。・・・話が完全にずれてます。

というわけで、はじめてみたVGR。人間とバルカン人と人間っぽいボーグさんとクリンゴンとホログラムと、変な人と、顔に絵が描いてある人・・・地球に戻る話のようですが、何でそうなっちまったのか、何でそのメンバーなのか、まったくわかりません。

でも、楽しめました。

フェニックス・・・・ボーグも知ってたフェニックス。それは私もわかりました。