アメリカで生まれた日系人、広島に移って(柿の絵が印象的です)、絵を書くためにアメリカに戻り・・・でも、戦争のために強制収容所に送られ、広島は原爆で焼かれ、ミリキタニさんにとってアメリカは、自分の人生を奪い去った敵なわけで、最初のころのミリキタニさんからは本当にアメリカへの怒りが出ています。敵の施しは受けねえといわんばかりに老人施設への入所を断ったり・・・ホームレスではあるんですけど、ただ恵んでもらうようなことはしなくて、絵を買ってもらって生きているわけで、画家としてのプライドも高いわけです。
9.11が起きた後に、粉塵とか煙とかのせいなんでしょうか。ホームレス生活もできない状況の中でこの監督さん、家に住まわせるわけです。女性なのに。ホームレスを!!そこが驚きですけど、9.11はアメリカ人にとって、本当に大きな転換になってしまったんですね。そうさせたのも9.11がきっかけだったようです。
でも、この2人の生活は、2人にとって本当に大きな転換点になったように思います。特にミリキタニさんの変わりようったら・・・収容所へのツアーのバスの中で、「怒っていない。過去は過ぎ行くだけだ」と、つぶやくように言ったミリキタニさんの表情は穏やかでした。
収容所で別れ別れになったお姉さんの消息がわかって、電話で会話するシーンがあるんですけど、電話が終わったあとも、ずっと日本語で話してました。その気持ちが日本語としてあらわれてしまうところになんか、年月の長さと、ミリキタニさんの思いの深さが出て、泣けてしまいました。
収容所で亡くなった猫好きの少年の話もつらいです。その少年を亡くした傷をミリキタニさんはずっと抱えていたんですね。
映画の撮影自体が人生を変えてしまう・・・その変化を映像で見れるって、すごいドキュメントだと思いました。
絵は、細い円の線と、強烈な色が印象的で、猫の目がとてもかわいい。目が何かを訴えています。
ミリキタニさんの先祖は由緒正しい(?)武士だそうです。どんな字を書くのかと思ったら、絵の端っこに出ていました。「三力谷」と書くようです。はじめてこの映画を知ったときは、谷ミリキさんだとおもったのに・・・
9.11が起きた後に、粉塵とか煙とかのせいなんでしょうか。ホームレス生活もできない状況の中でこの監督さん、家に住まわせるわけです。女性なのに。ホームレスを!!そこが驚きですけど、9.11はアメリカ人にとって、本当に大きな転換になってしまったんですね。そうさせたのも9.11がきっかけだったようです。
でも、この2人の生活は、2人にとって本当に大きな転換点になったように思います。特にミリキタニさんの変わりようったら・・・収容所へのツアーのバスの中で、「怒っていない。過去は過ぎ行くだけだ」と、つぶやくように言ったミリキタニさんの表情は穏やかでした。
収容所で別れ別れになったお姉さんの消息がわかって、電話で会話するシーンがあるんですけど、電話が終わったあとも、ずっと日本語で話してました。その気持ちが日本語としてあらわれてしまうところになんか、年月の長さと、ミリキタニさんの思いの深さが出て、泣けてしまいました。
収容所で亡くなった猫好きの少年の話もつらいです。その少年を亡くした傷をミリキタニさんはずっと抱えていたんですね。
映画の撮影自体が人生を変えてしまう・・・その変化を映像で見れるって、すごいドキュメントだと思いました。
絵は、細い円の線と、強烈な色が印象的で、猫の目がとてもかわいい。目が何かを訴えています。
ミリキタニさんの先祖は由緒正しい(?)武士だそうです。どんな字を書くのかと思ったら、絵の端っこに出ていました。「三力谷」と書くようです。はじめてこの映画を知ったときは、谷ミリキさんだとおもったのに・・・