唐茄子はカボチャ

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セレブの種

2007年10月25日 | 映画 さ行
セレブの種

エイベックス・トラックス

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スパイクリー監督ですが、この「セレブの種」という題を見てるとB級なエロっぽいにおいをかもしだします。でも、最初は違う映画を借りちゃったかと思うくらい全然そんな感じじゃありません。いきなり同僚の自殺ですもん。

題名は、「セレブ」という言葉がアホみたいに氾濫してる時代だからつけたんだろうけど・・・安易な気がします。

何十回と繰り広げられるSEXシーンがありましたが、エロ映画みたいな視点じゃなくて、笑っちゃうような感じです。でも、映画の話そのものは、かなりまじめです。

製薬会社の不正を見過ごせずに内部告発した主人公が会社からほされて銀行の口座も止められちゃって(そんなことできるんだ・・・)、資本主義社会ですから、生きるすべを失って・・・そこで昔の恋人が今の恋人(女性)を連れてやってきて、ビジネスとして妊娠させてくれと来るわけです。彼は倫理に反すると最初は断っていましたが、やっぱりお金が無くては生きてはいけず、OKしちゃいます。そこから変な妊娠させるビジネスがはじまるわけですけれど・・・
「セレブの種」という題よりは、「精子の値段」とか、「受精の値段」とかのが自分としてはピンと来る気がします。人工授精の精子なのかな?あの会社の人が検査してたやつは。ランク付けされて精子の数が足りないとかで除外されちゃうみたい。

逆ブロークバックマウンテン状態の変な三角関系は、2人に子どもができて、5人で丸く収まってしまうという離れ技をやってのけます。

会社の社長もつかまってそれも丸く収まります。

みんな子どもも生まれて、丸く収まります。

スパイクリーさんだけあって、人種問題もでてきます。それだけじゃありませんね。同性愛への偏見もでてきます。

そうそう。セックスシーンといえば、何でアメリカ映画の人は持ち上げて壁に押し付けるんだろうとか、思っちゃいましたが・・・

映像がなぜか古っぽくかんじたのはなんでなのかな?