唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

郵便配達は二度ベルを鳴らす

2008年06月23日 | 映画 ま・や・ら・わ行
郵便配達は二度ベルを鳴らす

アイ・ヴィ・シー

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まず、見終わって・・・というか、見てる間から気になって仕方なかったのが、題名の意味です。結局なんでかわからなかったです。

借りてみようと思ったきっかけは、政治的に云々という話も聞いたことがあったからなんですけど・・・それもよくわかりません。理解不足なのでしょうか。

古い作品なので、映像がかなり痛んでいると思ってみましたが、それも、わざとそうしていると書いてありました。映像が白くなったときに、「え!?カラー!?」と思うところもありました。
何がほんとで何がうそか。もう、何がなんだか。

熱く盛り上がっちゃった不倫関係。邪魔な旦那を殺してしまうまでは2人の気持ちは結びついていましたが、いざ殺してしまうと、女は束縛がとかれた開放感と若い男と一緒になれる喜びで有頂天。でも、男のほうは、してしまった行為に後悔し、そしてその場から逃げ出したくなって、女との心の距離もどんどん離れていきます。そこのところの、お互いが邪魔者の旦那がいなければ!と同じ気持ちになっていた前半が、旦那を殺したことによって、気持ちが180度違う気持ちになってしまうところが面白いですね。

それと、旦那が死んだ後に、女が1人の食事のときに、だらしない姿勢で新聞読んでスープをこぼしながら食べたり、お店でも、鼻をかむシーンとか、開放感からなのか、すごいいやな女に見えました。登場するたびなんか邪魔をするな!って感じになって・・・男の気持ちと一緒に自分の心も離れていきました。

でも、なぜか最後はまた一緒に!となるんですが、そこのところがどうしてなのかわかりません。海辺のシーンは、この憎い女を殺すために愛しているふりをして殺してしまおうという計画だと思ったんですが、ずっとみてると、そうでもなくて、彼女が死んだ後抱き上げて歩くシーンはいたわりというか愛情を感じます。その辺がどっちなのか。殺す計画だったら自分の頭の中でつじつまがあうんだけど、そうじゃなかったら、何で突然気持ちが変わったの!?とわからなくなります。

2人目の女が登場します。
いきなりのナンパシーンも驚きです。(1人目もそうか!)それも、女と一緒のときに!というのも驚きました。恐るべしイタリアの男!
軽い男だ!

旅芸人(だったかな?)の男が気に入りました。なんか品があって、かっこいい。ぐっちゃぐっちゃで熱い人間関係の中で、すっと涼しい風を送り込んでくれます。(そんなか?)

旦那が子どもの話をして・・・幸せの絶頂期の女も、子どもの話しをして・・・それで死にます。最初の伏線があったので、最後の運転シーンはスリルあるものになっています。