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友達がとてもいい映画だからとテレビで放映されたものをDVDに録画してくれたやつをみました。
放送中に地震があったんですねえ…
紡績工場で組合を作る話です。
すごいヒーロー的な人が登場して、組合を立ち上げたという話ではありません。
男関係ではかなりダメダメな女の人が、組合で活動する中で成長し、自立する話です。
だれだって、組合に入ったら給料あげてもらえないんじゃないか…もっと下げられちゃうんじゃないか…昇進できないんじゃないか…周りの人との関係が悪くなっちゃうんじゃないか…そんな不安もあって、職場には不満や改善点を感じつつ、そういう選択をしない人が多いとおもいます。
組合自体が、会社側だったりもすれば、組合に入ったって、何にも変わらないというのもあります。
労働組合は労働者の権利を守るために、労働者のために必要なもので、その組織が大きくなれば大きくなるほど、力を発揮することができるわけですけれど、会社側だって、馬鹿ではありませんから、そんな労働者の団結を阻止しようと、いろんな手を打つわけですね。
卑劣な攻撃の中で、彼女は、またさらに成長して行くわけです。
掲示板のメモを取ったところはかっこよかったです。
孤立しているように見えた彼女も、仲間が増え、仲間に支えられて行くんですね。
工場が止まった時には感動しました。
彼女の強さに周りが呼応して、その周りの気持ちがまた彼女を強くさせます。
漠然としてごまかされていた不満の原因を作りだしてきたものがなんなのか、わかると人間は強いですね。そこで結ばれた人間同士のきずなは強いです。
生活よりも人生を選ぶというか…そうですね。生き方を選ぶんですね。たたかいは生活のためなんだけど・・・人生は生活だけのためじゃないんですね。
生き方を選んだ人は強いし、輝いてみえます。
じゃあ、おれはどうだ?生き方は選んだのか?
流されて選んだ道だったような気もしないでもないし、本来持たなきゃいけない輝きは持てていません。
私は何を迷っているのでしょうか・・
道を選んだのに…
最近向上心もなくなってきた。
これじゃまずいですね。
という、なんか、すっきりしないものがのこってしまいました。
前向きになっているときに観たら、きっと、もっともっと感動して、「良かった映画」になるんでしょう。
今は、人の成長を見て自分を重ねると、なんか、卑屈になってしまう自分がいます。