唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

エクスペンダブルズ

2011年05月26日 | 映画 あ行
エクスペンダブルズ [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


DVDで2度目見ました。何となく普通な感じでした。
暗闇での戦闘は何をやっているのか、どっちがどっちをやっつけたのかも誰が誰なのかも、よくわからなかったり…

まあ、それでもスタローンが一生懸命頑張っている姿は好感が持てます。

あれだけ殺戮しておいて、あんな笑顔ができるのもすごいですがね。


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エクスペンダブルズ・・・
この響き・・・ランボー怒りの脱出のコー・バオとのやり取りをすぐに思い出しちゃいます。
ランボーがウジウジしながら、「おれは捨石だから・・」
コーさんが死ぬ時にも、きらきらした川面の中、「あなたは捨て石なんかじゃない…」と言って捨て石のように死んでいったのを思い出します。

ランボーからのテーマともいうべき「捨て石」
それが題名になっているので、かなり期待を持っていました。
しかも、最後の戦場の後ですからね。
あのレベルの戦闘を期待しちゃうわけです。

いやあ・・・まず驚いたのが、ロッキーと、ランボーに感じなかったスタローンらしさ。
前の二つは、どこかスタローンっぽくない気がしてたんだけど。今回は、スタローン顔してました。やせたかな?

この映画の売りのいろんなスターが出てるところも、結構良かったです。まあ、シュワルツェネッガーとブルースさんはご愛嬌としても、ミッキーロークは存在感を出していました。っていうか、この人、かっこいい…
ネコパンチ以来、日本からは潮が引くように忘れ去られていった印象のこの人、この前のレスラーから、また、確実にファンが戻ってきているのではないでしょうか。
かなりかっこいいですよ。あれだけの出演なのに、一番印象に残る、一番演技をしていました。

ストーリーはいりません。
でも、昔のスタローンの映画のように、アメリカ万歳ではないですね。
今回も、直接アメリカが悪とは言ってないけれど、どこかそういう匂いを持たせてます。昔のようにアメリカが正義。アメリカの敵は悪。というアメリカの時代の終焉はアメリカ映画そのものが物語っている気がしますね。

そのミッキーロークの苦悩のシーンは結構ジーンとくるところですが、あのシーンは、この映画そのものが成り立つのか、考えてしまいますね。
平気でバンバン人を殺して、気になる女の子のために大量虐殺をしてしまうこの映画、大量殺人の罪を一つの命を助けることで救いを求めたわけだけど・・・

人対人の関係での愛情と、敵味方での非情、この使い分けって、かなり矛盾があるわけです。その矛盾を引き起こすのが戦争なわけですが・・・
痛快な殺戮で死んでいった無数の命の一つ一つの人生を考えるときに、この映画の持つ意味はかなり違う意味が出てきます。

そこで、こんな映画の展開も面白いかもと思うんですが、最初の30分ぐらいでどんどんぱちぱち大量に人を殺しておいて、その死んだ一人ひとりの生活とか描いて、あらためて、またその最初の戦闘のシーンを30分ぐらい展開するの。
まあ、オースティンパワーズは、それを面白おかしくやってるけどね。

なかなか見ごたえのある。でも、これはいい映画とか言ってはいけない部類の映画だと思いました。

あと、アクションがすごい。CG全盛の時代に、この「80年代アクション」は、すごいです。

最後まで見続けると、なんか変な日本語の歌が始まりました。開いた口がふさがらないようなくさい歌詞の連続に、新人のB級メタルバンドかと思って聴き続けていると、なんか、どこかで聴いた声のような気がしてきて・・・臭い歌詞とこの声、ああ、長渕か!ここまでこうなっちゃったんだ・・・メタルになりきらないメタルなのは、フォークソングをただ楽器を激しくしてごまかしただけだからだったんですね。B級メタル(というものがあれば)の皆さんに謝らなければ・・・
日本だけの挿入歌みたいだけど、何でこんなことしちゃうのかな?映画が台無しですね。
DVDでは、差し替えてほしいです。
エンディングを最後まで見続けて、がっかりするっていう映画もめずらしい。
余韻も吹き飛ぶこの演出。
まったく・・・やれやれだぜ・・・・

2010-10-23 23:02:04

紅の豚

2011年05月26日 | アニメ
紅の豚

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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飛行機乗りは気持ちのいい連中だという話です。
カーチスとの決闘も持ちつ持たれつの範囲内です。みんなで支え合ってます。
社会がファシズムに進んでいくくらい世の中で、庶民はみんな元気に生きていますって感じがまたいいところですね。

困った時はやっぱりジブリ作品を見直すのが一番。
何度見ても失敗しない。

最近のやつはどうかわかりませんが…

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飛べない豚はただの豚さ

よく考えてみたら劇場で観て以来かもしれない。
少女との淡い恋?や、ドタバタ劇。人間たちのの気持ちよさ。乗り物へのこだわり、空を飛ぶ気持ちよさなど、自分の考える宮崎さんらしさがたくさん出ている。

暗黒を予感させる時代の中で、みんなが人間らしくしぶとく生きている姿はとても好感が持てます。

「飛べない豚はただの豚さ」とか、「そういうことは人間同士でやりな」、「豚を裁判にかける気はないぞ」とか印象的なせりふも。

気に入らないところは、主人公がもてるところ。うー・・・気に入らない気に入らない!うらやましい!

2004/01/05 00:41