唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

やさしい嘘と贈り物

2010年12月14日 | 好きな映画・良かった映画
やさしい嘘と贈り物 [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


予告編を見ていたので、いきさつはわかっていました。できれば予告を見ないでみたかったです。わからないで見た方が、おもしろかったかも知れなかったですね。
それでも、最後にあのスーパーのお兄さんが息子さんだとわかった時は驚きでしたね。

メアリーがとてもきれいで、魅力的な人です。
愛の向け方がとてもまっすぐで力強くて、でもやさしくて…とことんやさしくて、主人公のことを責めることなく、すべてを受け入れて、もしかしたら、愛されないかもしれない不安もあったかもしれないけれど、それでも信じて寄り添おうとする姿はとても美しいです。

もうちょっと息子と娘のエピソードがあるとまたよかったかも知れません。
あと、終わり方はちょっと残念でした。

映像がきれいです。

クリスマスを何でもなくすごしていた自分ですが、この2人にとってのクリスマスは特別であってほしいと願っていました。クリスマスも悪くないですね。

富豪刑事

2010年12月13日 | ほか
富豪刑事 DVD-BOX
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


設定が面白いです。
筒井康孝さんの原作ということで、この前、ブックオフで小説買ったんだけど、どこ行ったかな?
深田恭子さんって、こういう役がよく似合いますね。天然な感じとか性格の悪い感じとか、ちょっと世間から外れてる感じがとても似合う顔をしています。下妻でもそんな外れた役でしたけどね。
しかし・・・整った顔をしてるよなあ・・絵にかいたような、お人形のような顔です。可愛くも見せられるし、きれいにも見せられる顔です。
もしかしたら、できる役どころが限られてしまうかもしれない顔かもしれませんが・・

「森の中に家があるのではなくて、家の中に森があるのです」
「たった5億円のために・・・」
みたいな、セリフが面白いですね。

大富豪の娘が刑事になるというあり得ない話ですが、そのありえなさ、ギャップがおもしろいところですね。

閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫) / 角田 房子

2010年12月12日 | 
閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫)
角田 房子
新潮社


時は19世紀末、権謀術数渦巻く李氏朝鮮王朝宮廷に、類いまれなる才智を以て君臨した美貌の王妃・閔妃がいた。この閔妃を、日本の公使が主謀者となり、日本の軍隊、警察らを王宮に乱入させて公然と殺害する事件が起こった。本書は、国際関係史上、例を見ない暴挙であり、日韓関係に今なお暗い影を落とすこの「根源的事件」の真相を掘り起こした問題作である。第一回新潮学芸賞受賞。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

閔妃という人が日本人によって殺されたことは知っていましたし、これが韓国併合の過程というか、流れの中でそういう事件があったことも知っていましたが、この閔妃という人がどういう人で、何で殺されなければいけなかったのか、よくわかりませんでした。
・・・いや、実は、読んでもよくわからないのですが・・・
閔妃を殺さなければ、その後の朝鮮支配ができなかったわけではないし、たしかに、邪魔者ではあったにせよ、この本を読んでいくと、あの時点で殺さなければならない理由って、よくわかりません。
ロシアとの関係を断ち切るためなのでしょうか。三国干渉の後に日本の影響力が弱まって、ロシアと結びつきを強めていく朝鮮を危惧して、そのいちばんのパイプの閔妃を殺しちゃうというのは、わかりやすい行動に見えても、そんな安易な選択があるのだろうかと思っちゃいます。

暗殺のところでは、集まった日本人たちの精神状態の異常さを感じましたが、複雑な外交問題の観点がまったくなくて、思考そのものが安易で殺せばすべてうまくいく的な、何の根拠もない思い込みに支配され、閔妃を自分が殺して、日本の発展の歴史の表舞台に名を残すといった功名心にかられて、我先にと急ぐ感じはとても醜いものを見ちゃった感じです。
相手が悪い人(もちろん主観で)という認識であったとしても、人を殺すという行為をこれだけ簡単に受け入れてしまう精神状態に恐怖を感じます。
そして、それが正義であるという思い込みに何の疑問も持たないというのもすごいです。

当時の日本の政府、国民の意識もそうかもしれませんが、侵略的な思想が当たり前のように支配していたのかもしれません。

最初の大院君の圧政、それに変わる閔一族の支配、これもまたクーデターによって、また大院君が権力を取り返し・・・うんだらかんだら・・・国外との関係では、清と日本との関係にはさまれて、新たにロシアが加わって朝鮮の主導権を誰が握るのかの駆け引き・・・という構図。そんないろんな思惑の絡み合いが、面白いところでした。
でも、日本の侵略性といった場合に、どこかまだ入ってこないところがあるのは何ででしょうか。侵略性が当たり前の前提で話を進めているからなのか、侵略的な立場でなかったのか・・・侵略的な立場をうすめようとしているからなのか、そういう観点をテーマにしていないからなのか・・良心的ではあるんだけれど、どこかまだよくわからないところが残されちゃった感じがします。
何がなんだかわからなくなってきましたが、韓国併合という日本がおこなった侵略・植民地支配の中でこの一連の動きがどういう意味を持っていたのか・・・もしかしたら、自分の読解力のせいでわからないだけかもしれませんね。

最初のほうの閔妃が王妃になってからの、生活・・・想像の面もあるとは思いますが、まだ、王に相手にされていないときから、王妃としての自分の地位を確立していくための努力をかさね、権力をにぎっていく姿は「すごい」です。この辺がいちばん面白かったです。いいとか、悪いでなく、「すごい」です。そこまで自分を律することができるのかと思います。自分はふにゃふにゃですからね。
権力をにぎったあとの圧政ぶりも、今まで自分の邪魔をしてきたものへの復讐の徹底ぶりもすごかったのでしょう。

けれど、日本がどんどん介入してくると、そのすごさにかげりを感じます。朝鮮の中での王宮の位置づけが急落していったからなんだと思いますが・・・
そして、その急落の中での暗殺だったので、それほどの意味があったのか・・・疑問ですね。

この閔妃暗殺事件は、その後の朝鮮支配の日本の蛮行の象徴なものかもしれません。

ところで、この写真、実は、閔妃の写真じゃないらしいです。いろんな説があるようですが・・
でも、押し入った人たちは、写真を持っていたそうで、写真がなかったわけではないらしいです。
色々謎があるんですねえ…

こういう歴史をみて行く本は、何が正しくて、何が間違っているのかもよくわからないところが難点です。読む側はまずはそれを信じて読まないと、入り込めないですもんね。逆にすべてを疑って読むわけにもいかないし・・・

帰ってきたウルトラマン Vol.1

2010年12月12日 | 怪獣映画 ウルトラマン
帰ってきたウルトラマン Vol.1 [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


1 怪獣総進撃    凶暴怪獣アーストロン
          ヘドロ怪獣ザザーン
          オイル怪獣タッコング

2 タッコング大逆襲 オイル怪獣タッコング

3 恐怖の怪獣魔境  岩石怪獣サドラ8
          地底怪獣デットン

4 必殺! 流星キック 古代怪獣キングザウルス三世


個人的にはタッコングに思い入れがあります。うちの母がタツ(子)という名前だったから、母親の名前とかぶったというだけですが。

主人公の郷ひできは、やっぱり郷ひろみと西條秀樹からなんでしょうか…
若さゆえの失敗や、特訓風景なんかもあって、基地以外のお話もあって、それまでとはちょっと違った感じですね。

複数の怪獣が出るのも見どころです。


悲しいらしい自分のブログ

2010年12月12日 | ほか
このブログを自分の生活のことはなるべく書かないで、何年も続けてきましたが、このブログを読んでくれている友達から、「読むと悲しくなる」と言われました。言った本人が覚えているかわかりませんけれど(笑)

何で悲しくなるかは伏せておきますが・・・

一つは、自分のことを出していないつもりでも、自分の足掻きが文章ににじみ出てしまうものなのか・・・と思ったのと、自分の気持ちを理解してくれている人がいることを知ったこと、そして、自分の心の中を言い当てられたときに、自分がどういうリアクションをしていいのかがまったくわからなくてしどろもどろになっちゃって・・・いろんな意味で驚いてしまいました。

こんなにも、自分の心の中のことをいうことが苦手だったんだ・・・
誠実で正直なように見せていても、じつは、こんなに自分のことをいいたがらない人間だったことに驚きました。

新しい自分を発見したような不思議な気分でした。


鋼の錬金術師 27

2010年12月11日 | 
鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス


これで完結ということで、買ってしまいました。
でも、このハガレンって、1巻しか読んだことないんですよね。
アニメで出ていない人もいて、話も違うようなので、いきなり最終巻を読んでもわけわかりませんが、だからと言って、その前の話を読みたいとはあまり思いませんでした。
絵も、1巻を読んだときは、途中からうまくなっているのだろうと思っていましたがこの巻の絵が女立つしているようにも感じませんでした。逆に言うと、その人にとっては、かわることができない、確立された絵ということなのか…まあ、何にしても、その絵の部分でも、読んでみようとは残念ながら思いませんでした。

自分にとっての一つの区切りになりました。
さようなら!鋼の!


Real Deal Greatest Hits 1 / STEVIE RAY VAUGHAN & DOUBLE TROUBLE

2010年12月10日 | 音楽
Real Deal: Greatest Hits 1
クリエーター情報なし
Sony


CDプレイヤーが故障しているので、チェンジイットの途中までしか聴けてませんが、そこまでの流れは、完璧です。ギターが激しいです。かっこいいです。こんなふうにライブなんかでできたら、最高だろうな。まわりがどうあれ、自己満足で押しきっちゃっても、それを認めさせる物がちゃんとある感じがします。特に最初の方は自己中心な感じですよね。そこがまたかっこいい。say what!に、楽な感じもいいけれど、やっぱり最初のころのぎざぎざした、泥くさいような感じがいいです。

1. Pride And Joy
2. Mary Had A Little Lamb
3. Texas Flood
4. Rude Mood
5. Couldn't Stand The Weather
6. Cold Shot
7. The Things (That) I Used To Do
8. Tin Pan Alley (A.K.A. 'The Roughest Place In Town')
9. Say What!
10. Change It
11. Come On (Part III)
12. Life Without You
13. The House Is Rockin'
14. Crossfire
15. Tightrope
16. The Sky Is Crying (Live)


プロポジション ー血の誓約ー

2010年12月10日 | 映画 は行
プロポジション ー血の誓約ー [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


なんだかよくわからなかったです。

オーストラリアと言われなければオーストラリアとは思いませんでした。あれ?オーストラリアだよね?よくわからないや。
西部劇だと思って借りたし・・

胸にやりが刺さったところ、その直後の頭が吹っ飛ぶところはすごかったです。

眠いのを結構我慢しました。早送り機能の仕方をもっと早く知っていれば・・・
残念・・・


ベスト・キッド

2010年12月08日 | 映画 は行
ベスト・キッド コレクターズ・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


みたのは、20年近く前になるかもしれません。
女の子が健康的で、その頃の青春映画って感じがちょっと恥ずかしいけれど、なかなかおもしろかったです。音楽も恥ずかしいです。
リメイクのやつもかなり、これを基本にしてつくっているのがあらためてわかりました。

お箸でハエを捕まえるのとか、修行のところは、リメイク版を見たときも、同じだと思っていましたが、それだけではないですね。いたるところで共通点があって、舞台は変わったけれど、基本的に同じであることで、リメイクの方もまた好感を持ちました。

ラルフさんは今どうしているかな?
この映画の彼はかなり声も可愛くて、セリフとかの自然な軽さがとてもいいですね。
みやぎさんは・・・どうでしょう。

今日は、太平洋戦争が始まった日ですが、こんなシーンがあったのかと思ったのは、みやぎさんがアメリカの兵隊として、日本兵を殺した(らしい)ことです。戦場にいるときに、奥さんとおなかの子供が亡くなったらしいのです。こんな設定だったとは、全く覚えていませんでした。

それは沖縄に帰れないわなあ…
傷ですね。

アルプスの少女ハイジ ハイジとクララ

2010年12月05日 | アニメ
アルプスの少女ハイジ ハイジとクララ [DVD]
クリエーター情報なし
コロムビアミュージックエンタテインメント


フランクフルトの生活で、クララを一人ぼっちにしないように山に帰りたい気持を押さえて生活していましたが、それがかなりストレスになっていました。
そんな状態になりながらも、けなげにクララのために我慢するハイジはいいですね。そして、そんなハイジの状況を見て、クララも、ハイジを山に帰してあげようと思うわけですが…
山に戻ってからも、かなりハイジは取り乱してたんですね。

山に戻って元気を取り戻したハイジ。

そして、春になったら、クララが山にやってくる!

そして、クララが・・・クララが立った!クララが立った!わーい!となるわけですね。

涙・・・涙・・・の物語でした。

アルプスの少女ハイジ アルムの山

2010年12月04日 | アニメ
アルプスの少女ハイジ アルムの山 [DVD]
クリエーター情報なし
コロムビアミュージックエンタテインメント


オープニングの歌で、なぜか涙が出てきました。
このぞくぞく感はいったい・・・おしえておじいさん!
ってことで、気持ちがもりあがる曲です。
テレビ版をかなり短縮しているので、物語はその曲を聴いた感動ほどではありませんが、、それでも、アルプスの山々が夕日に照らされて真っ赤に燃えている光景に感動するハイジはいいですね。ゆきわりそうを発見したところもなんかいいです。雪が溶けて小川が流れ、雪の割れ目から、小さなかわいい花が顔を出して、アルプスの春を告げます。雪崩の音も、春を告げる音です。
自然の移り変わりとともにいろんなことを体験していく感じがとてもいいです。ナレーションがいいです。

そんな、あたたかくも冷たい、やさしくも厳しい大自然の中で、おじいさんとハイジ、ペーターの物語が展開されるわけです。

後半は、大都会フランクフルトに連れて行かれてからのお話。
ねずみやねこを拾ってきちゃうハイジはかわいい。猫が元気なこと。ぴょんぴょんはねます。そういえば、ヤギもすごい跳ねてましたが。

まあ、見てて懐かしかったし、楽しかったけど、買うほどではなかったかな?

赤毛のアン

2010年12月01日 | アニメ
赤毛のアン 特別版 [DVD]
クリエーター情報なし
松竹ホームビデオ


なんか、頭がぼーっとして何も考えられません。
結構泣いてしまいました。

アンeは、おしゃべりで、賢くて、空想が好きで・・かわいいと思えるところもあるんだけど、同じぐらい、危なっかしくて、すぐにかっとなって、ホラー映画を見ているのではないかと思わせるような表情をする時もあります。

最初の方だけを見ていて、アンeの性格の悪さにちょっと戸惑ったところもあります。

子どもの純粋さ、いい意味でも、悪い意味でも持っている子なのかもしれません。
大人にとって、都合のいい子ではないという意味でも、悪い子でもあるわけですね。

最初の危なっかしさのおかげで、アンeの愛と成長の物語になっているわけですね。