しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

江刺りんごと江刺産りんご

2020-10-15 | うまいもの♪
江刺りんごって割と有名なんですが、なんで有名か?っていうと、サンふじの初競り価格が例年とても高くて、去年は10㎏一箱140万円だったんです。なんと1個約5万円です(@@)
まあ、おいしいからご祝儀価格とはいえ凄い値がつくわけです。
この写真は、たぶんサンふじ。この中に1個5万円のりんごがあるかも???


こっちは、たぶんトキ?甘くてパリッとしてます。


さて、問題の「江刺りんご」と「江刺産りんご」ですが、「江刺りんご」は、JA江刺の登録商標です。「江刺産りんご」は、文字通り江刺地域でとれたりんごです。なので、各農家さんがJA江刺を通さないで販売するりんごは、実は江刺りんごではなくて、「江刺産りんご」です。ですから「江刺りんご」は、JA江刺の一定の基準で選果して出荷されますからある程度の品質が保証されています。その流通は、農家→JA江刺→青果市場→青果卸→小売り店の流れになります。一方の「江刺産りんご」は、それぞれの農家さんの基準での出荷になります。

まあ、地域ブランドとしては、JA江刺とりんご部会の農家さんが頑張って確立したものですが、りんご農家としては、流通経費のことを考えるとちと微妙です。りんご農家さんとしては、庭先取引が一番利益が高くおいしいのですが、そればかりやってると「江刺りんご」の量が確保できず、ブランド力が低下します。「江刺りんご」の流通経費が下がって、農家さんの手取りが増えることが大事だと思いますが、なかなかうまくはいかないような気がします。

今後「江刺りんご」が地理的表示(GI)保護制度に認証されると類似する商品名は使用できなくなるかもしれないので、「江刺産りんご」も名乗れない可能性があります。でも、そうなると何って言って売るんだろ。「〇〇ファームりんご」とか「〇〇りんご園」とかの独自ブランドで売るのかなー(^^;

 

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