やんべ(yanbe)
なにか人に簡単な仕事をお願いをするときに、その内容を具体的に説明せずに「適宜」とか「適当に」という感じで使います。精度の高い仕事をお願いするときには、使いません。
語源は、「いい按配」が「いぃあんべ」→「やんべ」になったものと思われます。
A「このコピーやってでけろ。」(このコピーやっといて)
B「ん?なじょに?」(え、どんな風に)
A「やんべによ~。わがっぺ(^^;」(適当にさぁ。分かるでしょ)
否定的に使うときには、
「やんべなごどばり、やってっとハ、おごらえんだぞ」
(適当なことばかりやってると、叱られますよ。)
東北地方に限らず、いろんなところで使われているみたいです。この言葉は、かなり頻出語彙です。
ところで、私が「やんべによ~」ってお願いするときには、相手をちゃんと見てから使います。「やんべ」なヤツに「やんべにやっとげ」って言うとホントに「やんべ」にやられてしまいます。「まで」(まじめ、丁寧)な人に対して使いましょう
※「~しましょう」と言う意味の「~やんべ」は、奥州市では、「~やっぺし」「~すっぺし」「~するべ」及びその活用形を使います。
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