秋が本格化してくると登場するのが、キノコの王様マツタケです。赤松の20年生以上で表土の薄い西から南斜面に主に発生します。このキノコもごんど(松の枯葉)をたっぷりかぶって楕円形に発生しますから、稀に発見したからといって慌てて採ってはいけません。踏んでしまいますからね。それと毎年同じ木の周りに出ますから、場所をきっちり覚えておく必要があります。
料理としては、マツタケごはんや焼き松茸がポピュラーですが、私のお勧めは、このテンプラです。むかし赤坂の楽亭という天麩羅屋で初めて食べて感動したので、松茸が手に入ったら必ず作ることにしています。キノコの天麩羅はあまり作らない人が多いのですが、水分が多いので揚げにくいことも理由かもしれません。でも、それだけに上手にあげれば非常に熱々で、一口かじるとマツタケの香りが口から鼻いっぱいに広がります。将に口福ですね。
それとゆっくり食べるならマツタケ茶碗蒸しや土瓶蒸しですね。コキッ!とした歯触りと独特の出汁が香りと相まって陶然とします。こりゃ~うみゃ~ていかん(^^;
このほかには、松茸酒なんてのも激ウマです。ホーロー引きのヤカンに普通酒(吟醸酒は香りがあるから駄目)を1升入れます。ここにスライスしたマツタケを2枚。その後直火で焼き燗をつけます。酒にマツタケの色がついて香りが広がったころが飲み頃。将に黄金色です。飲んだことがある人は、少ないようですが試す価値ありです。
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←これのマツタケご飯は結構うまいらしい(^^; | |
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