撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

伊賀鉄道 上野市車庫(2012.5.3) 旧近鉄 862F 車両撮影会

2022年05月26日 23時04分11秒 | 四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道、養老鉄道、伊賀鉄道
10年前に、伊賀鉄道 上野市車庫でダークグリーン単色に復刻塗装された旧近鉄860系を撮りました。
1枚目は、車両撮影会のために上野市車庫の構内に留置されているダークグリーン単色に復刻塗装されたモ862(旧近鉄モ823)です。
前面の左側には、近鉄バッファローズ応援列車の副標が掲出されていました。



2枚目は、上野市駅のホームから撮った上野市車庫に留置中のク762(旧近鉄ク723)です。



伊賀鉄道860系は旧近鉄820系で、1984年に2両編成×4編成、1993年に2両編成×3編成が狭軌化されて生駒線、田原本線から当時の伊賀線に転属しています。
820系は1961年に登場し、奈良線や当時の奈良電京都~近畿日本奈良駅間の特別料金無料の特急にも運用されました。
しかし、1964年の新生駒トンネル開通後には奈良線の運用が20m級の大型車へ移行したこともあり、18m級2扉車の820系は京都線、橿原線で運用されるようになってます。
さらに、京都線、橿原線の車両限界拡大後は、生駒線、田原本線での運行されていましたが、同線が大型車の運用が可能になったこともあり、伊賀線に転用されています。

862Fは、2009年に昭和30年代まで一般車に使用されていたダークグリーン単色に復刻されていました。
863Fとともに860系の中で最後まで現役で運用され、2012年3月に定期運転から運用離脱しました。
この日は、伊賀線まつりの車両撮影会用に展示されましたが、同年7月にさよなら運転が行われて引退しました。