12年前に、JR西日本 桜井線 畝傍駅で103系から改造されたクハ105形0番台+クモハ105形500番台を撮りました。
1枚目は、畝傍駅に停車するクハ105形0番台の普通 和歌山行きです。
常磐線で運用されていたクハ103形1000番台から改造された制御車ですが、103系時代は非常用であった貫通路が常時使用されるために幌枠となっています。
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2枚目は後追いで、畝傍駅を出発するクモハ105形500番台です。
モハ103形、102形1000番台から改造された制御電動車ですが、新造車に準じた運転台が取り付けられており、編成の前後で前面の形状が大きく異なります。
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クモハ105形500番台、クハ105形0番台は国鉄時代の1984年に奈良線、和歌山線の五条~和歌山駅、紀勢線の和歌山~和歌山市駅間の電化開業の際に登場しました。
一部の車両は、可部線の73系置換用としても運用されています。
当時は国鉄の財政が逼迫していて設備投資が抑制されていたため、203系の投入で常磐緩行線から捻出された103系1000番台を中心に、一部には0番台を種車として、奈良線、和歌山線、桜井線用として奈良電車区に48両、可部線用として広島運転所に13両が登場しました。
1981年に登場した福塩線、宇部線、小野田線の旧形電車の置換用にMT比1:1の2両編成を組むことが可能な105系新造車は3扉車でしたが、103系改造車は4扉車となっており同一形式ですが車体は大きく異なっています。
しかし、制御機器は新調されていたので両グループの性能は同一で相互の併結、混結も可能でした。
塗装は奈良電車区の車両はクリーム1号をベースに朱色3号の帯入り、広島運転所の車両は朱色1号の単色でした。
1987年の国鉄分割民営化に伴ってJR西日本に継承され、引き続き奈良電車区に配属されて奈良線、和歌山線、紀勢線、桜井線、紀勢線で運行されましたが、1994年に奈良線での運用は終了しました。
1997年には和歌山線、桜井線、紀勢線で運用される車両は新和歌山車両センターに転属し、1998年からは紀勢線の紀伊田辺~新宮駅間でも運用が開始されました。
2010~16年には、JR西日本の地域統一色の採用により、太平洋の鮮やかさをイメージした青緑色の塗装に変更されています。
クモハ105形500番台、クハ105形0番台は、2019年に和歌山線、紀勢線の和歌山~和歌山市駅間での運用を終了し、2021年には紀勢線の紀伊田辺~新宮駅間での運用を終了しています。
1枚目は、畝傍駅に停車するクハ105形0番台の普通 和歌山行きです。
常磐線で運用されていたクハ103形1000番台から改造された制御車ですが、103系時代は非常用であった貫通路が常時使用されるために幌枠となっています。
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2枚目は後追いで、畝傍駅を出発するクモハ105形500番台です。
モハ103形、102形1000番台から改造された制御電動車ですが、新造車に準じた運転台が取り付けられており、編成の前後で前面の形状が大きく異なります。
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クモハ105形500番台、クハ105形0番台は国鉄時代の1984年に奈良線、和歌山線の五条~和歌山駅、紀勢線の和歌山~和歌山市駅間の電化開業の際に登場しました。
一部の車両は、可部線の73系置換用としても運用されています。
当時は国鉄の財政が逼迫していて設備投資が抑制されていたため、203系の投入で常磐緩行線から捻出された103系1000番台を中心に、一部には0番台を種車として、奈良線、和歌山線、桜井線用として奈良電車区に48両、可部線用として広島運転所に13両が登場しました。
1981年に登場した福塩線、宇部線、小野田線の旧形電車の置換用にMT比1:1の2両編成を組むことが可能な105系新造車は3扉車でしたが、103系改造車は4扉車となっており同一形式ですが車体は大きく異なっています。
しかし、制御機器は新調されていたので両グループの性能は同一で相互の併結、混結も可能でした。
塗装は奈良電車区の車両はクリーム1号をベースに朱色3号の帯入り、広島運転所の車両は朱色1号の単色でした。
1987年の国鉄分割民営化に伴ってJR西日本に継承され、引き続き奈良電車区に配属されて奈良線、和歌山線、紀勢線、桜井線、紀勢線で運行されましたが、1994年に奈良線での運用は終了しました。
1997年には和歌山線、桜井線、紀勢線で運用される車両は新和歌山車両センターに転属し、1998年からは紀勢線の紀伊田辺~新宮駅間でも運用が開始されました。
2010~16年には、JR西日本の地域統一色の採用により、太平洋の鮮やかさをイメージした青緑色の塗装に変更されています。
クモハ105形500番台、クハ105形0番台は、2019年に和歌山線、紀勢線の和歌山~和歌山市駅間での運用を終了し、2021年には紀勢線の紀伊田辺~新宮駅間での運用を終了しています。