撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

近鉄 橿原神宮前(2011.4.14) 16011F+16005F 特急 吉野行き

2023年04月21日 23時48分01秒 | 近鉄
12年前に近鉄 南大阪線 橿原神宮前駅でオレンジと紺の旧近鉄特急車標準色時代の16010系+16000系を撮りました。
1枚目は後追いですが、橿原神宮前駅を出発したモ16005の特急 吉野行きです。
駅構内に咲いている桜を左側に入れて撮ってみました。



2枚目は順番が逆ですが、橿原神宮前駅に差し掛かる旧特急色時代のク16111です。
南大阪線の橿原神宮前駅で撮ったのは初めてで、撮る場所を迷っている内に4両編成の特急が来てしまい、後ろが切れてしまいました。



3枚目は橿原神宮前駅で並んだ左側はモ16005、右側はモ16000形の特急 阿部野橋行きです。
16000系同士の並びでしたが、右側の車番は記録できていませんでした。



南大阪線、吉野線は狭軌のため、近鉄特急ネットワークの中では独立した運用がされています。
この時は16000系+16010系のスタイルの異なる形式の4両編成を撮ることができました。
16000系は南大阪線、吉野線向けとして設計された最初の特急用車両で、1965~77年に2両編成×8編成、4両編成×1編成が登場しています。
当時の特急車両の基幹系列であった新エースカー11400系をベースに、南大阪線、吉野線の車両限界に合わせて最大幅は縮小、側窓幅は拡大、屋根高さはやや低く変更されています。
特急標識は16009Fは登場時からホームベース型でしたが、16001~08Fは登場時には大型の逆三角形のものを掲出していました。
16001~06Fは1997~2013年に引退しており、16007~09Fは新塗装となって現在も活躍中です。
16005Fは2013年に引退しています。

16010系は1981年に16011Fの2両編成×1編成のみが登場しました。
車体デザインは当時製造されていたビスタカーIII世30000系、サニーカー12410系に準じており、前面貫通幌にカバーを装着し、標識灯の形状や前面行先表示器も同一のものでしたが、側面行先表示器は設置されていません。
最大幅は16000系と同一ですが、30000系などのように屋根が高いため、16000系と連結すると1枚目の写真のように高さが不揃いとなっています。
1981年に奈良県で開催された第32回全国植樹祭の際に、16011F+16008Fのお召し列車が運転され、昭和天皇と皇后がク16111に乗車されています。
2016年に新塗装となって現在も活躍中です。