1/11に三岐鉄道三岐線 丹生川駅に隣接する貨物鉄道博物館に展示されている旧国鉄の130トン積吊掛式大物車のシキ160形、旧福井鉄道のホッパ車のホサ1形、旧国鉄の鉄製有蓋車テラ11形、旧加悦鉄道ワブ1形を撮りました。
1枚目は、旧国鉄の130トン積吊掛式大物車のシキ160形 シキ160です。
2枚目は、旧福井鉄道のホッパ車のホサ1形 ホサ1です。
3枚目は、旧国鉄の鉄製有蓋車でテラ11形 テラ146です。
4枚目は、旧加悦鉄道の木造有蓋車ワブ1形 ワブ3です。
シキ160形は、1955(昭和30)年にシキ160が1両だけ製造された130ton 積み大物車です。
富士電機(後に日本AEパワーシステムズ)所有の私有貨車で、当初は国鉄、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化後はJR貨物に車籍編入されていました。
特大貨物である変圧器を輸送するために製造された貨車で、搭載方法は吊掛式(シュナーベル式)で、搭載する変圧器の容器自体が車体の一部を構成し、両側の梁で吊り下げて支える構造となっています。
2007年に日本AEパワーシステムズから貨物鉄道博物館へ寄贈されています。
ホサ1形は、1930(昭和5)年にヲサフ1形として登場した浅野セメント所有の私有貨車で、2両が武蔵野鉄道(現在の西武 池袋線系統)、2両が青梅電気鉄道(現在のJR東日本 青梅線)に車籍がありました。
1942(昭和17)年に武蔵野鉄道置籍車は南武鉄道(現在のJR東日本 南武線)へ移籍され、1944(昭和19)年の国有化後は全車がセサフ1形となり、国鉄時代の1957(昭和32)年にホッパ車に類別変更され、ホサフ1形となっています。
1966(昭和41)年に国鉄では廃車されて、1967(昭和42)年にホサフ1、2は福井鉄道に譲渡され、車掌室を撤去してホサ1形(ホサ1, ホサ2)に改番されて、砕石輸送、散布用として使用されました。
2001(平成13年)に引退し、2003(平成15)年にホサ1は貨物鉄道博物館に寄贈されています。
テラ11形は1963(昭和38)年~1966年(昭和41)年に旧国鉄で登場した鉄製有蓋車です。
旧国鉄の鉄製有蓋車は本形式が最後で、新しい拡大車両限界を採用して車体が大型化されています。
積荷の化学反応による発熱に対応し、漏水を防ぐことを目的に床板・側板・屋根まですべて鋼板製です。
テラ146は東海道線 美濃赤坂駅に配置され、周辺で生産される石灰関連製品輸送に活躍し、1986年に引退して、JR貨物から三岐鉄道に寄贈されています。
ワブ1形は、1926(大正15)年製の加悦鉄道の無蓋貨車ト1形が1927(昭和2)年に有蓋緩急車化されて登場したようです。
1977(昭和52)年以降は加悦SL広場に展示されていましたが、2020年の閉園に伴い、2022年に鉄道貨物博物館に譲渡されています。
1枚目は、旧国鉄の130トン積吊掛式大物車のシキ160形 シキ160です。
2枚目は、旧福井鉄道のホッパ車のホサ1形 ホサ1です。
3枚目は、旧国鉄の鉄製有蓋車でテラ11形 テラ146です。
4枚目は、旧加悦鉄道の木造有蓋車ワブ1形 ワブ3です。
シキ160形は、1955(昭和30)年にシキ160が1両だけ製造された130ton 積み大物車です。
富士電機(後に日本AEパワーシステムズ)所有の私有貨車で、当初は国鉄、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化後はJR貨物に車籍編入されていました。
特大貨物である変圧器を輸送するために製造された貨車で、搭載方法は吊掛式(シュナーベル式)で、搭載する変圧器の容器自体が車体の一部を構成し、両側の梁で吊り下げて支える構造となっています。
2007年に日本AEパワーシステムズから貨物鉄道博物館へ寄贈されています。
ホサ1形は、1930(昭和5)年にヲサフ1形として登場した浅野セメント所有の私有貨車で、2両が武蔵野鉄道(現在の西武 池袋線系統)、2両が青梅電気鉄道(現在のJR東日本 青梅線)に車籍がありました。
1942(昭和17)年に武蔵野鉄道置籍車は南武鉄道(現在のJR東日本 南武線)へ移籍され、1944(昭和19)年の国有化後は全車がセサフ1形となり、国鉄時代の1957(昭和32)年にホッパ車に類別変更され、ホサフ1形となっています。
1966(昭和41)年に国鉄では廃車されて、1967(昭和42)年にホサフ1、2は福井鉄道に譲渡され、車掌室を撤去してホサ1形(ホサ1, ホサ2)に改番されて、砕石輸送、散布用として使用されました。
2001(平成13年)に引退し、2003(平成15)年にホサ1は貨物鉄道博物館に寄贈されています。
テラ11形は1963(昭和38)年~1966年(昭和41)年に旧国鉄で登場した鉄製有蓋車です。
旧国鉄の鉄製有蓋車は本形式が最後で、新しい拡大車両限界を採用して車体が大型化されています。
積荷の化学反応による発熱に対応し、漏水を防ぐことを目的に床板・側板・屋根まですべて鋼板製です。
テラ146は東海道線 美濃赤坂駅に配置され、周辺で生産される石灰関連製品輸送に活躍し、1986年に引退して、JR貨物から三岐鉄道に寄贈されています。
ワブ1形は、1926(大正15)年製の加悦鉄道の無蓋貨車ト1形が1927(昭和2)年に有蓋緩急車化されて登場したようです。
1977(昭和52)年以降は加悦SL広場に展示されていましたが、2020年の閉園に伴い、2022年に鉄道貨物博物館に譲渡されています。