Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

メディチ家礼拝堂@フィレンツェ

2009-05-03 16:00:00 | ヨーロッパ

メディチ家礼拝堂。ネット予約が可能。ただし、2ユーロ値上がりしたとかで、入り口で2ユーロの追加料金を払わされる。

美術館によっては予約専用の入り口を設けているところもあるが(アカデミア、ウフィッツイ美術館)、そうでないところもある。専用の入り口がない場合、「時間予約をしている」旨をきちんと伝えると、列の先頭に入れてもらえる。入場料に匹敵するような予約料を払うところもあるのだから、きちんと伝えて時間を節約することをお薦めする。

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内部は撮影不可。修復中ではあるが、大理石や半貴石によるモザイク様の床、壁、装飾がとても美しい。

修復方法についてのアンケートなどもとられている。すなわち、元の姿に戻すのか、新たに装飾等を加えて「綺麗に」するのか、など。構造上の問題点を検討しながらの修復とのことで、まだまだ完全修復には時間が掛かるとのこと。

別室にはミケランジェロをはじめとした大理石の彫像が置かれている(ここも撮影不可)。ミケランジェロ製作という墓は未完成、といった感。聖母子像もあるが、個人的にはその両側にあったミケランジェロによらない彫刻のほうが、筋肉や血管の再現度の高さに感動を覚えた。いずれにしても、当時の彫刻家の水準を充分に堪能できる場所であることは間違いない。


フィレンツェ散策

2009-05-03 15:00:00 | ヨーロッパ

フィレンツェの街を散策してみた。

ヴェッキオ宮殿。

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教会の外壁から。

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建物の壁にもこんなに美しい装飾が。

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こういった狭い路地に入ると南ヨーロッパに居る感じがする。

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歩きつかれたら、共和国広場に面するサヴォイホテルのオープンカフェでお茶。

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イタリアの甘いもの屋さん。

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エノテカ・ピンキオーリ@フィレンツェ

2009-05-03 02:30:00 | ヨーロッパ

フィレンツェに来たのなら、此処へ行かずしてどこへ?とばかりミシュラン三ツ星、かの有名なエノテカ・ピンキオーリへ向かう。

一人フレンチには大分慣れたけれど(あ、イタリアンか、今回は)、夕食は初めてかしら?(単純に胃がもたれるので、出来るならランチの時間に行きたい、というだけ)

一番小さなデギュスタシオンコースを注文(品数の多いものと殆ど値段は変わらないが)。

程なくして、一人の男性が席を訪れ、「いらっしゃいませ」と挨拶。とても美しいピンクのネクタイをしていたので誉めると、「私はネクタイが綺麗だが、貴女は貴女が美しい」と言って手の甲にキス・・・流石イタリア人。で「私が、エノテカ・ピンキオーリです」というので、思わず「キッチンで働かないのですか?」と聞くと「それは、妻が」。

しかし、程なくして妻も単独で登場。彼女は実はフランス人で、40年前にイタリアに移った、とか。ロンドンから来た、というと彼女も1968年に1年間ロンドンに住んでいた、と言う。しかし、この人も厨房にいる格好ではないぞ。誰が3ツ星シェフなのだ?

と、こんなでいろいろ動揺(?)したため、アミューズブーシュは写真を撮り忘れ。小さなパンのようなもので、一つがアンチョビ&パルメザン、もう一つがトマト。どちらも美味しい。

飲めない、といったのに、ピンキオーリさんからシャンパン(正しくはシャンパンの製法で作られた、イタリア製発泡性白ワイン)が届く。流石イタリア人。

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前菜1品目は野菜の盛り合わせ-アーティチョーク、人参、グリーンアスパラガス。アーティチョークが好きなので、嬉しい。

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次にグリッシーニが出てくる。お塩の振ってあるものと無いもの、といわれ迷うと、両方くれた。振ってないほうが好みだった。

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3種?と思いきや、モッツァレラに似たチーズ(と説明を受けた)の3変化。実は生のモッツァレラはあまり好きではなく、このお皿も温泉卵風とコロッケは美味しく頂いたが、本来一番風味を楽しめる生に近いものは半分程度でgive up

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魚をヒヨコマメのソース、オリーブオイルとレモンピール添えで。これは私の好きなものが1皿にのって出てきた、という感があり、一瞬にして完食!ヒヨコマメのソースなんて、ハモスとどう違うの?と思うが、これもフィレンツェの料理なのだそうな。ここで茄子入りのパンが届けられる。コースにあわせてパンも変わるのだそうだ。理には適っているが、胃には辛い。

次は本物の卵。ズッキーニとパルメザンチーズのソース。美味しいものの塊、という感じ。しかし、フィレンツェ料理、揚げ物は多いクリーム系ソースは多い、メタボ一直線、である。そういえば、メディチ家の当主の肖像画も、かなり顎のあたりがメタボだったような。。。

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イタリアン、である。パスタ。これは本当に美しかった。ソースも美味しかったが(ウサギの肉と内臓のコロッケ-本当に揚げ物が好きである)、何よりパスタが素晴らしい。湯で具合といい、塩加減といい、これ以上のパスタはない、イデアのパスタであった。今度はアラカルトでパスタだけ注文したいくらいだ。

メインを控えてフォカッチャをいただく。ついでにオリーブオイルも。このオイル、取れたてらしい。エクストラバージン特有の香りと味。美味しい(が、カロリーを考えると気を失いそうになる)。

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メインは羊。ソースはチョコレートのソース、といわれて、最初はすこし警戒したが、いやはや、参った。これが本当に美味しい。かなりツボにはまった。お肉は半分だけ(といっても1片は完食)頂いたが、ソースは2つ分使ってしまった。本当はもっと欲しかった。

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相変わらず飲めないくせにワインリストを要求する私。とにかく、すごい。ものすごくミーハー対応なワインリストである。DRCに始まり、ボルドーの5大シャトー、その他総なめである。値段的には、ロンドンの半額くらいか。ちなみに、水も安い(水だけで1冊のリストがあるのがすごい)。シャテルドンは5ユーロ!!レストランとしては破格の安さ?一方、ペリエが10ユーロだから笑える。これでペリエを注文する人がいたら会いたい。

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さて、プレデセールは人参のシャーベット。下にチョコレートのゼリーとホワイトチョコレートのソース。美味しい!!

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デザートは、ココナツはいや、といったら、マンゴーに変えてくれた。でも、フレンチの中でも濃い目のデザートが好きな私にはこういうシャーベットのようなデザートでは物足りない。小さなデザートとして、ホワイトチョコレートのシャーベット、リンゴのムース、メレンゲ(これはクリームが濃く美味しかった)、最後に飲むデザートも供された。勿論デザートは別腹につき、完食。

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最後にエスプレッソで締めて、満腹、260ユーロ。

帰る前に、ソムリエのおじさんに地下のワインセラーを案内してもらう。コートを着るように指示されて、地下へ向かう。入っていきなり、La Tacheの壁が迎えてくれる。その横には1990年だったか、Romanee-Conti通し番号00001が待ち受けている。Krugもピノノワールだけから作られたとかいう、特別なKrug300,000ユーロ、と言っていたか-は黒い立派な箱に入っていた(ピノノワールだから黒箱?ブランドブランがシルバーの箱?)。

ソムリエのおじさんはボルドーが好き、と言っていた。私は誰がなんと言ってもブルゴーニュだ。おじさんとは喧嘩をせずにワインを山分けできるね!と笑ったが、しかし、シャンパーニュでは血を見ることになりそうだ。

帰りに、ピンキオーリ夫妻に見送られ、サイン入りの白ワインとRelais et Chateauxの本をもらって帰路につく。ワイン、持って帰ることはできないから、いろいろ無理をお願いした次のホテルのコンセルジュへのプレゼントにしよう。

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アカデミア@フィレンツェ

2009-05-02 22:30:00 | ヨーロッパ

ダビデ像で有名なアカデミア。予約をとっていたので、団体が入場するのを数分待って入場。X線による手荷物検査を受けて、いざ美術館へ。

宗教画はあまり詳しくないので、どれがありがたい絵なのかさっぱり分からない。とりあえず、ダビデに会いに行くとしよう。

あ、いた。

異常に大きい。

大きすぎる。

角度を変えて見ると、変な顔(撮影禁止でお見せできないのが残念)。カラヤンじゃないけれど、「写真はこの角度から」という指定があるに違いない。

併設の美術館である楽器美術館にかなりハマった。なんといっても、1710年代(1716年)製作のストラディバリウスのヴァイオリンが!!そのほかにもストラドのヴィオラ、チェロ、アマティのチェロなど、垂涎物。中には螺鈿細工の施された楽器もあって、素敵。殆どは駒が付け替えられているから、今でも誰かが時々弾いているのかもしれない(そうでないと楽器がかわいそうだ)。

ハープシコードからピアノフォルテへの楽器の進化、としてその模型が置かれていたので、思わず本当にハープシコードでは連打が出来ないものなのか、子供に混じって真剣に鍵盤模型をたたいてしまった、大人気ない私。

上階で宗教画の展示をやっていたので見てみる。ロレンツォ・モナコの作品は、とても色が綺麗で、どんな絵の具を使ったのかとても興味深く思われた。こんなに古い作品が色褪せていないのだから、きっと鉱物から取った絵の具か何かなのだろうけれど。

結局、アカデミア本体より、それ以外でかなり楽しんだ気がする。


サン・マルコ@フィレンツェ

2009-05-02 22:15:00 | ヨーロッパ

アンジェリコのフレスコ画で知られるサン・マルコ。アカデミアの予約まで少し時間があったので、月曜日の予約でも入れようかと訪ねたところ、空いていたのでそのまま見学。

有名な「受胎告知」。美しい。天使の衣の色、衣の金色の模様、羽の色、木々の緑。。。あまりにはっきりとした色合いと美しさに、係りの方に、これはレプリカですか?と聞いてしまう始末。20年ほど前の修復で、洗浄されこの鮮やかな色が再現されたとのこと。

係りの方は、これを含めて4作品がアンジェリコの作品で、その他はアンジェリコとその弟子達による共作であるとそれぞれの作品の場所まで案内して丁寧に教えてくださった。レンブラントとレンブラント工房、みたいなものなのだろうか。


ウェスティン・エクセルシオール@フィレンツェ

2009-05-02 21:00:00 | ホテル

今回のフィレンツェでの宿泊先は、ウェスティン・エクセルシオール。ドゥオーモなど街の中心まで歩いて5~10分。

お願いしてお部屋を川沿いに変えていただいたのがよかった。

まずは朝の眺め。

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昼の眺め

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どうも、糸杉を見ると、「トスカーナっぽい」と興奮する私。

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夕方~夜の眺め。

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朝食のサービスをしてくれた人たちも、フレンドリーで悪くなかった。でも、次回は違うホテルで過ごしてみたい気がする。


イタリアのユーロスター

2009-05-02 18:30:00 | ヨーロッパ

ミラノ・マルペンサから、マルペンサシャトルでミラノ中央駅に向かう。電車に間に合うのか少々心配ではあるが、高速道路の周囲の緑からのマイナスイオンを浴びて慌しい気持ちを落ち着ける。

ミラノ中央駅に着く。フィレンツェの気温は20度を少し超える程度、と聞いていたのに、ミラノときたら30度あるらしい(電光掲示板によれば)。朝晩は10度以下というので着てきたコートが鬱陶しい。

さて、フィレンツェ行きはESとある。なんの略だろう?と思いながら13番線に行くと、立派な車体。なんとEurostarとあるではないか。そうか、それでES

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さて、席を探す。Business seatにしたのだが。。。席がない?と思ったら、個室(4人掛け)であった。すごい、リクライニングも電動なら、窓のブラインドも電動だし、電源もちゃんとしているし申し分なし!

この電車、ミラノからボローニャ、フィレンツェを経て、ナポリまで行けるらしい。窓の外の春のトスカーナは長閑だ。

ボローニャを過ぎると、まるで日本のように山がちで緑が美しい。道程の半分はトンネルの中(うち1つは相当に長い!)、といった感じである。日本からだとイタリア国内も飛行機を乗り継いで目的地まで行ってしまうのだろうけれど、こんな風に良い季節には電車の旅をお薦めします!

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