敵を愛し

「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」マタイ5：44

憎しみを抱いている相手に愛を示すことができるのでしょうか。
行動によって表すことは自分を偽るようで、わたしには無理に思えます。
それであれば、この教えに従うために何ができるのでしょうか。

「わたしの心には憎しみがあります、そんなわたしに何ができますか」
少なくとも、このように祈ることはできます。

それができないとしたら、相手のことよりも自分自身を心配する必要があります。
「憎しみの心」は人を不幸に陥れるサタンの力であり、
憎しみを抱いたままで幸福を得ることは誰にもできないからです。

この教えは相手のためではなく、自分自身の幸福のために与えられたものです。
「自分を愛する者を愛したからとて、何の報いがあるだろうか」マタイ5：46

与える

「求める者には与え、借りようとする者を断るな」マタイ5：42

聖典の教えには「言葉が一つ足りない」と思えるものが少なくありません。
それを補うと意味が明確に見えてくるように思えます。
啓示（聖霊の働き）によってそれが補われるようです。

物事の良し悪しを判断できない幼い子どもに
求めるままのものを与え続けたとしたらどうなるでしょうか。

与える側には「本当にその人のためになるのか」を判断する責任はないのでしょうか。
求められるままに与えることは、ある意味、無責任ではないのでしょうか。

「与えることがその人を救いになるのであれば」
この一言を付け加えるなら、この教えについての判断が明確になると思います。

重荷

人生の重荷と
詰め込み過ぎて重くなった鞄は似ている

すべてを取り出して整理し
今必要なものだけにまとめると
軽くなるはず



不必要になったものは処分し、
記念に取っておきたいものと、
後で必要になるかもしれないものは、
どこかに片づけておけば、どうでしょうか。

おそらく一番の問題は、
「すぐに手の届くところに置いておかないと」
という不安だけでしょう。