言うべきこと

「わたしはあなたの口と共にあって、あなたの言うべきことを教える」出エジプト4：12

福音について語り合っているときに、自分の口から出た言葉に驚いたことはないでしょうか。
ある人は「自分にはこんな考えがあったのだろうか」と不思議に思ったそうです。
またある人は「自分の言葉を聞きながら『なるほどそうなのか』と納得した」と言いました。

多くの人がそのような経験をしていますが、その言葉は自分の考えから出たものでしょうか。
それとも、主から与えられた「言うべきこと」だったのでしょうか。

福音について語るときだけでなく、普段の何気ない会話にもそれがあります。
悲しんでいる人を慰めようとするとき、迷っている人に正しい導きを与えたいとき、
ふさわしい言葉が与えられるように祈ってみるなら、そのような経験ができるでしょう。

御心によって言葉が与えられ、その言葉を語っているのに、
その祝福に気付くことがないとしたら残念です。

「言は神と共にあった…言に命があった…この命は人の光であった」ヨハネ1：1～

あなたと共にいる

「わたしは必ずあなたと共にいる、これがわたしの…しるしである」出エジプト3：12

「聖霊を伴侶とする」という教えがありますが、
どのようにして聖霊を伴侶とすることができるのでしょうか。

聖典には天の使い（天使）が度々登場しますが、
天使は主に従う人と共にいて、その人を教え導きます。

モーセのように主と「共にいる」ことはできなくとも、
聖霊から遣わされる天の使いと共にいることはできます。

その存在を知ることは、この福音が真実であること、この教会が神の教会であること、
神が確かに存在し人を教え導くことのしるしとなります。

求めなさい

「求めなさい、そうすれば与えられるであろう」教義と聖約4：7

御霊によって「求めるように」と促された通りに求めるなら、求めた通りに与えられます。
とてもシンプルなことですが、とても重要な原則です。

御霊を受けられるように主の教えに従い、御霊に頼って生活するなら、
必要なときに御霊の促しがもたらされ、それに従うなら必要とするものが与えられます。

祈るようにとの御霊の促しを受け、その導きのままに祈るなら、祈りの答えが与えられ、
御霊によって行動を促され、それに従って行動するなら、主の御心のままの祝福が与えられます。

この教えに「御霊によって」という言葉を付け加えるなら、もっと分かりやすくなるでしょう。
「御霊によって求めなさい、そうすれば与えられるであろう」

志

「神の栄光にひたすら目を向けて、信仰、希望、慈愛、愛を持つ者には、
その業に携わる資格がある」教義と聖約4：5

誰にも大なり小なりの”志”があると思います。
その志が主の御心に添うものであるなら、福音が助けとなります。

「主の御心にかなう志」とは、信仰、希望、慈愛、愛を伴うものであり、
それは主の御霊や天使の導き、啓示を受けるために必要なものです。

「信仰、徳、知識、節制、忍耐、兄弟愛、信心、慈愛、謙遜、勤勉」教義と聖約4：6
自らの志について、これらのことを一つひとつ当てはめて吟味してみるとよいでしょう。