赦しの奇跡

「あなたがたが人々の過ちを赦すならば…天の父もあなたがたを赦してくださる」マタイ6：14

この世において最も不幸なことは「赦しの気持ち」を持てないことかも知れません。
それは怒りとなり、恨みとなり、憎しみとなるからです。
これらの感情が心にある状態で人が幸せになれるとは思えません。

赦しとはこれらの感情を捨て去ることであり、赦すならこれらの感情は消えて無くなります。
それができたならどのようなことが起こるでしょうか。

怒りは平安に、恨みは思いやりに、憎しみは愛に取って代わります。
これこそが「赦しの奇跡」ではないでしょうか。

祈り

「あなたは祈るとき、自分の部屋に入り、戸を閉じて…父に祈りなさい」マタイ6：6

人の中で祈るとき、自分の祈りが人にどのように聞かれているかを考えてしまいます。
そのためにわたしの祈りは誰もいないところで祈るものとは違っています。

周りにいる人を無視して神にだけ心を向けて集中できればよいのですが、
おそらくその祈りは周りで聞いている人にとっては意味の分からないものになるでしょう。
会話の片方だけしか聞こえないわけですから当然ではあるのですが。

つい祈りに集中してしまい、周りの人のことを忘れることがありました。
祈り終えた後に「あんな祈りは初めて聞いた」と言われました。

それ以来、誰かと一緒に祈るときには聞いている人にも理解できるように心掛けています。
すると当然のことではあるのですが、天父との会話にはなるのは難しいようです。