ありのままに

「ありのままに…見ることができるように、彼らに力を与えよう」教義と聖約5：13

偏見を持たずに”ありのまま”に物事を見ることは、
先入観や経験から来るものの見方、価値観などがあって、実は難しいことのようです。

人を観察するとき、見る人によってそれぞれに色々なことを想像します。
スタイルや姿勢、態度、表情、目つき、動作や言葉遣い…
その人の経験談を聞くと見る目が変わるかもしれません。
その”人となり”を他の人から聞くことによって初めて分かることもあるでしょう。

地球上にはその日の生活にも事欠いている人々が多くあります。
その事実を知らずに、何の心の備えもなく、そのような人を目にしたとき、
嫌悪を感じることもあるかもしれません。

事前に情報を得ることで心の備えはできるかもしれませんが、
それは「先入観を植え付けられること」であるかもしれません。

ありのままに「神が見るのと同じように見ることができる」のは、
神からその力を与えられた時だけかもしれません。