神の力によって

「それらは人の力ではなく、神の力によってわたしに示された」教義と聖約5：25

”神の力によって示されるもの”にはどのようなことがあるでしょうか。
多くの人が”驚くべき奇跡的なもの”を期待してしまうようです。

イエスが盲人の目を開き、病気を癒し、足なえを歩けるようにし、死人を生き返らせたとか、
ジョセフ・スミスに天父とイエス・キリストが訪れたとか…
そのような「奇跡的な出来事であれば神の力として認めよう」という話を聞くことがあります。

「あなたがたは…天使…の声を時々聞いています」1ニーファイ17：45
それは”神の力によるもの”と認めることができるでしょうか。

「心が鈍っていたので、その声を感じることができませんでした」1ニーファイ17：45
心を開いて、耳を傾ければ、その声は聞こえるものでしょうか。

天使の声を聞くことができれば「神の力によって示された」と言えるでしょうか。
わたしたちは「天使の声を時々聞いている」のですが…

へりくだる

「祈りと信仰とをもって…へりくだるなら…望んでいる…ことを…彼に認めよう」教義と聖約5：24

”主の前にへりくだる”ための第一歩は主の教えと導きに従順になることです。
そのためには主の愛を信じて、信頼を置くことが必要でしょう。

主に従うために犠牲を払うことができるでしょうか。
他の何よりも主に従うことを優先させるだけの信仰が求められます。

盲従にならないためには福音を正しく理解して従う必要があります。
そのために御霊の助けを得て福音を研究し、生活の中でそれを実践して確認を得ます。

そして、自分の時間と才能と神から与えられたすべてのものを主に捧げる覚悟をもって
この世での生活を終えるときまで歩み続けることによって
主の前にへりくだる心を証明することができます。

このようにして書きならべてみると、改めて大変なチャレンジだと感じますが、
同時に「やる気さえあれば誰にでもできる」ことにも気づきます。