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横浜流星大河ドラマ「べらぼう」語りは綾瀬はるか

2024-12-26 | 日本の芸能情報・エンタメ・スポーツ


大河「べらぼう」で語りの綾瀬はるか、起用理由に「耳にすっと入る親しみのある声」
横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(2025年1月5日スタート、NHK総合毎週日曜よる8時~ほか)で脚本を務める森下佳子の取材会が16日、NHK放送センターで行われ、語りを担当する綾瀬はるかについて「耳にすっと入ってきて、親しみのある声」であることを起用理由の一つとして挙げた。
大河ドラマ第64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、東洲斎写楽らを世に送り出し、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)を主人公にしたストーリー。森下にとって大河ドラマの脚本を手掛けるのは柴咲コウ主演の「おんな城主 直虎」(2017)以来となる。



約8年ぶりに大河ドラマに携わる意気込みについて、森下は「意気込みなど見失ってしまうぐらい資料の海に溺れておりまして……」と膨大な資料と格闘していることを明かしつつ、「「直虎」の時と圧倒的に違うのは、政治の部分もそうなんですけど、なんせ出版なもので、資料がとにかくもう山のようにあって。ただ、大変今の時代とも近しく、出版って時代を映していくものだと思うので、「直虎」は時代の中を生き抜く井伊家の話だったんですけど、今回はそこにプラス時代感を。その時代がどういう風に動いていったのかっていうところを出せていけたらなとは思ってます」と前作との違いをふまえて語る。
主人公・蔦重こと蔦屋重三郎を演じる横浜流星は大河ドラマ初出演にして初主演となるが、森下はたちまち彼が演じる蔦重のとりこになったようだ。
 「私、多分蔦重っていう人が元々好きなんだなって思うんですよ。そこに横浜さんのビジュアルと、大原監督の画が乗ったらちょっと私やばいな、蔦重のこと好きになりすぎるなって……。横浜さん、これまで誇示していくとか、 明るく引っ張っていくような役ってあまりなかったと思うんですよね。どっちかっていうと、内なる感情を抱えているような青年とかを繊細に作っていく。暴力男(の役)とかも細かく作られていましたけど、そんな感じだったと思うので、正直想像がつかない部分も大きかったんです。でも出てきたものを見て、『あ、蔦重ってこういう感じだったんだ』と私が見て、逆にポーンと投げられた感じでしたね」



語りは、大河ドラマ「八重の桜」(2013)で主演を務めた綾瀬はるか。明和の大火を無事逃れ、復興した吉原に戻ってきた九郎助稲荷(くろすけ・いなり)として、吉原、江戸、そして蔦重を天から見守り、時に蔦重に寄り添いながら物語を案内していく……というユニークな設定も話題を呼んだが、初回を観た森下は「割とノリノリでやられている感じがした」とその印象を語り、「以前から綾瀬さんの声って聞きやすいというか、耳にすっと入ってくる声だと思っていて。このドラマは説明しなければいけないことが多いので、親しみのある声の人がいいなと」と起用の理由に触れる。
語りを九郎助稲荷の設定にした理由については「人が語りっていう発想はそもそもなく、吉原から始まってずっとこの人たちと蔦重を見守ってきた存在ってなんだろうっ思った時に、もうお稲荷さんが語るしかないよねっていう感じでした」とのこと。
そして、本作には多くの絵師たちが登場するが、中でも気になるのが素性が不明とされる東洲斎写楽。森下は「学術的には斎藤十郎兵衛で一応落ち着いてはいるんですよね。でも100パーセント確定は絶対できない。そういう状況の中で、私としては写楽が誰かということよりも、なぜ蔦重が写楽をやったのかというところに焦点を当てていきたいなと。なぜ蔦重があの時期に。画期的といえば画期的ですが、売れる売れないでいうと、当時としては失敗なんですよね。なぜそんなことを、人生の最後になって、しかももうお金もない時期に? っていうのを最大の謎として私自身も考えていきたいなと思っています」と期待をあおった。
(編集部・石井百合子)シネマトゥデイ


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