ドラマ「赤と黒」の撮影が終了と同時に軍に入隊したキム・ナムギルssiが
今年除隊され久しぶりにイベント開催で日本のファンの前に登場されます!
除隊後初となる、待望の日本イベントは
「Kim Nam Gil 1st Japan Tour With 「赤と黒」」。
来年1月5日、6日に東京、8日、9日に大阪、12日に名古屋で開催予定!
新しい作品の情報が気になるところです・・・
キム・ナムギル「赤と黒」インタビュー“いたわり合う愛と情熱的な愛の共存がいい”
現在NHK総合で放送中の 「赤と黒」。このドラマは、BSプレミアムで二度にわたり放送され
大きな反響を呼び、ファンから総合テレビでの放送が心待ちにされていた。
今回、日本での反響を受け来日した主演のキム・ナムギルにインタビューを実施。
撮影中のエピソードや作品への思い、また、発表されたばかりでファンの期待が高まる今後の
日本活動について聞いた。
―「赤と黒」が昨年NHK BSプレミアムで放送され、9月からはNHK総合テレビでの放送が始まり、
さらに多くの方が見て日本では「赤と黒」が大人気となっています。それについていかがですか?
キム・ナムギル:人気というのはまだ実感はしていないです。
日本で人気があるということよりも頑張ってみんなで作ったドラマを日本の視聴者の方が
愛してくださって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
―ゴヌクを演じる上でキム・ナムギルさんが意識したこと、難しかったことは何ですか。
キム・ナムギル:ドラマの一番のポイントであるゴヌクの“復讐”なんですが、やはり難しかった
ところは視聴者の方の共感を得なくてはいけないという部分でした。
視聴者の方が見ても、“自分でもああいう風にした”というような説得力のある演技をすると
いうことにポイントを置きました。初めの頃はとても大変で、最初の台本の内容だと、復讐を
するまでの理由の部分がちょっと足りなかったんです。なので、その部分を監督と相談して
過去のシーン、回想シーンを増やして、復讐への説得力の部分を増やして演じたので、だんだん
演技にも慣れて来ました。
―ゴヌクは過去に縛られて生きている男でしたが、キム・ナムギルさんご自身には何かしら
トラウマになっている幼少時の思い出はありますか。
キム・ナムギル:特にないですね。もちろん過去に傷つけられたことはありますが、それに
縛られているといつまでも自身が発展できないと思います。それに僕自身は、時間が経てば
忘れていくタイプなので、特にないですね。演技をしているときにもゴヌクの復讐劇を見て
“ここまでやる?”という風に思ったりもしました。
“いたわり合う愛と情熱的な愛の共存がいい”
―3人の魅力的な女性とのそれぞれ異なる雰囲気のラブシーンが日本でも大変話題となって
いますが、特に印象に残っているラブシーンはありますか?
キム・ナムギル:まず、テラとのエレベーターでの指キスですね。もう一つはジェインと
オフィスで居眠りをするシーンです。テラとの場合はとても情熱的で挑発的な面があった反面、
ジェインとの場合はお互い気持ちを分かち合うというシーンが多かったので、その二つのシーンを
明確に対比して見せることができたんじゃないかと思います。
―ナムギルさん、ご自身は「いたわり合う愛」と「情熱的な愛」どちらのタイプですか?
キム・ナムギル:相手によっても異なるとは思うんですが、どちらかに偏るのもあまりよくないと
思うので、両方とも共存できる形がいいですね。
―今だから話せる撮影中の失敗談や裏話はありますか?
キム・ナムギル:スカイダイビングのシーンで、ヘリコプターで飛び込む前に「無理無理!」と
なってしまって、そこはスタントマンに代わってやってもらいました。海の中のシーンとかは
自分でやりましたが、ところどころ代役をお願いしました。
―最初は自ら飛ぶ予定だったんですか?
キム・ナムギル:はい、訓練も受けたんですけど……飛ぶ前に「オレは男だ!」と言って飛ぼうと
してもダメで、後ろから押されても「ちょっと待って!」という感じで(笑) 結局飛べませんでした。
―これから「赤と黒」をご覧になる方、また、ご覧になっている最中の方へ、どういった部分に
注目してこのドラマを観てもらいたいですか?
キム・ナムギル:「赤と黒」は、単純に様々な魅力を持っている男性の復讐劇ではなく、
誰もが持っている過去の傷だったり、辛い過去というものを描いた内容になっています。
なので、そのゴヌクの気持ちにも感情移入していただいて、そして家族の大切さというところにも
重点を置いて見ていただければと思います。
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―2年の入隊期間を終えて今年やっと戻って来られましたが、入隊中は具体的にどのような
毎日を送られていたんですか?
キム・ナムギル:普通のサラリーマンのような生活を送っていました。9時に出勤して、
18時には家に帰るという日常的な生活を送って、俳優としてはなく、自然な素のままの自分に戻って
生活を送っていました。
―入隊期間中も今のこのスリムな体型をずっと保っていたんですか?
キム・ナムギル:いえ、けっこう太っていました。なので、社長からも復帰したら太った役から
しなさいと言われたんですけど(笑) 復帰する間近になったら自然と体重も落ちてきたので、
良かったです。
―期間中、プライベートな時間はどのように過ごされましたか?
キム・ナムギル:仕事の時は外でずっと仕事をしていましたので、オフの時はなるべく家族と
過ごすようにしていました。特別なことをするわけではなく、一緒に買い物に行ったり、
話をしたり、というような時間を家の中で過ごしていました。
外で仕事する時は“悪い男”、家では“家庭的な男”です。
―お父さんとお母さんとも仲がいいのですか?
キム・ナムギル:はい、みんな仲いいですね。
“ファンの方が相変わらず情熱的で鳥肌が立ちました”
―今回、二年半ぶりの来日となりましたが、いつも来日する時、日本への印象やお気持ちは
どうですか?
キム・ナムギル:日本の建物や路地がとても好きなんです。いつ訪れてもきれいで変わらない
風景に、いつ来てもいいなぁと思って見ています。そして、今回到着した時には、空港に
たくさんのファンの方がいらっしゃっていて、あんなに多くの方がいらっしゃると思っても
みなかったので、本当に熱い歓迎を受けて鳥肌が立ちました。
―日本のファンの印象はいかがですか?
キム・ナムギル:本当に情熱的で熱いですよね。そして、一貫性がありますよね、一筋と
言いますか。韓国の場合は誰か好きになるというのは若い年齢層の人が多いんですが、
日本の場合はとても幅広い層の方がとても熱く応援してくださるので、それがとても嬉しいです。
年配の女性の方もいらっしゃったりするので、本当に感謝しています。
―その多くの日本の女性ファンが気になっている、ナムギルさんの女性のタイプを教えて下さい。
キム・ナムギル:以前はきれいな方……髪型はこうで、スタイルはこうで、というのが
明確にあったんですが、今は自分のことを理解してくれる方であれば嬉しいです。
仕事柄、彼女のことを寂しくさせるかもしれないので、そういうところも踏まえて、
全部心を広く理解してくれる方がいいですね。そうじゃないと、たぶん付き合うことは難しいと
思います。
―ナムギルさんなら日本のファンの方々みんなが理解を示すと思います(笑)
キム・ナムギル:今ちょうどそれを聞こうと思いました。日本の女性の方は心が
広いですか?って(笑)
―ファンの皆さんから、ナムギルさんのヒゲや黒いスーツなどのシックなイメージがかっこいいと、
よく耳にしますが、こだわっているスタイルはありますか?
キム・ナムギル:ヒゲは無いとダメかもしれません(笑) 普段はジャージ姿など本当にラフな
格好をしているんですが、今回は「赤と黒」に近いスタイリングをして来ました。
普段の生活ではこういうスタイルにこだわっているというところは特になく、キャラクターに
合わせてスタイルを考えています。このヒゲもそうなんですけど、ヒゲがない時はどちらかと
言うと童顔に見えてしまうので、若い頃は少し早く年をとりたいという気持ちがあって、
ヒゲも生やしてイメージチェンジをしました。当時はヒゲを生やしてドラマに出るというのは
非常に珍しい方だったので、日本の俳優なの? と聞かれたこともありました。
―ファン待望の日本オフィシャルファンクラブ「Gil Veot」が発足しました。
ファンクラブでは今後どういった活動をしていきたいですか?
キム・ナムギル:もちろんそのWebサイトを通して、作品活動のニュースをお知らせしたりも
していきますが、サイト名の「Gil Veot」は“道連れ”や“友達”という意味があります。
それは日韓だけでなく、アジア全体みんなで助け合いましょうという意味合いもあり、本当に
友達のように誰かが辛い時には手助けできるような、そういう活動もしていきたいと思っています。
―これからどんな俳優を目指していきたいですか? 具体的にやってみたい役はありますか?
キム・ナムギル:現代はデジタル時代と言われていますが、人間の本能……弱さというような部分、
アナログ的な感性に触れる作品、役を演じてみたいと考えています。
―期待しています。それでは、最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
キム・ナムギル:二年半ぶりの来日にも関わらず、みなさん変わらない愛を注いでくださって
本当に感謝しています。「赤と黒」をこれだけ愛してくださって、本当に感謝していますし、
今回は日韓共同制作の作品だったんですが、今後もこういった文化の交流ができればと思って
いますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
( Kstyle編集部、朝岡英輔 ) 写真(Star J Japan)