「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

韓国ドラマ「もうすぐ死にます」あらすじと感想、ソ・イングク&パク・ソダム

2024-03-26 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「もうすぐ死にます」のあらすじと感想、最終回。
イジェ(ソ・イングク)は貧しい母子家庭で育ち、7年もの間苦しい就活の日々を送っていましたが、とうとう自ら死を選択するのです。
ところが地獄に落ちる前にミステリアスな「死(パク・ソダム)」が現れ、イジェ(ソ・イングク)は12回の生と死を経験する転生を経験することになります。
同名のウェブトゥーンが原作。全8話、2024年作品。

タイトルから男女間のドロドロした愛憎劇を想像していましたが、主人公が死後に12回も転生を繰り返す犯罪ドラマが描かれています。
イジェ(ソ・イングク)は人生の苦しみばかりを味わい自ら自殺を選択しますが、死後、「死を軽んじた」罰で残酷な審判を受けることになります。
本作のソ・イングク君は泣き叫ぶシーンばかりですが、感情むき出しの強烈な演技はやはり彼らしい強い存在感があります。
自ら命を絶ったイジェ(ソ・イングク)がミステリアスな「死(パク・ソダム)」によって、自分自身の弱さから抜け出そうと必死にもがくソ・イングク君の神がかった演技に注目です。

12人の体に転生するのですが、この人物たちが、キム・ジフン、イ・ジェウク、イ・ドヒョン、キム・ジェウク、ソンフン、チェ・シウォン、オ・ジョンセ、チャン・スンジョなどの人気スターが登場します。
また、劇中、悪役キム・ジフンさんの悪魔のような狂気じみた御曹司のご乱心は衝撃的で、イケメン過ぎる悪役なんですが、でも腹が立つほどの強い印象を残しています。
最近、キム・ジフンさんは悪役が多いですね!
また、地獄行きを免れる手段として12人の人物に転生しますが、御曹司、高校生、囚人、恋人、殺人鬼、赤ちゃん、ホームレス、刑事などイジェ(ソ・イングク)が、その人物に転生するためにその分ソ・イングク君の登場時間が少ないのも本作の特徴かなぁ~と思いました。
そして、本作は最後の最終回で乗り移った人物の生き方と忘れられない言葉に心が響きます。
丹念に骨太に描かれた人間性豊かな転生した12人の登場人物たちが、結局はすべてイジェ(ソ・イングク)と繋がっていたというストーリー展開は文句なしの完璧なラストでした。
特に母子の情愛を堪能できる感動の最終話に注目です!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
7年前、卒業前に就職先を決めなければと面接会場に向かう途中で思わぬ交通事故を目撃してしまうチェ・イジェ(ソ・イングク)はショックから平常心を失い、またとないチャンスをあっけなく逃がしてしまうのですが、このせいで彼の運命が狂っていきます・・・
その後も就活を続けながら多くのバイトを抱える日々を送り7年が過ぎようとしています。
そんな時、イジェ(ソ・イングク)は友人ヒョンスの投資詐欺にあいます・・・
恋人のジスとも別れ、部屋も追い出され更に企業から不採用の通知がきたイジェはビルの上から飛び降り自殺をします・・・
ところが死んだはずのイジェ(ソ・イングク)の前に、「死(パク・ソダム)」というミステリアスな女性が現れ、地獄に向かうイジェ(ソ・イングク)に罪を犯した罰を下すために私がお前を連れてきたと言い、お前は12回死ぬと告げ、死の苦しみを味わってみなさいと・・・

2話
死を軽視した罰を受けることになったイジェ(ソ・イングク)は、はじめに二度と経験ができないテガングループの次男パク・ジンテ(チェ・シウォン)として生きていくことを決めたとたんにパク・ジンテが乗っていた飛行機が墜落します。
生きている時も毎日が地獄だったイジェ(ソ・イングク)は、死んで本当の恐ろしい地獄を味わい死んでからも地獄だなんて?・・・と、泣き叫び、なぜ?自分が地獄に落ちる罰を受けるのかと死(パク・ソダム)に問いかけます。
続いて、イジェ(ソ・イングク)は、母子家庭で育った17歳の高校生ヒョクス(キム・ガンフン)に生まれ変わりますが、学校で殴る蹴るの壮絶ないじめを受けていたのです。
そして、イジェ(ソ・イングク)もまた、貧しい母子家庭で育っていたのです・・・
次に死と隣り合わせの大規模な秘密組織に属するイ・ジュフン(チャン・スンジョ)がこの組織から抜け出そうとしますが、ボスに見つかってしまいリンチを受けています・・・

3話
腕っぷしの強いイ・ジュフン(チャン・スンジョ)は組織から逃げ切り、女のところに向かいますが、なんと女はジュフンをあっけなく裏切ります。あのクソ女と叫び、また殺されてしまうイジェ(ソ・イングク)に死(パク・ソダム)は「少しも疑わなかったのか?」と忠告しますが、100億のお金を隠した場所は自分だけしかしらないとつぶやき薄ら笑いを浮かべます・・・
次は四日後に出所を迎える囚人チョ・テサン(イ・ジェウク)に生まれ変わりますが、同じ部屋に高校生ヒョクス(キム・ガンフン)を殴り殺したイ・ジンサンがいて、彼はサイコパスと呼ばれていたのです。
ところが、イ・ジンサンではない被害者の父親からあっけなく殺されたイジェ(ソ・イングク)は、今度こそは生きることの準備をしっかり整えるのです。
ところが、今度は100億のお金を利用することができない、赤ちゃんに生まれ変わりました・・・



4話
赤ちゃんは両親から虐待されていて、ある日、虐待の通報を受けて警察と専門家が家にやってきますが赤ちゃんの父親は児童福祉員の名刺を警察に見せて何かの間違いだと言います。
何も抵抗することができない赤ちゃんは母親によって殺されてしまい、今度はモデルのチャン・ゴヌ(イ・ドヒョン)に生まれ変わります。
大金が手に入り恵まれた容姿に豪華な生活・・・モデルのチャン・ゴヌ(イ・ドヒョン)の死因は何だろうか?と考えるイジェ(ソ・イングク)。
死(パク・ソダム)はイジェ(ソ・イングク)に人は死んでから生に執着するようになると言いながら、ふざけるなと笑うのです。
そんな時、イジェ(ソ・イングク)の前に元恋人のイ・ジスが現れます。
そして、彼女が小説公募展で大賞を受賞して小説家になったことをはじめて知るのです。
イジェは小説家のジスに自分が死後に転生した経験話しを架空の小説のように語りはじめイジェにアイデアを出します。

5話
イジェ(ソ・イングク)の亡くなった後、小説家になったジスや母さんが、悲しみと苦しさを味わっていたことを今になって知ったイジェも強い後悔の念にかられるのです。
更に、今回は愛する恋人のジスまで一緒に亡くなることになりました・・・
あのテガングループの パク・テウ(キム・ジフン)の車にひかれて・・・
イジェ(ソ・イングク)は「何故ジスまで巻き込んだんだ」と叫び、死(パク・ソダム)を罵倒します。
そして次にイジェはダークで廃退的な表現を描く画家のチョン・ギュチョル(キム・ジェウク)に生まれ変わりますが彼は絵を描くために殺人を犯している悪魔のような男です。
彼の恐ろしいくらいの創作意欲をかきたて死んだ人間15人は彼の芸術作品に生まれ変わるのでした・・・
画家のチョン・ギュチョルに転生したイジェ(ソ・イングク)は悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)を悪魔になって殺してやると激しく非難します。

6話
悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)には勝てなかったイジェ(ソ・イングク)・・・
ところが、イジェはわざと殺されたのです・・・
次にイジェ(ソ・イングク)は「腰抜け刑事」というレッテルを貼られた意気地がない臆病な刑事アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)として生まれ変わりました。
そして、人が変わったように悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)に対する復讐がはじまります。
そんな中、事情徴収で警察に来ていた母親と偶然遭遇し、涙を見せるイジェ(ソ・イングク)・・・ 母はイジェがプレゼントした靴をずっと履いていたのです。
一方、イジェ(ソ・イングク)が悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)の首を絞めて殺そうとしている時、死(パク・ソダム)が現れ近づいてきますが、その時イジェ(ソ・イングク)がジスに贈った赤い万年筆が地面に落ち、ジスの言葉が蘇ってくるのです・・・

7話
動画の内容が全て事実だったことが分かり殺人と死体遺棄の容疑でパク・テウ(キム・ジフン)の逮捕状を請求したと発表がありパク・テウの犯罪を隠蔽した政府高官も逮捕されます。
また、病院に搬送されたパク・テウは意識不明のままですが、神がパク・テウに生き地獄を見せるために命だけは助けたのです。
イジェ(ソ・イングク)は復讐だけを目標に走ってきましたが、自分に残ったのは再び死が待ち受ける事実だけなのです。
その間は刑事アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)として、はじめから本人のアン・ジヒョンだったように生きようとします。
次々と事件を解決していきますが、犯人を追っている途中で同僚のウ刑事を助けるために自ら危険をおかし死んでいきます。
死(パク・ソダム)に同僚を助けるために俺が犠牲になったと報告しますが・・・
次はホームレス(キム・ウォンヘ)に転生したイジェは他の誰かの体で何度生まれ変わっても、自分自身でなければ何の意味もないことをはじめて悟ります。

8話(最終回)
イジェが最初の就活中に遭遇した交通事故の被害者イ・ジョングク(キム・ガンホ)に転生した後、次が本当に最後の銃弾の一発になります。
どうせ地獄行きなら、誰に生まれ変わろうと直ぐに終わらせるというイジェでしたが、死(パク・ソダム)は本当にお前に出来るのか?と冷たい言葉を言い切ります・・・
最後は自分が一番愛する家族の母に生まれ変わったのです。
母のことは自分が一番知っているつもりだったのですが、しかしながら・・・実際は何も母のことは知らず、理解していなかったのです。
母の方が自分よりもずっと長い間、自分を育てるために苦労を重ねていたのです。
あの日は、我が子を愛するその母が遺体となったイジェと対面したのです・・・
母は毎日、イジェの納骨堂をお参りし、大切な我が子を守れなかった私は母親失格だと毎日自分を責めています。そして、来世は立派な親と巡りあいなさいと話しかけるのです・・・

イジェは罰として12回の転生で死を経験しましたが、その中で一番苦しかったのが愛する人の死でした・・・自分が母に与えた地獄の苦しみが、今こうして自分に返ってきたのです・・・
母の姿で生きると決めたイジェにとって、それが自分に負うこととなった罰だったのです。
イジェは母に「ごめん・・・来世も母さんの息子がいい」と本当は伝えたかったのです・・・

イジェは命は人間に与えられた大切な時間、そして苦しみは人生の全てではなく一部でしかないとそして、人は失敗をしても前に進むべきなのだということを母の体になって、ようやく分かったのです・・・

母に転生したイジェは今回だけは長い年月をかけて死(パク・ソダム)に会いに行きますが、なぜか自分でも驚くほど、死(パク・ソダム)に会いたかったと伝えます。
そして、もう一度僕を撃ってください、チェ・イジェとして生きたいと言い、もう一度だけ母を抱きしめたいと泣きながらお願いします。
死(パク・ソダム)は銃弾を1つ詰めた銃をイジェに渡します・・・
イジェは生き返ることが出来るのでしょうか?
その時、母からの携帯の着信音が鳴り響きます・・・


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韓国ドラマ「餌(ミッキ)」あらすじと感想、グンちゃん5年ぶりの主演作

2023-12-13 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「餌(ミッキ)」あらすじと感想、最終回。2023年作品、全12話。
2010年に発生した韓国最大の5兆ウォン(約5000億円)を超える巨額詐欺事件が発生する。
被害者は数万人にものぼると言われたが、犯人のノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は逃走中の中国で交通事故に遭い死亡。そして騙し取られた大金は多くの被害者の元へ戻ることはなく、被疑者死亡により事件は終結。そして、8年後、その被害に遭った関係者が次々と殺害されていく中、死んだ犯人ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)の名前に注目が集まり、謎めく展開から目が離せなくなります。
5年ぶりにドラマ復帰したグンちゃんの除隊後復帰作ですが、撮影前に演技レッスンを受けたほどの熱意が伝わってくる我を抑えた緊張感あふれる刑事役に注目です。
無精ひげを生やした今までにないイメチェンに驚きましたが、低音ボイスの声の響きは相変わらず魅力的で素敵でした(笑)
これから歳を重ねもっと甘く渋い大人の魅力的な低音ボイスで語りかけてほしいですねぇ~(笑) これはグンちゃんの最大の武器ですから!(笑)
本作のグンちゃん演じる刑事ドハン(チャン・グンソク)は元財閥専門の弁護士という合理的さを見込まれ、警察内の上司カン次長(イ・ソンウク)から事件を任されることになるのですが、この二人の熾烈な心理戦も見応えがあり、上司カン次長(イ・ソンウク)の過去の事情が徐々に明かされていく様子が興味深く描かれています。
また、詐欺の「被害者の会」メンバーのナヨン(イ・エリヤ)との初めの関係は警察と被害者というそれぞれの立場で対立する二人でしたが、捜査をしていく中で、ドハン(チャン・グンソク)がナヨンに「詐欺も殺人と同じように凶悪な犯罪だということが、ようやく分かった」と自分の考えを変えていくドハン(チャン・グンソク)の変化にも注目です。
そして、その後、二人に信頼関係が築かれていくのですが、「被害者の会」のナヨン演じる美人女優イ・エリヤさんの憤りを感じる心の苦しみ痛みが切なかったです。
また、本作の悪を演じる天才詐欺師のノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は若いころはただのチンピラの高利貸しでしたが、ここから悪賢い頭脳と大胆さでカリスマ性に満ちた詐欺師へと変貌していきます。多くの話題作で活躍するホ・ソンテさんが本作でも本領を発揮する威圧感ある悪の凄みはオーラ全開でした。
劇中、「この、ノ・サンチョンを信じますか?」このセリフからすべての悪行がはじまり、登場人物とどのように絡んでいくのか注目です。
そして、天才詐欺師ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)が巨額詐欺師に上り詰めた現在と過去の映像が並列して進行していきますが、区別が分かりやすく面白かったです。
ただ、全体的に映像が薄暗くて、見づらかったのが少し残念でした。
韓国ってこういう暗い感じの映像が多いですよね。

あらすじ(ネタバレあり)
1話・2話
ノ・サンチョン巨額詐欺事件から8年後の2023年、マガンで殺人事件が発生しますが、被害者ソン・ヨンジンは死ぬ直前に、「ノ・サンチョンに殺される」と警察に電話していました。
停職中の刑事ドハン(チャン・グンソク)は上司のカン次長(イ・ソンウク)から呼び出され、事件を担当することになりますが、事件現場でソン・ヨンジンの死体の写真を撮っている怪しい男イ・ビョンジュン(イ・スンジュン)を見つけます。そして彼は「ノ・サンチョン詐欺事件」の被害者だと言い、死体のソン・ヨンジンはグルだったノ・サンチョンに殺されたと警察で供述します。
その時イ・ビョンジュン(イ・スンジュン)の弁護士だというチョン・ナヨン(イ・エリヤ)が警察にやってきます。ところが、元弁護士だった刑事ドハン(チャン・グンソク)は彼女の嘘を見抜くのです。
その後、イ・ビョンジュン(イ・スンジュン)は「ノ・サンチョンが本当に死んだのか、当時事件の担当刑事だったカン次長(イ・ソンウク)に聞いてみては?」とドハン(チャン・グンソク)に問いかけます。
捜査のなか、ドハン(チャン・グンソク)は上司のカン次長(イ・ソンウク)に「隠すべきことがあるなら先に私に教えてください」と伝えます。
そして、ドハンはイ・ビョンジュンを殺人容疑で無理やり逮捕しようとするカン次長に不信感を抱くのです。ドハンはビョンジュンを釈放しますが、「被害者の会」では自身もノ・サンチョン詐欺事件で父親を失ったネット新聞の記者チョン・ナヨン(イ・エリヤ)など多くの被害者たちが事務所で待っていて、「被害者の会」の者たちは詐欺事件のノ・サンチョンが死んだとは思っていません。ドハン(チャン・グンソク)は今回の殺人事件と「被害者の会」の関係を疑うなか、また同じような殺人事件が起き、マガン市議会議員パク・グァンシンが殺害されます。

3話・4話
ドハン(チャン・グンソク)は上司のカン次長にもう一度「私が知っておくべきことはありませんか?これで二度目の連続殺人です」と問いかけると「これで三度目だ、ノ・サンチョンに殺されるというのは」とカン次長は答えます。
最初の殺人事件は女性で、1か月前に発生していたのです。
今回殺された議員パク・グァンシンはキム・ソンデ議員の側近だった過去があり、ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)が過去に騙された投資詐欺事件の背後にキム・ソンデ議員がいたのです。
その悪の詐欺師ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)も昔はただのチンピラで自分も詐欺に遭い、その反動から自分も詐欺師としての才能に目覚め、最大級の詐欺事件を起こしたのです。
議員パク・グァンシンは「ノ・サンチョンに殺される」と警察に通報した後で殺害されますが、殺害現場近くにいたイ・ビョンジュンと記者のナヨン(イ・エリヤ)の二人が警察に連行されます。その後、ナヨンはすぐに釈放されますが、ドハン(チャン・グンソク)から釈放を告げられたイ・ビョンジュンは自分がパク・グァンシン議員を殺したと自白します。
ドハンはナヨンに「あなたとイ・ビョンジュンは捜査を妨害している」と言い、なぜ彼らは捜査を混乱させようとするのか?その目的は何か?理解できずに当惑します。
また、過去にノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は自分を騙したソン・ヨンジンに仕返しをして、キム・ソンテ(パク・ユニ)議員をうまく取り入ろうとします。
その時、ノ・サンチョンは女性秘書のチョン・ソラム(オ・ヨナ)を紹介され、今度は自分の秘書になります。そして、その女性秘書チョン・ソラムがノ・サンチョンと逃亡していた一番最初の殺人事件の被害者だったのです。
また一方で記者のナヨン(イ・エリヤ)は巨額詐欺事件ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)に関する事件についての記事をネットにアップしますが、すぐに削除され、更に会社に国税庁から税務調査が入ることになります。ナヨンは「あの時と同じだわ、10年も経ったのに何も変わってない」と悔しさをかみしめるのです。
そんな時、「被害者の会」のある女性から連絡を受けるドハン(チャン・グンソク)。
彼女は皆が殺人予告のメールをもらったと話します。

5話・6話
過去にノ・サンチョン(ホ・ソンテ)が逃げた時、彼の警護員を一人殺害してしまった被害者の会のチョン・ジェファン(ク・ウォン)が最近出所します。本当の犯人は彼でメールを送ったのも彼だと記者のナヨン(イ・エリヤ)や自白したイ・ビョンジュンなど被害者の会の人たちは皆そう思っています。その仲間のチョン・ジェファン(ク・ウォン)を被害者の会は保護して助けようとしていることをドハン(チャン・グンソク)は知ります。
そして、殺害リストに名前が載っているカン次長は今の状況をとても恐れているのです。
そのためカン次長はチョン・ジェファンの出所後の行方をずっと追っていたのですが、どこにも見当たらないのです。カン次長はパク・サンド検事長に会いに行き「ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は生きているのか」と詰め寄りますが、彼から「チョン・ジェファン(ク・ウォン)が犯人とは限らない」という意外な言葉が返ってきます。
チョン・ジェファンの居場所を捜すためにドハンと記者のナヨンは彼の母親を訪ねて行きます。
ところが、その後、山の中で首を吊ったチョン・ジェファンが発見されますが、チョン・ジェファンを兄のように慕っていた記者のナヨンは大きな衝撃を受けます。
一方、何者かに拉致されたカン次長は、高速道路のサービスエリアで車が発見され、その後、危険な高速道路の路肩を無心に歩いていたカン次長は保護されます。
そして、カン次長はチョン・ジェファンの仕業だとドハンに言います。
でも、なぜ犯人のチョン・ジェファンはカン次長を拉致したのか理解できないドンハたちです。
結局、3件の連続殺人事件はチョン・ジェファンの単独犯行で、被疑者死亡で終結しました。
しかし、納得できないドハンとナヨンは、チョン・ジェファンが出所後にすぐに会いに行った人物を訪ねますが、それは同じ被害者の会の一人で今はマルチ商法で稼いでいるハン・ダジョンだったのです。対面したドハンはハン・ダジョンは今回の殺人事件に何かしらの役割を引き受けていると感じています。彼女は何かを隠しているようだと・・・
そして、そのハン・ダジョンは過去にドハンの妹を殺害した犯人と関係のある人物で、ドハンにも心に大きな傷があったのです。
そんな時、被害者の会の全員にまたメールが届きます・・・

     

7話・8話
ドハンはカン次長に「この事件に私を選んだのは弁護士出身の私を望んだからですか?」と問いかけます。「それでいいんですか?この程度で終われば皆が幸せなんですか?」と強く主張するのです。ところが捜査を続けたドハンはこのタイミングで懲戒処分になります。
また、ドハンはハン・チュンジャ(パク・ソンヨン)のマルチ商法にどっぷりハマった男に妹のドヨンを殺された過去がありました。そのマルチ商法の主催者こそがハン・ダジョン(パク・ソンヨン)だったのです。
ドハンはハン・ダジョンが主催する投資説明会に出かけますが、彼女が熱心に説明している時、会場の大きなスクリーンに「ノ・サンチョンは生きている」という文字が映し出されます。
そこへ被害者の会のイ・ビョンジュン(イ・スンジュン)が突然やってきてハン・ダジョンを皆の前で刺し、「ノ・サンチョンは生きている、警察はしっかり捜査しろ」と叫ぶのです。
その後、ドハンは復帰しますが、この事件で被害者の会の人々やカン次長に至るまで誰も真実を語っていないと言い、結局は死んだ人たちから真実を見つけ出し、彼らが死ななければならなかった共通の理由を捜し出そうとします。
そして、上司のカン次長は休職届を出し、過去の自分を清算するつもりで、もう一度捜査をはじめるのです。カン次長が拉致されたあの日、拉致したのは首を吊って自殺したチョン・ジェファンではなく、覆面をした二人組だったのです。
そんな時、カン次長は再び二人組に銃で襲われ殺されますが、翌日「警察幹部が自殺する事件が発生しました」と報道されます。
また一方でマルチ商法の主催者ハン・ダジョンの意識が回復します。
「チョン・ジェファンを送ったのはキム・ソンデ議員の部下なの」と記者チョン・ナヨン(イ・エリヤ)に話しますがすぐに容態が急変し意識不明になります。

9話・10話
中国人になったノ・サンチョン(ホ・ソンテ)が韓国にやってきます。
杖をついて白髪の老人になったノ・サンチョンは韓国の空港で微笑みを浮かべています。
また一方で、ナヨンは両親が次々と自殺し、心を痛めて暮らしています。特に母親への愛が強い彼女はいまだに「母の病院に行かなくちゃ」と言って母が生きている幻を見ているのです。
ドハンはナヨンにきつい言葉を放ったことを謝り、亡くなったカン次長の部屋で見つけた手帳をナヨンに見せながら、チョン・ジェファンが作成したリストの中身が彼の命を奪ったきっかけになったようですと話します。
そして、犯人が意図的にそのリストを利用したと言い、この連続殺人の目的は「ノ・サンチョン」で被害者たちの目的と似ていて、逆に被害者たちを利用していると説明します。
チョン・ジェファンを犠牲にして殺人が止まったなら目的を達成したことになり、ノ・サンチョンは生きているはずだと伝えます。
その後、ナヨンと組んだドハンはパク・サンド検事長とキム・ソンテ議員を訪ねますが、二人に動きが見られます。
そんな時、ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は堂々とマガン南部警察署に現れ、パク・サンド検事長とキム・ソンテ議員をキム庁長がいる庁長室に呼び出し、チョ・ユンベ刑事も集めます。
5人が庁長室に集まった時、ドハンがドアをノックします。
中に入ったドハンはノ・サンチョンを見つけるのですが、皆は震えながらその人は中国人でノ・サンチョンではないとドンハに言い張るのです。
ノ・サンチョンになぜ?庁長室に呼び出したのか聞くと空港で自分を尾行する奴らがいたが、あいつらが連続殺人事件の犯人だろうから自分を守るためにここに来たと言い、すでに警察が自分の存在を知っていることで相手を混乱させるためだと言います。
庁長室の部屋を出たノ・サンチョンの乗る車を二人組のバイクが襲います。
ドハンはバイクの一人を逮捕し、逃げるもう一人をバイクで追跡しますが、そのあいだにノ・サンチョンは別の覆面の男たちに連れ去られてしまいますが、戻ってきたドンハが救出します。
そして、男たちがノ・サンチョンを追っている目的は金塊だったことをドハンはノ・サンチョンから聞き出すのです。でも、金塊はないと話すノ・サンチョンに韓国に戻った本当の理由は?と聞くと、「目的は別にある、リベンジ、復讐に来た、私と取引しよう」とドハンに問いかけます。

11話
ノ・サンチョンはドハンに「俺を手伝ってくれないか?連続殺人犯は俺が捕まえるから」と取引を持ち掛けます。「誰に復讐する気だ?」というドハンに、長い間逃げ回り逃亡生活が苦しかったノ・サンチョンは自分が賄賂で差し出したお金でのうのうと韓国で暮らしている奴らだと言い、更にノ・サンチョンは本当の犯人を知っているのです。
一方、ノ・サンチョンの帰国に頭を悩ましているキム・ソンテ議員たちから庁長室に呼ばれたドハンは「人殺しを捕まえるには悪魔とも手を組まないとならないが、ノ・サンチョンがあなたたちを信じられないと言っている」と伝えます。
そして、ノ・サンチョンが生きて帰国したことは絶対に隠すようにキム・ソンテ議員たちから強く念を押されるドハンです。
その後、ドハンは警察の部下たちと今よりも安全な場所にノ・サンチョンを連れて行こうと車を走らせますが、ノ・サンチョンは車の中から外を見て10年しか経っていないのに建物も沢山できて韓国は変わったと言い、あの時よりももっとチャンスがたくさんあると言って、自分が犯した罪に対して反省の色が見えません。ドハンはあきれかえるのですが、今は犯人逮捕のためにどうしてもノ・サンチョンが必要なんです。
また、ドハンは、被害者の会のナヨン(イ・エリヤ)には、ノ・サンチョンが生きていたことを知らせるのです。そして、その被害者の会のキム・サンボンがまた一人で暴走するのです。

12話(最終回)
犯人たちはノ・サンチョンを連れ去り自分たちのアジトに連れてきますが、ドハンは全部演技で彼らは仲間だと感づいています。その犯人の二人はノ・サンチョンを中国に密航させた者たちで、かつてVIPの護衛として雇われていた者たちで、金塊がほしくて連続殺人を犯し、ノ・サンチョンを韓国に呼び戻したのです。犯人たちは金塊の在りかを教えろと言いますが、そう簡単に教えるつもりのないノ・サンチョン。
そんな時、警察がアジトに向かっていることを知り3人は逃げますが、アジトから指紋が採取されたため、ドハンはすぐに容疑者を特定できそうだと言います。
また、犯人のアジトから廃鉱と思われる写真を見つけたドハンはナヨンに電話してノ・サンチョンの隠し財産を調べる被害者たちから廃鉱の情報を得ようとします。
同じとき、家族を人質にとられたチョ・ユンベ刑事は、ノ・サンチョンに脅されキム・ソンデ議員のところにいきます。金塊は廃鉱にはなくてキム・ソンデ議員に預けていたのです。
ノ・サンチョンと犯人たちは車を乗り換えて、モーテルに入りますが、翌朝、ノ・サンチョンが淹れたお茶をのんだ犯人の二人は口から泡を吹いてベットに横たわっています。
一人モーテルを出たノ・サンチョンはキム・ソンデ議員から金塊を受け取り現金にします。
次にメイヒルズホテルに行き、全額をデポジット入金してカードを受け取るのです。
「終わった、胸に残った恨みを解消しようか」と言って、今度は一人で山にある廃鉱へ向かい、爆弾を仕掛けるのです。
また一方で、ノ・サンチョンの金塊を奪おうと躍起になっている被害者たちはノ・サンチョンがいる廃鉱をやっと見つけるのですが、すべてノ・サンチョンの罠で最初から廃鉱に金塊があると騙し被害者たちに復讐しようと企んでいたのです。
ノ・サンチョンから電話を受けたドハンは彼の狙いに気付き、ナヨンに電話し廃鉱の場所へ急ぎます。 次々と廃鉱の中に入っていく被害者たち、そのあとをドハンが入っていき、スイッチを押すノ・サンチョンでしたが、仕掛けたのは爆弾ではなく花火だったのです?
廃鉱の外ではナヨンがノ・サンチョンを追いかけています。
ノ・サンチョンはキム・ソンテ議員にここにヘリコプターをよこすように電話しますが、吹雪になりヘリコプターは飛べなくなりました。
そして、ナヨンのあとを追いかけて激しい雪の中ドハンもノ・サンチョンを追いかけますが、「被害者に謝れ」と説得している時に隠し持っていたナイフでドハンを切りつけ逃げ切ります。
ところが、ノ・サンチョンの前にチョ・ユンベ刑事が現れ「皆死んだ妻も娘も」と叫びながら何度も何度もノ・サンチョンをナイフで刺します。
殺人犯もノ・サンチョンも亡くなり、ホッとしているキム・ソンテ議員たちは笑顔で会食をしていますが、なんとノ・サンチョンが死ぬ前に用意していた映像が公開され権力者たちとの関係や悪事が次々と暴かれていきます。 本作は久しぶりに悪を倒しスカッとする爽快なラストでした。そして、最後にグンちゃんが凛々しい制服姿で殺されたカン次長の墓前で敬礼する姿が超~
カッコ良かったです!   おわり




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韓国ドラマ「マスクガール」あらすじと感想、最終回 全7話 ナナ

2023-11-02 | 韓ドラ ま行

韓国ドラマ「マスクガール」あらすじと感想、最終回。
自分の外見にコンプレックスをもつ平凡な会社員キム・モミが、毎晩マスクで顔を隠してインターネットのライブ配信を開始。だが、次々と降りかかる不幸な出来事や事件により、その人生は思わぬ方向に転がり始めるキム・モミの劇的な人生が描かれていきます。
2023年作品、全7話。Netflix
マスクガールのキム・モミ役に新人のイ・ハンビョルさん、整形後にナナさん、数年後の受刑者役にコ・ヒョンジョンさんたちが演じていますが、とにかくナナさんが美しすぎて3人のキム・モミに同一人物としての一貫性が欠け不自然さを感じました。
いくら整形後といってもナナさんの自然な美しさに近づくには全てにおいて無理があるのでは。
1話からマスクガールの優雅でセクシーなダンスはk-popアイドル調でノリノリだったのですが、なんと、その後、次々と殺人事件が起こり、その中で殺された息子の復讐に走る母親の深く思い詰めた執念が最後まで描かれていきます。
私はマスクガールが仮面をつけてナイスバディで踊りながら彼氏もできてすべてに成功する単純なドラマかと思っていましたが全く想像していた作品ではありませんでした(笑)
また本作は、登場人物一人一人の人生が詳しく1話ごとに描かれていて、分かりやすい物語なんですが、でも・・・2話、3話あたりでリタイアする視聴者がいるかも・・・?(笑)
そして、キム・モミ役の3人よりも息子チュ・オナム(アン・ジェホン)を殺されて復讐に走る母親キム・ギョンジャ役のヨム・ヘランさんのエネルギッシュな演技に魅せられます。
特にコ・ヒョンジョンさんとの猟銃を構えての乱闘シーンはお互いに死をかけたギリギリの線が見ていてすごかったです。年配女性二人の気迫に満ちたアクションにとても感動しました。
本作の主人公はこの息子を殺された母親ヨム・ヘランさんと言ってもいいくらい強烈な印象を残しましたが、でもなぜここまでする?という、当然の批判もあると思います。
孫である子供ミモの父親を知っていれば・・・ ここまで・・・
きっと、ラストが変わっていたかも・・・そんな物語でした。
7話という見やすい短いドラマなので、復讐劇が好きな方にはお勧めのドラマです。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
幼い頃から人前で踊るのが大好きだったキム・モミ。そして拍手喝采を浴びることに幸せを感じていた彼女だったのですが、その夢は自分の外見コンプレックスにより徐々に遠いものになっていったのです。
その後、マスクガールという美しいもう一つの顔を武器にインターネットのライブ配信をスタートさせ夢を実現させたキム・モミでしたが、会社では結婚している上司のパクチーム長(チェ・ダニエル)に片想い中です。
ところが、ある夜、パクチーム長と同僚イ・アルムの浮気現場を見てしまいショックを受けるのです。その日の配信で酔った勢いでヌードになってしまったキム・モミは違反行為をしたために配信が停止になってしまいます。
その後、キム・モミは会社のパソコンのメールに差出人不明の人物から「私は君を知っている」というコメントが届きます。

2話
キム・モミの会社のチュ課長は子供の頃からいじめにあい一人でいるのが好きな少年でした。
特に女性と目が合うことは恐怖にちかいといまだに感じているために女性を見る時は手を見るようにしています。そして、キム・モミの両手にホクロがあることを知っていたのです。
そして、ライブ配信のハートキャッシュを奮発するチュ課長「前世はウォンビン」の一番推しはマスクガールだったのです。そして、マスクガールが会社にいるキム・モミだと分かるといろいろと自分なりに想像しながら少しづつ身近に感じられるようになるのです。
一方、寂しかったマスクガールのキム・モミはチョン洞でライブ配信で知り合った「ハンサム和尚」と飲むことになりますが、彼がその場でコメント欄に送信し「マスクガールに酒を飲ませている、かなりのブス、でもとりあえずヤルつもり」・・・それを見たチュ課長は急いでチョン洞に向かいます。
その後、モーテルに入ったキム・モミともみ合いになった「ハンサム和尚」は頭をぶつけて死んでしまいます。
そして、その場に駆けつけたチュ課長は僕が後始末するからキム・モミに帰るように指示します・・・ところが、これをきっかけに事件は大きく広がっていきます・・・

3話
キム・モミに片想いしているチュ課長の母親キム・ギョンジャ(ヨム・ヘラン)は結婚生活3年目で離婚。夫は稼ぎも少ないのに他に女性ができたのです。
それでもキム・ギョンジャ(ヨム・ヘラン)は息子がいたから、息子のために身を粉にして一生懸命働いて小さな食堂を持つことができました。
その後、息子のチュ・オナムはソウルの大学に合格しますが就職してから息子は反抗するようになったと母は言います。
そして、連絡が取れなくなった息子の部屋から切断された男性の遺体が見つかったのですが、その遺体は息子ではなかったのです。
警察は会社にもキム・モミの部屋にも行きますが、大家さんは荷物を捨てて、整形して外国に行ったと話します。
母は自分で息子を捜そうと心に決め、はじめに息子のことを知るためにパソコン教室に通います。

   

4話
母親キム・ギョンジャ(ヨム・ヘラン)が、やっとの思いで捜しあてたキム・モミはキム・チュネだったのです。
そのキム・チュネは転校先の高校でアイドルを目指しているプヨンと出会い惹かれていきます。
ところが、彼はお金が必要な時だけチュネを訪ねてきます。
整形をしたキム・チュネはクラブルビーで働きながら再会した無職のプヨンと暮らすことになります。そんな時クラブルビーに整形して綺麗になったキム・モミがやって来たのです。
境遇が似ていたキム・チュネとキム・モミはお互いに助け合う仲になり、チュネは人を殺したというキム・モミを守りたいと思っているのです。それが自分を守ることのように思えたからです。キム・チュネは無職のプヨンから離れようとしますが、また事件が起きてしまいます。
キム・モミとキム・チュネの二人は車で逃げようとしますが、その後を母親キム・ギョンジャ(ヨム・ヘラン)が車で追ってきます。
そんな時、キム・モミは自分の身体のある変化を感じるのです。

5話
「連続殺人犯マスクガールが警察署の中に入っていくところです」と報道ニュースが大きく流れ、キム・モミは検察の取り調べを受け、その後裁判がはじまりました。
数年が経ち、キム・モミが産んだ娘ミモは祖母に育てられ、小学生になりますが、ある日、ミモがマスクガールの子供だったと分かってしまいます。
悪い噂はすぐに広がって化け物の娘だと指を刺されるミモでしたが、噂を広めたのは仲がいい友達だったのです。
その後、転校先で心から許し合える友達イェチュンが出来たミモは自分の母は殺人犯で今刑務所にいると大事な話までするのです。
友達のイェチュンも私の母は継母で父は大酒飲みなので家中がめちゃくちゃになっているとミモに合わせるような作り話をします。
二人はお金を貯めて一緒に家を出ようと約束するのですが、その二人を邪魔する人物が現れます。

6話
キム・モミは刑務所内を仕切っているアン・ウンスクという受刑者に目をつけられ「あんたがマスクガール?」と問いかけるといきなりビンタをして夫をたぶらかした女にそっくりだから私の前をうろつくんじゃないよと言い、この刑務所内にはアン・ウンスクのルールがありつらい目に遭うのです。それでも少しずつ心の整理がつき素晴らしい模範囚として勤めています。
途中でナナからコ・ヒョンジョンに代わったのは違和感ありますが、その後、「マスクガール ラブ」という謎の手紙が届き、中に我が子の破滅をお前も味わえと書いてあります。
その後、ボランティア活動でチュ・オナムの母親キム・ギョンジャ(ヨム・ヘラン)が刑務所にやってきて「手紙は受け取った?」と声をかけてきます。
「悪魔のような女め、お前も苦しみを味わいな、我が子がこの世から消える苦しみをね」と今までの娘ミモの悪事について衝撃的な真実を知り、驚くのです。

7話(最終回)
ミモの祖母はミモがいなくなり警察にいきますが、ミモはチュ・オナムの母親キム・ギョンジャと一緒に住んでいます。
キム・ギョンジャの目的はキム・モミに息子の死にざまを教えてやることで娘のミモが死ぬ姿をキム・モミに見せることです。それでも子供のミモには「あんたに罪はない」恨むなら母親を恨みなと言うのです。
地下室でミモを殺そうとしますが、ちょうど運よくミモの祖母とミモの友人イェチュンが助けに家にやってきてミモを救うのです。
またキム・モミは娘のミモを助けるために脱走まで計画して実行するのですが、やっとの思いで娘のミモがいるところまでたどり着きます・・・
そして、キム・モミとチュ・オナムの母親キム・ギョンジャの激しく恐ろしい殺し合いがはじまるのです。
その後・・・
娘ミモは一人ぼっちになってしまい友人イェチュンの親が後見人となり再び学校に戻ることができました。そして、今はもう誰かが憎いとか思うことはなくなったのです・・・


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韓国ドラマ「マウス」あらすじと感想、イ・スンギのサスペンスドラマ

2023-05-13 | 韓ドラ ま行



韓国ドラマ「マウス」あらすじと感想、最終回。
刑事もののドラマですが、本作の特徴は遺伝子の突然変異によって生まれる殺人鬼のサイコパスの中の上位1%の更に凶悪なプレデターが描かれています。
前半は真面目で優しすぎる警察官のイ・スンギ君よりもコンビを組む熱血刑事コ・ムチ(イ・ヒジュン)の活躍が目立つドラマでしたが、後半からは逆にある事故からイ・スンギ君の人格が変わり活発で積極的になっていくイ・スンギ君の変貌ぶりに注目です。
また、イ・スンギ君とコンビを組む熱血刑事コ・ムチ役のイ・ヒジュンさんのどんな事件にも臆することなく立ち向かっていく荒々しい姿と鋭い眼差しは家族を殺人鬼に殺された仕返しからですが、そんな彼の復讐に燃える多彩な名演技が素晴らしかったです。
また、イ・スンギ君も熱血刑事コ・ムチ役のイ・ヒジュンさんとは全く正反対の性格ですが二人の絶妙なコンビは最高の相性を見せてくれますが、スンギ君には大きな衝撃的な秘密があったのです。そして、その前半とは真逆な恐ろしいキャラクターも無理なく演じる幅広い演技に注目です。
サイコパスによる連続殺人事件の「プレデター」と呼ばれる最強の殺人鬼は一体誰なのか? 
先の読めないストーリー展開に最後まで目が離せなくなります。
劇中、イ・スンギ君は犯人から頭を殴打され手術を受けるのですが、ある人物の策略によって、手術後に人格が変わってしまうという角度を変えた発想の転換が衝撃的でとても驚くようなシーンでした。 この時のワケあり執刀医の悪を演じたアン・ジェウクさんに注目ですが、彼はヨン様より前の元祖韓流スター第一号だったこと知っていますか?
チャ・インピョさん主演のドラマ「星に願いを」に2番手役で出演して大ブレイクし、このドラマの結末をも変えてしまうほど女性ファンの心をつかんだイケメン俳優です。
女性の力って大きいですね(笑)
当時、常に韓流第一世代としてトップを走ってきましたが、でもその後はチャン・ドンゴンさんやビョンホンさんのようなカリスマやオーラの輝きが薄れていったのが残念ですねぇ~ 現在51歳ですが、まだまだイケメンぶりは相変わらずでした(笑)

最近は短い短編のドラマが多くなっているのに比べて本作は長いドラマでしたが、でも飽きることなく最後まで完走できるミステリアスなドラマでした。
真実が徐々に暴かれていき衝撃的な最終話で、スンギ君演じるチョン・バルム巡査という人物に久しぶりに涙が溢れ出る切ないラストを迎えますが、私は本作の「マウス」お勧めです。
2021年作品。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
25年前から、20人近くの被害者が殺害後に頭だけ持ち去られるという残虐な「ヘッドハンター殺人事件」が発生しますが、警察の捜査は一向に進まず国民は怒りを募らせています。
そして、雪が降るキャンプ場で再び殺人事件が発生しますが、その場にいた両親は殺害され子供で兄のムウォンは重症で弟のムチはショック状態のままです。
ところが、弟のムチの証言により、脳神経外科医の天才ドクター、ハン・ソジュン教授(アン・ジェウク)が逮捕されます。そして自宅から証拠の遺体が発見され、ハン・ソジュン教授は死刑を宣告されます。
また、ハン・ソジュン教授(アン・ジェウク)の妊娠している妻に遺伝検査が行われ、99%の確率でサイコパスと結果が出ます。
そして、同じとき、もう一人の女性が同じ遺伝検査を受けていたのです。
数年後、クラスで委員長をしている優秀なジェフンは医師になりたいと言っていますが、学校でウサギを殺したり問題行動を起こします。
父親はそんな息子のジェフンをたたきますが、父親が大事にしている金魚と愛犬を殺してしまうジェフンです。
そして、ジェフンは「僕は怪物になりませんように」と教会で祈ります・・

2話
神はジェフンの祈りを聞き入れてくれず、結局殺人鬼になってしまったジェフンの殺人は続きます。
遺伝子の突然変異によって生まれるサイコパス、その中の上位1%をプレデターと呼び、プレデターにとって、人間は狩りの獲物にすぎないといいます。
また一方で、死刑判決を受けたハン・ソジュン(アン・ジェウク)は、刑が執行されないまま刑務所にいます。そこに刑事となり大人になったコ・ムチ(イ・ヒジュン)が面会にやってきます。
そして、お前の息子にも同じ苦痛を与え、お前が殺される姿を見せてやると強い口調で話します。
ところが、ムチの言葉で自分の子供が生きていたことを知るハン・ソジュン(アン・ジェウク)。
一方で、優しく正義感が強い警察の巡査チョン・バルム(イ・スンギ)は刑務所に慰問に来ています。ステージでマジックを披露する巡査チョン・バルムでしたが、次のマジックで囚人の一人を箱に入れ鍵をかけますが、扉を開くと刑務所内の刑務官である友人のチグクが血だらけになって入っていたのです。
病院に搬送された刑務官チグクの手術をソン・ヨハン(クォン・ファウン)という研修医が準備しますが、彼は最年少で医師国家試験に合格した青年でした。
そんな、研修医ソン・ヨハン(クォン・ファウン)を父親である死刑囚のハン・ソジュン(アン・ジェウク)が呼び出します。自分の息子がどのように育ったか見たかったと・・・
そんな時、ブドウ畑で女性が殺されますが、犯人は刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)に挑戦状のようなメッセージを残します。

3話
次々と連続殺人が発生し、警察は連続殺人として特別捜査本部を設置することになります。
そして、20人が殺害された「ヘッドハンター事件」の25年前のあの悪夢が蘇ってきます・・・
そんな中、研修医のソン・ヨハン(クォン・ファウン)は自分の正体を知る遺伝学博士ダニエル・リー(チョ・ジェユン)を殺害し池の中に沈めます。
研修医のソン・ヨハンはそのあとすぐに放送局PDのチェ・ホンジュ(キョン・スジン)に会いに行くのです。二人はどのような関係なんでしょう・・・?
また一方で、祖母と二人暮らしの女子高生ボンイ(パク・ジュヒョン)は、学校で同級生と喧嘩をして示談金が必要になります。祖母は示談金を稼ぐために家政婦として働くことになりますが、その家が研修医ソン・ヨハン(クォン・ファウン)の家だったのです。
祖母が秘密の地下室をのぞいたことを知ったソン・ヨハンは祖母を尾行して殺害しますが、その危機を知ったチョン・バルム(イ・スンギ)は祖母を助けに行きますが、交通事故に遭ってしまいます。

4話
刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は祖母が殺害された現場に向かいますが、そこで祖母の孫の女子高生ボンイ(パク・ジュヒョン)を見つけ、慰めるしかない強い憤りを見せます。
また、犯人を追っていたバルム(イ・スンギ)は事故に遭い救急医療センターに搬送されますが、犯人と争ったときに相手が左利きだったこととミントの香りがしたと刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)に伝えます。
そして、祖母をふくめ犠牲者は6名になり警察は連続殺人犯の犯行と推定していますが、いまだに犯人像もつかめずにいる警察に対して国民のあいだに不信感が高まっています。
ただ、母親だけが、あの時ヨハン(クォン・ファウン)を産まなければよかったと後悔の念に駆られています・・・
更に少年が誘拐される事件が起きます。その時、犯人から「なぜその子供を誘拐したのか?その理由を探し出せ」という電話がムチ(イ・ヒジュン)刑事のもとにかかってきます。
放送局PDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)は緊急特別番組の放送を企画し、放送することになりました。そして、犯人が指名した刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)も加わり番組が進行していきます。

5話
遺族に同意を得て、今までの被害者8人の顔と実名が公開されます。
そして、誘拐された少年を救うために、国民から情報提供を得る目的で生放送の特別番組がはじまります。
ところが、犯人を追い詰めるつもりが、反対に視聴者から激しい批判を受け抗議の声が殺到します。 視聴者から非難を受けることになった刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は結局謝罪することになりました。番組は続きますが犯人の策略に翻弄される刑事コ・ムチとPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)ですが、もしかして、これはすべて犯人の筋書きだったのでは?と気づくのです。
そして、その後も被害者の特徴を推理して探し出した刑事のコ・ムチと犯人のやり取りが続きます・・・
最後に「番組が終了する時刻になって、国民が見守る中、殺す、もう時間だ」と発言する犯人から刑事のコ・ムチに電話があり、モニターにコ・ムチの兄で神父のコ・ムウォンの姿が映し出され、大きな衝撃と危機感を持つ刑事のコ・ムチ・・・
犯人に捕まった神父となった兄のコ・ムウォンは両親を殺した犯人を許すと言い、「ムチ、お前を恨んだことはない」という兄を「どうか、兄を助けてください、謝りますから」と犯人に泣き叫びながら頭を下げるムチです・・・

6話
兄のコ・ムウォンを殺された弟の刑事コ・ムチは身も心も憔悴しきった苦悩からやっと回復します。
その間、チョン・バルム(イ・スンギ)もPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)も刑事コ・ムチを心配しながら、犯人逮捕の捜査を続けていますが、あの特別番組放送の日に、内密にしていた自分たちの動画がなぜ犯人が知っていたのか?疑問に思いはじめます。
刑事コ・ムチも気を取り直して、再び捜査資料に目を通し、ボンイのおばあさんが家政婦の仕事を探していたことを突きとめ、死刑囚ハン・ソジュンの妻のソン・ジウンと再会します。
そして、改名していたから見つからなかった、ソン・ヨハンが死刑囚ハン・ソジュンの息子だと判明します。
コ・ムチはソン・ヨハンの家に向かいますが、そこにはPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)も駆けつけてきました。そして、二人が抱き合っている姿を見つめる刑事のコ・ムチ・・・
その後、ソン・ヨハンの家から証拠がみつかり、令状がでますが、ヨハンは母親のソン・ジウンに会いに行き、「息子が殺人鬼だと知っていたよね」と問いかけます・・・
一方、警察から電話を受けたチョン・バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンの家からボンイの祖母のDNAがついた絆創膏が見つかったと聞きます。
その後、チョン・バルム(イ・スンギ)は凶器を持ったソン・ヨハンと格闘になりますが、そこに
駆けつけた刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)は犯人のソン・ヨハンに銃を撃ちます・・・

7話
チョン・バルム(イ・スンギ)と犯人のソン・ヨハンは病院の応急医療センターに搬送されますが、バルムはヨハンから頭を殴打され重体で手術を受けます。バルムは命は助かりますが意識は戻らず、犯人のヨハンは息を引き取ります。
「ヘッドハンターの息子、殺人も親譲り」と報道されたニュースを父親の死刑囚ハン・ソジュンは牢獄の中から携帯で知ります。
そして、誘拐された子供のハングクの捜査は遅々として進まず、なかなか捜しだすことができない状態です。
1年後、チョン・バルム(イ・スンギ)は曖昧な記憶のまま巡査として警察に復帰しますが、初日から河川敷で女性の死体を発見します。バルム(イ・スンギ)はこの犯人は初犯ではなくサイコパス的な犯行だと真剣にコ・ムチ(イ・ヒジュン)に断言します。そんな、積極的になったバルムをみてコ・ムチは「変わったなぁ、以前と全く違う」と笑顔を見せます。
その刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)にも「証拠保管チーム」に辞令が出ます。
証拠品の整理をする内勤ですが、「ここで機会を待て」と理解示す上司のパク・ドゥソク(アン・ネサン)から念を押されるコ・ムチです。

8話
26年前の事件と同じ結び方の紐で殺された女性二人の殺害事件の件で刑務所にいるハン・ソジュン(アン・ジェウク)を訪ねたチョン・バルム(イ・スンギ)はいろいろと質問しますが、嘘はついていないと薄ら笑いをするハン・ソジュンを見て、26年前に少女を殺したのは彼ではないと確信します。
ところが、バルムはハン・ソジュンの前で急に亡くなったソン・ヨハンの子供のころの記憶が蘇ってきて「この記憶は何だ?」とその場で混乱し取り乱すのです・・・
その後、チョン・バルム(イ・スンギ)とコ・ムチ(イ・ヒジュン)は一緒に捜査していきますが理解に苦しむことばかり出てきます。
そして、つまずいた時は振り出しに戻ろうと言い、最初からやり直す二人です。
その後、二人は証拠品に触ったPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)を訪ねますが、チョン・バルム(イ・スンギ)は彼女を見て胸が高鳴るのです。
その後、捜査の中で韓国防犯協会のボランティア活動をしている人たちを調べ上げる中、チョン・バルム(イ・スンギ)は弁護士のウ・ヒョンチョルが犯人だと推理しますが、彼にはアリバイがありました。逮捕されたのは弁護士のウ・ヒョンチョルの父親で元刑事だったウ・ジェピルだったのです。更に犯人のウ・ジェピルは25年前パクチーム長(アン・ネサン)の娘も殺したと供述し、怒り狂うコ・ムチです。
その後自分の娘を殺されたパクチーム長(アン・ネサン)の妻が入院中の病室で犯人ウ・ジェピルを殺してしまいます。後から夫のパクチーム長(アン・ネサン)とコ・ムチ(イ・ヒジュン)が病室に駆けつけますが、コ・ムチはパクチーム長に「俺が罪をかぶる、ハン・ソジュンの元に行かせてくれ、俺が復讐してやる」と言って、その場で逮捕されます。

9話
死刑囚ハン・ソジュンの最近の写真を見せられたオ・ボンイ(パク・ジュヒョン)は「そう、この人がバルムの執刀医だった」と聞かされたチョン・バルム(イ・スンギ)は大きな衝撃を受けます。
すぐに刑務所にいるハン・ソジュンを訪ねたバルムは僕の頭に何を埋め込んだ、まさか、お前の息子ソン・ヨハンの脳を移植したのか?と問い詰めます。
ハン・ソジュンが人を殺して頭を切断した理由は実験のためだったことが分かりましたが、そのために今お前は生きていると死刑囚ハン・ソジュンはバルムに明かします・・・
ところが、この手術の裏には政府のチェ・ヨンシン大統領秘書室長が絡んでいたのです・・
そのチョン・バルム(イ・スンギ)は自分の幼稚園の写真の写真を見て自分の記憶している顔と違うことに気づき、自分の記憶がすべてソン・ヨハンのものだと分かり、そのころから彼の中に暴力的な部分が出始めてくれるのです。
また一方で、犯人ウ・ジェピルを殺したと自首したコ・ムチ(イ・ヒジュン)を疑問に思ったチョン・バルム(イ・スンギ)は独自で捜査しますが、真犯人はやはりウ・ジェピルに娘スジンを殺されたチョン・マノだったのです。
これで刑務所に入り自分の手で死刑囚ハン・ソジュンを殺すという計画を邪魔されたコ・ムチ(イ・ヒジュン)は再び、酒浸りになります。
更に、愛するPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)が殺人鬼のソン・ヨハン(クォン・ファウン)が好きだったことにも我慢できないのです。
なんで奴に惹かれた?と問いかけるコ・ムチに「私に似ていたから」と答えるチェ・ホンジュは、ソン・ヨハン(クォン・ファウン)の子供を産んでいたのです・・・



10話
「世界初の脳移植に成功、チョン・バルムに殺人鬼の脳が移植された」、僕も注目されたかったよと死刑囚ハン・ソジュンはバルムに話すと「人を殺すところでした、何がおきているんですか?」と問いかけます。
チョン・バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンの記憶が浮かんできて、攻撃性も増してきて、彼のようになるのではないかと心配しています。
病院では、これ以上手術は出来ないと・・・
一方、「結び目事件」の容疑者ウ・ジェピルが死亡して捜査は終了となります。
ところが、オ・ボンイ(パク・ジュヒョン)などの話からコ・ムチ(イ・ヒジュン)とチョン・バルム(イ・スンギ)は納得がいかず再捜査すると容疑者ウ・ジェピルの息子で弁護士のヒョンチョルが浮かんできましたが証拠不十分でヒョンチョルは釈放されます。
そんな中、バルムは「証拠保管チーム」に異動になりますが、すぐに女性の殺人事件が発生します。その事件現場にはソン・ヨハンの時の十字架のサインが残っていました。
もしかして、ソン・ヨハンは犯人ではなく別に真犯人がいるのでは・・・? と推測するチョン・バルム(イ・スンギ)です・・・

11話
容疑者ウ・ジェピルの息子で弁護士のヒョンチョルをやっと追い詰めたバルム(イ・スンギ)は二人で格闘になりますが、「殺すんだ、殺してしまえ、そうだもっと首を絞めろ」というソン・ヨハンの幻覚の声が聞こえ、バルムはヒョンチョルを殺してしまいます。
ところが、殺したはずのヒョンチョルが船に乗って逃亡する姿が監視カメラに映っていて、警察仲間たちは脳の手術したバルム(イ・スンギ)を心配し、病院に行くように進めます。
その後、頭の中が混乱しているバルム(イ・スンギ)の前にソン・ヨハンに殺害されたはずの遺伝学博士ダニエル・リーが姿を現し、ヒョンチョルの遺体の行方が気になりませんか?と、問い詰め
「ヒョンチョルを殺した時に快感を覚えたはずだ、残念ながらソン・ヨハンの前頭葉が君の脳を侵食しました、それは今も進行中で、完全に侵食されるでしょう、次第に衝動が強くなるはずです。
その後、殺人依存症になるので、その殺人衝動を他の方向に向けては?」と、ある恐ろしい相談を持ち掛けます。
また、一方で10年前に児童性犯罪の犯人カン・ドクスが刑務所から出所して1年になり、あるテレビ番組で児童性犯罪の現状が放送になります。
そんな中、10数年前にオ・ボンイ(パク・ジュヒョン)を暴行したカン・ドクスがまた彼女に近づいてきました。

12話
カン・ドクスはまた幼い少女ユナを狙い、それを助けようとしたボンイがその子を守ろうと必死で抵抗し大怪我を負います。その時ボンイが危険だと感づいたバルム(イ・スンギ)はカン・ドクスを殺して、河原に遺体を捨てます。カン・ドクスの遺体を見たコ・ムチ(イ・ヒジュン)は犯人はサイコパスでソン・ヨハンみたいな奴だと確信するのです。
そして、バルムは人格が自分のバルム(イ・スンギ)に戻ったとき、罪悪感が押し寄せてきて、「ごめん、ゆるしてくれ」と涙を流し苦しむバルムです。
一方、ボンイはカン・ドクスが死んだことを知りますが、犯人はコ・ムチ(イ・ヒジュン)だと思い込んでいます。
また、警察は犯人がボンイではないかと疑っているのです。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は絶対にカン・ドクス殺害犯人を捕まえると必死に捜査しますが、国民はヒーローとなった犯人を捜すのを望んでいません。
その後、バルム(イ・スンギ)はカン・ドクスに狙われていた少女ユナを訪ねますが、ユナは事件現場でバルムを見たと告げます・・・

13話
カン・ドクスを殺害した時の凶器が見つかりますが、凶器からはカン・ドクス以外のDNAも見つかり、別の事件で服役中の受刑者イ・ジェシクのものだと判明します。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は釈然としない結果にどう理解すればいいのか混乱し、カン・ドクスを殺害した犯人は捜査の混乱を狙い警察をあざ笑っているんだと言います。
一方で、少女ユナはバルム(イ・スンギ)に「ありがとう、おじさんがいなければ私は今頃、死んでたはず、秘密にするよママにもボンイさんにも約束するよ」と言って二人は指切りをします。本当はその時、ユナを殺そうとしたバルムでしたが、ユナの言葉で気が変わったのです・・・
また一方で、ボンイ(パク・ジュヒョン)はPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)から放送局でアルバイトするように誘われ、刑務所に取材に行くことになり、ある別の事件の殺人犯キム・ボンチョルと出会い、彼は冤罪ではないかとその可能性を感じ始めます。
それがきっかけとなり「父親が無実だと娘に知ってもらう番組」を作りたいと思うようになるボンイはさっそく事件を調べはじめますが、その中の事件の被害者の女性に会うことになります。
ところが彼女はソン・ヨハンの母ソン・ジウンだったのです。
そんな時、スソン事件の犯人の娘がシン候補の息子でシン刑事の婚約者と言うことで世間では大騒ぎになりますが、ボンイ(パク・ジュヒョン)が進めている事件の取材に局長もオッケーを出します。
一方、コ・ムチ(イ・ヒジュン)もまたキム・ボンチョル事件を捜査中に真犯人が受刑者イ・ジェシクだと分かり、出所したイ・ジェシクを追いかけます。

14話
出所後、イ・ジェシクは偶然を装ったPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)と再会し、「あんたが犯人でしょう」と刺激を受け、ホンジュを襲います。そして、危険を察したホンジュを助けるためにバルム(イ・スンギ)はイ・ジェシクを殺します。
駆けつけたコ・ムチ(イ・ヒジュン)は「被害者の代わりに復讐してもお前は人殺しだ、お前はサイコパスの殺人鬼だ」と逃げて行く殺人鬼(バルム)に「出て来い」と叫びますが、顔を知られず逃走するバルムです。
ところが、オ・ボンイ(パク・ジュヒョン)はある提供者からの映像見て、カン・ドクス殺害の犯人がバルム(イ・スンギ)だと知り、大きな衝撃を受けます。
ボンイはバルムを家の前で待っていましたが、バルムは「俺は昔の善良な奴じゃない」と言って一人で家の中に入っていきます。今回は気が晴れないバルムなんです。
それでも、ボンイ(パク・ジュヒョン)は自分だけはバルムのそばにいようと決心します。
そして、バルムもまたボンイのそばで打ち勝ってみせる、「ボンイ励ましてくれ」と心の中でつぶやきます。
その後、子供たちを虐待する事件が発生し、犯人である精肉販売センターの男キム・ビョンテをバルム(イ・スンギ)が殺害します。
同じく仲間がもう一人いますが、違う形で罪を償ってもらうというバルムは自分の中のソン・ヨハンが少しずつ薄れていくのを感じるのです。

15話
バルム(イ・スンギ)は自宅の敷地内に地下室があるのを思い出します。
そこにはソン・ヨハンが犯人だと思われる証拠の数々がありましたが、殺された人物の写真を見ながら「僕だ、ソン・ヨハンではなく、僕が殺した、何もかも偽りだった・・・」と、今までソン・ヨハンの記憶だと思っていたものがすべて自分自身がやったことだと気付いたバルムは犯人はすべて自分でただ善人を演じていたことが分かり涙を流すのです。本当のサイコパスはバルム自身でありソン・ヨハンは普通の人間だったのです。
その時、意識不明で入院していたチグクが目を覚まし意識が戻ったとドングから電話があります。
気に入らないチグクを殺そうとした犯人であるバルムは、オドオドしながら病室の前にいますが、チグクは記憶喪失になっていました。
一方、子供のハングクの遺体が廃工場で見つかります。バルム(イ・スンギ)の自宅敷地内の地下室にあった遺体が動かされたことで、バルムの正体を知っている者が、遺伝学博士ダニエル・リーの他にもいることが分かったのです。
バルムは銃で自殺しようとしますが、ダニエル・リーはバルムに、脳神経外科ハン・ソジュンが脳移植したマウスを観察したがすぐに死んだと言い。ハン・ソジュンの脳移植は失敗に終わった、君に残された時間も短いだろうと告げ、被害者のためにも死んだらダメだと念を押し、早く他のプレデターを始末しろと言います。
そして、ダニエル・リーは普通の人間だったソン・ヨハンの前頭葉から受け取ったものは普通の人間の感情だったことを教えます。
バルムはソン・ヨハンの潔白を証明してから死のうと心に決めます。

16話
バルムはソン・ヨハンの潔白を証明してから死のうと心に決め、遺書を書きます。
その時、病院にいるチグクから電話があり病室に向かいます。
同じときコ・ムチ(イ・ヒジュン)もチグクの病室を訪れますが、息を引き取ったチグクを発見し驚きのあまり言葉を失います。
病院を出て行こうとするバルムを「チョン・バルム」と大きな声で呼び止めるムチ。
病室に戻り、息を引き取ったチグクを見たバルムは怪しい男を見かけ、後を追いかけます。
追い詰めた男と乱闘になりますが、チグクを殺した男たちは複数人だったことが分かり、この事件には別の組織があることを確認します。
この時、バルムは「今はまだ死ねない、チグクを殺した奴らを殺した後だ」とつぶやきます・・・
その後、チグクの葬儀の日に同じ葬儀場で母代わりに自分を育ててくれた叔母の夫パク・ミンソンそっくりの人物イ・ピルスンの葬儀があったのです。外国に行ったという叔母に電話しますが、繋がりません。叔母の家族を調べますが、何もかもが嘘だったのです。
そして、チグクを殺した人物が葬儀場で葬儀をしていた叔母の夫パク・ミンソンだったことが分かり、更に混乱するバルムです。



17話
バルムは幼い時、ある男から家族を殺され家は放火されました。この時妹のジェヒだけが行方不明のままだったのです。家族の復讐のために警官になったバルムは犯人だと分かったスホを見つけ殺害しますが、彼の腕にはチグクを殺害した謎の組織「OZ」のタトゥーがあったことを思い出します。でもバルムはなぜ僕だけ残して、家族を殺したのか?それが謎になっています・・・
一方、コ・ムチ(イ・ヒジュン)はクリョン一家殺害事件の担当刑事を訪ねますが、そこにはバルム(イ・スンギ)が先にいました。
コ・ムチは幼いころのジェフン(バルム)の写真を見せて、いろいろ担当刑事に質問するのですが、バルムは自分の正体がバレてしまうのではとドキドキしています。
ところが、警察の捜査資料がすべて抹消されていたのです。
コ・ムチ(イ・ヒジュン)は、バルムが何を追っているのか?また同じ同僚のイ刑事の怪しい行動もあり、犯人捜しに敏感になっています。
また一方で、ボンイ(パク・ジュヒョン)はカン・ドクスに襲われた時、助けてくれたのが、ソン・ジウンの子供で祖母を殺したソン・ヨハンだと知ります。
自分の命の恩人であり、怪我した犬を育てた心優しいソン・ヨハンがサイコパスだったと言うことが信じられないのです。

18話
バルム(イ・スンギ)はソン・ヨハンが通っていた学校の先生に会いに行きますが、ヨハンが誰かに尾行されていると言っていたことが分かります。
更に学校の理科実験室にいたマウス2匹を見て、そういえば・・・ソン・ヨハンは亡くなる前に「僕たちは実験用のマウスだ」と言い残した言葉を思い出すバルム。
更に家族を殺された復讐心が強い時、ソン・スホの住所を知らせるメールを受け取ったことも思い出します。
バルムに殺人をさせ、それで連中が得るものは? バルムがプレデターに生まれたと連中は知っていましたが、そのすべてを知っているような遺伝学博士ダニエル・リーはバルムに何も言わずに逃げて行きます。
また一方で、同僚のチグクを殺害した謎の組織「OZ」の男の車のドライブレコーダーからカン・ドクス殺害の現場に黒いマスクをして現れたバルム(イ・スンギ)の姿を確認したコ・ムチ(イ・ヒジュン)は、なぜお前が殺害現場にいるんだ?と、自分の目を疑います。
警察でコ・ムチとバルムとイ刑事がもみ合いになりますが、この時バルムはイ刑事が謎の組織「OZ」だったことを知ります。
「国民の息子」のバルムを殴ったコ・ムチは国民の敵になり、しばらくの間、職務停止になりますが、次々と自分なりの方法で真実を求めていきます。

19話
PDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)の子供のベビーシッターをしているソン・ヨハンの母ソン・ジウンは痴呆症のパク刑事の妻に偶然出会い子供を連れていかれてしまい動揺します。
すぐに刑務所にいる夫ハン・ソジュンを訪ね、「例の娘を殺されたパク刑事がうちの孫といるの、ヨハンの子供が殺されてしまう」と泣き叫びますが、俺には関係ない子だと言います。
そして、夫ハン・ソジュンは自分の子供を残すために生きていたヨハンの脳を使って、バルムの手術をしたことを妻に告げます。
更に、バルム自身も自分がハン・ソジュンの子供だったことを知り、このことをハン・ソジュンも知っていたんだと大きな衝撃を受けます。
また一方でコ・ムチの兄で神父のコ・ムウォン殺害現場で怪しい男と争い腕を切りつけたことを思い出したボンイ(パク・ジュヒョン)はバルムの腕にその時の傷跡があるのを発見し強く動転するのです。それを知ったバルムも悲しくて仕方ないのです。
バルムは自分を育てくれた叔母に会いに済州島にいきます。
叔母は秘密組織OZの要員で最初の任務がバルムに近づくことだったと話します。
そして、前任者はソン・スホだったけど過失でバルムの家族を死なせてしまい叔母が担当になったと話し、叔母の任務はあなたの行動を報告することだったと真実を話します。

20話(最終話)
遺伝学博士ダニエル・リーからサイコパス遺伝子を持つ胎児の名簿を受け取った大統領秘書室長チェ・ヨンシン(チョン・エリ)がOZを操る黒幕だったのです。
彼女はサイコパス胎児堕胎法案を成立させるためにバルムが殺人鬼になる必要があったのです。
そのために国家情報院内に私的な組織を作り、バルムを胎児のころから注視してきたと話します。
こんな恐ろしい話を聞かされても、大統領秘書室長チェ・ヨンシンを殺せなかったバルムを叔母はもうあなたは殺人鬼じゃないと慰めます。
また一方、ボンイ(パク・ジュヒョン)はバルムを捜し出し、「この卑劣な奴め、何も知らずにおばあちゃんを殺した奴を私は・・・」今度は私がおばあちゃんがやられたように殺してやると絶叫しながら向かっていきます。
バルムはボンイに跪き、「本当にすまない、僕が悪かった、自首するよ、どうか自首させてくれ」と手を合わせて頼みます。
そこへ、今度はコ・ムチ(イ・ヒジュン)が現れ、「兄さんを殺したのは・・・」と言って銃を構えます。怒り狂うコ・ムチに「どうか僕を逮捕してください、コ・刑事の代わりに僕が復讐しますから」と真剣に訴えかけます。
バルム(イ・スンギ)は逮捕され、連続殺人事件の真犯人として世間から大きな非難を受けます。
一方、コ・ムチはバルムに裏切られた深い憤りを感じながらも、罪のないソン・ヨハンを銃で撃ったことに対する後ろめたい罪悪感も感じています。
ソン・ジウン(キム・ジョンナン)はバルムに「コ刑事が殺したのではありません、ハン・ソジュン(アン・ジェウク)が殺したのです」と言って優しく慰めます。
コ・ムチは更にハン・ソジュンの子供がバルムだと知りハン・ソジュンの刑務所に向かいます。
「死刑囚がどうやって手術を?」ハン・ソジュンは「この国で、大統領秘書室長チェ・ヨンシンにできないことはない。俺に土下座までした」と言って笑いますが、コ・ムチは「お前たち父子は利用されたんだ、今に見てろ、お前たちは惨めに処分されるから」と言って帰っていきます。
その後、国家情報院内に存在するOZの元組織員の叔母とPDチェ・ホンジュ(キョン・スジン)が手を組んで大統領秘書室長チェ・ヨンシンの悪行を世間に暴露し、ソン・ヨハンの無実を明らかにします。
そして、PDチェ・ホンジュは自分もバルムを利用していたことをすべて打ち明け自分の罪を認めます。ホンジュはその場で、ある刑事によって逮捕されるのです。
その後、バルム(イ・スンギ)の裁判がはじまり、死刑が言い渡されます。
6か月後、バルムは父親であるハン・ソジュンと同じ刑務所に収監され、父であるハン・ソジュンを殺害します。
その後、手術の後遺症で脳の痛みに苦しんでいるバルムは「ネズミにかじられているようだ」という苦痛を味わいながら悲しく死んでいきました・・・
最後、「愛するボンイに会いたい・・・」
そして、ボンイに「来世では普通の人間に生まれるよ、その時は」・・・
この言葉がボンイに届くことはなかったのです・・・・心悲しい衝撃的な最終話でした・・・






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韓国ドラマ「マイネーム」あらすじと感想、ハン・ソヒの女性アクション

2022-04-18 | 韓ドラ ま行

韓国ドラマ「マイネーム・偽りと復讐」あらすじと感想、最終回。
自分の目の前で命を奪われた父。たとえどんな代償を払うことになろうとも必ず父の復讐を誓った娘は、犯罪組織のボスの後ろ盾を受け、新しい名前で警察へと潜入する。
後に直面する冷酷な真実と復讐を描く女性アクションドラマ。
ヒロインはドラマ「夫婦の世界」、「わかっていても」のハン・ソヒさんがいままでにないアウトローな強い女性を見せてくれます。
運動をしたことがないというハン・ソヒさんですがアクションはなかなかサマになっていて、あの綺麗で可憐な彼女が強い男たち相手にボコボコに倒していく姿は神がかった迫力で圧巻です。彼女がどんな役もこなせる演技派女優と評価されたワケが分かるような際立つ印象を残してくれましたが、きっとファンが増えたことでしょう。
また、父親の真実が明らかになり、やるせない揺れる感情をむき出しに演じる彼女の悲しみの演技にも注目です。

また本作で悪役を演じるパク・ヒスンさんの鋭い眼力から発せられる憎しみは見るものを凍り付かせるほど存在感が強く、また渋い男らしい演技も素敵でした。
韓国最大の麻薬組織トンチョン派のボスで、最も信じていた仲間のユン・ドンフンの死後、彼の娘であるジウ(ハン・ソヒ)を組織員として受け入れ、父親への復讐心に満ちた娘のジウを完璧な組織の人間に作り上げ警察に偽装潜入させるのです。
ジウを守るために力を尽くすのですが、揺れ動く心の中の本心はどうだったのでしょうか?
本気だったのか?それとも彼女を騙していたのか?試していたのか?
トンチョン派のボスで力も権力もありますが、周りの誰にも自分の本心を見せない複雑なキャラクターだったと思います。

また、アクションが多いなか唯一、ジウ(ハン・ソヒ)が心を開いた同僚のピルド(アン・ボヒョン)への愛は人間らしい一面が表現されていて、とても良かったです。
お互いに同じ傷を持つどうし、心の休まる場所が必要だったのでしょう、こういう愛の形も二人には慰めになったはずです。
その同僚のピルド役を演じたアン・ボヒョンさんは、ドラマ「梨泰院クラス」での悪役でブレイクしましたが、本作の刑事役は素で演じているように自然で、とてもお似合いでした。

後半過ぎに衝撃的な事実な明らかになりますが、それぞれの予測できない人間関係に緊張感が走り、絶妙なバランス感で魅せるキャラクターたちから目が離せなくなります。
シーズン2を期待したいドラマでした。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
父親が指名手配中のために女子高を退学したジウ(ハン・ソヒ)は自分の誕生日の日に玄関ドアーの目の前で何者かに父親を殺されます。
警察はすぐに目撃者もいなく凶器も手がかりもないので捜査を打ち切ると言います。
父の復讐を誓ったジウは強くなりたいと父の友人だったというトンチョン派ボスのムジン(パク・ヒスン)の元を訪ね、組織の後押しを受けることになります。
「勝ちたいです」というジウ(ハン・ソヒ)にボスのムジン(パク・ヒスン)は「その考えでは無理だ、殺す、ぶっ殺すと思って戦え」とボス自ら相手になってジムで体を鍛え教え込みます。
そのボスのムジン(パク・ヒスン)の部屋にはジウの父とボスのムジンが並んで写っている写真がありました。
ボスのムジン(パク・ヒスン)は10年前にジウの父に助けられた恩があります。

2話
組織のジムで格闘の試合がありますが、ジウ(ハン・ソヒ)は男たち相手に優勝するのですが、最後の試合で負けた組員のガンジェに薬を飲まされ意識がもうろうとします。
ボスのムジン(パク・ヒスン)は自分が連れてきた女に手を出したとガンジェの顔を切りつけ、厳しい罰を与え除名します。
そして、ムジンの部下のテジュはジウに「すぐにここを出ていけ、お前のせいで大事な部下を失った、俺はお前の父親をずっと近くで見てきた、組織にそぐわない人だった、お前もだ、諦めろ」と忠告するのです。
ところが、ジウ(ハン・ソヒ)はボスのムジン(パク・ヒスン)に呼ばれます。
これからはユン・ジウの名前を捨ててオ・ヘジンとして生きていけ、父を殺した犯人は警察の中にいると話します。
警察に潜入するようにボスから命じられたジウは全く別人として生きていくのです。

その後、強力2班に配属になったオ・ヘジン(ハン・ソヒ)は捜査中に刑事のピルド(アン・ボヒョン)に出会いますが、その後希望を出して麻薬捜査隊1チームに移動になり、そこでピルド(アン・ボヒョン)の相棒になります。

ジウ(ハン・ソヒ)はボスのムジン(パク・ヒスン)に会い、「父を殺した銃が誰のものなのか調べ、麻薬捜査隊チーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)との関係を突き止めます」と報告します。
ボスは自分のナイフをジウ(ハン・ソヒ)に渡し、「見つけたら殺せ、信じろ、何があっても我々がお前を守ってやる」と念を押します。

3話
麻薬捜査隊1チームに移動になったとたんに麻薬捜査に駆り出されたジウ(ハン・ソヒ)はその現場で麻薬を見つけ、主犯格のマンゴーを捕まえますが、取り調べの中で新たな麻薬組織のリーダーが、ボスのムジン(パク・ヒスン)の地位を脅かそうとしているのを知り、ジウ(ハン・ソヒ)はボスのムジンに知らせます。
ところが、警察ではその後の麻薬捜査のターゲットがムジン(パク・ヒスン)になり出動することになります。
警察は、表向きはホテルの代表だが実際は国内最大の麻薬組織トンチョン派のボスで、先日自殺した麻薬製造船のオーナーのペ・ジョングの工場と船がムジン(パク・ヒスン)の所有になったことで、狙いはムジン一人だと発表します。
急なことでジウ(ハン・ソヒ)はムジン(パク・ヒスン)に知らせることが出来ないまま出動しますが、どうにかムジン(パク・ヒスン)を逃がすことに成功します。
そして、その現場で発砲し父親を撃った銃をわざと置いてくるジウ(ハン・ソヒ)です。

また一方で急に狙われたボスのムジン(パク・ヒスン)は部下のテジュに「俺たちは何も把握できない素人集団なのか?バレた原因を探れ」と言いますが、テジュは「ジウが連絡しないなんて」と言います。
ジウ(ハン・ソヒ)はムジン(パク・ヒスン)に電話を掛け、監視カメラがあることを知らせ、内部に裏切者がいるのではとムジンは疑います。

4話
ジウ(ハン・ソヒ)が体を鍛えていたトンチョン派のジムに組織から除名されたガンジェが部下を連れて乗り込んできます。
乱闘騒ぎになり、警察がやってきますが、ピルド(アン・ボヒョン)から呼び出しを受けたジウもやってきます。
死人や怪我人もでたことで、プライドを傷つけられたボスのムジン(パク・ヒスン)はこのまま黙って引き下がるわけにはいかないとガンジェを捜すようにテジュに指示します。

また警察はムジン(パク・ヒスン)の動きを見張るために逮捕したマンゴーを釈放して泳がせムジンを捕まえようとします。
ジウはすぐにムジンに「マンゴーが釈放されます、罠です」と知らせます。
ところが、チーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)は、オ・ヘジン(ハン・ソヒ)が来てから情報が漏れ始めたと気付きはじめ、ピルド(アン・ボヒョン)にオ・ヘジン(ハン・ソヒ)から目をはなすなと指示します。

また、ジウ(ハン・ソヒ)の父親を撃った銃が分析結果で死亡した麻薬捜査隊所属のソン・ジュンス刑事の銃だと分かりました。そして、トンチョン派に殺されたと・・・
この話をムジン(パク・ヒスン)にしますが、「それは嘘だ、我々は警察を殺さない、銃が明るみになったから話をでっち上げている、だまされるな」とジウ(ハン・ソヒ)に言います。

     


5話
ガンジェの組織に捕まったジウ(ハン・ソヒ)とピルド(アン・ボヒョン)ですが、危機一髪のところでムジン(パク・ヒスン)が助けに来ます。
大怪我を負ったジウ(ハン・ソヒ)は入院しますが、警察も今回の事件でガンジェの逮捕に全力を注ぐのです。

その後、ジウ(ハン・ソヒ)の病室にピルド(アン・ボヒョン)がやってきて、「俺には妹がいたが、合格祝いにクラブ行って酒に麻薬を入れられて、その場で死んだ。妹は心臓が弱かったから」、「誰を捜しているか知らないけど俺も手伝うよ、捕まえよう」とやさしい声をかけてきます。

また一方で、ガンジェが逮捕されると危ないので海外へ行くようにムジン(パク・ヒスン)が進めますが、ジウ(ハン・ソヒ)はそれを断ります。
そんな時、チーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)はジウ(ハン・ソヒ)の今後3週間の発信と着信と位置情報を極秘で教えるようにある者に指示します。
更に警察署ではジウ(ハン・ソヒ)の昔のことを知る強力3班のチョ・ジンセと遭遇し動揺するのですがチーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)の部屋に入っていきます。
帰りに強力3班のチョ・ジンセはジウ(ハン・ソヒ)に「まだ犯人捜しか、ヒントをやるよ、5年前捜査を打ち切ったのはチーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)だ」と言い、お前のことは黙っている、面倒だからと言って、頑張れと笑顔で帰っていきますがチョ・ジンセはその後すぐに殺されます。
その後、捜査中にジウ(ハン・ソヒ)は自分の身分をバラそうとするガンジェを銃で撃ってしまいます。そばにいたピルド(アン・ボヒョン)は驚きます。

6話
銃を発砲したジウ(ハン・ソヒ)を心配したピルド(アン・ボヒョン)は家を訪ねて行き、こういう時は一人じゃないほうがいいよと言って、たくさん話しかけるのです。
「ガンジェは知り合いなのか?お前の名前を呼ぶのを聞いた」と、ジウは「昔薬を飲まされて、レイプされそうになった、この傷は意識を取り戻そうと自分でつけた」と言って、腕の傷を見せます。

また、ジウ(ハン・ソヒ)の元に死んだガンジェから郵送で写真が送られてきます。
その写真はジウの父親が警察官の仲間たちと一緒に写っている写真で、父の胸にはソン・ジュンスと書かれた名札がついています。
それを見たジウはガンジェに刺され、お寺で傷の手当てをしているムジン(パク・ヒスン)を訪ねます。
その写真を見せて、「死んだソン・ジュンスは。父は警察官だったんですか?」と問いかけます。
ムジンは「ドンフンは警察だった、組織を破壊するためにチャ・ギボが送り込んだんだ、だが我々の方に寝返った、前にも話したがドンフンは私の命の恩人だ」と話してくれます。
ジウは父親に2つの名前があったことを知らなかったのです。
そして、今まで信じてきたことがすべて偽りであり、父は誰に殺されたのか訳が分からないジウです。
そんな中、ムジン(パク・ヒスン)はテジュに電話をかけて、「テジュ、ジウには荷が重い、チャ・ギボはお前が殺せ」と指示を出します。
チャ・ギボは部屋でテジュに刺され、何も知らないジウがそこに向かいますが、チャ・ギボはジウに「ボスのムジンは悪魔だ」、「君の父のユン・ドンフンは最後まで警察の刑事だった」と言って、父のドンフンから預かっていた手紙をジウに渡します。
そこで、すべての真実が明らかになりジウはムジンに騙されていたことを知るのです。
信じていたボスに裏切られていた自分の無力さにただただ泣き崩れるジウです・・・

7話
テジュに刺されたチーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)は集中治療室で治療を受けることになります。

警察ではガンジェ殺害の容疑者として、ムジン(パク・ヒスン)を捜しています。
そのころ、裏切者としてジウ(ハン・ソヒ)を殺しにテジュたちがやってきますが、男たちと必死に戦うジウは最後に残ったテジュと闘うことになります。
ジウはムジンから受け取った大事なナイフでテジュを刺します。

そんな時、ムジン(パク・ヒスン)が自ら警察に出頭するのです。
ピルド(アン・ボヒョン)は「出頭した理由は?」と問い詰めますが、警察側はムジンの腹が読めないと言い、今度は警察側としてジウ(ハン・ソヒ)が「なぜ出頭を?」とムジンに聞きますが「無実を証明しにきた」と言います。
その後、ジウ(ハン・ソヒ)はムジンの証拠品を持ち出して証拠を消して、ムジンに知らせ、自分も逃走します。
ところが警察内部ではスパイとして刑事のオ・ヘジン(ハン・ソヒ)に疑いがかかり彼女を必死に捜しますが、彼女は証拠を消して逃げた後でした。
そして、ムジンは証拠がないと言って警察署を出ていきますが、ムジンはジウ(ハン・ソヒ)を試すために出頭したのです。
ところが、ムジンはジウ(ハン・ソヒ)が俺を救ったのは最後に俺を殺す目標があるからだと分かっています。

ピルド(アン・ボヒョン)は刑事のオ・ヘジン(ハン・ソヒ)がスパイだったと呆然とし、「何もかも嘘だったのか」と怒りを爆発させます。
ジウ(ハン・ソヒ)を捜しあてたピルドは逃げるジウに発砲し、ジウはあっけなく緊急逮捕されます。

8話(最終話)
目を覚ましたチーム長のチャ・ギボ(キム・サンホ)はピルド(アン・ボヒョン)を病室に呼び、刑事のオ・ヘジン(ハン・ソヒ)は5年前に殺されたユン・ドンフンの娘だと聞きます。
そして、ドンフンの本名はソン・ジュンスで、チーム長のチャ・ギボがトンチョン派に送り込んだ人物で、チーム長のチャ・ギボを刺したのはテジュだと知り、ジウ(ハン・ソヒ)がムジンに騙されたことも知ります。

また一方で、逮捕された後、病院に移動するジウ(ハン・ソヒ)はムジンが送り込んだ看護師のおかげで病院を抜け出そうとしますが、ピルド(アン・ボヒョン)に見つかり、復讐を果たしにいくジウを止めるためにピルドは自分とジウに手錠をつなぎます。
でも、ジウにとってはムジンを殺さないと生きる意味がないのです・・・

その後、二人はいつか来ようと言っていた海に来ます。
そこはピルド(アン・ボヒョン)の友達が借りている海の近くの家でした。
ピルドはジウの傷口を消毒しながら、「一人で背負わずに、いつでも俺を頼れ」と言い、二人は自然と近づいていきます。
ピルドは「ムジンを捕まえよう、お父さんも殺すのではなく法で裁こうとした。お父さんが果たせなかったことを、お前が成し遂げろ」と・・・

その帰り道、運転していたピルド(アン・ボヒョン)は警察前の道路でバイクに乗ったムジンに銃で撃たれ即死します。
隣の助手席に乗っていたジウはピルドの銃を奪って人ごみの中に逃げていきます。

ムジンのところに乗り込んでいくジウ。
何人もの男たちを倒し、やっとムジンの部屋にたどり着いたジウ。
「化け物になれるか?」と聞くムジンに「ためらったせいで、大切な人がまた死んだ、私の痛みを理解し唯一頼れる人だったのに・・・ なってやる、化け物に」と言い、
「あんたの息絶える瞬間をこの目で見届ける」と言って、ナイフを持って向かっていきます。
どちらかが死ぬまで戦わないと終わらないと・・・

ラストは父と母と・・・
そして恋しいピルドのお墓参りをするジウの姿が・・・


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韓国ドラマ「模範刑事」あらすじと感想、真実を追い求める刑事たち

2022-02-18 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「模範刑事」あらすじと感想、最終回。
ベテラン刑事とクールな若手刑事がタッグを組み、真実を追い求める珠玉のサスペンスドラマ。
ドラマ「梨泰院クラス」でパク・ソジュンの父親をはじめ、多くのドラマや映画などでベテラン俳優の貫禄を発揮している名優ソン・ヒョンジュンさんが熟練した刑事を演じ、相棒役にはドラマ「カネの花」「ボーイフレンド」などのドラマや舞台などで活躍するチャン・スンジョさんが主演に抜擢されました。
彼のビジュアルから頭脳明晰で行動力がある姿はピッタリと役に当てはまり、ベテラン刑事とのコンビもどんな行動をするのか読めないところも魅力的でしたが、本作で名優ソン・ヒョンジュンさんと素敵な相棒が誕生したと思います。
チャン・スンジョさんは、両親の死に対するトラウマから心を閉ざし心中を表にあらわさない無表情なポーカーフェイスを維持していましたが、次第に仲間の刑事たちと打ち解けていき、時おり見せるチャン・スンジョさんの笑顔がとても素敵で、カッコ良い刑事でした。

また、女性記者を演じるのは悪女役からブレイクしたイ・エリアさんで、彼女の感情が読めない神秘的な雰囲気って際立った特徴ですよね。
本作の美人すぎる記者役は冷静に物事を見るクールさが女性から見ても嫌味がなく、とても良かったです。
そして、脇を固める俳優さんたちも、悪役のオ・ジョンセ、警察のチョ・ヒボン、死刑囚のチョ・ジェユンなど、経験と実力を兼ね備えた個性が強いベテラン勢が揃い見どころ満載です。
物語は5年前の殺人事件の真実を追い求める刑事たちとその真実を隠そうとする者たちの対決が描かれていきますが、警察、検察、司法まで巻き込んだ悪と闘うチームワーク抜群の彼らの活躍に注目です。
韓国で大ヒットした本作はシーズン2の放送予定もあるようです!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
5年前、女子大生と刑事が殺される事件が発生します。
容疑者を逮捕したのは刑事のカン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)。
被告イ・デチョルは女子大生を殺害後、死体を遺棄し事件を担当したチャン・ジンス刑事も殺害し、死体を遺棄した罪で死刑を宣告されます。
ところが犯人の宅配業者のイ・デチョルは犯行を否認。
その後、容疑者は死刑囚となり、服役することになります。

5年後、エリート刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)がベテラン刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と同じ西部署の強力班に配属されてきます。
そんな時、誰かが高架橋の下に人を投げたのを目撃したと西部署に電話があります。
その後、死刑囚のイ・デチョルの娘イ・ウネを葦原で殺して埋めたと刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)がいる西部署にパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)という人物が自首してきます。
パク・ゴノはわざと捜査を混乱させる供述をして刑事たちを振り回し薄ら笑いを浮かべています。

2話
18年目のベテラン刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と頭脳明晰なエリート刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は相棒としてタッグを組み、真実を追いはじめることになります。

また、チン・ソギョン記者(イ・エリヤ)は服役中のキム検事長に呼び出され、「俺が検事部長の時に死刑囚にしたイ・デチョルだが、そいつは無実だ」と知らせます。
今になって何が目的なんでしょうか?
そして、「イ・デチョルは犯人に仕立てられたんだ、刑事、検事、裁判官の共犯だ、そして最後の仕上げをしたのはチン記者、君だ」と言われ、チン・ソギョン記者は刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)に電話して会うことになり、「イ・デチョルの無実を主張する通報がありました」と告げます。

西部署では死刑囚イ・デチョルの娘イ・ウネを殺したとパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が自首したことで捜査をはじめますが、刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は最初の通報者であるユナからの情報を更に調べはじめ、イ・ウネが生きていることが分かりました。

その後、検察に送ることになったパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)は集まった記者たちの前で「イ・デチョルは犯人ではない」と話し、再捜査を要求します。
そこに刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)が見つけ出した娘イ・ウネが現れます。
今回の事件は、二人の自作自演だったことで終わりましたが、殺人犯の娘と言うことで深く傷ついているイ・ウネを見て、刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は事態を重く受け止め責任を感じるのです。
そんな時、またイ・デチョルの無罪を主張する新たな証拠の映像が送られてきます。
この映像が本物ならアリバイが立証される大事なものでした。

3話
大事な昇進がかかっている時期の刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)ですが、イ・デチョルの無罪を主張する新たな証拠の映像が送られてきた場所を示す宅配業者に向かったドチャン。
そこには同じ目的で刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)も訪ねてきました。
二人は偶然顔を合わせ、最後までこの事件を追うために一緒に行きましょうと言って、5年前の殺人事件の真実を明らかにするために真の相棒となるのです。

その後、自作自演までしてイ・デチョルの無罪を主張したパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が何者かに殺されます。
その前にパク・ゴノから電話を受けたチン・ソギョン記者(イ・エリヤ)は「彼がイ・デチョル事件の真犯人に会うと言っていた」とドチャンとジヒョクに話します。
更に、その人物の写真を送ると言っていたと。
パク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が殺された現場に向かう3人ですが、カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)はなぜゴノが自分の命より真犯人の正体を暴き、無実を主張したかったのか?と考えていたドチャンは現場で死んだパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)の携帯を見つけます。

4話
携帯の中には犯人と思われる男の姿が映っていて、警察で調べた結果、チョ・ソンデは殺人罪など複数の事件の容疑者で、服役中のキム検事長を尊敬していて、チン・ソギョン記者(イ・エリヤ)も知っている人物でした。
ところが、刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は死んだパク・ゴノがどうやって真犯人に気付いたか?それが分かれば謎が解けると考えます。
きっとウネが何か知っているはずだと二人はウネの病院に向かい、パク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が死んだことを知らせます。
父のイ・デチョルは看守だったパク・ゴノが自分を殺害しようとしたことに対し、死刑囚の自分をあえて先に殺すには訳があると察し、パク・ゴノのことを隠す代わりに娘のウネに「父さんは殺人者ではない」と伝えてほしいと取引し、娘にだけは真実を伝えたかったのです。
これが世の中を騒がせた自作自演の事件だったのです。

刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は5年前のこの事件がはじまった時に戻り、再捜査をスタートさせます。
刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)はチョ・ソンデの事務所に向かいます。
チョ・ソンデを逮捕しますが、警察は隠蔽してパク・ゴノ事件は自殺となります。
二人が事件を掘り返すほど周りから圧力がかかり、結局、「イ・デチョル事件を掘り起こすな」ということで、前に進むことが出来ません。
警察が一緒になってグルになっていては無理が多すぎますがドチャンは「どこまで卑劣なんだ絶対に暴き出してやる」と激しく激怒します。
そして、5年前まともな捜査をしなかった刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は再度、初心に戻り刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)と捜査を進めると、5年前に殺害された女子大生ジソンと仁川第一信託の代表ジョンテの繋がりを見つけます。
ジョンテはジヒョクの従兄弟で理性やモラルなど道徳心の全くない男でジヒョクとは敵対しています。

5話
刑事カン・ドチャンと刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は従兄弟のジョンテを訪ねます。
そして、5年前に殺された美大生のユン・ジソンを知っているか?と聞くと、彼女に頼んで肖像画を描いてもらったと言いますが、ジヒョクは「カン刑事は兄さんを疑っている、ジソン殺害の真犯人だとね、殺したのか?」と聞きます。
もちろんシラを切るジョンテですが、ジヒョクはわざと刺激をあたえたのです。
その後の調査で、ジョンテと美大生ジソンの二人は恋愛関係にあったことが分かります。
また、刑事カン・ドチャンは真犯人を捕まえることも重要ですが、イ・デチョルの死刑執行まで時間がないので焦っています。
ジヒョクは事件を隠蔽した同じ刑事のナム班長を調べるには限界があり記者のソギョンに接触してほしいと頼みます。
そして、今自分たちが追うべき奴らは、仁川第一信託代表のジョンテ、デチョルの無罪を主張したパク・ゴノを殺害したチョ・ソンデ、事件を隠ぺいしたことが明らかになった強力1チームのナム班長の3人です。
そして、暴力団事件の解決にドチャンの強力2チームが単独で捜査することになりますが、実は内密に隠れて死刑囚イ・デチョルの事件を捜査することになりました。

その後、記者のソギョンから事件当日に確実なアリバイがあったことを聞かされますがソギョンはナム班長が素直にアリバイ映像を渡したのが怪しいと言います。
ジヒョクは映像の調査を依頼し、そこでおかしな点を見つけます。
やはり、アリバイとして提出された映像は防犯カメラのものを他のカメラで撮影されたものだったのです。だから、タイムコードの捏造の痕跡が見つからなかったのです。
ここで仁川第一信託代表のジョンテのアリバイが崩れます。

6話
怪しいとされる仁川第一信託代表のジョンテのアリバイが捏造されたことが分かりましたが、それでもジョンテが真犯人でデチョルが犯人でないという証拠または事実を立証することが出来ませんでした。
ドチャン(ソン・ヒョンジュ)とジヒョク(チャン・スンジョ)は再審を申請しますが受け入れてもらえなかったデチョルのために再度動き始めます。
デチョルには時間がないのです。

また一方で、インチョン(仁川)最大の暴力団のボスをついに逮捕し、ドチャンたち強力2チームの勢いが増していきますが、逆に更に彼らに圧力が加わり邪魔が入ります。
とにかく、警察、検察、司法までグルになっている悪の勢力との闘いは簡単なものではありません。
そんな中、ドチャン側の弁護士が再審請求書を持って死刑囚デチョルに会いに行きます。
サインをしないというデチョルに再審が決まったら警察も検察もドチャンを放っておかない、辞職を覚悟で、それでも彼はやると言っている、法廷でその人があなたに何をしたか世に暴き復讐しなさいと言います。

その後、インチョン(仁川)最大の暴力団のボス、ドンパルをドチャンたち強力2チームが検挙し、それを喜ぶムン署長は、話題提供のために警察署にメディアの記者たちを呼びます。
そして、ジヒョクはこの会見を利用することにしようとソギョン記者(イ・エリヤ)に現場に来ていた放送局の記者たちを揺さぶってほしいと頼み、ソギョン記者はデチョル事件の再審についての情報を流し、テレビ局が大々的に取り上げマスコミや世間が騒ぎ出します。
当時の手薄だった捜査を責められたドチャンはあの事件の初動捜査の担当は亡くなった刑事のジンスとナム班長だったとムン署長に伝えます。
そして、裁判所の前には死刑制度廃止とイ・デチョル事件の再審を要求するデモが起こります。
結局、最高裁判所は異例の再審請求を受け入れたのです。

7話
ドチャン側の弁護士は証拠も足りないし時間もないので、方向性をハッキリさせましょうと念を押します。
そして、美大生のユン・ジソン事件に比重を置いて、当時の捜査が不十分だったと証明しなければならないと言い、警察の隠蔽、汚職、圧力に焦点を合わせると。

その後、再審準備も少しづつ整ってきましたが、突然デチョルが「静かに死なせて下さい」と言ってきます。
そして、ドチャンに「1つだけ頼みがある、ウネの結婚式で代わりに娘に付き添ってほしい、お前のやることはそれで終わりだ」と娘の未来を心配する親の愛情を見せます。
ところが、ジヒョクの捜査で誤解が解け再審を受けることになったデチョルの1次公判は有利に動きはじめます。

また、事件当時、宅配会社から映像を受け取った刑事のジンスは「デチョルが犯人である確立はほぼゼロです」とナム班長に報告していましたが、ナム班長はこれを検察に渡します。
結局、検察と警察が組織的に真実を隠蔽していたことが明らかになりますが、早くこの事実が公になるといいのですが・・・

また一方で、5年前の有力な容疑者ジョンテは正韓日報のユ部長とユ国会議員の兄弟と親密な関係があり、ジョンテは兄のユが国会議員になるのを助け、ジョンテは仁川第一信託を手に入れました。弱みを握っているジョンテにはいつでもユ兄弟を脅すことができるのです。

そんなジョンテを警察のナム班長が訪ねて行きます。
「5年ぶりですね」と会話する二人ですがジョンテは「一生会ってはいけない関係でしたよね」と言い、「なんであんなミスをした」と再審での映像などの証拠を責めます。

また、新たな証拠を探すために捜査に乗り出したドチャンとジヒョクは事件当日、現場近くでジョンテが違法のUターンをして交通違反を起こしていたことを確認します。
そして、ジョンテがなぜ?Uターンしたのかその理由について何か重要なものを現場に落としたと考えたジヒョクはそれがオークションで落札した時計だと推測しました。
詳しく調べたジヒョクはその時計を持っていた殺害された刑事ジンスの妻を問いただします。
「この時計は殺人事件の容疑者の物で、5年前に無くなった時計が、なぜ事件を担当していた刑事ジンスの奥様の手に?」、正直に話してくださいとドチャンも心配そうに聞きます。
そして、よく考えたジンスの妻は裁判で真実を証言すると言います。
ところが、この3人の様子を遠くから見ていたナム班長です・・・

8話
競売にかけられた時計はジヒョクの父の遺品で、ジョンテが持っていて落としたものです。
それを警察のナム班長が拾い、亡くなった刑事ジンスの妻に競売で売るように指示したのです。
そして、ドチャンとジヒョクにナム班長に頼まれたことを話し、裁判で証言もすると約束したとナム班長に言います。
ところが、ジンスの妻は法廷に現れませんでした・・・

また、記者のソギョンは過去にムン署長とチョン検事がイ・デチョルが犯人ではないという証拠を隠す会話をしている録音ファイルをキム検事長から受け取り確保します。
そして、過去に警察と検察が一緒に証拠を操作したことを正韓日報のユ部長に話します。
ところがユ部長はこの話を警察の上層部にすぐに知らせ、ソギョンの記事は失敗に終わります。

ユ部長は「警察と検察は更に圧力を強める、デチョル側だった者はすべて、この世の底に落ちるだろう、記事を書いた君もだ、聞かなかったことにしろ」と言われますが、ソギョンは「一生後悔する」と悔しさをにじませるのです。

そして、法廷ではドチャンの部下だったユ・サンミ警部補が自分の昇格のために嘘の証言をし、
イ・デチョルも相手側の検事の言葉を信じてワナにハマり、女子大生は殺してないが、刑事は私が殺しましたと嘘をつくのです。イ・デチョルの死刑は予定どおり執行されることになります。
記者のソギョンは「最初から決まっていたのよ、誰のせいでもない」とジヒョクに言います。

ジョンテはナム班長に「今度は売らずにつけてください」と言って、時計を渡します。
「もう会うことはありませんよね」と言い、更に「気になることがある、ジソンを殺したのは分かるけど、チャン刑事は誰が殺したんですか?」とナム班長に聞きます。

9話
イ・デチョルの死刑が執行されました。
ドチャンは亡くなったデチョルの納骨堂の前でじっと耐えています。
そのドチャンは昇進審査にも落ち、「刑事を辞めたくないなら、おとなしくしていろ」とムン署長に言われ、強力2チームの面々は仕事も与えられず、毎日暇にして定時に家に帰る日々を送っています。
そして、ドチャンには、まだやることが残っているので、まだ刑事を辞めるわけにはいかないのです。
それは、亡くなった死刑囚イ・デチョルの娘ウネのためです。
ウネのためにも絶対に弱音を吐かないと心に決めたドチャン。

また、記者のソギョンから過去にムン署長とチョン検事がイ・デチョルが犯人ではないという証拠を隠す会話を録音したファイルを聞いたドチャンとジヒョク。
そして、ムン署長がたくさんの賄賂を受け取っていたことも知り、ドチャンはムン署長に会いに行き、「当時は俺たちが間違っていて、今はお前が間違っている、俺が正しいと認めろ」と心静かに話しますが、それを聞いてムン署長は黙ってしまいます。
そんな時、ジヒョクが未成年へのセクハラ容疑で、ナム班長に逮捕されますがすべて、ジョンテが仕組んだものです。

10話
ジヒョクはただ情報を得ようと、ウネ失踪事件の時の通報者チャン・ユナに接しただけですが、すべてジョンテが仕組んだもので刑事を辞めさせて殺すつもりだと気付いています。
ナム班長から辞職願を出すように言われたジヒョクは「俺の予想が当たっていると確認できたよ、ユナに伝えてください、性犯罪で訴えろと、死ぬより刑務所で寝てる方がいい」と答えます。
ドチャンは自分の家にいるウネに「ユナがジヒョクをセクハラで訴えた」と話しますが、ウネは「お金のためなら何でもする子よ」と話します。
ところが、その時、家にムン署長がやってきます。
ムン署長はウネに「私が悪かった、きちんと調べなかった、すまない、死んだ君の父親に心から謝罪する」と過ちを認めひざまずきます。
また、ドチャンにも「恥ずべきことだが、スッキリしたよ、ありがとう」と伝えます。

また、ウネはユナに会い、ジヒョクのセクハラが嘘だったことをすべて録音します。
結局、ユナは告訴を取り下げます。
ジヒョクはジョンテのところに行き、「殺すなら直接殺せ、伯父さんの金で他人にやらせるな」と言って帰っていきます。

その後、強力2チームに復帰したドチャンはジヒョクに罪を着せた奴を捕まえると言って、ナム班長をにらみつけます。
また、強力2チームはデチョルの無罪を主張したパク・ゴノ殺人事件の再捜査も始めることになりますが、現場の証拠を隠し自殺として処理したナム班長は警察に辞職届を出します。


   


11話
強力2チームはチョ・ソンデとその上にいるジョンテを追い詰める作戦を立てます。
その後、チョ・ソンデは刑事を暴行して逃走した容疑者として身元公開捜査に切り替わりました。
チョ・ソンデはジョンテの計らいでフィリピンに密航するはずでしたが、ジョンテに裏切られて殺し屋たちに襲撃されます。
そこへ、ドチャンたちがやってきて、皆が逮捕され、ドチャンは血まみれで倒れていたソンデに「ありがたいだろ、助けてやったんだぞ」と言って、手錠をかけます。
ところが、ジョンテに殺されそうになったのにソンデは沈黙を続けます。
ドチャンはジョンテを参考人として呼んで対質尋問することにしますが「一方的な主張だ」と言って弁護士を呼んで警察署を出ていきます。
翌日、ジョンテの弁護士からパク・ゴノ殺害現場の追加写真を要求され現場を訪れたジヒョクは、そこで待ち構えていたジョンテから刃物で刺されてしまいます。

また、釈放されたキム検事長からユ部長がチャン刑事殺人事件に大きく関わっていることを聞いたジョンテはユ部長と手を組もうと何度もお酒の席を設け、仲間意識を高めるのです。

12話
ジョンテから刃物で刺されたジヒョクは反撃し、二人はお互いに大きな傷を負い病院に搬送されます。
ドチャンはじめ強力2チームは急いで病院に駆けつけますが、ジヒョクに家族がいないと知ると強がっていたけど寂しい人だったのかと自分たちが家族だと言って心配するのです。
特にドチャンは相棒が入院し、バカ野郎と言いながらも心を痛めています。

また、ジョンテに対する拘束令状は検事が棄却し、ジョンテは自分が殺人を犯しても拘束されないことを確信しているのです。
実際に共犯者のチョ・ソンデが自白してもジョンテの逮捕状は確信する証拠がないという理由で棄却されていました。
それは背後に大きな力を持つ人物がいるという証です。
ドチャンとジヒョクはイ・デチョルの死刑執行の時から妙に不自然で不審な行動を取る正韓日報のユ部長を疑いはじめます。

ドチャンはユ部長を訪ね、「なぜ殺人犯を擁護するんですか?ヤツは自分の罪を隠すために手当たり次第に殺人を犯している、法の裁判を受けられるように放っておいてください、ヤツは人を殺しても処罰されないと思っているから、刑事が殺人犯を捕まえることは当然の仕事でしょう」と話すと、ユ部長は珍しく声を荒げて興奮します。
この時、ジヒョクがジョンテに刺されたと聞いた記者のソギョンは病院に駆けつけますが、ジヒョクはそれが嬉しかったようでニヤニヤと笑みを浮かべます。

また、焦りをみせたユ部長は強力2チームの刑事たちに圧力をかけますが、ムン署長が救ってくれます。
強力2チームたちは更に確実な証拠を見つけるために捜査をはじめますが、ジヒョクは5年前にジョンテの時計を持っていたナム班長に焦点をあて彼が別の証拠をもっている可能性が強いと考えます。
また、その時ジョンテの車を廃車した会社の従業員は「ある会社員が廃車を依頼して同じ日に刑事が来て証拠を採取していき、廃車をのばしてくれ」と言っていたと証言します。
そして、その刑事は殺された刑事だと言います。
証拠を持って行った刑事が殺されたジンスなら、ジンスとナム班長の共謀の可能性もあるということになります。
まずはジンスが持って行った証拠を探すのが先だとドチャンは考えています。

13話
ドチャンとジヒョクは、事件当日の容疑者のアリバイを調べはじめますが、ナム班長と殺された刑事ジンスは一緒に行動していたことが分かり、ジョンテは釜山にあるホテルの開業式に出席していたことが分かります。

また、記者のソギョンはユ部長が警察庁に出入りしてたころの社会報告書からチョ・ソンギの調査をしていたことを知り、なぜ?と疑問をもちます。
そして、ユ部長がチョ・ソンギがいるカウォル教会へ行ったことも分かります。
ソギョンがいろいろと詳しく調べてみると、拷問警察チョ・ソンギ、性拷問事件、行方をくらませた、自殺した韓国大学の女子大生、ユ・ジョンソン、女子大生が警察の事情聴取の帰宅後に自殺、という文章が浮かび上がってきます。
ソギョンは以前ジョンテがユ部長に「お姉さまがいましたよね、警察に失望して自殺したそうですが、本当ですか?」と話したことを思い出します。

そんな中、事件現場だったカウォル教会をナム班長も訪ねていたことをドチャンとジヒョクは知り謎となりますが、更に事件当日にユ部長も事件現場に近いカウォル教会にいたことにも大きな謎が残ります。
そして、ユ部長が訪ねたというチョ・ソンギは名前を替えたキム牧師でその日から姿を消します。
二人はまずキム牧師から捜そうとしますが、その時、記者のソギョンから電話があり、チョ・ソンギの身元照会を頼まれるのです。
ジヒョクが調べているとチョ・ソンギと悪のチョ・ソンデが兄弟だったことが分かりました。

ソギョンはユ部長からキム検事長の不正を書き連ねた文書を受け取り、キム検事長からソギョンはデチョル事件の真犯人を捜せと言われ、結局二人はソギョン道具として利用したことを今知ったのです。

ドチャンとジヒョクとソギョンの3人は刑務所にいるチョ・ソンデに面会に行きますが、ソンデは兄のソンギは死んだと言います。
本当にソンギがあの日死んだならユ部長が一番有力な容疑者になるのですが、ソンギが見つかれば、ジンスの事件も解決するとドチャンは言います。

14話
その後、強力2チームの刑事たちはカウォル教会近くで、白骨化した死体を発見します。
DNA鑑定の結果、死体はチョ・ソンギでした。
ドチャンとジヒョクはすぐに一番容疑者に近いユ部長に会いに行きますが、相手は事件というものをすべて知り尽くしている正韓日報の社会部のユ部長で、更に兄はユ法務長官です。
この事件は正直、二人だけでは難しいし厳しいと感じています。

また、令状を出したジョンテに、ドチャンとジヒョクはすべてナム班長と共謀し事件を捏造したと認めるようにいいます。
そしたら警察が無能で腐敗していると俺たちも認めるからと言いますが、あいつは絶対に死ぬまで罪を悔い改めないだろうとドチャンは言います。

また、元後輩のユ・サンミが自分が調査した書類をドチャンに渡します。
そして、ムン署長にはわざと辞めてもらい、署長の後任として上層部の操り人形が来るからその前に全て終わらせて、権力は権力で捕まえるのよと言い、ユ法務長官に感する情報を渡します。
直ぐに収賄や暴行教唆の容疑でユ法務長官の秘書官が緊急逮捕されます。
秘書官は不動産信託のジョンテから賄賂も受け取っていました。
翌日の新聞にはトップニュースで大きく報道され、強力2チームの刑事たちはウキウキ気分でいます。
ユ法務長官はすぐに会見を開き、必ず責任をとると約束します、正直困惑しています、政治的意図は全く介入していませんと話します。

元後輩のユ・サンミは、警察内部の腐った人間たちを暴き根を絶やすことが本当の目的で、記者のソギョンも記者としての使命感と悪の根を絶やすことが目的で、二人は同じ考えを持っていたのです。
意気投合した二人でしたが、ソギョンはこんなことしたからって人と社会が変わるのかしら・・・と、つぶやくのです・・・
元後輩のユ・サンミは、内部告発者として上司からなぜこんなことした?なぜ俺に責任を取らせた、お前の企みだろうと怒鳴られますが、意外と堂々としているサンミです。

これで、警察内部で捜査を止める人がいなくなり、ユ法務長官も介入しないと宣言したので、ジョンテを守る盾がなくなったのです。
あとは、ユ部長だけですがソンギ殺害の証拠は難しく、ユ部長の自白だけになります。

また、ジョンテはユ法務長官に電話をかけ、「立場は分かりますが、私との約束は覚えていますか?」とし「弟さんが困ったことになるのでは、大丈夫ですか?」と忠告しますが、ユ法務長官は「私は何の約束もしていない、一切介入しない、もう話すことはない」と言って電話を切ります。
元後輩のサンミから連絡を受けたドチャンは、家宅捜索令状を持ってユ部長の会社正韓日報に勢いよく突進していきます。
社員たちは驚き、ソギョンは「やり過ぎですよ、撤収して下さい」といいますが、ジヒョクは「正韓日報への捜査ではなく、ユ部長への個人的な家宅捜査です、容疑は殺人」と言います。

ソギョンはユ部長に「説明してください、真実を」と言うとユ部長は「僕は殺すべきヤツを殺しただけだ」と言い、社員たちやソギョンは大きな衝撃を受けます。

15話
5年前、ユ部長はカウォル教会で姉のユ・ジョンソンを死に追いやったキム牧師を待っていました。
ユ部長はいきなり「チョ・ソンギ、お前だな、お前の名前と顔は一度も忘れたことがない」と姉のユ・ジョンソンを性拷問し、結果死なせたと警察に自首するように言いますが、逆に姉を侮辱し殴りかかってきました。
怒りが抑えられなかったユ部長はそばにあった石を拾って背を向けたソンギを何度も殴りつけ殺してしまいます。
ちょうど、その時刑事のジンスがやってきて、ジンスも同じように石で殴り殺してしまいます。
ソンギとジンスを殺した犯人はユ部長だったことが分かります。

また、ジヒョクはユ部長のパソコンを復元した結果、デチョルの件についてのフォルダがありました。ところが、ソンギの白骨死体が発見された日に削除されていたのです。
ソンギを殺したのはユ部長に間違いないと確信しますが、刑事のジンスに関するフォルダはありませんでした。
ところが、ナム班長には関心があったようで、いろいろな情報が入っていたのです。
強力2チームの刑事たちはジンス殺害にナム班長が関わっているかもしれないと彼の追跡をはじめます。
ところが、ジョンテがナム班長の言葉にカッとなって彼を拉致し殺そうとしますが、ナム班長は「ユ部長がソンギとジンスの二人を殺した証拠である殺害現場が映った映像がある」と言い、最後のカードとして隠しておいたと伝えます。
その後、ナム班長は強力2チームの刑事たちに捕まり、ジョンテがジソンを殺し俺が証拠を捏造した、そしてユ部長がソンギを殺しそれを目撃したジンスも殺したと自白します。
俺はただ黙っていただけで罪にはならないと分かっているのです。

そして、ユ部長は正韓日報を去っていきますが、最後ソギョンだけに「ソンギとジンスを殺したのは僕だと告げます。
ソギョンは自分がこの事件を追っていなければユ部長はそのままだったと胸の中は複雑な思いでいっぱいになります。部長は悪い人ではないのに・・・と・・・

また、ジョンテはユ部長にソンギとジンスを殺害した現場が映っている映像を見せます。
ジョンテは縁が切れたかと思いましたがまたこうなるとは俺たちは運命共同体だと上から目線で話します。ユ部長は少し待っていただければ大きな贈り物を差し上げますと言います。
その後、ユ部長は警察で「自分は記事で嘘をついたことはないと自負しています、明日の朝、僕の記事を掲載します、イ・デチョルの件の真実も明らかにするつもりです、ジョンテに関する話も含みます、記者として恥ずべきことはしたくありません」と話します。
ドチャンは、ではユ部長の記者としての良心を信じ待つことにしますと・・・

また一方で、ジヒョクの警察署に子供の頃からトラウマになって苦しんでいる父親を殺した有力な容疑者だったパク・チュンソンが窃盗の罪で逮捕されてきます。
すでに時効が成立した事件ですが、ジヒョクの頭の中では諦めていますが心の中では諦められないのです。
ジヒョクは一度はパク・チュンソンという人物と会って謝罪の言葉を聞きたいと思っているのでしょうが、逆に逃避したい気持ちもあり、何をするか分からない自分自身を怖がっています。

16話(最終回)
ユ部長の自白が記事になったあとユ部長はジョンテと、ある橋の上で待ち合わせます。
いきなりユ部長はジョンテの首を絞め二人は争いになりジョンテは倒れますが、気が付いて振り返るとユ部長の姿がありません。
そして橋の下の河原を見下ろすと、ユ部長が血を流して倒れていました。
彼は自ら自殺を選択したのです・・・
すぐにその場に警察がやってきてジョンテは逮捕されますが、「あいつが罠を仕掛けて俺を殺人犯に仕立てたんだ」と感じています。
世間や記者たちはユ部長がジョンテに不利な記事を書いたために殺害されたと思うでしょう・・・
これがユ部長の狙いだったのでしょうか?

そして、兄のユ法務長官が弟の事件のことで国民に動揺を与えたことを心から謝罪し、長官職を辞任する会見を開きました。

ジョンテのユ部長殺害事件の裁判がはじまり、証人のドチャンは「ジョンテはジソンを殺害し担当刑事を買収し事件を捏造しました。そして、ゴノ殺害も教唆し自殺に見せかけました。捏造と買収により法の網から逃れてきた被告人が、今度は被害者の自殺を主張しています。今度もジョンテに騙されたら、濡れ衣を着せられ死んだデチョルを二度殺すことになります」と静かに訴えかけます。
これに対して検事は「私はデチョルの再審を担当した検事です。私は検事としての良心にかけて言います。イ・デチョルは無罪です。すべての事件は被告人オ・ジョンテが操作したものです」と強い言葉で発言します。
その良心的な言葉にドチャンやジヒョクも驚くのです。
これにより、被告オ・ジョンテの容疑はすべて有罪になり、無期懲役を言い渡します。

その後、ジヒョクはユ部長がソンギとジンスの二人を殺した殺害現場が映っている映像に不信感を感じます。
ジヒョクは一人で捜査をはじめますが、刑事ジンスを殺したのがナム班長だったことが映像から分かりました。
あの映像は途中までしか映ってなく、その後続きがあったのです。
ジヒョクは記者のソギョンに最後まで協力してほしいと頼み、ソギョンは仁川地検長の座に復帰したキム検事長を訪ね、ナム班長が殺した映像を見せます。
そして、彼の力を借りてナム班長を捕まえ、代わりにキム検事長の記事を大きく掲載する約束をします。
キム検事長は「この事件が終わったら誰が勝者になると思う、警察?それとも記者?いや両方とも違う、この事件が終わったら誰が一番得をするか、よく考えなさい、今後生きていくのに助けになるはずだ」と意味ありげな言葉を残します。

また、ナム班長を追っていたドチャンは二人で乱闘になり、ドチャンが刃物で刺されそうになりますが、駆けつけたジヒョクがナム班長に発砲し、ドチャンは助かります。
ジヒョクは発砲する直前後悔しないか、警察官として一生肩身の狭い思いをするかもと思ったといいますが、ドチャンはあの時撃たなければ俺は死んでいたと話し、ジヒョクの胸の中は少し楽になったと思います。
そして、また今日も真実を追っていく模範刑事たちの忙しい日々がはじまります。 おわり

◉韓国ドラマ「紳士とお嬢さん」あらすじと感想、最終回。歳の差カップルの恋





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韓国ドラマ「マイン(MINE)」あらすじと感想、後妻たちのマインとは

2022-01-29 | 韓ドラ ま行

韓国ドラマ「マイン(MINE)」あらすじと感想、最終回。
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ただ、本作の財閥は今までにないケタ外れな誰もが羨むような暮らしぶりで、財閥家に嫁いだ嫁たちが愛憎と偏見を乗り越えて自身の人生をつかみ取ろうとする物語です。
財閥家の嫁たちに人気女優のイ・ボヨンさんをはじめ、「SKYキャッスル」で圧倒的な存在感の悪役キム先生を演じたキム・ソヒョンさんが秘密を持つクールな女性を演じ、今回も華麗なファッションを披露してくれます。女性から見てもキム・ソヒョンさんの素敵なファッションスタイルは憧れですね!

そんな二人の嫁の前に、企みを持った裏のある家庭教師が現れ、信じていた夫が仮面をはぐ時、今までの暮らしが一変します。
一見優雅な生活ですが、そこには自由はありません・・・予測できない緊張感あふれる悪の実体が怒涛のように押し寄せてきますが、それを演じる悪の理解不能な意図がつかめない行動に恐ろしさを感じます。

イ・ボヨンさんは財閥の次男に嫁ぎ夫の連れ子を守るために自身も女優から妻、母と強い女に変わっていく女性を演じ、キム・ソヒョンさんは長男に嫁ぎ、一族を引っ張っていく任務があります。相変わらずクールで冷静なキム・ソヒョンさんですが、真っすぐな熱い心もあり、二人の後妻が財閥に敵意や怒りや闘いを挑みながらも、義姉妹として信頼を得る間柄は唯一、心が和む嫁たちです。
大財閥のヒョウォングループ一家に取り巻く秘密が一つずつ暴かれていく中で、自分たちのものを守るために自分なりの選択をした嫁たちですが、イ・ボヨンさんもキム・ソヒョンさんも華麗な財閥の嫁がピッタリとハマり役で、そのオーラは半端ではありません!! 
さすが、トップ女優という貫禄が伝わってくる熱演で、目を楽しませてくれます!

それに比べ、会長夫人のヒステリックでわがままな行動は品がありませんが、笑いを取るパク・ウォンスクさんの演技は絶賛で、本作に必要な人物だと思いました(笑)
そして、もう一人、この会長夫人の長男役のパク・ヒョックォンさんのコミカルな演技も爆笑でお二人ともお馴染みのベテラン俳優さんで、笑いのツボは完璧です(笑)

また、今まで豪華な財閥を扱ったドラマ「SKYキャッスル」や「ペントハウス」に比べるとドロドロ感は薄く、肩がこらない見やすいドラマになっていますが、本作も絶対にあり得ない出来すぎたストーリーで、そろそろ飽きてきますが、でも、これが韓国ドラマなんですよね(笑)
タイトルのマイン(MINE)は「私のもの」を表しますが、どんな意味が含まれているのか?
そして、冒頭の殺人事件の真相が回を追うごとに少しずつ明らかになり、意外なストーリー展開に緊張感が走ります。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
冒頭から警察へ走るシスターのエマは、「見たんです。血を流して死んでいました、殺人事件です」という回想シーンから始まります。
ヒョウォングループの大きな大邸宅の本家は「カデンツァ」、そばにある小さな分家は「ルバート」と呼ばれています。
ここは別世界で世間とは何もかも違い、雇用主と使用人には厳しい上下関係が存在します。
大きな大邸宅の本家「カデンツァ」には長男の嫁ソヒョン(キム・ソヒョン)がメイドとして新しくユヨン(チョン・イソ)を雇い、分家「ルバート」の次男の嫁でヒス(イ・ボヨン)は家庭教師としてジャギョン(オク・ジャヨン)を受け入れます。
ところが家庭教師ジャギョンの行動は秘密めいた怪しい雰囲気がありました。

また、ヒョウォン家では長男も次男も連れ子の結婚なので嫁たちはそれぞれ自分が産んだ子供ではありません。
また、長男の嫁ソヒョン(キム・ソヒョン)は同じく財閥の娘ですが、次男の嫁ヒス(イ・ボヨン)は元女優という華やかな嫁たちです。
夜、ヒョウォン家のホームパーティーが開かれますが、ハン会長は家族が集まった席で大事なブルーダイヤのネックレスを贈る主人公を発表しようとしますが、その瞬間電話がありヒョウォングループの不正が記事で報道され、その場で倒れてしまいます。
その祖父を心配した長男の息子でヒョウォンの跡取りの孫であるスヒョク(チャ・ハギョン)が帰国します。
実は次男ジヨンは会長の愛人の子供で、会長は今でも亡くなった愛人ミジャを愛していて、それが気に入らないヒステリックな会長の妻。
その倒れた会長は次男ジヨンの嫁であるヒス(イ・ボヨン)をとても気に入っています。
また、優秀な次男のジヨンに対して、できの悪い長男と長女は劣等感を持っています。

2話
ある日、ヒス(イ・ボヨン)は家庭教師のジャギョン(オク・ジャヨン)とワインを飲みながら結婚してないという彼女に「恋愛の経験はあるでしょう?」と質問します。
「もちろん、死ぬほど苦しい恋愛をしていまだに忘れられない・・・あの頃に戻れるなら違う選択をします」と言って、ヒスの指輪を見つめます。

また一方で、わがままな長女ジニのパワハラが公になり、記者がヒスを指名してきます。
そして、パワハラ記事を止めてほしければ特ダネである、ヒスの子供が実子ではない事実を要求してきます。
ヒスは実の子供ではないことを正直に認め、「私たちはお互いを大切に思っています。でもそれが記事になったら、子供がどれだけ傷つくか分かりませんか?あなたの子供だと思って考えてください。パワハラ記事はお好きにどうぞ、高慢な財閥は正さないと、時代は変わったんだから」と言って、席を立ちます。 この時のボヨンさんはカッコ良かった!

また一方で、ソヒョン(キム・ソヒョン)はメイドの主任であるチュ・ミンスからヒョウォン家の人物を盗撮・盗聴した携帯を手に入れますが、そこには自分の姿も映っていて、それを見たソヒョンは心の中が不安になり、ヒスから紹介されたシスターのエマを訪ねます。
彼女に言われた通りに目を閉じて、深く閉ざされた扉を開けるとそこには昔愛した女性との過去が浮かび上がってきたのです。

また、長男の息子スヒョク(チャ・ハギョン)は帰国後すぐに政略結婚が待ち受けていますが、幼少期のトラウマから不眠症になっています。
同じくメイドでやってきたユヨン(チョン・イソ)も同じ不眠で悩んでいて、なぜかお互いの部屋を変えるとよく眠れるのです。

3話
理事会が開かれ、倒れた会長の代りの代表理事職には問題の長男ジノが任命され、会長の妻は長男が就任するのがこの家の慣例であると大喜びです。
ヒスは息子のハジュンに全てを与えたいと思っていたので夫を問い詰めます。
「なぜお義兄さんに代表を譲ったの?」と、夫は「ハジュンは僕と同じ立場だ、君の子供じゃないし、婚外子ってことだ、理事たちは知っている、ハジュンを傷つけたくない、僕と同じ傷を負ってほしくない」と言い、「ハジュンは私の子供よ」と、二人は気まずい雰囲気になります。

また、最近ハジュンの態度がおかしく心配になったヒスは学校にいきますが、そこで実子でない理由でいじめられていることを知り、主犯格の子供の家を訪ね謝るように注意します。

また、ヒスは同じく家庭教師のジャギョンが母親気取りでハジュンに接していることから「あなたは家庭教師として度を越えている」と注意します。
ところがヒスが「心から息子を愛している、ハジュンのためならどんな屈辱だって耐えられる」と言ったヒスの言葉に家庭教師のジャギョンは「感謝します」と言ったのです。
それを聞いたヒスは一瞬、不審な顔をします。
息子のハジュンもなぜか家庭教師のジャギョンを慕っているのが怖くなるヒスです。

4話
家庭教師のジャギョンはハジュンをいじめた主犯格の母親のところに行き、いきなり頬を平手打ちします。まるで子供のことで理性を失った母親のようだったとその母親が言います。

また、会長の妻にスヒョクとユヨンの関係が分かってしまったユヨンは豪邸から追い出されますが、スヒョクはユヨンのバイト先のハンバーガー店に会いに行き、連れもどすのです。

また、ヒスは夫のジヨンに「家庭教師のジャギョンは非常識な部分もあり、ハジュンと私の仲を裂かれた気分なの」と度を越えた行動がイヤで解雇したと告げます。
ところが、夫は「感情でクビにしたらダメだ」とむきになり、家庭教師のジャギョンをかばうのです。

ヒスを心から愛していると思っていたのでちょっとショックな夫の不審な行動ですが、子供の母親は死んだと言っていたのに、今になってなぜ?ジャギョンは現れたのでしょうか?謎です?

またそれを知った息子のハジュンは「ひどいよ、乗馬のレッスンで馬から落ちた僕を助けてくれた先生をどうしてやめさせるのか」と母のヒスを怒ります。
そして、夫にハジュンの実母のことを聞いた時、乗馬のコーチだったと聞かされ、今までの異常な態度の意味がはっきりと分かったのです。
ヒスは急いで、ジャギョンの所に行き、ちょうど部屋を出るところだったジャギョンに「行かないで」と怒鳴り強くにらみつけるのです。



5話
倒れた会長の代りに代表理事職に就いた長男のジニは最近趣味だった宝くじも止めていますが、相変わらず新しい女が出来たようですが、妻のソヒョンは取り乱すことなく堂々としています。
ソヒョンはそもそも骨の髄まで貴族なのです。

また、ヒスは義姉ソヒョンに家庭教師のジャギョンのことを「どういうルートで家に来たの?」と相談します。「採用したのは私だけどイヨン家の奥様からの紹介」だと言います。
ヒスは「彼女は秘密を隠している不吉な予感がします」と伝え、イヨン家に向かいます。
ところが、イヨン家でも非の打ち所がない完璧な家庭教師で自分の誤解だと知ります。
少し敏感になりすぎたヒスでしたが、家庭教師のジャギョンが内緒で息子のハジュンに渡したペンダントを出し、これからは秘密を作らないでと言って返します。
それに対し、悔しさをにじませるジャギョンは夫のジヨンとこっそり会い、「私のものをすべて取り戻す」と言います。
それに対してジヨンは「ただ家庭教師としてハジュンを見守れ、実の母の君と育ててくれたヒスがハジュンには必要なんだ」と言い、なんとジャギョンをこの家に呼んだのは夫のジヨンだったのです。大人しそうな態度の夫ジヨンですが、恐ろしい意外な別の顔があったとは驚きです。

そんな時、息子のハジュンがヒスの実子ではなく、更にスヒョクもソヒョンの実子ではない記事が公になります。
ヒスは身も心も憔悴し、スヒョクとソヒョンの親子関係も更に冷え切っていきます。
ソヒョンは記事の出どころとハジュンの実の母イ・ヘジンを調べますが、亡くなったはずのイ・ヘジンが生きていることを知ります。
そして、息子のハジュンが学校の帰りにいなくなります。

また、政略結婚をさせられるスヒョクは「彼女とお似合いよ」と言ったメイドのユヨンを呼び出します。
「お似合いって?」と尋ねると、ユヨンは「同じ世界の人だし、そう思っただけです」と言います。「本当にそう思ったの?君の本心は?」と聞かれ、「本当はあなたが好きみたいです」と告白しますが、「何もかわりません、住む世界が違うのは分っていますし、あなたの世界に興味もない、26歳でお坊ちゃまと呼ばれる気分は?最低賃金やバス料金を知っていますか?学資ローンや携帯の使用料は? 手の届かないものに興味は持ちません、お城の中で暮らすのが、あなたの運命でしょう、この気持ちは自分でケリを付けます」と強い言葉で問い伏せます。
ただ黙って下を向いているスヒョクです・・・
そんなスヒョクに「愚かなまねはやめなさい」と母のソヒョンは言います・・・
ところが、記事が公になった夜、スヒョクはユヨンを抱きしめキスをします・・・

6話
妊娠をしていたヒスはいなくなったハジュンを捜すために車を運転し「ウ・ウォンジェコンサート」の会場で息子のハジュンを見つけてホッとします。
一歩遅れたジャギョンはその二人をを見つめながら、自分の子供を取り戻そうと強い欲望にかられます。
ジャギョンはジヨンに「明日あの女に全てを打ち明けてやる」といいますが、ジヨンは「ヒスが妊娠したから彼女に手を出すな、欲張りな女は嫌いだ、ハジュンの母親は出産後交通事故で他界した、これが事実だ」と言い、ジャギョンを更に怒らせるのです。

会長の妻である義母とジヨンの企みに私とヒスが踊らされていると分かったソヒョンは久しぶりに分家の「ルバート」を訪ねますが、ヒスから妊娠したことを告げられます。
本当はハジュンの実の母イ・ヘジンが家庭教師のジャギョンだと知らせたかったのですが、ヒスには絶対安静が必要だと考えたのです。
ソヒョンはジヨンのところへ行き、「こんな奇想天外なことして何を企んでいるの?自分からヒスに話して、そして手遅れになる前に彼女に決めさせて」と伝えます。
ところがジヨンは「あなたなら理解してくれると思った、いろいろな愛のカタチがあることを・・・そして、僕には野心もあり、あなたのたくらみを知る必要もある」、そして「お互いの秘密を知っているから」と脅迫してきます。ジヨンはソヒョンが同性愛者だと知っていたのです。
ソヒョンは心の内を明かせる相手が欲しくて、シスターのエマを訪ね「私の話を聞いて下さい」とお願いします。
そして、「彼女は私にとって、マイン、私のもの、そんな存在でした・・・」と、ソヒョンは涙を流しながらエマに話します・・・

また一方で、シングルマザー財団の集まりがあった日にソヒョンがヒスを訪ねてきます。
聞きたくない真実を話しても耐えられる?と聞くソヒョンにヒスは「話して、真実は避けられません、向き合います」と言い、「生きているイ・ヘジンが家庭教師のジャギョンよ」と真実を話すソヒョン・・・
するとその時、車でジャギョンが現れ、ヒスに「こんにちは、イ・ヘジンです」と平然な顔をして挨拶するジャギョンの頬に平手打ちするヒス・・・

7話
家に戻ったヒスは点滴を受けながらソヒョンから「ハジュンのことだけ考えて、あなたが望むとおりにしてあげるから、弱気にならないで」と優しい声をかけてもらいます。

しかし、夫のジヨンは「僕は知らなかった、僕を信じてくれ」とあくまでシラを切るのです。
ヒスは「頭を整理するから一人にして」と夫に言います・・・
ヒスは何が真実で何が偽りなのか分からなくなっています。

ソヒョンはジヨンに「過去の女と結託して妊娠した妻を騙すなんて、あまり調子に乗っていると痛い目に遭うわよ、偽りのジャギョンは私のそばに置くから、採用したのは私だからその責任を取らないと、後、ヒョウォングループは私が守る」と言って、ソヒョンとジヨンは対立します。

また一方で息子のハジュンは産みの母の顔は覚えてないけど匂いは覚えていて、馬から落ちたとき体で救ってくれたジャギョンが実の母であることが分かり、ヒスに「ごめんね、カン・ジャギョン先生を憎まないで、先生を追い出さないで」と泣きながらヒスに訴えかけます。
そして、ジヨンに追い出されたジャギョンを家に入れてあげるヒスです。
ヒスに助けられたジャギョンは、自分のことをこの家に呼び戻してくれたのがジヨンだと正直に話し、大奥様もご存じです。そして彼とはずっと続いていたけどあなたの妊娠が判明したらすぐにこの家を出ろと言われ捨てられたと告白します。
ヒスにこれ以上騙されないでほしいと言い、彼はあなたが想像するより恐ろしい男よと訴えかけます。
ヒスは義母スンヘの所に行き、真実を聞き出しますがジャギョンが話したことが本当だったと確認し、ずっと夫のジヨンに騙されていたことを知り大きな衝撃を受けます。
そして、ふらつきながら家に戻るヒスの足元に大量の血が流れ倒れてしまうヒス・・・
それを聞いて、すぐに駆け付けたソヒョンは号泣するヒスをそっと抱きしめます。

8話
流産したヒスは病院のベットで「私は家をでます、必ず出ていきます、ハジュンと自分のためにこれ以上傷つきたくない」と覚悟を決めます。
ヒスの言葉を本気だと感じたソヒョンは「私が応援してあげる、私はあなたの味方よ、高い壁を乗り越える方法を教えてあげる」とヒスの心の中を理解するのです。
一人きりになりたかったヒスは夫に1週間実家にいるとメールを送り、お腹の子供も元気だと伝えます。そして、その後、ヒスは「ルバート」で夫のジヨンと普通に生活しています。

また一方で、スヒョクの家族と彼女アリムの家族と食事会をしますが、その席でスヒョクは、ハッキリ婚約はしないと伝えます。
義母スンヘは激怒して相手方のご機嫌を取るように言いますが、問題は相手ではなくスヒョクだとソヒョンは言います。
義母スンヘは二人が結婚すれば長男のジノが会長になれるからソヒョンにどうにかしてとお願いします。絶対に愛人のミジャの息子ジヨンが会長になるのを許せないのです。

そして、理事会の日、脳卒中であるハン会長の顧問弁護士から会長の遺言書が公開されます。

9話
ヒス、ジヨン、ジャギョンの3人が子供ハジュンのことで大喧嘩になりますが、そんな時、ハン会長の遺言書が公開されると電話を受けるソヒョン。
ハン会長の遺言状が公開されますが、ヒョウォングループの経営権はソヒョンに譲ると書かれてあり、スヒョクが30歳になったら後継者になります。ジヨンはソヒョンに全てを奪われ、後継者から外れてしまったのです。
ハン会長はそれぞれ子供たちに遺言を残しますが、性格や能力など全体の様子をよく見ていたのですね。

また、ソヒョンはジャギョンに「あなたを死んだことにしたのはジヨンよ、義母にはそんな小細工はできない、復讐するならジヨンだけにして」と言われ、悔しがるジャギョンです。

またヒスはジヨンに「お義父さまがなぜあなたを後継者にしなかったのかしら? もしかして、他にも私に隠していることがあるの?」聞きます。
「普通に考えて若いスヒョクを後継者にするのは変よね、でも遺言を残す時は人生全体を振り返るから年齢は関係ないの、お義父さまはあなたの本性を知ってて未来を予測したのでは・・・」と冷静に話します。
そして、「私はあなたを許してなんかない、ただ、あの女にハジュンは渡さない、安心してお腹の子のために穏やかに過ごすわ、だから助けてね」と続けて話します。

また、ジャギョンは息子のハジュンを取り戻すために弁護士事務所を訪れます。
問題化させたいのか?、また自分が実母だと世間に知らしめたいのか?、交際相手を捨て、女優と結婚し過去の女は死んだことに、捨てられた事実を暴露したいのでしょう・・・
もちろん、ヒスもハジュンのために準備に入ります。

また一方で、ソヒョンは無名の画家の絵画が気に入り、直接ギャラリー「スタジオA9」に作品を見に行きますが、そこで画家になったチェ・スジに出会います。
「やっと、あなたに会えた、元気だった?」と言う彼女にソヒョンは「結局はこうして会ってしまうのね」彼女は「あなたが私にインスピレーションをくれて成功し、夢が叶ったのは全部あなたのおかげよ」と・・・
ソヒョンは「私は絵を愛してると思ってたわ、でも違った、あなたと描くことが好きだったの、あなたと離れて絵が描けなくなった・・・私にとって絵はあなたよ」と・・・
切ないシーンが映し出されます・・・
この日からソヒョンはスジが気になって苦しみ続けます・・・

10話
ハン会長の意識が戻り目を覚まします。
ハン会長の妻である義母がアザが出来るくらい「このクソジジィ、死ね」とハン会長を殴ったおかげだったのです(笑)
でも、それよりも皆は、あの遺言書がどうなるのか、それだけが心配です。
ところが、ハン会長の病室をシスターのエマが訪ね、そっと手を握ります。
会長は、シスターのエマを「ソルファ」と呼びます・・・
実はジヨンの母とソルファは友人でジヨンがハン会長の子供でないことを知っている一人なんです。
また、この事実を知っているのはソヒョンだけですが、裁判が近くなりソヒョンはヒスに「ジヨンはハン会長の子供ではない」と知らせます。
そして、「私以外誰も知らない。ハン会長は血のつながりのないジヨンまでは愛せなかった、その母親は愛せても・・・」と話します。

また一方で、ソヒョンは息子のスヒョクがメイドのユヨンと一緒にいる時とても幸せそうに見えると使用人から聞き、「幸せならいい・・・」と二人の仲を認めるのです。
ソヒョンはスヒョクに「あなたの幸せは何?一度だけでも母親らしいことをさせて。ヒョウォングループを継ぐ気は全くないの?」と真剣に聞きますが、「はい」と答えます。

そんな中、ソヒョンの夫ジノがお酒に酔って、メイド主任のチュ・ミンスを殴ったことで、ソヒョンにアルコール依存症の治療センターに入れられてしまいます。それを聞いた会長夫人はジノ、ジノと泣き叫びます(笑)

その後、子供のハジュンをめぐって裁判がはじまりますが、ヒスとジャギョンの間には張り詰めた緊張感が走ります。
ところが、法廷ではまさかの展開が起こり、ジャギョンが夫ジヨンの父親失格の行為を暴露し、それをヒスが認めたのです。今までヒスがハジュンを育て、これからも母親としての資格があるという流れをつくり、夫ジヨンの悪事を世間に知らせるという、はじめからヒスとジャギョンとソヒョンが計画したことだったのです。
そして、ヒスの主張どおりハジュンは父親には養育の資格はないとみなし、ヒスが親権者になります。
そんな時、ジヨンが次期会長に選ばれたとソヒョンに電話があります。
ヒスは「これでよかった。上に行くほど失うものが大きくなる」とこれからの復讐に決意を新たにする3人です。

ヒスは夫のジヨンに「おめでとう、ハン・ジヨン会長」と言ってから、「もう終わりよ、ハジュンは私が育てる、私たち離婚しましょう、私はハジュンを連れてあの家を出る」と離婚届を渡します。



11話
実はヒスが流産して姿を消した1週間に、ヒスとソヒョンとジャギョンの3人はジヨンの復讐のために結束していたのです。
ジャギョンはヒスの流産の罪悪感から、ヒスに心から謝罪し、息子のハジュンをヒョウォン一家と夫のジヨンから救ってくださいと頭を下げます。
今までのジャギョンとは想像もつかないほど、ヒスに好意的になっていきます。
ヒスは「この歯を作ってあげたのは、あなただから」と言ってジャギョンにハジュンの乳歯を渡します。
これからヒスは強くなって正義のために闘う覚悟が出来ました。

ジヨンが後継者になると聞き、アルコール依存症の治療センターを飛び出してきた長男のジノでしたが、息子のスヒョクは父親と縁を切ると言って家を出ていきます。
ソヒョンは夫のジノからも怒鳴られ、ジヨンからも画家のチェ・スジのことで脅迫され、頭を抱える始末です。
ソヒョンは出国するスジに電話をかけて、「出国前にインタビューをするの?私たちの話をしてもいいわ。やっと、偏見に立ち向かう勇気がでたの」とこれから堂々と歩んでいこうと心に決めたのです。

また、ジヨンが後継者になり世間はジヨンの顔色を窺っています。
理事たちもジヨンを支持し、正式就任の前なのに更に勢いを増すはずです。
そんな中、長男ジノの携帯に「ハン・ジヨンはハン会長の実子ではない」とメールが入ります。

12話
夫のジヨンはヒスから「死んだの、あなたが殺したの」と言われ、ヒスが流産したことを知ります。
ヒスは「あなたみたいな男にならないように息子のハジュンは私が育てるから離婚しましょう」と言います。
そして、「あなたのようなクズが圧倒的に強いせいで私は希望を失った、だけど妙なの、不思議とスリルを感じている、相手が強いほど燃えるものよ、どうなるかお互いに楽しみね」と戦いを挑む旨を夫に告げます。
直ぐに、ハン会長の妻である義母の所に行き、「流産しました、離婚しますが、裁判になります、6年間嫁だった身として筋を通すために話します」と告げ、「実の息子でなくてもジヨンをちゃんと育てるべきでしたね、あなたが裏切者に育てたの、ハジュンは父親のようになってほしくないので私が育てます。ここに置いておけないので、お義母さんを見て学びました。そして、あなたの嫁でいることは苦痛でした」とハッキリ自分の意見をぶつけるヒスにスカッとします(笑)
また、ハン会長の容態が良くなり家に帰りますが、妻はハン会長の部屋の秘密の地下室が気に入らないと夫の会長をジヨンがいる分家の「ルバート」へ行くように言います(笑)

また一方で長男のジノは弟のジヨンが闘犬場で男たちを戦わせる違法格闘技を楽しんでいる恐ろしい事実を知ります。それは、血が流れるほど多くの大金がもらえるのです。
ジノは父の子供でもないジヨンの更に裏の顔を知り、すぐに会いに行きますが、それでも兄を「おまえは負け犬だ、大人しくしていろ」と言い、堂々としています。
また、ヒスも長男のジノから夫ジヨンの裏の顔を聞き恐ろしくなります。
ヒスはジャギョンに「あんな父親のそばに置いとけない、ハジュンとアメリカに行って」と伝えます。そして、これから、ジヨンの本性を暴いて、裁きを受けさせるとヒスは言います。

ところが、そのジヨンは違法格闘技の情報を長男のジノに提供した男クァクを殺してしまいます。
翌日、長男のジノのアルコール依存症の記事が公になり、立場が悪くなったジノは使用人のソンテを呼んで、ブルーダイヤをあげるからジヨンを殺せと言います。

13話
「ジヨンが血を流して死んでいました、階段の上には人影があり、それはヒスさんでした。そして、現場にはもう一人倒れていました。助けを求めて外に出て戻ってくると、倒れていたもう一人がいなくなっていた」とシスターのエマが警察に話します。
そのヒスは事件のショックから記憶喪失になり、何も覚えていないのです。

ソヒョンは警察にジヨンが「心臓麻痺」で転落したという死亡診断書があり、家族で葬儀を終えたことを話します。
そして、その消えた第三者を捜してくださいと言いますが、もし事件なら一族全員が容疑者線上にあるということです。

事件が発生する11日前、ジヨンはハジュンの母親のジャギョンを殺そうとしますが失敗します。
ヒスは安全のためにジャギョンをハジュンの家庭教師として再度呼び戻します。
そして、10日前に違法格闘技の情報を長男のジノに提供した男クァクが殺され、アルコール依存症の記事が出て、ジノは父の会長に会いに行きますが、会長は後継者のことでお前の息子のスヒョクが来たと言います。
ジノはトップがジヨンでなければ俺は誰でもいいと言って帰っていきます。

また、ソヒョンは夫のジノに「明日、重要なインタビューを受ける、その前にあなたには言っておくのが礼儀だと思って言うわ、私は性的マイノリティなの、愛する人が女性なの、黙っててごめんなさい、望むなら離婚するわ、でも今は時期ではない、ジヨンを引きずり下ろすまで待ってほしいの」と言います。
ところが、夫のジノは「男がいると言われるよりもずっと気が楽だ、本当はソ秘書を疑ってたよ、俺は鈍感だな、君は悪くないよ」と言われ、涙を流すソヒョンです。
夫のジノは「君に謝られる日が来るとは、新鮮だな」と笑いながら、ヒョウォングループの代表になるソヒョンを後押しすると言い、離婚はしないと・・・

また、自首しないというジヨンにヒスは仕方なく家族たちの食事会でジヨンの殺人等の悪事を暴露します。
更に長男のジノは母である会長夫人に「ジヨンは父さんの子ではない、血がつながってない、ジヨンの母親が他人の子を妊娠したまま父さんと交際していた」と話すと、母は「あのクソジジィ、そんな子をどうして私に育てさせたの?」と泣き叫びます。

そして、ジヨンの死後、1週間が過ぎ、警察が捜査をはじめることになります。
ジヨンは会長就任の承認を受ける株主総会の前日に39歳で心臓麻痺により自宅で死亡し、遺族の希望で家族葬が行われました。しかし、現場にいたという目撃者の証言により警察が捜査することになりました。

14話
事件が発生する4日前、使用人のソンテはジヨンを地下室に案内します。
そこにはハン会長がいて「お前の母さんに誓って、今日からお前の本当の父親になる、だから過ちを謝罪し許しを乞い生まれ変わりなさい、全てを捨てて洗い流せ」と言いますが、ジヨンからは「できない」という言葉が返ってきます。
また、ヒスもシスターのエマも説得しましたが冷たい態度のままでした。

しかし、事件2日前、違法格闘技の殺人ブローカーの決定的な証拠が出てきて、理事会の決定が保留になります。
そして、ジヨンが窮地に立たされた状況の中、事件が起きるのです。

事件当日、その日はスヒョクとメイドだったユヨンの婚約式の日でヒョウォンファミリーが集合し、庭でパーティが開かれていました。
その時、ジヨンは使用人のソンテから耳打ちされ、席を立ちました。
それをヒスやソヒョンや会長夫人やメイド主任のチュ・ミンスなどが見ています。

そんな中、交通事故に遭ったジニの夫で義弟のところへ行った長男のジノとアメリカにいたジャギョンはアリバイが立証されます。
ところがその日、ハン会長を支えるソヒョンの手に血が付いているのを見つけた会長夫人の義母はソヒョンなのかと疑うのですが口には出しません。
また、メイドたちはジヨンが死んだ翌日にここをやめて外国に行った使用人のソンテを怪しく思っています。
警察では女優だったヒスが本当に記憶喪失なのか診療記録を調べなおしています。
ところが、ヒスは事件当日にろっ骨も骨盤も骨折していて、整形外科で治療していました。
ペク刑事は記憶喪失は本当で、ジヨンと倒れていたのはヒスだとソヒョンにいいますが、それなら階段の上にいたのは誰ですか?と・・・
その後の調べで、ヒスを病院に連れて行ったのがソヒョンだと分かりました。

15話
ソヒョンは「義妹が怪我をしたので病院に連れて行きました」と言い、家族の中にジヨンを殺した人はいません、彼が自ら命を絶ったと考えるのが自然ではとペク刑事に伝えます。

また、長男のジノはペク刑事から「使用人のソンテの出国を助けましたね、航空会社の記録からあなたが購入者だと判明しました、なぜあのタイミングで彼を海外に?正直に話してください」と質問されると、ジノは一瞬黙り込んで「ソンテが好きなんです、お互いに大切な存在で・・・ 早く会いたいなぁ」と言うとペク刑事は「交際していたと言うんですか?」と、ハァ??とあきれてます(笑)
ジノも弟のジヨンが全てを失い、死ぬしかなかったと彼は自殺だと言います。
その使用人のソンテはブルーダイヤを持たないで外国に逃げていきましたが、ペク刑事に「僕は殺していません」と国際電話をかけてきます。

また一方で、ソヒョンもジャギョンもヒスが記憶喪失の演技をしていることに気が付きますが、その理由は何か??と考えますが、一緒に彼女を守っていこうと思っています。
 
ハン会長の地下室が今度は亡くなったジヨンの形見の部屋に変わります。
その部屋をメイドから案内されヒスがはじめて入ります。
その後、捜査の打ち切りとなる2時間前に最後に地下室が見たいというペク刑事が訪ねてきますがそこにはヒスがいました。
ペク刑事はヒスに「すべて覚えていますね、殺したのはあなたですね」と言うと、「そうです。私が殺しました。私が殺したと思うけど、何も覚えてないの、刑事さんには申し訳ないけど」と言って、部屋に飾ってあるジヨンの写真を見つめます。

16話(最終回)
ジヨンは致死量の睡眠薬を飲んでいて、他に証拠はなく自殺で捜査は打ち切りになりました。

ソヒョンは将来の嫁になるユヨンに「まずは品格を備えなさい。英語の勉強、美術と料理も、そして、自分を高めてから私に反抗しなさい」と優しい母親の顔で伝えます。
食事の席でハン会長は「去った者もいるが、我々は生きねばならず新しい家族も迎え入れた、まっさらな気持ちで始めることにしょう」と皆に伝えます。
スヒョクは「ハジュンの部屋は残してあげましょう。学校が休みの時に帰ってこられるように、
ハジュンは大切な従弟(弟)です。僕が面倒を見ていきます。」と言うと、会長夫人も「ハジュンはヒョウォンの子よ、そう思っている」と言い、皆が同じ思いだったことが救われる未来です。

そして、この後、スヒョクたちの婚約パーティの様子が詳しく描かれていき、パーティの途中で亡くなったジヨン事件の真相が明らかになります。
そして、意外な人物が真犯人でした・・・

ソヒョンはハン会長と夫人の義母に「今ジヨンが2階から落ちて、その場で亡くなりました。血管が破裂したんです。主治医はもう来ています。私に任せてください」と言いますが、この時ソヒョンの手に血が付いているのを義母は見ています。
ジヨンとヒスは2階から一緒に落ちて、ソヒョンはヒスを病院に連れて行ったのです。

その後、ソヒョンはジヨンをヒスが殺していなかったことを知ります・・・
そして、ブルーダイヤをハン会長に渡して、ある人物が会長宅を去っていきます・・・

その後、ジャギョンはなぜ記憶喪失のふりをしたのかヒスに聞きます。
「私は結婚生活の間に2度演技をしたの、すべてハジュンのために、ジヨンに殺されかけたことを警察に言えなかった、父親の死だけでもあの子は深く傷ついているのに、母親まで殺そうとしたことを知られたくなかった、理由はそれだけよ、私には大切なことなの」と言います。
これを知ったジャギョンは産みの母の自分より大きな愛を注ぐヒスに涙を流すのです。

ヒスは「ハジュンを産んでくれてありがとう」
ジャギョンは「ハジュンはあなたの子です、私はそのことを忘れません」と感謝の言葉を伝えます。

その後、ヒスは「マイン」で女優復帰を果たします。
そして、ソヒョンは「マイン」に投資してくれました。
二人の関係は特別なものでしたが、自分たちの人生を切り開いていく姿は輝いています。

そして、最後、結果的に、あの大きなブルーダイヤはハン会長婦人の義母様の胸でキラキラと輝いていました(笑)







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韓国ドラマ「女神降臨」あらすじと感想、ツンデレ男子登場チャ・ウヌ

2021-05-23 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「女神降臨」あらすじと感想、最終回。
同名の人気ウェブ漫画の実写化で、ブスと言われいじめられていたヒロインがメイクを通じて誰もが振り向く「女神」に変身する女子高生ジュギョン(ムン・ガヨン)とイケメンで秀才、運動神経まで抜群なんですが、どこか陰のあるスホ(チャ・ウヌ/ASTRO)とワイルドな風貌で悪い噂が絶えないソジュン(ファン・イニョプ)が繰り広げる、ドキドキの三角関係ラブコメディです。
ドラマ「私のIDはカンナム美人」や「新米史官クヘリョン」などで次世代の演技ドルとして期待されるチャ・ウヌ(ASTRO)の演技力はもちろん、漫画からそのまま抜け出てきたような美しいビジュアルにメロメロです。さらに、ライバル的な存在のファン・イニョプが見せてくれるソジュン役の嚙み合わない意外な一面にも胸キュンすること間違いなし。

彼らの三角関係や男同士の友情など本作はトキメキ度が高いです。またヒロインの家族の騒動や事件などが面白おかしく描かれていて、最強の悪役が一人もいない見やすいドラマになっています。また、幼いころから二人が通う漫画喫茶はミンホ君の「相続者たち」にも出てきたロケ地で、すぐに分かるところが感動的で挿入歌のセンスもバツグンに良かったです!

韓流初期のころ、「夏の香り」のソン・スンホンさんを見て「麗しい」という言葉がピッタリの俳優さんだと思いましたが、ここ最近ではチャ・ウヌ君がピカイチの麗し俳優でしょう(笑)
そう、私の中ではノ・ミヌ君もいたわ~(笑)
ただ、本作は「韓国ドラマあるある」の中の最初が面白くなくて挫折しそうなストーリー展開ですが、その後はエピソードも満載でパワーアップします(笑)ただ若者たちの学園ドラマなのでオバさんの間ではウケないかもしれません・・・
そもそも、ヒロインのムン・ガヨンさんがスッピンでも元が綺麗なのに、学校でいじめられていることに違和感を感じます。まぁ~そこはドラマとして観ればいいのでしょうが・・・?!
後半ヒートアップしていく三角関係はどちらのイケメン男子を応援すればいいのか迷うほど胸キュン度が高くなりますが、私はこの勝ち目のないソジュン役を逆にチャ・ウヌ君が演じてもアリかナァと思いました。

(あらすじ)ネタバレあり
①②大きなメガネにニキビ顔のジュギョン(ムン・ガヨン)は同級生からいじめられ、深く傷ついた彼女はビルの屋上から飛び降りようとしたところ、偶然居合わせたスホ(チャ・ウヌ)に助けられます。そんな時、父親の借金で転校することになったジュギョンは、これを機に人生を変えようとネットで変身メイクを学び新しい学校で「女神」と呼ばれような転校生に変身しました。ところがその学校には彼女を助けたスッピンを知るイケメンのスホ(チャ・ウヌ)がいたのです。
また、スッピンでいつも行ってた漫画喫茶でもスホ(チャ・ウヌ)に会ってしまったジュギョン(ムン・ガヨン)。これで女神生活は終わりなのでしょうか? 逆にスッピンだから気が付かなかったのでしょうか?心配するジュギョン(ムン・ガヨン)はまた漫画喫茶でスホ(チャ・ウヌ)に出会い、同じクラスのジュギョンだと分かってしまったと勘違いし、口止めに漫画「呪いの仮面」の初版本を渡すことになります。
翌日学校に行くと男子生徒のソジュン(ファン・イニョプ)が復学し、クラスメートからこの学校には「クールなイケメン、イ・スホVSワイルドなイケメン、ハン・ソジュン」という人気を二分しているセボム高の男子生徒がいることを知ります。

③④⑤スホは漫画喫茶の子がジュギョン(ムン・ガヨン)だと分かっていました。スホにバレてしまったジュギョンは「なんでもするから黙っていて」とお願いします。ここからジュギョンのパシリの日々がはじまります(笑)
スホ(チャ・ウヌ)とソジュン(ファン・イニョプ)はジュギョン(ムン・ガヨン)を巡って喧嘩になり、ソジュンは先生から「アイドルになると大口叩いたくせにそれもやめて不良になるつもりか?」と先生に責められますがスホがソジュンをかばうのです。
二人はある出来事をきっかけに仲違いし、今度はジュギョン(ムン・ガヨン)を巡って恋のライバルになっていき、益々バトルがヒートアップしていきます。
そんなスホは彼女にスッピンの時と化粧後とあまり変わらないよと言いますが、ジュギョンは化粧して綺麗になるのに必死だと言います(笑)
その後、なぜか?ソジュン(ファン・イニョプ)はジュギョン(ムン・ガヨン)に猛アタックしてきます。学校でもジュギョンにちょっかいを出す彼に近づかないでと言うのです。ジュギョンは学校で目立ちたくないのです・・・



⑥⑦⑧また、あの時屋上で助けてくれたおじさんがスホだったと知ったジュギョン。
また昔、スホはソジュンとセヨンと仲良し3人組だったが、アイドルだったセヨンが自殺した時スホはセヨンの最後の電話に出ることが出来ず助けることが出来なかったのです。ソジュンはセヨンの自殺がスホのせいだと思っています。スホとソジュンの仲違はここから始まったのです。
ジュギョンはセヨンの死を思い出してパニックになったスホの心の痛みを「分かってる、全部分かってる」とつぶやき、一緒に泣いて励ましてあげるのです。
でも二人の間にはぎこちない雰囲気しかありません。
そんな時、学校にスホの父親でトップスターのイ・ジュホン(チョン・ジュノ)が父母会でやってきます。父親のことを隠したかったスホと父の溝はますます深くなるばかりです。
また、学校でスホに告白する女子生徒に「好きな人がいる」と答えるスホですが、それをジュギョンが見ていて、好きな人って誰だろう・・・と思っています。
そんな時、ジュギョンに一目ぼれした野球選手のリュ・ヒョンジンが学校にやってきてジュギョンを捜しに来ます。また試合を見に来てほしいと言って、ボールを渡します。
スホも気になっているジュギョンに髪飾りを付けてあげますが、ジュギョンはスホが好きな人は同級生のスジン(パク・ユナ)だと思っています。
またスホとソジュンの仲は少しは良くなりましたが、ジュギョンを想うバトル戦は続き、修学旅行で告白することを心に決めたスホでしたが、彼女がソジュンと仲良くする姿を見て心が痛みます。

⑨⑩やっとスホに告白のチャンスがきて、「僕が好きな人は君なんだ」と告白します。
ジュギョンはスホの告白と突然のキスに驚きますが、ネックレスのプレゼントまでもらったジュギョンは感動し「私もスホが好き、夢を見るくらい、とっても好き」と告白し自分の素直な気持ちを伝えます。でも、まだ皆には秘密の恋なんです・・・
やっと、ラブラブになった二人ですが、そんな時、親友のスジンが「私スホが好きなの」とジュギョンに話します。大きな試練にぶつかったジュギョンはため息ばかり。お父さんの言う通り「いい男と付き合うと苦労する」と教えてくれた言葉がすぐに現実になってしまったのです(笑)
その父親に二人の関係が分かってしまい「健全で純粋な交際を」とくぎを刺されます。(笑)
またソジュンからも「あいつを悩ませて俺に相談させるような事するな」と嫌味を言われるスホです。
ところが、その後、クラスでソジュンとジュギョンが付き合っているという噂が広がりスホはイライラしています。秘密の恋って、すれ違いばかりで疲れますね・・・二人は喧嘩を・・・

⑪⑫⑬若い女優と撮られた写真を隠すためにセヨンの校内暴力の記事を出したスホの父ジュホン(チョン・ジュノ)は今度は、新人グループの新曲にセヨンとレオの曲を奪って発表します。父の会社でその話を聞いていたスホは外に飛び出し、同じく会社に向かっていたソジュンと一緒に会社の前で交通事故に遭い二人は大怪我をし病院に。ところが、スホの父ジュホン(チョン・ジュノ)はセヨンの事件について何も知らず、すべて会社側のオ理事が作った記事だったのです。
父ジュホン(チョン・ジュノ)のスキャンダルを隠すためにセヨンが犠牲になったという衝撃から抜け出せないスホ。父はセヨンが犠牲になったことを知らなかったと全てを明かしますが、スホは「僕が最後に電話に出られなかったからセヨンが死んだと思い、どれほど苦しんだかわかりますか」と怒りをあらわにしパニック状態を起こします。そばにいたソジュンは「こんなに心が傷ついていたなんて・・・ 作曲したレオはスホです。こんなことも知らないで、本当に親子なんですか?」とスホの父ジュホンに話します。
そして、スホとソジュンは今までの誤解を解いて友情を取り戻します。
その後、父のイ・ジュホンは芸能界を引退、チョン・セヨンの死に謝罪し、外国へ行きます。
スホとジュギョンの交際も順調で、毎日が幸せな学校生活を送っています。
ところが前の学校で一緒にいじめられていたヘミンがジュギョンの学校に転校して、またジュギョンの気苦労がはじまります。
インスタの美人ランキングでジュギョンが2位になり1位はジュギョンをいじめていた前の学校のヨンパ高のパク・セミです。ところが数日後、ジュギョンが1位になってしまい、目立ちたくないジュギョンは困り果てます。
そして、とうとう前の学校のパク・セミに正体がバレてしまいますが、ソジュンが「俺はイジメている奴を見ると友達を思い出して我慢できなくなるんだ、またこんな事してるの見たら、ただじゃおかないぞ」と言って脅かします。ホント、いい奴です。
ところが学校のネットにジュギョンが前の学校でいじめられていた過去の動画が流れます。ジュギョンはその犯人が親友と思っていたスジンだったことに大きな衝撃と信じていた友人の裏切りに涙を流します。更にジュギョンがいじめられていたことを知り胸を痛める両親です。
そんなジュギョンを救ったのがスホです。「お化粧してもしなくても、イム・ジュギョンだろ。君は僕よりもしっかりしているよ」と励ますのです。
スホの言葉に勇気づけられ、スッピンのまま学校に登校したジュギョンは陰で悪口を言う生徒たちに「私はスホと付き合っている、私がどんな姿でも好きになってくれた人」と大きな声で叫びます。それを聞いていたスホはみんなの前でジュギョンを抱きしめ、おでこにキスをします。



⑭⑮今日はスッピンも交際も全部宣言した大事な日になりました。(笑)
数日後、今度はスジンが裏切者の悪女として学校のネットに流れます。
ジュギョンは仲直りしようと言いますが、スジンはそんなこと出来ないと言って、謝ることはしませんでした。
また一方でジュギョンの姉ヒギョンはソジュンに会いに行き、ムーブエンタに入って歌手になるように説得します。これはスホも亡くなったセヨンも望んでいることです。
そんな時、スホの父イ・ジュヒョンがアメリカで脳出血で倒れ手術することになりました・・・
スホは急いでアメリカにいる父の元へ向かいますが、状況がよくありません。
学校は新学期を迎えますが、スジンは休みの間に自主退学して留学し、スホはまだアメリカから戻っていません。
そして、ジュギョンは頑張って、メイクアップアーティストの国家資格をとります。
スホは電話で「良かったじゃないか」」と言いますが、すぐに「僕たち別れよう」と言い「父さんがいつ目を覚ますか分からないから待たせるのがつらい」と、ジュギョンは「私、待ってるよ、大丈夫」と言います。スホはそばにいてやれないのがつらくて申し訳ないのです。
その後、ジュギョンは漫画喫茶でスホが壁に書いた、「初雪が降ったら南山タワーで願い事をしよう、僕を思い出させて下さい」という文字を見つけます。
そして、そのスホはアメリカで音楽の勉強をはじめます。ジュギョンはスホが作った音楽がいつか聴けたらいいなぁと思っています。
また、ジュギョンはメイクアップアーティストという夢に少しづつ近づいています。
「今まで辛いことを言い訳にずっとスホにメールを送ったけど試験も終わり、これ以上連絡しないから、さようなら」と最後のメールをスホに送ります・・・
月日が経ち、歌手デビューするソジュンがジュギョンに積極的にアタックしてきます。ソジュンは「ジュギョンが好きだ、告白するのに3年かかった、俺を男として見てくれ、返事はすぐじゃなくていいから、3回だけ俺とデートしよう」と真剣に告白します。
そして、その夜、初雪が降ります。ジュギョンは一人南山タワーに向かいますが、そこにはスホがいました。スホは今日韓国に戻り、すぐに南山タワーに来たのです。
「会いたかった」というスホに対して「会いたくない」というジュギョンはスホから逃げていきます。1年も連絡がなかったスホを素直に受け入れられなかったのです。

最終回、
スホが今夜アメリカに立つと嘘をついて二人を仲直りさせたをソジュン。彼は事務所の廊下で一人男泣きします。ホント!いい奴なんです!
二人はやっと前と同じような恋人同士に戻り、スホはジュギョンの家に毎日ご飯を食べにいってとても幸せそうです。ジュギョンの家族からも愛されるスホが眩しく映っています。

ソジュンはジュギョンとの関係を整理するため彼女に「僕は君がスホのことを忘れられなかったこと知っていたよ。君の心の中に入る隙もないのに、僕が欲を出したんだ。君を混乱させたことごめんと言えばいいけど、それはできない。男なら1度は告白しないと。君の弟が言ってた振られると気持ちの整理が簡単になるってさ(笑)・・・心配するな。デビューのため忙しくて君のことを考える暇がないから」と言って、ジュギョンを気づかい安心させます。

またスホはジュギョンの姉ヒギョン(イム・セミ)から楽曲「懐かしさ」の発売を提案されます。「セヨンとスホが一緒に作った曲をソジュンが歌ったら素敵でしょう、ソジュンが歌ってくれれば意味があると思う」と言います。その言葉に説得され、再び新しく曲を作り直します。そしてスホは、新たな決意で作曲の勉強を始めることにします。

姉のヒギョンとハン先生(オ・ウィシク)の結婚式でジュギョンは、姉にブライダルメイクをしてあげます。その結婚式にはジュギョンと仲直りした親友のスジンまで登場し、友達など大勢が集合し愉快で大爆笑の素敵な結婚式を挙げました。

ソジュンは念願の歌手デビューを果たし忙しい日々を送っているなか、ジュギョンも一生懸命にメイクアップのスタッフとして働いています。ある日、ジュギョンは先輩からの指示で、ソジュンの最後のメイクのリップを仕上げる機会を得て、本番用の初のメイクをソジュンにしてあげます。
ソジュンは思い出がいっぱい詰まったステージを華やかに成功させ、それをスホとジュギョンも並んで会場で見守り、happyendで幕をとじました。









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韓国ドラマ「真心が届く」あらすじと感想、胸キュンカップル再び

2020-04-04 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「真心が届く」あらすじと感想、最終回。
2019年作品、全16話。
ドラマ「トッケビ」では、あまりに切ないロマンスで多くのファンを
虜にしたイ・ドンウクとユ・インナのお二人。
そんな胸キュンカップルの再共演が本作の大きな見どころです!
前作とはがらりと変わり仕事しか興味がない堅物弁護士ジョンロク
(イ・ドンウク)とワケあってトップ女優から転落したユンソ
(ユ・インナ)という、不釣り合いなカップルですが、そんな二人が
コミカルな演技たっぷりにロマンスを繰り広げていきます。
今度こそ、ハッピーエンドに期待したいですね! (笑)
本作のイ・ドンウクは完璧主義で恋愛には少々無頓着な堅物弁護士ですが
そんな彼が予測不能な女優のユンソと出会い、戸惑いながらも次第に彼女が
気になり始め次第に変わっていくのですが、特にユンソとラブラブになり
無表情だった彼がニヤニヤ笑うようになったことが笑いのツボです。
対するユ・インナはいつもながらのチャーミングな笑顔で崖っぷち女優を
魅力的に好演。彼女の仕草と甘い声って可愛いですよね!
そして、世間知らずだったスター女優が社会に出て様々なことを学び
人間として成長していく姿にも注目です。でも女優なので秘書として
奇抜なファッションですが、彼女なら許せちゃうところが最大の魅力ですね。
また、主演のイ・ドンウクが弁護士役なので直面するリーガルストーリーも
絡み法廷シーンも多いですが正統派法廷ドラマほどのドキドキ感はなく、
あっさり解決するところはあくまでラブコメドラマですが、でも最後まで
飽きずに楽しめます。



あらすじ(ネタバレあり)
トップ女優だったユンソ(ユ・インナ)は、2年前に麻薬スキャンダルに
巻き込まれ今も崖っぷちに立たされています。
ある日マネージャーが持っていた台本を目にしたユンソはどうしても
その法廷ドラマに出演したいと脚本家に直談判しますが、法律事務所で
現場実習するならという条件を出されます。
なんとか復活したいユンソはオルウェイズ法律事務所に偽装就職し、
弁護士のジョンロク(イ・ドンウク)の秘書をすることになります。
事務所の代表をはじめオルウェイズの面々は女優のユンソに大喜びですが
仕事以外興味がないジョンロクはユンソに全く興味を示さないばかりか
コピー1つまともにとれないユンソに呆れるばかり。
またユンソも女優である自分の存在すら知らない生真面目で融通の
利かないジョンロクに驚き、挙句の果てに無能呼ばわりされ俄然闘志が
沸いてきます。(笑)
そして、その後、意外にも人の心を理解できるユンソはジョンロクと
二人で事件を処理しながら、秘書としての才能を発揮し立派に
仕事に励みます。
本作に登場するオルウェイズ法律事務所は堅苦しい雰囲気はなく、
ドラマ自体がラブコメなので楽しく視聴できます。
しかも事務所代表はかつて大ファンだったユンソが秘書として事務所に
きてから毎日ウキウキ気分が止まりません。(笑)
さらに先輩弁護士ユンヒョクのナルシストで超マザコンや、すぐに恋に
落ちるクセがある弁護士など面白いキャラが勢揃いし、愉快な仲間たちが
コミカルな演技でドラマを大いに盛り上げてくれます。
また一方、韓国ドラマでは外せない二番手の男をイ・サンウがジョンロク
(イ・ドンウク)の友人役で登場し期待通りのイケメンぶりを発揮します。
相変わらず、どこから見ても、何を演じてもイ・サンウですが、そこが
彼の良いところですよね!
そのセウォン(イ・サンウ)とジョンロク(イ・ドンウク)と女性ヨルムの
3人は学生時代から共に学び合う間柄で、男性陣二人から想いを寄せられた
ヨルムでしたが、彼女は家柄の良いセウォン(イ・サンウ)を選び、
ジョンロク(イ・ドンウク)は身を引いた苦い思い出があります。
その後二人は破局しますがセウォン(イ・サンウ)は今も未練たっぷりの
様子です。不器用な大人たちの複雑な恋愛事情と男たちの厚い友情からも
目が離せません。



お互いに好意を持っているのにジョンロクが鈍感すぎてイライラする
ユンソです。まったく中学生や高校生の恋愛ごっこじゃあるまいし
慎重になりすぎているジョンロクなんですが、やっと手紙で「交際しましょう」
と告白をします。ところがすぐにセウォン(イ・サンウ)にバレてしまう
ジョンロクですが、セウォンは「お前はこの国の三大泥棒だ!、飯泥棒の
カニみそ、キム・テヒの夫、そしてオ・ユンソの恋人、気を引き締めろよ、
尽くさないと奪われるぞ」と冗談っぽく注意します。(笑)
二人は皆に隠れてお付き合いをしますが、結構スリリングな恋愛を
楽しんでいます。
ところが、そんなラブラブな時、2年前麻薬疑惑でスキャンダルになった
イ・ガンジュンが帝国ホールディングスの副社長になってユンソの前に
現れ、またストーカー行為を繰り返します。
悩み苦しんでいるユンソに「僕が守るから怖がらずに一緒に乗り越えよう」と
ジョンロクはやさしい愛情を注ぎユンソを危険から助けていきます。
そして、いまだにユンソにストーカー行為を行い行動がエスカレート
していくイ・ガンジュンは脱税などの罪も加わり逮捕されます。
そして今まで誤解を受けていたユンソに謝罪のコメントが多数寄せられ
やっと胸をなでおろすのです。おまけに復帰作に対するスポンサーも
殺到し一安心です。女優という職業は優雅にみえて実はつらく大変な
境遇で、残酷な中傷も宿命のようです。
その後、ユンソの人気も急上昇になり、ユンソの女優復帰は大成功します。
ところが、そんな時、ユンソのマネージャーがジョンロクに今が一番大事な
時なのでユンソのために別れてほしいと言われます・・・
ユンソが前に話していた言葉「女優とは面白い台本に胸躍らせ、忙しい
現場をみては生きている実感を感じ、収録した番組が高視聴率だと
達成感を味わえるものなの」以前ような華やかな自分になりたいと
思っているユンソを知っているジョンロクは「あなたは女優の位置に、
僕は元の自分の位置に戻ろうと思います。僕たち別れましょう」と
告げます。 そして今までのことはとても感謝していると・・・



最終回、
自分のために別れたことを知ったユンソはジョンロクに会いに行き
「やりなおしたい」と言い、彼もまた「愛してます」と素直な気持ちを
伝え二人は再度ラブラブになります。良かった~~
女優人気が復活したユンソは海外スケジュールを終えて、韓国に帰って
きますが、そんな彼女のためにサプライズパーティーを開くほど
ジョンロクは夢見るロマンチストな男性に変わりました(笑)
そして、ユンソの女優復帰は大成功し、ユンソはデビュー10周年の
イベントにジョンロクを招待します。
それは弁護士としてではなく、恋人として二人で腕を組んで
嬉しそうに登場します。
二人の関係を堂々と明かしたいと言ったユンソの真心は
愛するジョンロクに届きます。
そして私の真心はみんなに届いているかしら?
もちろん、その心は伝わっていますよ。
あなたの真心が僕に届いたように・・・








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韓国ドラマ「無法弁護士」あらすじと感想、痛快な法廷ドラマ

2020-03-20 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「無法弁護士」最高のパートナー、あらすじと感想、最終回。
2018年作品、全16話。
時代劇での活躍が目立つイ・ジュンギですが、前作の「クルミナル・マインド」
同様、現代劇での彼も見逃せない痛快法廷ドラマです。
イ・ジュンギが演じるのは常識破りな無法者の弁護士で得意のアクションや
チンピラたちにも慕われる男気溢れる人物を魅力的に演じています。
アクションも相変わらず冴えていますが、拳とともに弁護士ならではの
頭脳プレイで巨大な悪の権力と戦っていく姿は気分爽快!
また今回は弁護士役ということでスーツ姿も決まっていて、さりげない
高級感あふれる雰囲気にファンはまた魅了されるでしょうねぇ~(笑)
ラブロマンスあり、アクションあり、感情演技ありと彼の見どころが
盛りだくさん詰まったドラマです!
また相手役のヒロインには時代劇「ファラン」など、これまで
どちらかというとクールな印象の役柄が多かったソ・イェジ。
本作では正義感の強い熱血弁護士を熱演しイ・ジュンギとの相性も
抜群で二人の胸キュンカップルに釘付けに! (笑)
最近この手の法廷ドラマなど、恋愛要素が欠けているドラマが
多くなってきましたが、本作は久しぶりにラブストーリが見られ
ここは見逃せない部分です!(笑)



そして、もう1つ注目なのが、演技派俳優の最強な悪役です!
本作に登場する地方都市のキソン市は一握りの権力者が市民たちを
食い物にしながらすべての利権を握っています。
その権力者たちの中心にいるのがチャ・ムンスク裁判官(イ・ヘヨン)。
チンピラ上がりの実業家アン・オジュ(チェ・ミンス)にあくどい
裏の仕事をさせてチャ・ムンスク裁判官は今の地位を手に入れますが
世間からは「キソン市のマザーテレサ」と呼ばれ慕われています。
一方のアン・オジュ(チェ・ミンス)もチャ・ムンスク裁判官の忠実な犬を
装いながら、いつか彼女を出し抜こうと鋭い目でじっと機会を狙っています。
この二人のこれまで見たことがないアクの強い悪役に目が離せなくなります。
イ・ヘヨン、チェ・ミンスのお二人はこれまでもいろいろな作品で独自の
存在感を発揮してきましたが、本作の悪役も大きな見どころの1つで
イ・ジュンギとのバトルシーンも見逃せないド迫力です。
また、そんな悪役の二人に引けを取らない存在感を持つ、もう一人の悪役で
チャ・ムンスク裁判官(イ・ヘヨン)の秘書を務めるナム・スンジャ役の
ヨム・ヘランの熱演もドラマを大いに盛り上げてくれます。
とにかく、ハンパない個性を発揮する悪役たちが面白かったです! 
そういえば、悪役のチェ・ミンスさん、昨年韓国であおり運転の事件を
起こして問題になりましたね!



あらすじ(ネタバレあり)
幼い頃、キソン市で暮らしていたサンピル(イ・ジュンギ)は人権弁護士
だった母を目の前で殺され、ソウルにいる伯父で暴力団のボスである
デウンのもとで育ちます。
母の復讐のために母と同じ弁護士になったサンピルは18年ぶりに生まれ故郷の
キソン市に戻り、昔母の事務所があった古いビルに「無法ローファーム」を
開業します。
また同じ頃、不当な判決を下した裁判官に歯向かい、半年の業務停止処分と
なった弁護士のハ・ジェイ(ソ・イェジ)も、父が住むキソン市に戻り
そこで「無法ローファーム」を開業したサンピルに出会い、事務員として
働くことになります。
実はハ・ジェイ(ソ・イェジ)も母親が失踪した真実を知るために弁護士に
なりますが、ジェイはチャ・ムンスク裁判官(イ・ヘヨン)を母のように
慕っています。
何も知らないジェイにいつか真実を話す時が来ることを分かっている
サンピル(イ・ジュンギ)ですが、イ・ヨンス市長殺害事件を追っている
なかで、ムンスク裁判官(イ・ヘヨン)やヤクザから事業家になった
オジュ(チェ・ミンス)の悪行などジェイは自分が知らない何かが
あると分かり、その真実を知ろうとサンピルを事務所で待ちます。
そしてサンピルから「僕の母はアン・オジュに殺された、ここの事務所で
僕の目の前で、そしてアン・オジュに命じたのがチャ・ムンスク裁判官だ。
ジェイ(ソ・イェジ)の母親の失踪もチャ・ムンスク裁判官の指示だ」と
話します。あまりの驚きに衝撃を受けるジェイですが、サンピルは
「これからが本当の闘いだ」と真剣に話します。お互いに惹かれあっていた
二人ですがここから急にラブラブになっていきます!!
サンピル(イ・ジュンギ)は昔母が殺されて逃げるとき、ジェイの母から
助けられたことがあり今度は自分がジェイを必ず守ると誓います。
ところが母が殺された同じ日にジェイの母が失踪したのです・・・



サンピルはジェイに「キソン市の支配者である7人」
悪人のムンスク裁判官(イ・ヘヨン)とその秘書スンジャ、アン・オジュ、
コ弁護士、キソン銀行頭取、キソン日報主筆、検事正、の7人
これから二人が闘うべき相手を教えます。
自分たちの母に対する悲しみ苦しみを数倍にして返すべき奴らとの
闘いがここからはじまり、弁護士としての証拠探しを真剣に
はじめます。
そんな時、ムンスク裁判官が推していた悪のアン・オジュが市長選に
当選し、彼は市を丸ごとムンスク裁判官に差し出し、市は彼女の手中に!
その後、罠にハマったサンピルは自分を育ててくれたヤクザの伯父デウンを
殺した濡れ衣を着せられ刑務所に入ることになります。
最愛の人を殺されたサンピルは号泣し悔し涙を見せるのですが、弁護士に
戻ったジェイが力を発揮します。
また第2回公判では敵であるアン・オジュが潔白を証明して救ってくれます。
このころ、ムンスク裁判官(イ・ヘヨン)とアン・オジュの間に亀裂が
入ります。オジュはなんで自分をムンスク裁判官が市長にしたのかやっと
わかったのです。オジュのお金をムンスク裁判官の父の財団に寄付させたり
お金、そして手と足もすべてオジュから取り上げるためだったとやっと
甘い夢から覚めたオジュでした。人間の欲を知り尽くしている
ムンスク裁判官に勝つ人はいませんから! 彼女はピンチをチャンスに
変える女ですから・・・



その後、タイに身を隠していたジェイの母とジェイは再会しますが
ジェイの母からサンピルは「娘の身が心配なので別れてほしい」と
懇願されます。2度も娘を失いたくないと・・・
そしてサンピルに送られてきた手帳が(ムンスク裁判官やアン・オジュの
悪行がメモされている)ジェイの母からだと思っていたサンピルでしたが、
なんとあの手帳を送った主はムンスク裁判官だったのです。
結局、弁護士になったサンピルをはじめからキサンに呼び込むための
計画でした。
それは自分の過去を知る7人会のメンバーをサンピルを利用して
法の力で消そうとしたのです。恐ろしい女です!
そしてサンピルはムンスク裁判官の手の内が分かったいま、こっちから
それを利用しようとしています。ここからサンピルたちの大作戦が
はじまります。ムンスク裁判官は自分の計画が順調だと思っているので
まずはそのリズムに合わせてあげます。でも最後にムンスク裁判官を
攻撃できる証人はアン・オジュ(チェ・ミンス)だけです。サンピルは
アン・オジュを法廷に立たせることにしたいのです。アン・オジュの
人生そのものが証拠だからです。ムンスク裁判官の秘書だった
ナム・スンジャが逮捕されますが、その裁判に裁判官としてムンスクが
入廷するように仕向け、その法廷でムンスクの悪行を明らかにする
サンピルです。
最終回、
オジュ(チェ・ミンス)はムンスク裁判官が送ったキム秘書の手によって
殺されるところをサンピルのおかげでかろうじて生き残りました。
その後、オジュは自分の代わりに死んだ手下のグァンドンを見て、
法廷に立つ決心をします。
結局、ムンスクの罪が法廷で明らかになり、それに関わった者も
罪を受けることになりました。
屈辱的な面目を失ったオジュは、サンピルの手で殺されようと
しますが失敗し、自分でピストルを握り警察官らに撃たれるように
自殺し、最強の悪のカリスマが終わりを告げるのです・・・
逆に悪としてのオジュの最後は最強の悪らしいあっぱれな
終わり方だと思いました。
その後、チョン検事とサンピル、ジェイは、チャ・ムンスクが
無期懲役刑を宣告されたことを見届け、サンピルとジェイは、
チョン検事が待つ新しい無法都市のソウルへ向うのです!
サンピルとジェイは復讐と正義を果たし、ハッピーエンドを
迎えました。












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