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韓国ドラマ「シュルプ」あらすじと感想、キム・ヘスが母の深い愛を魅せる

2023-09-23 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「シュルプ」あらすじと感想、最終回。
トラブルメーカーの王子たちを未来の王様に育て上げるために奮闘する王妃ファリョン(キム・ヘス)と宮中の熾烈な王位継承争いが描かれた超話題作の時代劇です!
舞台となるのは朝鮮王朝時代ですが、物語は架空の設定で王の側室や寵愛を受けた女官が多いために王座を狙うライバルの王子たちも多くて、様々な問題や騒動や策略に振り回されていく王妃ファリョン(キム・ヘス)と一緒にドキドキハラハラしながら視聴する王宮の家庭内が描かれた王室ホームドラマです。2022年作品、全16話

題名の「シュルプ」は韓国では傘という意味で、ポスターでも見られるように、ドラマの大きなテーマである「母の深い愛」を表し、その母役のキム・ヘスさんがカリスマあふれる王妃ファリョンを演じ、対立する大妃(キム・ヘスク)との争いではすさまじいバイタリティーにあふれた意欲を魅せてくれます。そして、王妃キム・ヘスVS大妃キム・ヘスクの名女優二人の活力に満ちた真剣な戦いは見応え十分です。
そして、王妃ファリョン(キム・ヘス)が大妃(キム・ヘスク)や大臣たちと対決する とてつもない気迫はカリスマあふれる王妃ファリョンになりきっていて、この役はキム・ヘスでなければダメというキャラクターでした。とにかく素敵でカッコ良いキム・ヘスさんです!
また、今回、大妃役のベテラン俳優キム・ヘスクさんが王の母という役でもあるせいか?ずいぶん老けてしまったなぁ~と感じました。
あの名作ドラマ「冬のソナタ」「秋の童話」などの韓流のオモニから20年が経つのですねぇ~と、最近しみじみと韓流20年の重みを感じてしまいます・・・
また、ベテラン俳優の熱演のほか、王子役にキャスティングされたフレッシュな若者たちの活躍も見どころの1つで、特に今話題になっている、王妃ファリョン(キム・ヘス)の次男ソンナム大君を演じるムン・サンミンさん(23歳)に注目です。
常にツンとした態度で何事にも情熱的な眼差しと身長190㎝のアクションも素晴らしい期待の星なんですが、撮影中に怪我をされ気持ちが焦ったことでしょう・・・時代劇のアクションは至って大変なんですね。
とくかく、王イ・ホ(チェ・ウォニョン)には、正式な側室が4人と王様から寵愛を受けた女官たち4人の合計8人の後宮がいる分、フレッシュな顔ぶれの王子たちの数も多く、それぞれ興味深いエピソードがたくさん描かれていて飽きることなく視聴できます。
その王子たちの父親である王イ・ホ役には「SKYキャッスル」や「僕のヤバイ妻」など幅広い演技で味のあるベテラン俳優さんのチェ・ウォニョンさんが自分も心に大きな傷を持つ王を演じています。チェ・ウォニョンさんっていつも安心して見られる大人の俳優さんで、「百年の遺産」のマザコン夫も爆笑だし、「相続者たち」も普通に良かったし、幅広い演技で強い印象を残してくれる俳優さんですよね。
本作では母親の大妃(キム・ヘスク)に逆らえない温厚な国王を彼らしいカラーで演じていますが、後半からは王妃ファリョン(キム・ヘス)をサポートしていくように変わっていき、ホッとします。
「シュルプ」は時代劇版「SKYキャッスル」と韓国では話題になるほど、自分の子供たちを上位の王様に導こうと過剰なくらい、がむしゃらになる母親たちの意欲的なバトル戦が見どころです。いつの時代も我が子を守ろうとする母の偉大な愛は同じなんですよねぇ。
未来の朝鮮王を育て上げるために奮闘する王妃ファリョン(キム・ヘス)の「シュルプ」良かったです、是非、カリスマあふれるキム・ヘスさんを観てほしいです!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
王妃ファリョン(キム・ヘス)の長男である世子(ペ・イニョク)は勉学に秀でて優秀ですが、ところが他の息子たち4人の大君は問題児ばかりです。
そんな孫4人が気に食わない、王イ・ホ(チェ・ウォニョン)の母で大妃様(キム・ヘスク)は王妃ファリョン(キム・ヘス)を嫌味なほど叱りつけます。孫でも愛想が尽きると・・・
ところが、ある日、長男である世子(ペ・イニョク)が突然倒れてしまいますが、前のテイン世子が命を落とした病気と同じ重い貧血の病にかかっていたのです。王妃ファリョン(キム・ヘス)は当時テイン世子を担当していた御医のチョ・グギョンを慎重に捜すのです。
またある日、王名が下り、世子と一緒に教育を受ける陪童を選ぶことになり、志願者から選ばれるために、後宮の王子たちにとっては絶対に見逃せないチャンスがやって来たのです。
そして、陪童選びが王ではなく大妃様(キム・ヘスク)の案だったことを王妃ファリョン(キム・ヘス)は知ります。その大妃様(キム・ヘスク)は王子の母親たちの後宮すべてに陪童を選ぶに必要な教育の書をそなただけ一人に内緒で渡すと言って、大妃様(キム・ヘスク)に服従させるつもりなのです。

2話
大妃様(キム・ヘスク)が王妃ファリョン(キム・ヘス)の長男である世子(ペ・イニョク)の隠していた病気を知ることになりますが王に黙っている大妃様です。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は大妃様(キム・ヘスク)の前の廃妃した大妃様(亡くなったテイン世子の母親)の質素な家を訪ねるのです。そして、「当時と同じ身の上の追い詰められたこの母にご助言をいただけませんか、記録にもない大妃様(キム・ヘスク)との二人だけの秘密が知りたいのです」と頭を下げます。当時何があったのですか?と聞くのです。
そして、世子が亡くなった後の後継者には最も聡明な者が選ばれると話し、その制度が庶子に名分を与えてしまうと言い、まさしく今の国王のようだと話すのです。世子も大君たちも殺された
経験から、あの日に戻れたら、たとえ周りから姑息で卑劣だと後ろ指さされようとも我が子を守るためなら手段を問いませんとハッキリ伝えます。
また一方で、今の王が世子の時の配偶者選びで先に内定していた側室のファン貴人のもとを訪ねる大妃様(キム・ヘスク)は「陪童には興味がないようだが世子ならどうだ」と問いかけます。
その側室のファン貴人の息子ウィソン君(カン・チャニ)は学問に優秀な子供なのです。

3話
陪童選抜に全く興味がなかった王妃ファリョン(キム・ヘス)の息子たちも全員参加すると言う意思を明らかにすると王妃ファリョン(キム・ヘス)はホッと安心するのです。
ところが四男ケソン大君(ユ・ソンホ)には驚くべき秘密があったのです。
女装を楽しむケソン大君(ユ・ソンホ)の秘密を知った側室のコ貴人(ウ・ジョンウォン)はすぐに大妃様(キム・ヘスク)に知らせるのですが「王宮では見聞きしたことは忘れよ」と言い、確かでないことを信じろと言うのですか?と怒鳴りつけます。
ところが、大妃様(キム・ヘスク)は王宮の離れにあるその場所を訪れ、女性のおしろいや女性の韓服などを見つけるのです。
また、母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は試験が終わるまでは学業に励めと遠まわしに四男ケソン大君に伝えますが母は息子の本当の姿に向き合わなければと思っています。
その後、陪童になる一次選抜試験がはじまりますが、高得点者を取った者は二次試験の資格が与えられますが、王から出題された予想外の難問に頭を悩ませる王子たちです。
結果は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)、四男ケソン大君(ユ・ソンホ)、ウィソン君(カン・チャニ)、ポゴム君(キム・ミンギ)の4人が合格します。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)を陥れることにした大妃様(キム・ヘスク)はある策略を考えますが失敗に終わります。
その後、王妃ファリョン(キム・ヘス)と大妃様(キム・ヘスク)の戦いはますます激しくなっていきます。

4話
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)は母の王妃ファリョン(キム・ヘス)に「なぜ怒らぬのです?」と問いかけますが、「初めて知った時 私は途方に暮れた・・・だが、腹は立たなかった、お前がどんな姿であれ私の子だ」と優しく答え、これは母の形見だと言って自分のかんざしをケソン大君に渡すのです。
また、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は母を問い詰め 兄世子(ペ・イニョク)の重い病気を知ることになり回復の兆しがみえない兄のために危険を冒して医者を捜しに行くのです。
その次男ソンナム大君は母に昨日の火事は四男ケソン大君を守るための選択だったのか?と聞き、なら私が10歳まで宮外で独り寂しく育ったのも?と問い続けますが、母はお前を生かしておく術が他になかったと涙を浮かべ悔しそうに話してあげます。
一方、四男ケソン大君(ユ・ソンホ)が選抜試験を棄権したために3人の王子たちで試験に挑むことになり、王は新種の疫病について論議します。
その後、最終的に最も高い点を獲得したのがポゴム君(キム・ミンギ)だったのです。
試験が終わった次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は兄世子(ペ・イニョク)のためにトジ先生を捜しに疫病が蔓延している村に向かうのです。



5話
万が一 、世子(ペ・イニョク)の重い病気が分かり、それを口実に世子が廃位され大君たちが後を継げない場合は皆死ぬかもしれないと王妃ファリョン(キム・ヘス)は思っています。
そのためにも世子(ペ・イニョク)には元気になってほしいのです。
ところが、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が捜したトジ先生の治療方法をはじめてから、兄世子(ペ・イニョク)が快方に向かっていきます。
ところが喜びも束の間、世子(ペ・イニョク)は世子の教育機関である侍講院で血を吐いて倒れてしまいます。
王は今まで世子(ペ・イニョク)のそばにいたクォン医官を投獄し、王妃ファリョン(キム・ヘス)を中宮殿に閉じ込めすべての務めから外すのです。
そして、これからは王の許可なく誰も世子(ペ・イニョク)には会えなくします。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)はもう一度トジ先生のもとを訪ねます。
一方で大臣たちは皆で示し合わせて、今すぐに世子(ペ・イニョク)を廃し、新たな王位継承者を指名するよう王に圧力をかけますが王は決して廃世子は許可しないと言います。

6話
前のテイン世子を殺したのが大妃様(キム・ヘスク)で、そうさせたのが大臣たちだったことを知った王妃ファリョン(キム・ヘス)は、また今同じことが宮中で行われていることに気付き、結局 窮地に追い込まれるのが王なのです。
ところが、王や王妃ファリョン(キム・ヘス)の抵抗もむなしく、世子(ペ・イニョク)は亡くなります。そして、ずっと世子を診察していたクォン医官が裏切者だったとは王妃ファリョンもまさか気付かないでしょう・・
母の王妃ファリョンは世子を抱きしめながら、「約束しよう屈せぬと」そして、そなたが残した子供も私のもとに残った子たちも守り抜くと心の中で誓うのです。
その後、宮中では世子(ペ・イニョク)が毒殺されたという噂が流れ、王は内密に調査していますが、世子の妃も ただ事ではない様子で王妃ファリョン(キム・ヘス)に助けを求めるのです。
周りでは世子が亡くなり世子の妃の被害妄想だと噂がたちますが、しかし幼い子供に虐待のあとがあることを王妃ファリョン(キム・ヘス)は見つけるのです。

7話
幼い子供に虐待の後があり世子の妃が毒を盛られたと言ったことも真実だったことが分かりますが、更に王妃ファリョン(キム・ヘス)が住んでいる中宮殿で小火があり、もう誰も信じられないと言う王妃ファリョン。更に世子の妃もこの場所には怖くていられないと言い、子供たちと一緒に宮殿から出たいと懇願します。
一方、大妃様(キム・ヘスク)は息子の王に王妃ファリョン(キム・ヘス)を廃妃するように言いますが、「王にしたのはあなただけど、王は私です」とハッキリ言います。
母の大妃様は私がこの手で王妃ファリョン(キム・ヘス)を引きずり下ろしますと強い口調で再度釘を刺します。
また、長男世子(ペ・イニョク)の死は外部の薬剤によるもので、それを入手したのが王妃ファリョン(キム・ヘス)だと疑われていることに罪の意識を抱える次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は、自らの手で真実を明らかにしたいと父の王に訴えるのです。
そして、王の尋問を受ける日がやってきますが、宮廷クォン医官の口から、王妃ファリョン(キム・ヘス)の名前が出ますが、王妃ファリョンからも驚くべき人物の名前が飛び出します。

8話
王の尋問で王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子の妃の名前を出し、大妃様(キム・ヘスク)側の人物たちは皆驚き、王妃ファリョンは保身のために世子の妃を犠牲にしたと思っています。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子の妃と元孫を庶民に降格させると言い、更に大君たちから世子が選ばれなければ、その時は私が王妃の座から退きますと大妃様(キム・ヘスク)側に伝えるのです。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)にこれはすべて私の計画であって、いづれ世子の妃たちを王宮に帰れるようにする、そのためにソンナム大君に兄に代わって世子になれと強い思いを示すのです。
そして、王子たちと後宮たちの世子になるための熾烈な競争と戦いがはじまります。
母親である後宮たちは自分の息子が優位な順位になる様に裏から手を回し、いろいろな策略を立てて一段上の地位を目指すのです。後宮たちの妙な動きを見た王妃ファリョン(キム・ヘス)は後宮たちを全員呼んで、子供たちのためだと言って刺繍をさせて時間をつぶさせます。
そんな時、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が盗賊から矢に撃たれたと知らせが入りますが、それはファン貴人(オク・ジャヨン)と大妃様(キム・ヘスク)の仕業だったのです。

9話
王妃ファリョン(キム・ヘス)は王に大妃様(キム・ヘスク)側が次男ソンナム大君(ムン・サンミン)を殺そうとした事実を話します。
王は世子選びでこのようなことを起こすのは私の権威への挑戦だと言いますが、大妃様(キム・ヘスク)は大嫌いな王妃ファリョンの子供を絶対に王にしたくないのです。
王妃ファリョン(キム・ヘス)はウィソン君(カン・チャニ)を世子にしたいファン領議政を訪ね、最近大妃様(キム・ヘスク)がポゴム君(キム・ミンギ)の母のテ昭容(キム・ガウン)と頻繁に会っていると告げ口します。
また一方で、自分の息子シムソ君(ムン・ソンヒョン)が脱落して王宮に戻ってきて悔しい思いをしている母のコ貴人は、王妃ファリョン(キム・ヘス)の四男ケソン大君(ユ・ソンホ)の部屋に忍び込み、秘密の絵を持ち出しファン貴人(オク・ジャヨン)に見せます。「ケソン大君は男の皮をかぶった女人で王室の名誉を傷つけた」と言い、このことは王妃ファリョンも大妃様(キム・ヘスク)も知っていると弱みを教えます。
そんな時、シムソ君(ムン・ソンヒョン)が悲しい行動を取ります・・・

10話
亡くなった世子(ペ・イニョク)の宮廷医官クォンが かつてファン貴人の担当だったことが分かり更に世子の担当に推薦したのもファン貴人だと知った王妃ファリョン(キム・ヘス)はファン領議政と宮廷医官クォンの関係を探るように指示します。
王妃ファリョンはファン貴人を呼び出し、宮廷医官クォンをもう一度王宮に呼び戻したいと話をします・・・
また一方でウィソン君(カン・チャニ)が王命で王宮に連れて行こうとする悪人ソは僧を集め反乱を起こす謀反を企てていることを四男ケソン大君(ユ・ソンホ)が知り止めるのです。
ケソン大君は洞窟にある武器庫まで確かめていたのですがウィソン君(カン・チャニ)はそれを阻止して悪人ソを王宮に向かうように言います。
一方、三男ムアン大君は王子たち皆が競い合っているさなかに女性と一緒にいたことがバレてしまい母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は「お前は失格だ」と怒鳴ります。
また、王宮に連れて行く盲目の男パクが悪事を働いていると考えた2人の王子、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)とポゴム君(キム・ミンギ)はその周辺を探り始め徹底的に調べあげるのです。
そんな時、ファン領議政は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が王様の実の子供ではないと聞かされ、それが本当なら追放すると言いますが、まだ最終審査が残っているのです。
そして、この誹謗書が都中に広がっているのです。

11話
最終審査に次男ソンナム大君(ムン・サンミン)とポゴム君(キム・ミンギ)とウィソン君(カン・チャニ)の3人の王子たちが残りました。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は後宮たち8人を呼び、「今日からファン貴人を従1品貴人から、後宮最下位の品階 従4品に降格します」と発表します。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)を誹謗し傷つけた行為は死罪に値するがウィソン君の生母ゆえに善処していると言います。
最終審査がはじまり、世子を選ぶのに不正を阻止するために儒生たちに正しい選択をしてもらうことになりますが、それでも大妃様(キム・ヘスク)側のポゴム君とファン領議政側のウィソン君の対立がますます激しくなっていきます。
ところが大妃様(キム・ヘスク)は自分の権力が最大限になることを知っていたかのように、最終的にウィソン君を指示することにします。
外部との圧力に負けそうな儒生たちに正しく行動する機会を与え不正を阻止しようとした王妃ファリョン(キム・ヘス)に対し儒生たちは大臣に「外部とは一切接触しません、そして結果が出るまで食事も取りません」とハッキリ伝えます。
そして、世子に選ばれたのは次男ソンナム大君(ムン・サンミン)でした。

12話
息子を朝鮮の王様へと導こうとする母たちの壮絶な争いの中、世子に選ばれた次男ソンナム大君(ムン・サンミン)の世子としての第一歩がはじまります。
母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は立派な世子になった姿を見て安心の笑みを浮かべながら、
師にも王にも民にも仕えねばなりませんと話し、世子は常に謙虚であり続けますと答えます。
一方で、世子様のお妃様選びに向け、大妃様(キム・ヘスク)がすでに大妃様側の候補者を立ていることを知ったファリョンは、息子の世子のためにも大妃様(キム・ヘスク)とは無縁の候補者を見つけようとします。
そんな時、王妃ファリョン(キム・ヘス)は大妃様(キム・ヘスク)の最側近である兵曹判書の長女チョンハに出会いますが、チョンハは憧れの次男ソンナム大君が世子様だったとは知らずに驚きます。チョンハは反対する父の兵曹判書に世子の妃になりたいと話します。
婚礼の儀式が始まり、はじめて花嫁になったチョンハの姿を見て、驚く世子ですが、あの日「私たちが再会したら運命だとお思いに」と言ったチョンハの言葉が現実になりました。

13話
「兵曹判書の長女チョンハは大妃様側の者だそうです」と聞かされた世子は、婚礼が終わり二人だけになった夜に部屋を出て行ってしまい、花嫁を一人にしてしまいます。
翌日、王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子を呼んで、世子の妃を選んだのは私だ、偶然出会い聡明で堂々としていて気に入ったのだと話し、それよりも世子のことを恋慕していたから気に入ったと話します。お前を慕い宮中に入った娘だ、それゆえお前が守ってやらねばと声をかけるのです。
また世子は、別に話があると言い、「亡くなった兄上の病床日記の紛失していた1ページを見つけました」と母に報告します。そしてクォン医官の鍼治療により吐血がはじまったことが分かりますが、その裏に黒幕がいると確信します。王妃ファリョン(キム・ヘス)はクォン医官を王宮に復帰させるのです。
また一方で、三男ムアン大君(ユン・サンヒョン)の幼い子供を抱いて王宮にやってきたチョウォルは子供を王妃ファリョン(キム・ヘス)に託して去っていきます。
この子に母親がいないのが不憫だという三男ムアン大君は一人で一晩中 泣きやまない子供を抱いているのです。

14話
世子を選ぶ最終審査の後に次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は王の子供ではないと言い張り小細工までしたファン貴人に逆に「ウィソン君(カン・チャニ)の実の父は誰だ?」と大妃様(キム・ヘスク)は問い詰めます。「大妃様もご存じのはず、王様です」と答え、王様が初めて抱き上げた王様の長子ですとハッキリ告げるのです。
大妃様(キム・ヘスク)はウィソン君の実父を突きとめようと動きます。
一方、王妃ファリョン(キム・ヘス)は王に「テイン世子の死因を再調査してください、我が世子の死と酷似しているのです」とお願いしますが、王は無理だと告げます・・・
王妃ファリョンはただ自分の子供が誰に殺されたのか知りたいだけなのです。知る必要があると言います。その後、調べを進める王妃ファリョンは現王もテイン世子の死因を知っていたことを知り大きな衝撃を受けるのです。
また一方で、婚礼を終えたばかりの世子に悪い噂がたち世子の妃は大妃様(キム・ヘスク)に呼ばれます。王妃ファリョンはあわてて対応策を考えます(笑)



15話
クォン医官が殺されたテイン世子の弟でヨンウォン大君 イ・イクヒョンだと分かりました。
そして、イ・イクヒョンが王妃ファリョンの世子を毒殺したのですが、テイン世子の母は「すべて大妃がはじめたことです」といって悪びれる様子もありません。
また、重要な証拠の「テイン世子の検案書」を王妃ファリョン(キム・ヘス)やクォン医官たちも手に入れようと必死で探しているのです。
クォン医官は復讐のために医官になったわけではなかったが、兄のテイン世子と同じ病気を患っていることを知り、これはもう運命だと思ったと王妃ファリョン(キム・ヘス)に明かし、心から謝罪しますが、「だが諸悪の根源は王位を簒奪した現王にあることをお忘れなきよう」と、自分の兄弟を次々殺されたつらい苦痛をぶつけるのです・・・
王妃ファリョン(キム・ヘス)も自分の子供を殺されたクォン医官に向かって、「決して思いどおりにはさせぬ、このすべては私が終わらせる、おまえは私の子供を殺した報いを受けるであろう」とにらみ返します。
ところが、王妃ファリョン(キム・ヘス)からクォン医官の話を聞いた王は「今 廃妃ユンといる者がイ・イクヒョンです」と言い、あの者は一介の医官にすぎないと言うのです。
その後、王妃ファリョンと大妃様(キム・ヘスク)はそれぞれ違う目的でクォン医官を必死になって捜します。
また一方で、世子の妃チョンハが急に倒れてしまい、脈が遅い徐脈の気があると診断されます。
ところが、すぐに懐妊していると御医が発表し、王妃ファリョンは今は世子の妃チョンハを気遣ってそばにいるように世子に言います。
ところが、大妃様(キム・ヘスク)の策略により、今度は世子の妃チョンハが懐妊していないと御医がいうのです・・・
一方で、王宮内でファン領議政を殺したクォン医官は次に大妃様(キム・ヘスク)のところに向かいますが、そこにウィソン君(カン・チャニ)がすぐにやってきて「死んでもらう」と刀を抜き、「それでこそ私は生き延びる」と言いクォン医官を斬りつけます。
「私はお前の父だ、お前が正統の世継ぎだ・・・」と言って、クォン医官は息子のウィソン君を見つめたまま息を引き取ります・・・
大妃様(キム・ヘスク)は駆けつけてきた王妃ファリョン(キム・ヘス)に「今頃 イ・イクヒョンは、息子の手で殺されているはずです、この目で見られなかったのが残念でなりません」と笑いながら王妃ファリョンに伝えるのです。

16話(最終回)
廃妃ユンやイ・イクヒョン、ウィソン君(カン・チャニ)など、謀反を企てたとして「刑に処すべきである」と大臣たちが王に求めます。
王は「逆賊のイ・イクヒョンを始末したのはウィソン君だ、何ゆえ父親の私に子を殺せというのだ」と言いますが、更に母の大妃様(キム・ヘスク)もイ・イクヒョンの血筋のウィソン君を殺せと王に言い、私の唯一の失敗はあの時、イ・イクヒョンを生かしたことです、王はこの母の失敗を繰り返さないでくださいとしっかり伝えます。
王は母大妃様(キム・ヘスク)の重大な秘密を抱えこの先どうすればいいのか思い悩むのです。
また、亡くなったテイン世子が毒殺されたことを明かそうとする王妃ファリョン(キム・ヘス)の弱みである子供の大君たちの恥を明らかにし邪魔をするのです。
大妃様(キム・ヘスク)はムアン大君が賤民出身の女性との間に子供が出来たことを王に知らせ、更には世子の妃チョンハに薬を飲ませ流産させようとしたのです。
それでも、大妃様(キム・ヘスク)は私は勝者ですと言い、罪を反省する様子を見せません。
一方、王妃ファリョン(キム・ヘス)は「たとえ過去を明かそうとも王様が聖君である事実だけは決して変わりません、それは私のみならず天とこの国の民が知っているでしょう」と優しく伝え、二人の世子が毒殺された事実を歴史に刻んでください、私が王様を守れる最後の道であり世子が残した子たちを守る道なのですと言い、もう肩の荷を下ろし自由になってくださいと心からお願いします。
王は母の大妃様(キム・ヘスク)に「母上がはじめた この悲劇を私が終わらせます」と伝え真実を明かすことを決めます。
その後、亡くなったテイン世子の母親ユン氏は復権され、テイン世子を死に至らせた大妃は幽閉され死を迎え、大妃の時代が終わりました。
3か月が経ち、王妃ファリョン(キム・ヘス)と後宮たちが集まりますが、いつもなら8人なのに7人になったことを寂しく思うファリョンでしたが、その席には世子の妃チョンハも参加しました。
世子になったソンナム大君(ムン・サンミン)は、チョンハと一緒に手をつなぎながら宮中を見て回り産まれてくるお腹の赤ちゃんと一緒に愛を育んでいます。
また、ウィソン君は斬刑を逃れますが、心の病を患っている母親であるファン貴人(オク・ジャヨン)の世話をしながら質素に暮らしていますが、王妃ファリョン(キム・ヘス)が常に気にかけています。
そして、王妃ファリョン(キム・ヘス)を一番驚かせた息子のケソン大君(ユ・ソンホ)は、「新たな世界が見たいので、ここを発ちます」と王宮を離れることを母に知らせますが、「子をそばに置きたいこの母の気持ちも分かってほしい」と言葉で伝えます。
ファリョンは涙を見せながらも、自分らしく生きたいというケソン大君の意思を尊重します。
別れの日は、大君たちが全員集まってケソン大君を見送りました。 おわり





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韓国ドラマ「赤い袖先」あらすじと感想、美しく切ない王朝ラブロマンス

2022-04-15 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「赤い袖先」袖先赤いクットン、あらすじと感想、最終回。
韓国で高い視聴率を記録し大ヒットした至極の宮廷ロマンスです。
多くの時代劇で演じられたイ・サンを除隊後の初主演でジュノが躍動的な麗しい世孫を演じていて、もう、このイ・サン役はジュノじゃなきゃダメという感じで、とにかくカッコよくて、紺色の世孫の韓服が超~似合っていました。

自分の父親を死に追い詰めた祖父の英祖(イ・ドクファ)と複雑な関係にあるサンは気難しくて傲慢ですが、そんな威厳あるイ・サンをジュノが世孫になりきり幅広い演技で熱演している姿に注目です。
また愛する官女ドクイム(イ・セヨン)に振り回されるユニークでひょうきんなシーンや空気が読めない護衛武士テホとのやりとりなどの爆笑シーンも多く、更にジュノの届かぬ愛を表現する切ない眼差しなど見どころ満載です。

特に話題になっているお風呂でみせる割れた腹筋は見事でセクシーで、二人の密着シーンは胸キュンたっぷりでロマンチックシーンも目が釘付け(笑)
更に目を楽しませてくれる美しい映像美と共に流れる挿入歌が二人の切なさを2倍3倍に盛り上げていて、その中にジュンスの歌も加わっています。

また、脇を固める実力派俳優さんも多数出演されていて、私は特にヒロインの官女ドクイム(イ・セヨン)を幼いころから見守っているソ尚宮を演じたチャン・ヘジンさんのコミカルな演技と官女ドクイム(イ・セヨン)やすべての官女たちを心から心配し守っていく母のような愛情に感動しました。
そして、チャン・ヘジンさんの人間性豊かな高い演技力が強く印象に残る本作です。
また、本作の時代劇はヒロインのドクイムたち官女の仲の良さも心温まるシーンで、今までにないストーリー展開だったと思います。

とても分かりやすい王朝ラブロマンスで、涙するシーンもありクスッと笑えるシーンもあり、忘れられない登場人物たちの熱い言葉に心が動き、朝鮮王朝史の醍醐味を堪能できるドラマですが、本作は史劇が苦手な方でも楽しめる時代劇だと思います。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
幼い世孫サンはある晩、自分の祖母暎嬪様が亡くなった弔問先で同じく幼い見習い女官のドクイムと出会います。
身分を隠しこっそり抜け出して祖母に会いに来たサンでしたが、そこでドクイムは何度も涙を見せるサンを慰め、「そんなに泣いたら体を悪くするわよ、暎嬪様も望んでいないわ」とやさしく声をかけ勇気と元気を与えるのです。
サンは自分が祖母暎嬪様に父の死のことでひどいことを言ったことを後悔しているのです。

また、この時偶然にサンの祖父の王様である英祖( イ・ドックァ)に出会ったドクイムは王様から「これは、暎嬪が直接書いた本だ」と言って「女範」という本を受け取ります。
王様は「今晩、お前がここに来たのも縁だ、東宮の女官というお前の運命もこの本の主人公に似ているかもしれぬ」と言って、ドクイムの頬を撫でるのです。

また、ドクイムはなぜ?女官長のチョ尚宮(パク・ジヨン)が幼い自分を高貴な方の弔問に行かせたのか疑問に思っていました。
ところがチョ尚宮(パク・ジヨン)はドクイムに「最も高い位の正一品の後宮の最後をお前に見せたかった。女官は宮殿では死ねない、宮殿で死ねるのは王族だけなのだ。ただ1つだけ宮殿で死ねるのは・・・王様に愛されればいいのだ、王様に愛され後宮になればこの宮殿で死ねることができ、王様に愛された女だけが手に入れる栄誉で、すべての女官が夢見る最後なのだ。
夢を抱くのだ、間違いなくお前はなれる」と強い言葉で諭し、ドクイムの肩を抱きます。
まだ幼いドクイムにはこの意味が伝わらないようですが・・・

また、女官のドクイムは常に「私たちは東宮の女官で王子さまは私たちの主」と尚宮たちから教えられているために、その後王子を廃位するという陰謀に巻き込まれている王子を幼い純粋なドクイムが救うことになります。
その後、二人は再び出会うことなく月日が流れていきます。

2話
数年が経ち、都では凶暴なトラが出没し王子のサン(ジュノ)は頭を悩ませています。
そんな時に宮殿の中にある池に向かったサンは、上の坂道から足を踏み外し転げ落ちてきたドクイム(イ・セヨン)と一緒に池に落ちてしまいます。
二人は顔を合わせることなく、それに怒ったサンは誰とも知らない女官に反省文を書くように命じます。

また、サン(ジュノ)に「罪人の子は王になれない」という文が書かれた矢が飛んできます。
常に王位を脅かす勢力争いが宮中で激しさを増し、サンに休まる居場所などありません。
矢を撃った犯人を捜そうと必死になりますが、自分が勉強する侍講院と東宮の書庫が隣なので、そこで反対派の情報が得られると判断し東宮の書庫へ向かうサン。
そして東宮の書庫でサンと女官のドクイムは再会しますが、お互いに印象が悪く、ドクイムは相手が王子様だとは知らずに無礼な振る舞いを取ってしまいます。
再び東宮の書庫で再会したサンはドクイムに自分は兼司書のホン・ドンロ(カン・フン)だと嘘をついてしまいます。

その後、王子様に命じられた反省文を書いて会いに行きますが、サンは下を向いているドクイムを見て「お前だったのか」と言って、薄ら笑いを浮かべ、また反省文を書いて来いと命令します。
ところが、何度も何度も反省文を書いても許してくれないサンです。
そして、女官だけのお祭りの日にドクイムだけ東宮の書庫の仕事をさせる意地悪なサンです。

3話
すでに凶暴なトラは何人もの民を襲い殺します。
宮殿近くの野山に行ったサンと翊衛司(王子を護衛する者たち)は宮殿の方に続いているトラの足跡を見つけます。
その時、書庫で仕事をしていたドクイムの前にサンが現れ、サンはドクイムに「君だけができることだ」と話し、女官のお祭りに参加してるみんなに本を読んでほしいと言います。
サンに頼まれて500人の女官をスムーズにトラから避難させようとするドクイムの奔走がはじまります。
そしてドクイムは小さな出入り口が1つしかな祭りの会場で女官たちに動揺を与えずに避難できるような策を練ります。
ところが、幼い見習い女官スギムを助けるために駆けつけますが、すでにスギムはトラに襲われ倒れていました。
その場所でトラと遭遇してしまったドクイムは危機一髪のところサンに助けられます。
更にトラは仕掛けていたワナにかかり、サンの矢の一撃で捕獲に成功し、サンはトラの襲撃から宮廷を守ることができました。

ところが、宮廷を危機から救ったサンの勇敢な行動は王様の許可なく行った行為だと非難を受けトラ狩りに加担した人物はすべて処罰を受けることになりました。
その理不尽な話を聞いたドクイムは本物の兼司書のドンロ(カン・フン)に「昨日兼司書様が私を助けてくれました。その方が怪我をされていないか心配です」と尋ねますが、兼司書のドンロ(カン・フン)は不思議そうな顔をします。
きっとサンが自分の名前を使ってドクイムと会ったことに気付いた兼司書のドンロは「女官さんが話している兼司書を私は知りません」とサンの嘘に合わせて答えます。
その後、サン王子が王様からお許しを得られたと聞いたドクイムは兼司書様も釈放されたはずだと思い、急いで東宮の書庫に向かいますが会えませんでした。
そんな時、宮殿の中でバッタリ王子のサンと出会ってしまったドクイムです・・・

4話
宮殿の中の池のほとりで王子様の韓服を着たサンと本物の兼司書ドンロ(カン・フン)と偶然に遭遇してしまったドクイムは信じられない顔で「なんで私を騙したの、私を弄んだの」とささやき、ひどく腹を立てるのです。
そんな中、ドクイムは見習いから正式な宮人となり宮中で王と王妃に仕える仕事に就くことになりますが、ドクイムはちっとも嬉しくありません。
ドクイムは東宮の女官なので東宮の王子サンと会ってしまうことが嫌で仕方ないのです。
ところが、ドクイムはなんと一番厳しいサン王子に仕えることになってしまいます。
そして、サンは新人だというドクイムのミスを許してやり、他の女官とは全く違う接し方をし、ドクイムにだんだん惹かれていくのです。
その後、女官であるドクイムは王様の娘でサンの叔母である和緩翁主 ( ソ・ヒョリム)に目を付けられて罰を与えられるところをサンが助けてあげます。

また一方で、サンはトラ退治の日、自分に向かって矢が飛んで来ましたが、犯人は翊衛司(王子を護衛する者たち)の中にいると確信しているサンです。
犯人を捜しますが、その後、その中に一人だけ怪しい者がいたのです。

5話
ドクイムが幼いころ助けてもらったサンの母親から、サンの行動をすべて報告するように指示されています。
恩があるドクイムは妓生房に行くサンを尾行しますがすぐにバレてしまい、ドクイムから母に尾行をするように頼まれた話を聞いたサンは「ここがどういうところなのか、分かっているのか、君の主人は母上なのか?君は私の味方だと思っていた」と激しく怒りがっかりします。
そして、この場所が「同徳会」という集まりの場所で兼司書ドンロ(カン・フン)が翊衛司(王子を護衛する者たち)の話をはじめます。

その帰り道、ドクイムはサン王子に「兼司書様」と間違って呼んでしまいます。
サンは「さっき、私がお前を殺せると言ったときお前は恐れなかった、その理由が今分かったよ、お前の心の中は今でも私があの時の兼司書なのだな」とし「真実を言うのが嫌だった、なぜならあの書庫でお前といる時間が特別だったから」そして「お前が私に振り回されていると思ったが本当は私がお前に振り回されていたのか?・・・」と言って、ドクイムをじっと見つめるサンです。

また代理聴政の話があるサンに母は「代理聴政は立場を固める大きな機会だが間違えれば一瞬で陛下の信頼を失い窮地に追いやられる」と心配しています。
この時期に女官の継礼式が行われ、新たな若い女官がサンの前に現れ、陛下は学問を怠り若い女と戯れることを常に心配していると厳しくサンに伝えます。
そのサンも母に「私は一度も女官を近づけたことはない、賎しい身分の女をそばにおくつもりはありませんし、私は私の全てをこの朝鮮のために捧げます。決して私的な気持ちを優先させません」と母が心配しないような言葉を伝えます。
ところが、そのサンの言葉をドクイムが聞いていたのですが、これも母が仕向けたことでした。

その後、サンが夜な夜な妓生房に外出しているとサンの叔母である和緩翁主 ( ソ・ヒョリム)に訴えられて王から禁足令を受けます。
一人孤独なサンにドクイムは「王子様が王位に就かれるその日まで私が王子様をお守りします。一生おそばを離れず王子様だけに従い、王子様の味方になります」と言って、正式なお辞儀をするのです。

6話
「同徳会」の集まりでドクイムは「サンの叔母である和緩翁主 ( ソ・ヒョリム)の養子チョン・ペクイクの動きを探るように」と王子様からの命令を伝えます。
そして、王子の力になれる者で王様に嘆願できる者を捜すように伝えます。
ドクイムは自分が中殿様(チャン・ヒジン)にお会いして王子様の味方になって下さるようにお願いするとサンに伝えます。
これは女子である私しかできないことなので私がやりますと真剣に伝えます。
その後、中殿様(チャン・ヒジン)の説得で禁足令が解かれたサンは中殿様(チャン・ヒジン)の心を動かしたのがドクイムだと知ります。

また、ある夜、ドクイムが兼司書ドンロ(カン・フン)と宮殿の橋の上で二人だけでいるところろ目撃するサン。
そのせいなのか、理由もなく怒るサンに女官たちが嫌がり、ひょんなことでドクイムがサンの入浴を手伝うことになりました。
浴槽に入浴剤を入れるドクイムをイライラしながらじっと見ていたサンはとうとう「昨夜、兼司書と二人きりでいただろう」と問い詰め、怒るのです。
二人は少しの間もめ事のような話になりますが、しばらくためらったサンは私の味方の女官ドクイムが心配だったのだと言い、二人の間に微妙な空気が流れます・・・
すぐにドクイムは浴槽にお湯を足すのですが、サンの上半身の裸を見てしまい、あせって浴槽に落ちてしまいます。
そこに、ソ尚宮から声がかかり、あわてる二人の様子は絶対に見逃がせない見どころポイントの1つです(笑)


 
7話
入浴事件からドクイムへの感情が大きくなってしまったサンは勉強をする時もすべてにおいて集中することが出来ないほどドクイムの事ばかり考えています(笑)
ところが、サンが宮廷の中の殿閣で本を読んでいる時、その殿閣の下でドクイムと仲間たちが栗を焼きながらおしゃべりしていました。
その時ドクイムが仲間に「私がお慕いしている人は王子様」と話しているのを聞き、サンは心弾む気分になり、大きな声を出して喜ぶのです。

その後、ドクイムは中殿様(チャン・ヒジン)のところから、また東宮に復帰して別堂の仕事に就きます。
別堂はサンにとって父親との思い出が詰まった特別の場所でサンは「皆の記憶にどう残っていようと私には一時はやさしい父だった」とドクイムに話します。
サンがはじめて父親の話をドクイムに聞かせたことに驚くドクイムです。
そして、ドクイムに見せたかったという赤い花が咲いている樹の場所に案内し、「はじめて花を咲かせた、父上が亡くなってから初めてだ、何か意味があるのだろうか」と優しく微笑みます。

また一方で、ドクイムを呼びだした女官長のチョ尚宮(パク・ジヨン)は「王子様がお前を可愛がっているそうだな、お前はどう思っている」と聞き、「厳格な方ですが、立派な王になられる方だと思っています」と答えます。
チョ尚宮は「私はお前を王子様の後宮にしたいと思っている、私たち女官のために私たちの一人が王子様の相手になればどんなに心強いでしょう」と話します。
ところが、ドクイムは「私は後宮になる気はございません、このまま女官として生きたいです」と答えます。
そして、王子サンへ対する想いを断ち切る覚悟を決めます。

そんな決心をしたドクイムの気持ちも知らずにサンはドクイムのために貴重なみかんを持っていき、自分の素直な気持ちを伝え告白するのです。
ところが、ドクイムはサンのみかんを受け取らずに「どうか断ることをお許しくださいませ」と自分の心を示すのです。

8話
内医院の王医たちが王様に痴呆症を治療する薬を処方していたことを知るサン。
サンは王が痴呆になられたのか・・・とひどく悲しむのです。

また一方で、亡くなったサンの祖母暎嬪様の遺品である本「女範」をドクイムが持っていたことで、暎嬪様の遺品を盗んだと誤解され斬首刑に処される危機に直面したドクイムです。
見習い女官の時、王様から受け取った「女範」の本ですが、王様は覚えていないと言いますが、「過去の話を詳しく聞かせてくれ、もしかすると思い出すかもしれぬ」とドクイムに話します。
ドクイムは自分が見習い女官だった時、女官長のチョ尚宮(パク・ジヨン)から頼まれて暎嬪様が亡くなった弔問先を訪ねたときのことを詳しく王様に話します。
王はドクイムの話を涙を流しながら聞いています・・・

サンは暎嬪様の遺品である本「女範」をドクイムに「お前の本だ」と言って渡します。
そしてサンはあの日、お前は一人ではなかった、男の子にあったであろうと聞きます。
「実はあの日私と同じ年の男の子に会い、泣いていたのを覚えています・・・」
「その子の名前は・・・サン・・・サン・・・」
そして「私の名前はサンだ・・・」と言って、ドクイムを抱き寄せるのです。
あの日一緒だった男の子がサンだと知ったドクイムも「王子様だったのですね」と言って喜び、
サンの背中を抱きしめ、二人は長い間、体を寄せ合っていました。

9話
抱き合っていた二人でしたが、ハッと気が付いたドクイムはサンから離れ、話の話題をそばにあった戦いの時に使う信号凧に変えるドクイムです。
それでもサンはあの日からずっとお前を捜していた、そして今やっと見つけ出した、お前をどうしたらいい?と言うサンに「あの時ただ偶然に会っただけでその出会いになんの意味もない」と言って、本当の気持ちを隠すドクイムです。

その後、王様はサンを自分の代わりに御陵(王が先王のお墓参りをすること)に行くように命じ、軍を動かすことができる札を渡します。
王は使うことはないと思うが念のために持っていなさいと言い、気を付けるようにと心配します。
サンが王様の代わりに御陵に行くと聞いた女官長のチョ尚宮(パク・ジヨン)はサンの暗殺計画を立てます。
チョ尚宮(パク・ジヨン)は女官たちの頂点に立っていますが、実は裏の顔もあり、女官たちの秘密組織を作っています。自分の復讐なのか、本当に女官のことを思っているのか?だんだん権力も大きくなってきて、王様さえも取り替えるようなそれは恐ろしい女性で恐ろしい組織です。
ところが、そんな組織があることをドクイムは幼い頃からの師匠であるソ尚宮から聞きます。
ソ尚宮はそれを知っていても何も知らないふりをしてだまって長い間沈黙をしていたと言います。そして、私もその一員になってしまったと悲しみます。
ドクイムは心配しないで私が方法を見つけてソ尚宮様を必ずお守りしますと言います。
そして、まずは、私たちに出来ることをしましょうと手を握るドクイムです。

王子のサンを暗殺するために秘密組織の女官ウォルヘはサンたちの武器倉庫に入り、弓矢や銃や銃に入れる火薬などを川に流してしまいます。
川でそれを見つけたソ尚宮とドクイムは急いでサンに知らせなければと危機をかんじています。
その時、河原で凧あげをしている子供を見て、サンと見た信号凧を思い出します。
ドクイムは「敵が現れた、立ち向かえ」という信号を送ります。
そんなドクイムの願いがサンに届き、武器倉庫の矢や銃が無くなっていることをサンは知ります。
武器も兵力も足りない状態のなか、サンは王からもらった軍を動かす札を兼司書のホン・ドンロ(カン・フン)に渡し、南漢山城の軍営にいる軍を連れてくるように命じ、少数のサンの護衛武士たちと共に命を懸けた戦いを始めます。

10話
サンは兵士たちを率いて宮殿に戻ってきます。
暗殺に失敗したチョ尚宮(パク・ジヨン)は左議政ホン・ジョンホ(チョ・ヒボン)に会いに行き助けを求めます。
そして、チョ尚宮は王と王子サンの仲を引き裂こうと策略します。
王は謀反に合い辛かった王子サンに兵を動員するために使った札を返すように怒鳴ったのです。
その後、王様はサンを監視するために今住んでいる宮を移すことを命じ、王のそばに置きます。
それは、監視するためなのでしょうか、それとも危険な王子をそばに置いて守るためなのでしょうか。
サンが離宮し、ドクイムは東宮書庫に臨時配属され二人は離れ離れになります。
東宮書庫で昔を思い出しながらドクイムはサンに会いたくて仕方ありません。
そんな時、目の前にサンが現れ、また告白しようとしますが、ドクイムは「今は王子様が無事に王位を継ぐ夢を叶えることが先です」と言いそれが私の望みですと伝えます。

また一方で、ドクイムは幼い頃からの師匠であるソ尚宮を守ろうと女官の秘密組織のアジトに忍び込み、ソ尚宮が署名した手形を捜そうと必死になりますが、そこで年老いたパク尚宮を見つけそっと保護するのです。

11話
宮殿では、家族だけの宴会がはじまりますが、王が嫌いな生柿と蟹の醬油漬けが出てきます。
王は「誰が余にこのようなものを出したのだ、誰だ」と激怒しサンの実母ヘビンを罰しようとしますが、サンは実母を守るために「母ではありません、私が罰を受けます、私に罰をお与えください」と謝罪します。
その後、王はサンに「お前はすでに代理聴政を命じられた王位継承者だ、王の座に就くか、あとは死ぬしかない」と言い、処分を出すまで東宮から一歩も出るなと命じます。

そんな危機に直面しているサンを心配するドクイムは秘密組織のアジトから助けたパク尚宮からある文書があると聞かされます。
それは、王様が痴呆にかかられて記憶を失われたなら、「王子様を最後まで守り必ず王位に就かせる」とサンの父と王が約束した親筆で書かれ王印を押された文書「金縢之詞」があるので、その文書を探し出し王にお見せするようにパク尚宮はドクイムに話します。
ドクイムは急いでサンの母の元へ向かいます。
何も知らなかった母は泣きながら亡くなったサンの父に詫びるのです。
そして、その文書を見つける手がかりは全部で3つあり、1つは帽子、2つ目はサンの母の指輪、3つ目はドクイムの肩に刻まれた文字です。
ドクイムの父はサンの父が一番信頼する護衛武士だったのです。
その後、ドクイムは兄と一緒に金縢之詞の文書がある場所を探し当てますが、それをサンに告げる時間がありませんでした。

チョ尚宮(パク・ジヨン)の策略でサンと王様の溝は深くなるばかりですが、更にチョ尚宮は今度はドクイムに今までお前が必要だったが、もうお前はいらないと冷たい言葉をかけます。

12話
痴呆の症状がある王はサンに野心があると誤解し怒りを抑えきれないのです。
そして、王子サンを死んだ息子のサド世子(ド・サンウ)と勘違いし、剣をサンに投げつけるのですが、サンは泣きながら「私は父上ではありません、サンでございます、一度でもいいので父ではなく私を見てください、サンでございます」と心から訴えかけます。
その瞬間、何も思い出せない王様は「私は王なのにどうすればよいのだ」と騒乱状態になります。
サンは王に「どうかお立ち下さいませ、朝鮮の王として最後の決断をして下さい、最後の責務をお果たし下さい」と譲位を求め再度訴えかけます。

その時、ドクイムと中殿様(チャン・ヒジン)が金縢之詞の封印を解くためにやってきます。
それを知ったチョ尚宮(パク・ジヨン)はドクイムを止めようとしますが、その時雷が響きわたり、そのすきにドクイムは王様に金縢之詞を作り王印をしたことを思い出すように伝えます。
更にドクイムは「誰とお約束されたのか、その金縢之詞をどこにお隠しになられたのか、王様はすでにご存じのはずです」ともう一度訴えかけます。
そして、王はドクイムの話を聞いて思い出し始め、皆の前で後ろの屏風の中から封印されていた
金縢之詞を取り出して読み上げます。
王は涙を流しながら、「私はサンの父で私の息子と約束した、息子を殺す代わりに必ずや王子だけは生かし、王位に就かせると、約束の文書として余が直接書いて王印した、そして隠したのだ」と話しはじめました。
王は「王としての余はすでに死んだ」と言い、王印を孫のサンに渡します。

無事に王位を継承する夢に近づいたサンのドクイムに対する心はすでに決まっていますが、国王としての正式な座をつかんだ後に改めてドクイムに愛を告白すると約束します。

また一方で、女官長であるチョ尚宮(パク・ジヨン)は牢に入り刑に服すように王名が下ります。 王はチョ尚宮を呼んで、なぜ王子のサンを殺そうとしたと聞きます。
「ただ私の復讐です、中殿様(チャン・ヒジン)を憎んでいたので、その子孫に復讐しました」と言います。
王は「そなたを捨てた余を、そんなに憎んでいたのか、余を責めているのは死の覚悟をしてきたということか、でも余の記憶は少ししか残ってない、でもそなたへ対する不名誉な恥は王だからだ、そしてそなただけだ、遠くに去るのだ、安らかに生きろ、そなたの罪が何であれ、余の前で死ぬのは見たくない」とやさしい声をかけます。
ところが、「女官が王を慕うことがどれだけ愚かなことなのか」・・・
と言って、チョ尚宮(パク・ジヨン)は王の前で自決します。
これが、王に対する一番の復讐だったのでは・・・

その後、王様は孫のサンの胸の中で静かに息を引き取りました・・・
月日が経ち、王になったサンはドクイムに後宮になってほしい、時間を与えるから考えてくれと伝えます。

13話
王様になったサンを殺そうとした女官のウォルへが捕まって悲しむドクイムです。
そんなドクイムを見てサンは賭けでもするか?負けた人が勝った人の願いを1つ聞いてあげる賭けをと言います。
池で3回石投げをして勝負を決めますが、勝ったら友達で女官だったキム・ボクヨンを宮殿に呼びたいというドクイムの願いを聞くために、王のサンはわざと負けてあげるのです。
ドクイムは「陛下の天のような恩恵でまた友に会えました、ありがとうございました」と感謝を述べます。

また、宮廷ではサンの叔母である和緩翁主 ( ソ・ヒョリム)の養子である息子のチョン・ペクイクが流刑地で死にます。サンは和緩翁主 の代わりにその息子を殺したと伝え、息子が生かした命なので大切にするように命じます。
宮廷内での辛い現状が続く中、お酒に酔ったサンにドクイムは「お辛いですか?」と聞きますが、「私を一番辛くしているのはお前なのになぜ最近私を避けるのだ? お前も他の者と同じように私を恐れている、弟までも殺す王が怖いのか」と聞き返します。
「私は何でも話して差し上げたいのに何もできません、力が無くなっていく毎日です」と言いますが、サンは「私がお前に望んでいることはそんなことではないと知っているだろう」とドクイムの手を取り自分の胸にあて、私を避けようとした罪だと言ってキスをしようとしますが、サンはそのまま眠ってしまいます。

その後、後宮になりたくないというドクイムから再度答えを聞きだすサンですが、答えは同じで宮廷ではサンの世継ぎのことを心配し、元兼司書だったホン・ドンロ(カン・フン)の妹が後宮になることになりました。



14話
野心を隠し続けていた元兼司書だったホン・ドンロ(カン・フン)が権力を行使し影響を与えるようになりました。
ところがサンの後宮になった妹のウォンビンは宮中の生活に適応することができず心の病で苦しんでいます。
そんな時、ウォンビンが危篤になりサンは駆けつけますが、すでに息を引き取った後でした。
兄のホン・ドンロは妹が殺害されたと思いこんでいます。

また、最近宮中では官女が失踪する事件が続いています。
そして、宮廷ではいまだに自害したチョ尚宮(パク・ジヨン)の勢力が残っていますが、その頭がホン・ドンロ(カン・フン)だったのです。
今はチョ尚宮(パク・ジヨン)に変わりホン・ドンロ(カン・フン)が全てにおいて実権を握っているのです。
サンはホン・ドンロ(カン・フン)を呼び、最近官女が失踪する事件が続いているが、姿を消した官女たちを必ず捜し出せと指示を出します。

その後、ドクイムはサンに私の友達のキョンヒがいなくなり皆で暇を見つけては捜していることを告げます。
サンは「すでにホン・ドンロ(カン・フン)が消えた官女たちを捜している、私は彼が見つけ出すと信じている」と話します。

サンはチョ尚宮(パク・ジヨン)が密かに使っていた家を思い出し、急いで駆けつけますが、そこに官女たちが捕まっていて、ホン・ドンロ(カン・フン)の姿もありました。
サンはホン・ドンロ(カン・フン)を呼び出し、昔の話をしますが、その後でお前の意見を聞きたいと話しはじめます。
「私はいつかこの国の全ての奴婢たちを解放する、これが王として成し遂げたい一番の目標だ」と明かします。

その後、サンはホン・ドンロ(カン・フン)を捕まえますが、「誰でも1度は過ちを犯します」というホン・ドンロに「お前は過ちを犯したのではない、罪だと知っていてやったことだ、私が何をしても許すという確信を持っていた・・・  お前は間違いなく私の朝廷を脅かすだろうとずっと思っていた・・・ そして、必ず始末することになると・・・
ところが、どうしてもサンはホン・ドンロ(カン・フン)を殺すことが出来ないのです・・・

サンはホン・ドンロ(カン・フン)の事件で危険な行動を取ったドクイムを書庫に呼び出しますが、ドクイムは自分の過ちを認めません。
サンは「官女の分際で本当に傲慢で生意気だ」とし、「生まれてから唯一愛した女性はお前だけだ」と切なく愛を告白します。
しかしドクイムは「私は王様を愛したことはありません、一度も男として見たことはありません、これからも決して」と言って去っていこうとするドクイムの腕を引き寄せ、無理やりキスをします。
そして、怖い顔をして「明日、日が昇る前に宮殿を去れ、消え失せろ、二度と私の前に現れるな」と辛い気持ちを吐き出します。

15話
ドクイムが去っていった部屋を確認しに来たサンは「本当に去っていったのだな、お前のようなけしからんヤツは見たことがない」とつぶやきますが、サンはドクイムの部屋で幼いころに先王が禁じていた禁書の一部を見つけます。

1年後、サンは狩りの途中で突然の雨に見舞われ、近くの妹の宮家に泊まることになりますが、そこでドクイムに再会します。実はこの宮家に送ったのはサンだったのです。
またこの日の夜、ドクイムはサンに生意気な言葉を発し、サンをまた怒らせるのです。

その後、宮殿に戻ったドクイムはサンの後宮ファビン様に仕えることになります。
そして、ドクイムを呼び戻したのはサンではありません。
後宮ファビン様のドクイムに対する女の嫉妬は恐ろしいものです。

サンとドクイムは宮殿の中で偶然出会い、サンは聞きたいことがある「先王が禁じられた禁書を密かに読んだことがある、誰かが禁じられた部分を破り私の命を救った、それはお前だったのか?」と聞きます。
「やはりお前だったのか、いつもそうだった、私はお前に謝らない、王としてすべきことをしたから後悔はない、これからもそうするだろう」と過去のことにふれます。
分かっているというドクイムに「でも、お前が泣くと胸が痛み、耐えられないくらいだ」そして謝罪は出来ないが、何度も助けてくれて、何度も救ってくれて、「ありがとう」と伝えます。
「やはり手遅れなのか、一度変わってしまったものは本当にやり直せないのか?」と言うとサンは背を向けて去ろうしますが、ドクイムがはじめて自分からサンの袖先をつかんだのです。
振り向いたサンはドクイムを抱きしめて「会いたかった、ドクイム」と素直な気持ちを伝えます。

16話
サンはドクイムに「私が呼べば来るのか?」と問いかけます。
「命令ならばそうします」と素直な気持ちをやっと伝えます。
また、ドクイムは久しぶりの休暇に兄と会いますが、兄は武官になる試験に合格し、王を護衛する部署に配属され父と同じ道を進むのです。
ところが、兄と会っていたことを官女が男と会っていたと後宮ファビン様から汚名を着せられドクイムは尋問を受けるのです。
ところが、その窮地をサンの母が救い、サンも相手が兄だったことを知ります。
サンは「二度とドクイムはファビンに仕えることはない、今夜、ドクイムを私の寝室に送る様に」と命じます。

その後、ドクイムは宮殿の王の別堂に住むことになり、10日ぶりにサンが会いに来ました。
サンが「会いたかった」と言うと「来ないのは後悔されているからだと思いました」と、
「これからは常に私のそばにいろ、お前は私のものだから」と・・・
しかし、ドクイムはサンが決して自分のものにならないことは十分に分っているのです・・・
そして、一日中ここでサンが来ることを待っているのがドクイムのこれからの仕事なのです。

サンは毎日のようにドクイムに会いに来ますが、とうとうドクイムが懐妊しました。
知らせを受けたサンも大喜びでドクイムのところに駆けつけようとしますが、急に行くことをやめて王妃様のところへ向かいます。
長い間、懐妊できない王妃様を気遣って慰めに行ったのです。
それは当然のことで王としての道理を果たしに行かれたのです。
ドクイムもサンは私の夫ではなく王妃様の夫であることを理解し何も期待してはいけないことは最初から分かっていることです。

17話(最終回)
ドクイムに王子様が誕生しますが、重い病に侵され亡くなります。
サンもサンの母も泣き崩れるのです。
ドクイムは懐妊しているので病気が移ると心配して子供の王子様には会うことができませんでしたが、王子様が亡くなったという響き渡る音を聴いて事実を知ることになります。

王としてサンは父として子を先立たせた悲しみは言葉に出来ぬほどだが余の子供は王子だけではない朝鮮の民すべてが余の子供なのだ、今回の疫病で都だけで100人以上の子供たちが死んだ、そなたたちに命じる、これ以上、悲しみに時間を費やすな、今すぐ民を一人でも救う方法を探すのだと、王としての威厳を示すのです。

サンは寝込んでいるドクイムに「食事もしないでいつまで寝ているつもりだ、子供を亡くしたのはお前だけではない」とし、「お前は王子の産みの母で王族を懐妊した正一品の姫なのだ、どれほど悲しくとも民の前では毅然としなければならない」とサンも辛い言葉を掛けるしかないのです。
ドクイムは「お腹の子供を守らなければ、この子には私しかいないから」と強く心に決めます。

その後、ドクイムは友人の官女ヨンヒが官女の身でありながら流産して牢に入ったことを聞き会いに行きます。
ヨンヒは「私は自分の望み通りに生きてみたかったの、一時でも幸せを味わったので、その代価が死でもいいの」とドクイムに本心を伝えます。

少し元気になったドクイムはサンの元へ行き、子供を失って辛かったのは私だけでなく王も辛かったでしょう、一国の王様だからなおさら辛かったと思いますと謝ります。
「春になればまた花が咲きます、またあの赤い花が咲いたとき全てが良くなるでしょう、また二人で一緒に綺麗な花が見たいです、あの日のように、あの夏の日のように」と昔を振り返って話しかけます。

サンは王として国のために民のために勢力的に政治に勤めますが、ある日風邪をこじらせ寝込んでいるところへドクイムがお見舞いにやってきます。
ところが、反対にドクイムが倒れてしまい、4日間意識を失っていました。
目覚めたドクイムはサンに「来世では私を見ても見なかった振りをして袖だけ触れて通り過ぎてください、王様を恨み憎んでいるのではなく、ただ来世では自分の望み通りに生きたいのです」と静かに話します。
そして、「王様のそばに残ることにしたのは私自身が決めたことです」と告げて、息を引き取ります。
サンは自分の王子も亡くし、更に愛するドクイムも亡くし「すまなかった、ドクイム、頼む行かないでくれ、ドクイム」と号泣するのです。

友人たちの官女も激しく悲しみ、特にドクイムをずっと見守っていたソ尚宮の悲しみは一層深いものでしょう。
ソ尚宮はサンが唯一自分自身で選んだ方がドクイムだったと・・・
ところが、国のためにすぐにサンは後宮を迎えることになりますが、ドクイムとは全然似ていない女性を選んだのです。
サンはドクイムに「私はお前を忘れるつもりだ、私は王だ、すべきことをし義務を果たすつもりだ、一生その様に生きていく」と思いを定めます。

月日が経ち、サンは自分の望み通り住みよい国を築き王として充実した人生を送ります。
そして「5日後はドクイムの命日だ」と久しぶりにドクイムの話をするサン。
ずっと彼女のことを忘れていたとしみじみ語るサンは久しぶりにドクイムが暮らしていた宮殿の中の別殿に向かいドクイムとの思い出を懐かしむのです。

その後、体調を崩されたサンは王医や臣下が心配する中、ドクイムを思い出しながら彼女の夢だけを見て一番幸せだったころを懐かしむのです。
サンはこれが過去でも夢でも死だとしても構わない、ドクイムと一緒にいるこの幸せな瞬間だけを選びたいし、それだけを望むのです。
そして、この瞬間が変わらないことを願い、この瞬間が永遠に続くことを願いたいと・・・
王としてではなく、ドクイムへの愛を選びたいと思うサンの愛は永遠になったのです・・・
こうして、夢の中でドクイムに大きな愛を伝えるサンですが、私は二人の愛は本物だったと思います。  (おわり)







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◉韓国ドラマ「ペントハウス」あらすじと感想、最終回。辛口コメントあり!



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「コッパダン(花婆党)」ドラマ紹介、イケメンたちによる時代劇

2021-03-08 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行


花より美しい3人の男たちによる“コッパダン(花婆党)”は、朝鮮一の成婚率を誇るプロの結婚コンサルタント(媒婆/メパ)集団! 頭脳明晰なリーダーのマ・フンを演じるのは、「偉大な誘惑者」出演のキム・ミンジェ。愛嬌あふれるイメージコンサルタント、コ・ヨンス役にはWanna One出身のパク・ジフン。そして、優秀な情報屋であり街中の女性たちを魅了するプレイボーイ、ト・ジュン役には187cmの長身を誇るモデル出身俳優ビョン・ウソク。それぞれ異なる魅力を持ったイケメンたちが力を合わせ、数々の婚活ミッションを遂行していく。コミカルで微笑ましいブロマンス(男同士の友情)や登場人物それぞれが抱える過去も見逃せない。

“コッパダン”に協力を求める王イ・ス役には、ルックスと演技力を兼ね備えた期待の新人俳優ソ・ジフン。ピュアで切ない眼差しに心打たれること間違いなし! さらに、超豪華なカメオ出演陣も必見だ。冒頭で世子を演じた「オクニョ 運命の女(ひと)」出演のコ・スをはじめ、「皇后の品格」出演のチェ・ジニョク、「愛の温度」出演のチ・イルジュなど、イケメン俳優がドラマを盛り上げる!



また男勝りで元気いっぱいのヒロイン、ケトンを演じるのは「キミはロボット」「六龍が飛ぶ」などのドラマで活躍し、TWICEのジョンヨンの姉としても知られるコン・スンヨン。働き者のケトンは、鍛冶屋のキム・スとの婚礼を控え、平凡で幸せな結婚生活を送るはずだったが、彼が突然姿を消してしまう。2人の仲人を請け負ったマ・フンは傷心のケトンを放っておけず、“コッパダン”の見習いとして採用することに。その頃、亡き世子に代わって急遽、王に即位したイ・ス(キム・ス)は、ケトンを傷つけることなくそばに置けるよう力をつけようと決意。マ・フンを密かに呼び出し、「それまで代わりにケトンを守ってください」と頼み込む。数々の縁談を成功に導いてきたマ・フンは、幼い頃のある出来事が理由で愛を信じられずに生きてきた青年だ。しかし、そんなマ・フンは明るく前向きなケトンにいつしか惹かれていく。キム・スの行方を捜すケトンもまた、マ・フンのことが頭から離れなくなり……。初恋の人と愛を貫こうとするピュアな王、突然目覚めた恋心に戸惑う仲人、2人の間で揺れるおてんば娘。甘く切ない三角関係の行方はいかに!?



豪華キャスト陣とイケメン結婚コンサルタントによる婚活ミッションという新鮮な題材が大きな注目を集め、韓国での放送前から「TV話題性TOP10」(※分析機関グッドデータ・コーポレーション調べ)にランクインした本作。ドラマがスタートすると、2週連続でドラマ部門の1位を獲得。さらに、コ・ヨンス役を演じたWanna One出身のパク・ジフンは、放送の全期間にわたって8週連続で話題の俳優1位を独占し、マ・フン役のキム・ミンジェやヒロインのコン・スンヨンもTOP10入りを果たした。「プロデュース101シーズン2」で爆発的な人気を博したパク・ジフンは、Wanna One解散後、2019年に1stミニアルバムをリリースしてソロ歌手としても活躍中。幼少時は子役として演技活動をしていた経歴を持ち、「朱蒙」「王と私」「イルジメ〔一枝梅〕」など、人気時代劇への出演経験も豊富だ。俳優としての復帰を果たした本作では、“コッパダンで1番かわいい男”と称されるヨンスのキュートな魅力が炸裂。人知れぬ過去を持ち、口は悪いが憎めないヨンス役を演じ切り、演技力の高さを披露した。



<ストーリー>
鍛冶屋のキム・ス(ソ・ジフン)は、市場で何でも屋として働くケトン(コン・スンヨン)への求婚を決意。イケメン仲人集団“コッパダン”のマ・フン(キム・ミンジェ)が結んだ縁は切れないという噂を聞いて仲人を依頼するが、「愛ごときで結婚しようとするなんて滑稽だ」とすげなく断られてしまう。キム・スは諦めずに何度もマ・フンの元に足を運び、ついに仲人を引き受けてもらうことに成功。ところが婚礼当日、キム・スは宮殿へと連れ去られ、自分が王族のイ・スであることを知らされる。一方、ケトンはキム・スが突然消えた理由がわからず落ち込むが、婚礼費用を返済するために再び市場での仕事を開始。そんな中、“コッパダン”が女性の媒婆を募集していると知ったケトンは面接会場へ。マ・フンはケトンを追い返すが、3ヶ月間の試用期間を設けて見習いとして採用することを決める。一方、王に即位したイ・スは、愛するケトンを忘れられず、マ・フンに再び協力を要請。マ・フンとト・ジュン(ビョン・ウソク)、コ・ヨンス(パク・ジフン)ら“コッパダン”のメンバーは、ケトンを中殿の座に就けるためのプロジェクトを開始するが……!?  (kstyle)








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ヨ・ジング主演ドラマ「王になった男」番組紹介

2020-07-14 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

イ・ビョンホン主演の大ヒット映画を、ヨ・ジング主演でドラマ化した王の影武者となった男の、禁断の愛と数奇な運命の壮大な史劇「王になった男」。
イ・ビョンホン主演で日本でも2013年に公開され大ヒットとなった「王になった男」をドラマ化。王座をめぐり激化する権力争いで混乱する朝鮮中期。王イ・ホンが自分の命を狙う勢力から逃れるため、自分とそっくりの道化師を身代わりにするストーリーはそのままに、映画版では描かれなかった王イ・ホンと道化師ハソン、王妃ソウンのラブロマンスが描かれる。その結末はいかに――?
時代劇の申し子 ヨ・ジングが一人二役で魅せる迫真の演技は必見! 正義感にあふれた道化師ハソンと狂気の王イ・ホンの一人二役を「絶対彼氏。」「ホテルデルーナ」などで演技に定評のあるヨ・ジングが熱演。子役出身のヨ・ジングが凛々しく男らしくなった姿は、韓国でも大きな話題に!ある日突然王の身代わりになってしまったハソンの悲哀や葛藤、ホンが抱える闇と狂気を演じ分けるヨ・ジングに目が釘付けになる。
ヒロインのイ・セヨンを始め、脇を固める共演陣も豪華キャストが集結! ハソンとイ・ホンに愛される王妃役には「月桂樹洋服店の紳士たち」のイ・セヨン、また、王の父親役でチャン・ヒョクが友情出演し話題となった。
本作は、陰謀渦巻く宮廷を舞台に、同じ顔をした2人の男と真実を知らず気持ちが揺れ動く王妃の運命を巧みに描いたストーリーが評価され、韓国では同時間帯1位の視聴率を獲得し、注目を集めた。



主演を務めるのは時代劇の申し子、ヨ・ジング。すっかり男らしく、さらに凛々しくなったヨ・ジングが魅せる。正義感が強い道化師のハソンを茶目っ気たっぷりに演じたかと思いきや、狂気の王イ・ホン役ではこれまでにない危うい色気も垣間見せ、正反対の二役を熱演。幼い頃から培った確かな演技力に、共演者も絶賛の素晴らしい声で見るものを惹きつける。イ・セヨン演じる王妃との、映画版では描かれなかった禁断のロマンスにも注目。美しい映像、壮大な音楽が織り成す本格時代劇をお見逃しなく!
<あらすじ>
朝鮮王朝時代、道化師のハソン(ヨ・ジング)は妹と共に芸を披露しながら全国を旅していた。漢陽(ハニャン)を訪れたハソンたち一行は、王のイ・ホン(ヨ・ジング/2役)を揶揄する芸を見せる。その場に居合わせた王の側近イ・ギュ(キム・サンギョン)はハソンの芸をやめさせようとするが、仮面をとったハソンの姿を見て息を呑む。ハソンは王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。宮中に渦巻く陰謀から、一度は宮廷を逃げ出すハソンだが、庶民がふみにじられる現実を知り、次第に本当の王になって世界を変えたいと願うようになる。一方、王妃のソウン(イ・セヨン)は冷酷な王から距離をおいていたが、ある日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていく。(kstyle)





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「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン」ユン・ギュンサン初主演

2018-11-14 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国時代劇「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン」全30話
朝鮮時代中期、民が悪政に苦しんでいたころ、悪を懲らしめ民衆の
英雄として活躍したホン・ギルドン(ユン・ギュンサン)の生涯を
描く本格時代劇です。
韓国の三大義賊としてこれまで何度も映像化されてきたホン・ギルドン
ですが、本作はヒーロー的ではなく16世紀に本当に実在した
ホン・ギルドンの実像にまじかに迫って描かれているドラマで
生まれながらに怪力の持ち主だったホン・ギルドン。
この時代身分の低い者に力があることは不吉とされていて、
代々として暮らすアモゲ(父キム・サンジュン)は次男の
ホン・ギルドンに人並外れた怪力があることを知り、それが原因で
家族に危機が及ぶことを恐れ主人の家を離れることに・・・
本作で一気に主演に駆け上がったユン・ギュンサンさんですが、
ユ・アイン君の「六龍が飛ぶ」などでも重要な役を演じ強い印象を
残し急成長を遂げました。
本作の主演抜擢のホン・ギルドン役はいわゆる「気は優しくて
力持ち」的なカッコいい男ですがまさにユン・ギュンサンさんに
ぴったりの高身長とたくましい肉体と無邪気な笑顔はハマり役です。
そして家族思いで心優しいホン・ギルドンは立派に成長し民の心を
つかむ盗賊として一挙にのし上がっていきます。
そして民を暴君から救うべく、愛と戦いに身を捧げた英雄の
激動の人生がはじまります。

また一方、宮中では廃妃された王妃の息子ユン(後の燕山君・
キム・ジソク)が孤独に暮らしています。
ユン(後の燕山君・キム・ジソク)は幼いころ王である父から
母を殺され寂しい日々を送っています。
そして即位後は次第に暴君と化し、ホン・ギルドンを敵視し
対立するようになります。
また高い教養と美貌を誇る妓生(イ・ハニ)は自分の野望の
ために燕山君(キム・ジソク)に近づき、やがて側室と
なりますが、心の中にはホン・ギルドンを慕い続ける女心が
切なく描かれています。
また同じくホン・ギルドンに思いを寄せるガリョン(チェ・スビン)の
愛のためなら自分の命も惜しまない深く強い愛し方も思いがつのって
切なくなります・・・

ホン・ギルドン2017年最高の本格時代劇、ユン・ギュンサン
待望の初主演作。
民を暴君から救うべく、愛と戦いに身を捧げた英雄の激動の
人生を描く最高の英雄時代劇「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」
朝鮮王朝希代の暴君と言われる燕山君(ヨンサングン) を相手に、
いま1人の男が立ち上がった……!
韓国で語り継がれる実在の義賊ホン・ギルドンを、全く新しい解釈の
切り口でアプローチ。
戦乱の時代を背景に、次々襲いかかる逆境を乗り越え、やがて伝説の
ヒーローへと上りつめていくまでの一人の男の熱い生きざまを
英雄大活劇の醍醐味を満載して描いた時代劇大作。
正義と悪をめぐる重層なドラマがダイナミックなスケールで展開し、
回を重ねるごとに右肩上がりの高視聴率を記録し、最終回まで常に
1、2位をキープ。



主演のホン・ギルドンに扮するのは、「ピノキオ」「ドクターズ」
などで注目され、「六龍が飛ぶ」での最強の剣士役で大ブレイクを
果たしたユン・ギュンサン。
187センチという長身ならではのカッコよさに加え、全身から漂う
ピュアな雰囲気で観るものを魅了。
ドラマのみならずバラエティ番組「三食ごはん 漁村編3」で発揮された
好感度抜群の持ち味がキム・ジンマン監督の目にとまり、本作への
抜擢が実現した。
純粋さが溢れ出た個性と、威厳すら感じさせる類い希なカリスマ性。
相反する二面性を併せ持つ彼の魅力が、腕力と知力を兼ね備えた
斬新なヒーロー像と100%シンクロし、まさに向かうところ敵なし!
今後の韓流ドラマ界をリードする最強プリンスとして、日本でも
ムーブメントを巻き起こすこと間違いなし!



ギルドンと燕山君との熾烈な頭脳戦が観るものを釘付けにする一方で、
ギルドンとチャン・ノクス、そしてもう1人の女性との運命の恋が描かれ、
その切ないラブストーリーが胸に沁みる。
さらに、ギルドンに多大な影響を与えた父アモゲとの親子の絆、兄や妹との
家族愛、愛するものを守るため懸命に戦う勇姿など、号泣必至の見どころが
満載!



キム・サンジュン、キム・ジソク…ベテランから若手まで
豪華キャストが勢揃い!
大物俳優キム・サンジュンが、本作ではながら知力と商才に秀でた
ギルドンの父アモゲを熱演。
強烈な存在感にベテランの風格をにじませて、ドラマ前半を牽引する。
燕山君役で初の本格的悪役に挑むのは、「ワンダフル・ラブ」キム・ジソク。
ラブコメでのライトな雰囲気とは一変、史上最凶の暴君を全身全霊で体現し、
役者として新境地を開いた。また、ギルドン、燕山君と三角関係を
繰り広げるチャン・ノクス役の「輝くか狂うか」イ・ハニ、ギルドンに
一途に想いを寄せる女性を演じる「雲が描いた月明り」チェ・スビンなど、
ベテランから若手まで充実のキャストが結集! さらに、ギルドンの
幼少時代を演じる子役イ・ロウンにも注目!
その可愛い芸達者ぶりで、“視聴者の心を盗んだ”と評判に!



愛するものを守るため巨悪に立ち向かう凛々しい英雄に拍手喝采!
韓国本格時代劇は不動の鉄板人気ジャンル!
「六龍が飛ぶ」「テバク」「客主」など、ここ数年の韓国本格時代劇で
特に人気を誇るのが、若手男優たちを主演に迎え、悪と戦う男たちを
描く大英雄活劇の数々。
凛々しくカッコいい男性主人公が疾風怒濤の運命を乗り越え、夢と
野望を体現していくストーリーは、スリリングな要素や復讐劇の痛快さに
加え、胸キュンポイントも満載され、まさに最高のカタルシス体験が
できる鉄板ジャンル! 特に本作は、「六龍が飛ぶ」でブレイクした
ユン・ギュンサンの最新時代劇として、さらなる人気を集めるのは確実!
(kstyle)


 





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「仮面の王 イ・ソン」美し過ぎるエルの体当たり演技に注目

2018-09-19 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行


韓国時代劇「仮面の王 イ・ソン」“美し過ぎる天才”
INFINITE エルの体当たり演技に注目!
韓国で第1話から最終話まで同時間帯視聴率1位を独走!
国権と正義を巡る時代劇王道の闘いに、若き友情と一途な
恋愛模様を調和させ、新しい形の“ハイブリッド”時代劇として
人気を集めたドラマ「仮面の王 イ・ソン」。

豪華俳優たちの共演でも話題を呼んだ本作は、美しさのみならず実力も備えた若手俳優たちの名演技で大きな反響を生み、2017年韓国で開催されたMBC演技大賞では、堂々の4部門を受賞した。

中でも、王位継承者・世子(セジャ)と同じ名前を持つことで、運命の渦に巻き込まれていくイソン役を熱演したエルは、時代劇初挑戦にもかかわらず、ユ・スンホ、キム・ソヒョンら、子役出身の実力派俳優たちに匹敵する存在感と演技力を作中で誇示。同賞では「最高の闘魂演技賞」「人気賞」の2部門を受賞し、アイドルINFINITEのエルの俳優活動という枠を超えて、俳優キム・ミョンスとしての知名度を確固たるものにした。
今回はそんなエルに注目。美し過ぎる外見やアイドル出身という恵まれた才能への偏見に晒されながらも、その偏見を常に鮮やかに覆してきた“天才演技ドル”との呼び声も高い彼が、体当たりで挑んだ名場面をピックアップする。





▼体当たり演技 その1. 半裸でひざまづき絶叫…!
【水責めのシーン】
ユ・スンホ演じる王位継承者・世子イ・ソンと同名であることから、影武者に立候補することとなったイソン。そんなイソンに対し、世子の父である国王は、国権を狙う宿敵・辺首(ピョンス)会の間者なのではないかと疑いの眼差しを向け、イソンを水責めにかける。半裸で身体を拘束され、頭から冷水を繰り返し浴びせられるという過酷な場面だ。

「なぜ世子を助けると申した」という国王の厳しい問い掛けに対し、当初は「民を思う心に感動しました」と答えていたイソン。しかし、徐々に激しくなる追求に、ついに真意を露わにし、最後には床にひざまづき体を震わせながら「何の心配もなく腹も減ることなく世話になりながら思い切り勉強したかった」とせきを切ったように絶叫。形振り構わずゆがませた表情と悲鳴のような叫びから、イソンがいかに暮らしに困窮していたか、そして生き抜くために必死であるかが伝わり、観ているこちらまでも悲痛な気持ちにさせる、名演技だ。





▼体当たり演技 その2. 瞳に涙を湛え…
【生き別れた妹との再会シーン】
世子の影武者として朝廷に入ったことで、生まれてすぐの妹コムルと生き別れになったイソン。家族が辺首会の毒牙にかからないよう距離を置いていたが、一目姿を見るだけでも、と密かに様子を伺いに行った先で、偶然にも成長したコムルと再会するという感動的な場面。

コムルの前に屈んで優しく手を握り「お前がコムルか?」と尋ねるイソンに対し、イソンを実の兄と知らないコムルは「私は知らないけどおじさんは私を知ってる?」と答える。兄と伝えれば家族に危険が及んでしまう……そんな心配からか、一瞬逡巡した後、涙を湛えたまま「お前をずっと前に見たことがある」「少し抱きしめてもいいか?」と、素性を隠したまま抱きしめるイソン。伝えたくても伝えられない切なさと妹への溢れ出すような愛情とが、漏れ伝わるのを必死にこらえている様を、慈愛に満ちた表情で見事に表現した名シーン。





▼体当たり演技 その3. 毒に侵され…
【心身ともに苦しみ、生死の境をさまようシーン】
代役でありながらも、本物の世子として辺首会への入団を余儀なくされたイソン。入団式で猛毒のケシ花薬を飲まされたことで中毒を患い、辺首会から毎月送られる薬がなくては生きていけない体になってしまう。薬が尽きたために中毒症状で心身ともに弱り切り、居合わせたイ・ソンに心中を吐露。なぜ自分を朝廷に置いていったのかと責める、痛ましい場面。

苦しみながら「なぜ代役を止めなかったのです」「半月に1度死ぬ恐怖を味わうのも形だけの王だと指さされるのも全部邸下(イ・ソン)のせいです」と叫びその場に倒れこむと、イ・ソンに抱きかかえられるイソン。命の危険に晒され、初めてイ・ソンへの激情を露わにする。世子としてのイ・ソンを心から尊敬していたからこそ胸に湧く、辺首会に操られ見せかけの王になっている自分への怒り、そして自分を置いて去ったイ・ソンへの失望。生死をさまよいながら、友情のためにも自尊心のためにも決して今まで口にしてこなかった二つがない交ぜになった複雑な感情を見事に表現した芝居に、思わず引き込まれる。

これら数々の爪痕を本作に残したエルだが、イソンは十分に共感ができ、感情の振れ幅を表現するのは大変だったものの特別演ずる上での苦労はなかったという天才肌である。そんなエルが本作への想いを語ったインタビューも要チェックだ。
物語本編はもちろん、美しさと実力を兼備する若き俳優陣の名演も見所となっている「仮面の王 イ・ソン」。主人公イ・ソンを演じるユ・スンホ、ヒロイン・カウンを演じるキム・ソヒョンはもちろん、エルをはじめとした存在感放つ他キャストたちの活躍からも目が離せない。
(kstyle)











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「雲が描いた月明り」あらすじと感想、宮中ラブロマンス

2017-11-18 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行



韓国ドラマ「雲が描いた月明り」あらすじと感想、最終回
ツンデレ王子とワケあり男装女子が、宮中を舞台に初々しい
ラブロマンスを繰り広げる胸キュン必至の時代劇。
フレッシュな若手共演者たちも話題になり、韓国では20%を
超える高視聴率を記録し「ツンデレ王子がまさかのボーイズラブ?」
というよくある話ですが、この王子様を演じたパク・ボゴム君の
時代劇姿がウットリするくらいお似合いで予想をはるかに超える
イケメン世子様でした~(笑)
本作のパク・ボゴム君はふとした瞬間、チョ・インソンさんに
似ている時があり大先輩顔負けの名演技を見せてくれます。
ヒロインには子役出身のキム・ユジョンさんがワケあって男装で
宮中に迷い込んだラオン役を演じ、しかもラオンは内侍(ネシ)
という大胆な設定でユニークに描かれていきます。
男の内侍(ネシ)に恋するなんて絶対にあり得ないと思う王子は
ラオンに冷たい態度を取りながらもラオンに危険が及ぶと真っ先に
駆けつけるツンデレぶりにラオンの心も次第に王子であるヨンに
惹かれていきます。
そんなよくある展開ですが(笑)それでも「ボーイズラブ」に
戸惑うヨンのツンデレぶりに胸キュンキュンになります(笑)



また本作でヨン(パク・ボゴム)の恋のライバルであり、ヨンと
敵対する家門の跡取りとしてユンソン役を演じたジニョン君は
初の時代劇に挑戦。
キム家の血を引く唯一の跡取りで悪役の重臣キム・ホンはユンソンの
祖父であり、王の悪役中殿の父でもあります。
ヨン(パク・ボゴム)と同じく、ラオン(キム・ユジョン)に危険が
及ぶとそっと助けてくれるユンソン(ジニョン)ですが、いち早く
ラオンが女性だと見抜き彼女に想いを寄せます。
ジニョン君の切ないシーンに男装しているラオンに「女人に戻らぬか
協力する、私からの頼みだ。」と言って、ラオンがほしがっていた
ピンク色の韓服を渡しながら告白するシーンがあります。
ところが、生まれて初めて好きになった女性なのに彼女の心の中には
ヨンがいるので諦めようとするユンソンのつらい心情を思うと
ただただ・・・切なくて涙がでます・・・
ジニョン君は恋と友情に揺れる難しい役どころですが、時代劇姿も
凛々しく彼の持つ魔性の魅力が見事にマッチされ、とても
カッコよかったです!
私はジニョン君に期待していたので、このハマり役に満足です!
そしてもう一人このヒット作の鍵を握るイケメンキャラクターに
孤独なヨン(パク・ボゴム)の良き友であり理解者である護衛武士
ビョンヨンを演じるクァク・ドンヨン君のクールで鋭い悲しげな
眼差しに圧倒されます。クァク・ドンヨン君は当時まだ10代とは
思えないほど大人に感じました。
ジニョン君とクァク・ドンヨン君の命がけのアクションである
剣術のシーンはとくに注目ですが、このクァク・ドンヨン君演じる
ビョンヨンは後半過ぎ、えぇ?と思うワケありの人物です・・・
本作も予想はついていましたが、若いイケメンが多くてお得な
ドラマです~(笑)



本作も今までの時代劇と同じく、王座を巡る権力争いと、力のある者が
民を支配し率いることだと考えている大臣たちが宮中を統治し、結局、
民のために王は必要ないという時代背景です。
前半は大臣たちの言いなりになっている無能な王(ヨンの父)が世子の
ヨンに摂政を命じます。(父の重荷を一緒に背負うために)
ところがそれが面白くない大臣たちはヨンの命を狙おうとする宮中の
中の出来事が描かれています。
後半、ヨンはやっとホン内官(ネシのラオン)が女性だったことを
知りそっと、微笑むのです。
そしてラオンを呼び出したヨンは「私の気持ちを否定するな。」と
想いを抑えきれない「いけない恋」をすることに決めた。と言って
ラオンを抱きしめ熱いキスをします。
ラオンもヨンに自分の本当の名前がホン・ラオンであることを教え
二人はラブラブになるのですが、王であるヨンの父は王室を安定させ
民の心を得るために世子ヨンの力になれる唯一の家門である娘との
結婚を勧めるのです。



後半過ぎ、10年前に「大臣たちの言いなりになっている王はいらない
民のための指導者は民の手で直接選ぶべきだ」として動乱を
起こしたホン・ギョンレは王や民に大きな傷を残しました。
そしてラオンは母と再会し自分が父ホン・ギョンレ(罪人)の
娘だったことを知り、やっと今までの経緯が分かったのです。
ラオンはヨンに別れを告げるために宮殿に向かいますが、ラオンに
とっては知りたくないことでしたね。

その後、宮殿に逆賊が入りヨンの命が危ない時、ユンソン(ジニョン)
が素手で剣を受け止めヨンを助けます。
そんなユンソン(ジニョン)を見て敵対するキム家の跡取りである
ユンソンと思っていたが自分の考えが間違っていたのかもと
反省するヨン・・・
ところがユンソン(ジニョン)は、「もう待つことも、気遣うことも
しない」とヨンに告げます。これってラオンのことを言っているの?
やっぱり、ヨンに対する宣戦布告ですよね!
ところが、ユンソンはラオンに「一刻も早く宮殿を出てヨンから
離れるように言います。そして「私の元に来なくていい。ただそなたを
危険から守りたいだけだ」と切ない言葉を告げます・・・
あぁ~届かぬ愛が悲しいジニョン君です・・・
そして宮殿を襲撃した逆賊がホン・ギョンレの残党でホン・ギョンレの
娘が侵入を手伝ったという噂が流れます。
皆が娘を捜す中、ヨンもラオンの正体を知り捜そうとします。
そして、ユンソン(ジニョン)を呼びますが・・・
ユンソンはたとえ知っていても教えられないと・・・
ヨンにとってもホン・ギョンレは自分の父である王を恐れさせた
人物なので敵となるわけですが、自分が考えている王としての
信念や志はホン・ギョンレと同じなんですよね。



終盤、都を離れるラオンを守るために別れを選択したヨンは、
自分から愛の証の腕輪を切って2度と会おうと言わないと悲しい
別れをラオンに告げます。
その後、危機に面したラオンを助けるためにヨンに刀を突き付けた
護衛武士のビョンヨンですが、その刀を下せばビョンヨンに矢の襲撃が
襲うことを直感したヨンは「絶対に刀を下すな。私がお前を失う」と
訴えますがビョンヨンは刀を下ろし、矢に当たって倒れてしまうのです。
ヨンは「ビョンヨン、忘れるな。もし私がこの世でたった一人を信じるなら
今も変わらずそれはおまえだ」と言います。ビョンヨンは「私を信じて
くれてありがとう」と言いながらそっと目を閉じます。
ヨンは悲しく切ない涙を流します。
はじめはビョンヨンの裏切りかと思いましたが、二人を助けるために
友としてこの世を去っていった勇敢な護衛武士・・・
ところが、ビョンヨンは・・・



最終回、医女の変装をして宮殿に入ったラオンはヨンの母であった
中殿を殺した証拠を見つけました。
それをヨンに渡し悪役の重臣キム・ホンは斬首刑になりますが、その前に
自分から命を絶ちます。
また娘の悪役中殿も娘を産んだのに、息子を産んだふりをして子供を
すり替えた罪で中殿の座から下ろされ、宮殿からも追放されます。

ところが悲しい結末だったのがユンソン(ジニョン)の死です・・・
重臣キム・ホンが証拠を手にしたラオンに刺客を送ったのです。
ユンソンはラオンを守るために刺客に立ち向かいラオンの変わりに
命を落とします。
結局愛する人のために倒れてしまったジニョン君でした・・・

「民の声や生活に目を向けるように」と言う亡くなった母の言葉を
胸にヨンは民のための強い王様になってくれるでしょう。
ラオンも逆賊の娘でしたが、中殿の死の真実を明かしすべての罪が
赦免されヨンとラオンに平和な時間が訪れました・・・
ラスト、見渡す限りピンク色に染まったコスモス畑の美しい
映像美が印象的なラストでした・・・

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韓国ドラマ
雲が描いた月明り
オリジナル サウンドトラック
(2枚組) OST
NBCユニバーサル・エンターテイメント
ジャパン

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「師任堂(サイムダン)色の日記」、あらすじと見どころ紹介

2017-06-29 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「師任堂(サイムダン)、色の日記」、あらすじと見どころ
本作は韓国の5万ウォン札に描かれている実在の人物サイムダンと
現在を生きる女性ジユンが時空を超えてつながる感動のロマンス
時代劇です。
主演のイ・ヨンエさんは朝鮮時代を生きるサイムダンと現代を生きる
ジユンを一人二役で演じます。
サイムダンの恋の相手役には韓国トップスターのソン・スンホンさんが
抜擢され、二大トップスターの共演に放送前から大きな期待が高まった
作品です。
他にも「お金の化身」のオ・ユナさんや韓国のお母さんとよばれる
キム・ヘスクさんなど実力派がそろったキャスティングです。
キム・ヘスクさんはギョム(ソン・スンホン)と対立する役柄ですが
気品の裏に思惑を隠すミステリアスな人物像に注目。

大学で美術史の非常勤講師をしているソ・ジユン(イ・ヨンエ)は
主婦として家族を支えながら、大学教授を目指していた。
ところが世紀の大発見といわれる「金剛山図」の真偽を巡って、
指導教授ミン・ジョンハクの怒りを買ってしまう。
さらに投資会社を経営する夫が仕事のトラブルに巻き込まれて失踪。
気を取り直してイタリアの学会に出向いたジユンは、偶然古い日記と
自分と瓜二つの女性が描かれている美人図を手に入れます。
そして日記を読み進めるうちに、日記の持ち主が天才女流画家
サイムダンだと確信します。
その日記には芸術家ギョム(ソン・スンホン)との2人の芸術家の
愛の記録と「金剛山図」の秘密が記されていました・・・




日本放送を記念して、ソン・スンホンさんが本作を紹介!
13年ぶりにドラマに復帰されるイ・ヨンエ先輩との共演は本当に光栄でした。
自身も彼女のファンで、それに10年以上ぶりの復帰作品にご一緒できて
嬉しいです。個人的にも期待の高い作品だし、また多くの方が期待されて
いるので、とてもわくわくしながら緊張しています。
簡単にストーリーを申し上げますと、韓国美術史を専攻するイ・ヨンエ先輩が
演じるソ・ジユンという人物がある日、師任堂の日記を見つけます。
師任堂の日記をベースに現代と過去を往来しながら師任堂の物語が語られます。
そして過去、師任堂の初恋、私が演じるイ・ギョムという人物に出会って
繰り広げるとても美しくて、表現しきれないほど、とても面白いドラマに
なりそうです。
また、韓国伝統の笠をかぶったりひげをつけたり、正統派時代劇の人物を
演じるのは初めてだったので、とても緊張しました。
私の新しい面をお見せできると思います。個人的にも自分自身に対して
期待していますし、皆様がどのように見てくださるか気になります。

ソン・スンホンさんが演じられたイ・ギョムはどういう人物でしょうか。
まず、イ・ギョムは師任堂の初恋の相手です。イ・ギョムはアーティスト
であり王族ですが、権力や名誉よりも自由を求める人物です。
そうして幼い頃、自分の家に金剛山図を一目見るために壁を越えて来た
師任堂に出会い、初恋相手になります。しかし恋は実らず、師任堂は別の
人の妻となり、私は結婚した師任堂を20~30年忘れず、結婚もせずに
ずっと彼女だけを愛し続けるんです。至純至高な恋するキャラクターで、
また守護天使のようなイメージで現実ではなかなか見られない男です(笑)。
時代劇に出てくる男性主人公といえば、少し重くなりがちで、定型化された
人物像を浮かべます。特に師任堂は実在の人物なので、表現する上で
控えめになる部分があると思います。そして子どもが4人もいる人妻の
師任堂に恋をしますが、一線を越えることはできず、だからそんな彼らの
切ない気持ちを表現するのが私もイ・ヨンエ先輩も、監督や作家にとって
難しかったと思います。そして、この作品では、イ・ギョムが抱いてる
面白い要素もあります。彼の周りにいる人物がユニークなキャラクター
だったので、その部分でこのドラマのバランスが取れてると思います。
イ・ギョムというキャラクターはある意味、皆さんご覧になればわかると
思いますが、私から見てもカッコいい人だと思います。
実際の私とは結構かけ離れている、そんな男です。




実際にはイ・ギョムの才能をそのまま再現することはなかなか難しいと
思います。天才的な画家で、絵画はもちろん、歌、弓など。ドラマ上で
お見せすべき要素があるので練習したり、専門家の方に助けていただき
ながら撮影しましたね。コムンゴ(韓国の琴) も習ってみようと思い
ましたが、短い期間ではなかなか難しくて、それで皆さんにいろいろと
助けていただきました。
イ・ギョムは天才画家ですが、私も子どもの頃全国大会で入賞したことが
あります。地下鉄を描く大会で、特賞でした。小学校のときでしたが、
美術部に入っていたので、毎日のように絵を描いて提出しなけば
なりませんでした。その時の記憶だと、毎日一枚ずつ描くのがそう簡単
ではありませんでした。詰め込み教育といいましょうか。
そのように描いてるうちに、絵に対する興味をなくしたと思います(笑)
それ以降、絵を描いたことがないですね。
普段はあまり美術館に行ったりもしません…(笑)。

イ・ギョムの心をつかんだ師任堂の魅力は、絵が見たいと思う好奇心溢れる
師任堂が、イ・ギョムの家の壁を越えて入ってきてイ・ギョムに見つかる
のが彼らの初対面です。イ・ギョムが師任堂に恋に落ちたのは…
そうですね…。人が誰かに惚れる時って、特別大きな理由はないんです。
その人に出会ったその瞬間、感じられるものが重要ですから。
イ・ギョムも同じだったのではないでしょうか。そして、イ・ヨンエ先輩と
私の子ども時代を演じた子役の二人がとても良い演技を見せてくれて。
彼らを見ていると、とても愛らしく感じるんです。視聴者の皆さんに
とっても二人の演技が見どころになると思いますし、ドラマ全体において
大事な部分になってきます。幼い頃の二人の出会いから恋に落ち、いきなり
離ればなれになる状況まで演じたので、とても胸の痛む、そして美しい
シーンを上手く演じきったと思います。

また単なる正統派時代劇としてだけではなく、現代と過去を行き来し、
イ・ヨンエ先輩は現代では大学教授ですが、過去では師任堂として
一人二役をするので、その部分もとても面白いと思います。
このドラマはずっと過去を描いているわけではなく、主人公の
ソ・ジユンがあるきっかけで師任堂の肖像画を発見し、そこから
繰り広げられる過去のストーリーが面白いと思います。
 (kstyle)

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「商売の神‐客主2015」チャン・ヒョク主演の正統派時代劇

2017-04-02 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「商売の神‐客主2015」見どころ、あらすじ、
登場人物のキャラクター。
実力派揃いの超豪華なキャストが話題となった
チャン・ヒョク主演の正統派時代劇。

(見どころ)
客主とは客商主人の略で、朝鮮時代に商人への宿の提供や旅客として
やってきた商人の商品の委託販売などを行った商人のことを指します。
ドラマでは廃業した「チョンガ客主」の後継者チョン・ボンサム
(チャン・ヒョク)が市場の客引きからはじまり、商団の行首、
大客主を経て、ついに巨商となる姿を描いていく成功ストーリー。

(商売の神‐客主2015のあらすじ)
「チョンガ客主」の客主であるチョン・オス(キム・スンス)は
義兄キル・サンムン(イ・ウォンジョン)行首と共に清の国との
国境貿易を行うために子供たちを連れて旅立ちます。
すると強欲な汚職官僚が一行を妨害します。
また一方、両替客主(ヤミ金業者)はチョンガ客主を陥れようと
画策しています。
そんな時、牛商人のソンジュンから密貿易地域に入れてくれたら
利益の3割を支払うという不正の手引きの提案がチョン・オス
(キム・スンス)たちに舞い込みます。魅力的な提案でしたが、
息子に恥じない商売をしたいと考えたオスはその取引を拒み・・・

(登場人物のキャラクター)



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韓国時代劇
歴史大全2017
(扶桑社ムック)
扶桑社

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チャン・ヒョクは情が深く、義理堅い商人チョン・ボンサム役を演じて、
波乱万丈で浮き沈みが激しい人生の中で、哀歓と共に、絶体絶命の
瞬間にも機転を利かせる賢い姿で視聴者を魅了した。
また、身を投げる演技で役に入り込む姿や、爆発するように涙を流す
嗚咽演技は、他の俳優が演じるチョン・ボンサムを想像できない
ものにした・・・




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「獄中花」オクニョ運命の女、あらすじと感想、コス期待の時代劇

2017-03-30 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「獄中花」オクニョ運命の女(ひと)あらすじと感想、最終回
本作は典獄署(チョンオクソ、朝鮮時代に囚人を管理する部署・刑務所)で
生まれたヒロインのオクニョ(チン・セヨン)と謎に包まれた朝鮮商団の
男テウォン(コ・ス)の典獄署(刑務所)を舞台にした斬新なドラマです。
朝鮮時代の刑務所が描かれていますが重苦しい暗さがなく、案外イキイキと
楽しく暮らしている囚人たちが面白可笑しく描かれていて興味がわいてきます。
たくさんの俳優さんが登場しますが、権力を振りかざす文定王后(キム・ミスク)
はじめ、その弟のユン・ウォニョン(チョン・ジュノ)と側女のナンジョン
(パク・チュミ)の悪役は本作の流れに大きくかかわっていく重要人物で
圧倒的な悪の存在感を発揮しています。
そして先代の王の毒殺を企て、それを目撃した東宮殿の内人をすべて殺害し
3人が国政を独り占めしようとする悪行が最後まで続きます。

年齢を重ね最近は悪役も演じるようになった大スターのチョン・ジュノさん
ですが若手俳優さんを支えるためにも仕方ないことですねぇ!
ジュノさんといえばドラマ「ラストスキャンダル」が有名で、何度も
ファンミやディナーショーに参加して素敵なイケメンオーラをそばで感じ
とってきましたが、あれから〇〇年・・・最近は悪役も違和感なく演じ、
それらしくピッタリ調和する俳優さんになりました(笑)う~ん貫禄です!
素敵に歳を重ねた大人の魅力が今も素敵なジュノさんです~!
またヒロインのオクニョ役のチン・セヨンさんのアクションシーンや
拷問を受けるシーンは今までの彼女とは想像もつかない運動能力に
驚きました。特に殺陣や剣術の乱闘シーンは本当にカッコよかったです。

典獄署(朝鮮時代の刑務所)で茶母として働くオクニョ(チン・セヨン)は
母が自分を生んでなぜ典獄署で死んだのかを調べるために捕盗庁(警察)の
茶母になりたいと思っています。
そのオクニョ(チン・セヨン)は典獄署にいるそうそうたる人物たちの
弟子となって様々な知識を身につけます。またある日、秘密の地下牢で
パク・テスと出会い武術まで習う機会を得て、捕盗庁(警察)の茶母の
試験を受けるのですが、あまりにも完璧すぎて落ちてしまいます。
実はオクニョ(チン・セヨン)には、国のために極秘の任務を遂行する
体探人(スパイ)になるように声がかかります。実は地下牢にいた
パク・テスが体探人(スパイ)だったのですが、パク・テスはオクニョに
体探人になってはいけないと止めますが、その後パク・テスは王妃様
(キム・ミスク)の計らいで牢獄を出てオクニョと一緒に同じ任務に就く
ことになりますが、意見が合わないパク・テスが邪魔になり仲間から殺され、
その濡れ衣を着せられるオクニョです。すべてウォニョン(チョン・ジュノ)
の仕業ですが、今度はオクニョを殺す命令がでます。
この指示を出しているのが悪人のユン・ウォニョン(チョン・ジュノ)
なんですが、オクニョは自分の母を殺した敵がユン・ウォニョンだと
まだ知りません。オクニョは指示通りに従い、それが自分と皆が助かる
唯一の道だと信じたのに自分が何の罪を犯して追われる身になったのか
理不尽な要求に師匠であるカン様(イム・ホ)に問いかけますが、カン様
もまた道理に合わない命令に涙を流します・・・
結局、この朝鮮時代信じられるのは自分自身だけなんですよね!





また、王と国を守らせるために王妃様(キム・ミスク)は弟のウォニョン
(チョン・ジュノ)に権力を与え、それを守るために極秘で任務を遂行する
体探人(スパイ)なんですが、結局悪人のウォニョン(チョン・ジュノ)の
ための組織であり、国のためというより権力と私腹を肥やす民の敵である悪人の
ための組織になっていること自体筋道が通ってないと思いますけど・・・
でもその後、弟のウォニョン(チョン・ジュノ)が王妃様(キム・ミスク)に
逆らって体探人(スパイ)パク・テスを殺したことを知り、誤解が解けた
オクニョは王妃様から典獄署の茶母に戻れるようにしてもらい、オクニョの
おかげで皆が元の場所に戻ってきます。
オクニョはいつも父親のように慕っているおじさんチョン・チョンドゥクと
また典獄署での生活が戻ってきますが、なんと王妃様からの命令で官職を
剥奪された弟ウォニョン(チョン・ジュノ)が罪人となって典獄署に牢獄
されることになります。そして王妃様は絶対にほかの囚人たちと特別扱いを
してはいけないと命令を出すのです。
自分が愛していた体探人(スパイ)パク・テスを殺された怒りが収まらない
王妃様(キム・ミスク)なんですね。

また一方、いつも典獄署でおじさんと呼んでいる養父チョンドゥクの
コミカルでテンポの良い演技と存在感はいつも楽しい笑いのツボですね。
そばにいるだけで胸がホッとする可愛いおじさんです~(笑)
また商人であるテウォン(コ・ス)もそうですが、いつもオクニョを
そばでそっと見守りながら助けてくれる重要な人物ですね。
その一人のテウォン役のコ・スさんは昔からぜんぜん変わらない容姿と
様々な表情が素敵ですね。結婚されて更に成熟された男の深みを感じる
俳優さんになったと思います。本作でも自分の人生を責任もって生きて
いく行首様を魅力的に演じています。
実の父親がウォニョン(チョン・ジュノ)という敵対する悪党なのが
かわいそうで胸が痛くなるストーリーですが、オクニョと一緒に事件を
解決していく姿と感情表現が豊富なイケメンのコ・スさんにウットリです。
またテウォン(コ・ス)はウォニョン(チョン・ジュノ)の側女の子供
ですが、同じく悪女ナンジョンもウォニョンの側女となり、テウォンと
母は悪女ナンジョンからひどい仕打ちを受け母は亡くなります。
この悪女ナンジョンは自分以外の側女を次から次へと脅し、ウォニョン
から引き裂こうとする嫉妬深い女でやがて正妻を押しのけて自分が
その座に就こうと企む恐ろしい悪女ですが、その悪の中心となる
個性的な演技は夫役のウォニョン(チョン・ジュノ)同様に見応え十分です!
そして、テウォン(コ・ス)は父ウォニョン(チョン・ジュノ)と悪女ナンジョンに
復讐することが目標なのですが、弱い立場のテウォンは常に追い詰められ
苦しい迫害を受けます。





その後、王妃様の弱みを握っているウォニョンの側女ナンジョンの陰謀に
より牢獄から出たウォニョンですが、このユン・ウォニョン一家は
捕盗庁(警察)を指揮している従事官ジホンもユン家の婿候補なので、
簡単に自分たちの思う通りに悪いことができます。
まったく、どこの役所も信用できません。誰を頼りにどこに訴えれば
いいのでしょうか? 特にテウォン(コ・ス)は自分の無力さが情けなく
思い、目の前の越えられない壁に無念がつのります・・・
そしてオクニョはその間違った事件を1つ1つ推理をしながら無実の
犯罪者として扱われ濡れ衣を着せられた者の冤罪や罪などを晴らしていき
悪女ナンジョンに立ち向かっていきます。
もちろんオクニョ一人の力ではできませんが、オクニョとテウォンの
周りには二人を助けてくれるたくさんの人物が知恵と力を貸してくれます。
頼りになる典獄署の仲間たちの人間関係やつながりがこの物語の大きな
カギとなり本作が一番伝えたい重要なポイントだと思いました。

また一方、悪女ナンジョンから食事に毒を盛られウォニョンの正妻が
亡くなりますが、その犯人がナンジョンだとテウォンがウォニョンに
伝えますが、それを信じないウォニョンです。またこのウォニョンも
誰もが認める根っからの悪人とその腹黒さの中に少し純粋な部分が
見え隠れする幼稚なところは少し人間味あるように感じます。
その後悪女ナンジョンは正妻として貞敬夫人になり、今まで自分を
見下す者たちに必ず目にものみせてやると喜びの涙を見せるのですが
今までも自分勝手なことしてきたのに益々権力で服従させる気です。
またテウォン(コ・ス)の叔母ファン・ギョハはテウォンに妓楼を
受け継いでほしいと話をします。妓生のソジョンと共に力となり政治の場
でもある妓楼を利用し、これから悪女ナンジョンと争う際に好都合だと
伝えます。

中盤過ぎ、世の中が凶作で民が飢え死にしているとき、悪女ナンジョンは
米を買占めています。そして商団の大行首様はテウォンに解決策として
父親であるウォニョンを利用するように言いますが、頑固なテウォンは
聞く耳を持たないのです。ところが父親であるウォニョンは昔捨てた息子の
テウォンに少しづつ心を開き始めています・・・
また身分を偽って王宮の外に出ていた王様に出会うオクニョは王だと
知らずに仲良くなり、王様は何かとオクニョを助けてくれますが、
二人の関係がおもしろくなく嫉妬するテウォン・・・(笑)
また本作は王様の登場が遅くて不思議な時代劇だなぁ~と思っていたところ
この王様は今私が視聴中のドラマ「私の婿の女」の婿役ソ・ハジュンさんが
演じていました~名前だけの力のない王様ですが、劇中「この国の王は
王妃(母)ではなく余だ」と言って力強く自分の意見を押し通すところのシーンは
カッコ良い王様でした。いつも王という人物は無能で情けない愚かな
人物が多いですがソ・ハジュンさん演じる王は強い王であってほしいと
思いました。 





典獄署では囚人たちが塩作りをはじめ、外で労役に就き少ないながらも
賃金が稼げるようにオクニョが力を貸しますが、その後もすべて
悪女ナンジョンの悪行でオクニョとテウォンは身に危険が迫る攻撃を
受けます。
ある時、オクニョが裏帳簿の事件で捕まり官婢になるところを体探人
パク・テスの孫でユン・ウォニョン一家の婿になるはずの捕盗庁の
従事官ジホンがオクニョの味方につきます。
オクニョとジホンの仲を疑っている悪女ナンジョンはオクニョが
憎くて仕方ありません。
そのことでジホンは海州監営の判官に左遷されますが、その後明に奴隷と
して売られるところをジホンと出会ったオクニョは助かり、二人で官婢の
身から抜け出す術を探そうとします。
そしてジホンは祖父のパク・テスが残した地図を頼りに遺品を探しにいく
つもりだがオクニョに一緒に同行してほしいと頼みます。
そして、そのパク・テスが残した地図が示す場所には勅書があり、その後
窮地に陥った王様を救い国をも救うことになります。
本作はイケメンの独身男優さんの出演が少ないのが気になるところですが
(笑)ゆいつパク・テスの孫ジホンを演じたチェ・テジュンさんの
華やかさが目立っていました。最近のドラマでは「お願いママ」の
末っ子役の初々しい少年っぽいイメージが可愛くて、やたら守ってあげたく
なるタイプの俳優さんです(笑)これからの活躍が楽しみですね!

一方、典獄署では仲間のみんながオクニョが死んだと思っていて、王様も
テウォンも悲しんでいます。そのテウォンも父のウォニョンから
官職に就くように言われ平市署の署長としての任務につき市場での
お金の動きをすべて把握し国中のお金の管理と市場を統制しようと
考えています。

月日がたち、罪人として都を離れていたオクニョも昭格署の官職者の
目に留まり昭格署へ移動になり都に行くことになります。
皆死んだと思っていたオクニョが生きていたことが分かりテウォンも
オクニョが生きて漢陽に帰ってきているという話に涙ぐむのです。
しかし、テウォンの気持ちとは反対にオクニョは、テウォンの心の変化を
知り、気持ちが冷めていきます。オクニョはテウォンがナンジョンや
ウォニョンと手を組んでいることを知ったのです・・・
またテウォンは王宮で王の明宗(ソ・ハジュン)の正体を知って衝撃を
受けます。まさかオクニョが会っていた男の正体が王様だとはオクニョも
知っていないはず・・・そんな中、テウォンは王妃のために紙を
買い占めようとしてオクニョと対立することになり、二人の愛は遠く
すれ違いお互いに胸を痛めるシーンが切なく描かれていきます。

後半に入り
悪女ナンジョンが薬剤を高く売るために嘘の疫病をでっち上げたことを
テウォンは王の明宗(ソ・ハジュン)に伝えます。そしてナンジョンの
逮捕に役立ったことについて王の明宗は感謝するのですが、オクニョに
ついては「これからもずっとあの子と会い彼女を通じて王宮の外の事情を
知るために正体が発覚してはいけないので、これからもオクニョに僕の
正体を知らせるな。これは王としての命令だ。」と話します。
ところがすぐにナンジョンは釈放されます。まったくあんなに明白な罪
なのに、いろいろな政治的な取引があるのでしょうね!イライラ!(笑)

そして、オクニョはいつも心に引っかかっていた胸の内をテウォンに
話します。「私の母を殺した犯人があなたの父ウォニョンなんです。」と
打ち明け涙を見せます・・・
衝撃をうけるテウォンですが、また更にオクニョとジホンが手を組んで
群小商団を集めていることを知ります。また新しい事実が伝えられ
驚くテウォンですが、ジホンはテウォンのせいで養父を失っているので
テウォンに対して復讐心があるのでしょうね。
ますます二人の愛は遠ざかっていきそうです・・・





更に悪女ナンジョンたちの悪行は最後まで続きますが、その中でも
家族のように慕っている典獄署のおじさん養父チョンドゥクが殺人罪の
濡れ衣を着せられ、なかなか冤罪を晴らすことができない状態のとき
オクニョはさらに自ら進んで解決策に取り組み誰にも負けない強い女性を
演じていました。このシーンは本当に素敵な家族愛、人間愛をアピール
できたと思います。またこのときオクニョとテウォンも元のように手を組み
オクニョも事件解決のために外知部(朝鮮時代の弁護士)となって活躍
します。そんな裁判でのオクニョの姿を見て外知部(朝鮮時代の弁護士)
が必要だということを痛感します。

後半過ぎ、オクニョが中宗大王の娘でお姫様であることが明かされます。
ということは王様の明宗とオクニョは兄妹ということになりますね。
ところがオクニョはこれまで自分を助け守ってくれた人が肉親の明宗で
兄がいたことに驚き喜ぶのですがハン尚宮やカン様に当分のあいだは私の
身分を王様に明かさないでください。私の母を殺したのは王妃様です。と
伝えこの大きな秘密を守ってほしいとお願いします。
ところが、秘密の隠家にいるカン様(イム・ホ)に会いに行ったテウォンは
そこで王の娘であるオクニョの身分を知り衝撃を受けます。
テウォンは距離を置こうとし二人の愛には危機感が迫りくる気配がして、
オクニョがお姫様という事実が二人を引き裂く要因になりそうで心配です。
彼女の顔をまともに見られないほどショックを受けるテウォンですが、
なかなか進展しないラブストーリーにイラっとしますね。
オクニョは「これからも変わることは何もない」とテウォンを説得しますが、
テウォンは父ウォニョンの嫡子ではなく庶子だということもこの朝鮮時代には
弱みとして差別を受けることでしょう・・・
テウォンが身分の違いを気にするのも仕方ありませんね。

また、何も知らない王様も母親の王妃様や恐ろしい敵から守るためにオクニョを
側室にしようとしますが、オクニョはそれを断ります。王様もオクニョの
意に反して側室に迎える気はないと言いますが、実は妹だと告げることが
出来ないもどかしさが切なく描かれています・・・





終盤、王である明宗(ソ・ハジュン)はテウォンのもとを訪れ、母の王妃と
ウォニョンとナンジョンが先代の王の毒殺を企て、それを目撃した東宮殿の
内人をすべて殺害したことを話し、3人が国政を独り占めした罪を罰したいと
伝えます。
そのためには家族だとしてもその罪を問い、間違いと正さないとならない。
そう言って助けを求める王様の提案にテウォンは従うことを決心します。
真相を明らかにするために調査を始めるということはウォニョンとナンジョンに
とっては困ることなので、オクニョを殺そうと企みます。
そして、ウォニョンとナンジョンが捕えられ、王妃様はオクニョを捕えます。
王妃様はオクニョを人質に取引をしますが、オクニョの危険を感じたテウォンは
最終的に彼女の秘密を王である明宗に打ち明けるのです。
「オクニョは中宗大王と宮女の間に生まれた娘、お姫様です」
「オクニョは殿下の妹であり、この国の姫です。オクニョを助けてください」と
ひたすらお願いするのです。

そして王である明宗は母である王妃様の前で「野心の犠牲になった者の
ためにも私が王座を下り、罪をつぐないたい。そのためなら王位だけでなく、
命も捨てられます」と告げます。その言葉を涙しながら聞いていた王妃様は
急に病が悪化し危篤状態になり静かに息を引きとります。

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韓国ドラマ
「獄中花 」時代劇
OST 音楽
(MBC TV週末ドラマ)
Warner Music Korea

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最終回
悪の柱だった王妃様が亡くなり王女としてのオクニョのもとに王様から
書状が届き、王宮の外の混乱を収拾せよと王命が下ります。
王宮で孤立している王様の力になり、この国を正すためにオクニョは
王女としてナンジョンやウォニョン相手に戦うのです。
そしてすべて悪人を射ち滅ぼした王女のオクニョでしたが、肝心の
ナンジョンとウォニョンを取り逃がしてしまいます。

ところが隠家に逃げこんだナンジョンとウォニョンは常にそばにいて
信頼していたドンジュの裏切りで隠れていた場所がバレてしまい結局
捕らえられてしまいます。ドンジュは自分の家族と財産を守る条件で
テウォンに彼らの居場所を知らせます。

ナンジョンの証拠が不十分で処罰が難しい状況の中、オクニョは、
ナンジョンがウォニョンの本妻を殺害した罪を明かし、ナンジョンが
罪を受けるように罰しました。その悪女ナンジョンは、毎日オクニョが
自分を殺しに来る妄想に苦しみ、結局自分が隠し持っていた毒薬を飲んで
自害することを選び血を吐きながら悲劇的な最後を迎えます。またその
妻を見つけたウォニョンも後を追って毒薬を飲んで死を選ぶのです。
二人の悲劇的な最後を聞いたオクニョとテウォンは復讐はできたものの
恨みが晴れると思っていたが何故か心に空しさが残るのです。
テウォンにとっては父親であり、何度も危険な目にあった自分を
助けてくれた時もあったのできっと心が重く複雑な心境なのでしょうね。

オクニョは翁主に復権され、宮殿の中で暮らすようにと王である兄は
告げますが、彼女は、当分の間は宮の外でやるべきことがあり、典獄署の
暮らしを良い状態に改善したいと思っています。
1年後、テウォンとオクニョの二人は外知部(朝鮮時代の弁護士)として
正しい調査を行い、力のない民を助けるために尽力をつくすのです。
民の代わりに弁論をし、力のない人のために全力で働くことが二人の
夢の一歩だったようです。













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