「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

韓国映画「梟・フクロウ」あらすじと感想、時代劇サスペンス・スリラー

2025-02-14 | 韓国映画、は行


韓国映画「梟・フクロウ」あらすじと感想、時代劇サスペンス・スリラー
韓国国内の映画賞で25冠の最多受賞に輝いた2023年大ヒット映画「梟―フクロウ―」。
映画「梟―フクロウ―」は、観客の無限の想像力を刺激し、韓国年間最長No.1記録を樹立。
国内の映画賞では25冠の最多受賞に輝いた。
“盲目の目撃者”が謎めいた死の真相を暴くために常闇を奔走する予測不可能な物語は、圧倒的な没入感と緊張感をもたらし、息もできないほどの狂気が支配する118分は、観る者すべての五感を麻痺させる。
アン・テジン監督が、歴史として残されたソヒョン世子の死を取り巻く謎に、映画的な創造を加え本作は誕生した。
朝鮮王朝実録に記述された歴史的な謎の一文に斬新な創造を加えた“ファクション”ではあるが、朝鮮王朝が背景に展開される物語を描くことによって、観客の興味を刺激する。
「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」や本作で3度目の共演になる完璧な相性をもつリュ・ジュンヨル、ユ・ヘジンに加え、チェ・ムソン、チョ・ソンハ、パク・ミョンフン、キム・ソンチョル、アン・ウンジン、そしてチョ・ユンソという、韓国きってのベテラン俳優から、新進気鋭のスターまでという非の打ちどころのないキャスティングメンバーが集結。
才能豊かな俳優陣の結束と、彼らがもたらす素晴らしいシナジーを起こす。
<あらすじ>
あなたはこの闇に何を見るのか。盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王の子供の世子様の死を目撃し、恐ろしくも悍ましい真実に直面する。
見えない男は、常闇に何を見たのか? 追われる身となった彼は、制御不能な狂気が迫るなか、昼夜に隠された謎を暴くために闇常闇を駆ける。絶望までのタイムリミットは、朝日が昇るまで。  (kstyle)



(感想)
朝鮮王朝時代の宮廷内で起きた世子様怪死事件。そして事件の鍵を握る盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)。 いつも宮廷内って、恐ろしいところですが、黒幕が誰なのか?主人公盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)の窮地に何度もドキドキハラハラと緊張感が走ります。
盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は目が見えないことで差別を受けますが、世子様は宮中の医官なら正しい字を書かなければと言い、夜の暗闇の中では少し目が見えるという天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)に、世子様は拡大鏡(虫メガネ)を与えます。
私はこの身分を超えたゆっくりと親愛の情が深まっていくこの二人のシーンが強く印象に残っています。 題名の「梟―フクロウ―」の意味が徐々に分かってきました。
また、鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は「目を閉じて生きるほうが、体に良い時がある」、そして知らぬふりや見ぬふりは賎しきものがすること、そうすることで今まで生きてこれたと本心を明かすのです。
盲目の天才鍼医ギョンス役のリュ・ジュンヨルさん、王様役のユ・ヘジンさんのインパクトの強いパワフルな迫真の演技は誰よりも魅力的な人物に映っていました。
そして、目まぐるしい展開を追っているうちに最後まで引き込まれてしまう映画でした。



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韓国映画「武道実務官」あらすじと感想、キム・ウビンのアクションコメディ

2025-01-17 | 韓国映画、は行



韓国映画「武道実務官」あらすじと感想、キム・ウビンのアクションコメディ。
映画「武道実務官」は、キム・ウビンがデビュー後初めて髪を脱色して金髪にし、8kg増量した新しい姿で大胆なイメージチェンジを果たした映画。
テコンドー、剣道、柔道合計9段のイ・ジョンド(キム・ウビン)が、保護観察官キム・ソンミン(キム・ソンギュン)の提案を受け、電子足輪をつけた前科者の対象者を24時間監視して、犯罪を予防する武道実務官の仕事をするようになって繰り広げられる物語を描いたアクションコメディ映画だ。
出演を決めた理由について「知らない職業だったので興味深かった。好きなことだけを追っていたイ・ジョンド(キム・ウビン)が、新しい職業を見つけて仕事に対する楽しさ、使命感を感じて変化する姿が面白かった」とし、「僕が感じた感情を視聴者の方々に伝えたかった」と話した。
彼はキャラクターに対する理解を深めるために、キム・ソンギュンと共に水原(スウォン)保護観察所を訪ねて、保護観察官と武道実務官の業務について学び、現職者からリアルな話を聞いたという。
キム・ソンギュンは、武道実務官と2人1組を組んで活動する保護観察官のキム・ソンミンを演じる。キム・ソンミンは安全な社会を作るために努力する保護観察官で、温かくて優しい性格だが、仕事に関しては誰よりも慎重で使命感溢れる人物だ。
キャラクターについて「イ・ジョンドにとって、良い兄でありメンター(指導者)となる善良な人物だ」とし、「裏も表も温かい人物なので、人間的な面に集中した」と説明した。(kstyle)



(感想)
武術の達人イ・ジョンド(キム・ウビン)は困っている人を見ると助けずにはいられない性格で「武道実務官」として、同じく保護観察官キム・ソンミン(キム・ソンギュン)の相棒となり、市民の安全を守るための仕事をスタートするのです。
韓国には電子足輪をつけた前科者を24時間監視する仕事「武道実務官」や電子足輪をつけることなど初めて知りました。  それとも、フィクション??
韓国は子供たちの性犯罪がとても多くあるみたいですね。
また、いつもながらお粗末な韓国警察の無能さが描かれていて、そのかわりにウビン君と友人仲間たちが犯人捜しに活躍していくのですが、それにしても先のことを考えずに無鉄砲な向こう見ずな捜査は少しやり過ぎな部分がありますが、ウビン君のパワフルなアクションは超~カッコ良かったです(笑)
ウビン君はテコンドー、剣道、柔道と、めちゃくちゃ強い男でありながら、人間味あふれる優しい青年を演じています。あのウビン君のチキン店を運営している穏やかなお父さんの子供だからでしょうねぇ・・・ ウビン君のお父さんや友人たちや相棒になった保護観察官のキム・ソンギュンさんの義理人情に厚い思いやりのある仲間たちが良かったです!
でも、物語はよくある普通のストーリー展開でした・・・(笑)
ラストはハッキリ、スッキリ、視聴者が求める爽快感ある終わり方でよかったですよ。
劇中、仕事にけじめをつけたウビン君、金髪から黒髪に変身します・・・


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韓国映画「ハッピーニューイヤー」あらすじと感想、豪華キャストのラブストーリー

2024-12-23 | 韓国映画、は行


韓国映画「ハッピーニューイヤー」あらすじと感想、2021年作品。
物語の舞台は、クリスマスと新年を祝うホリデームードに満ち溢れた高級ホテル“エムロス”。
15年間も男友達への告白をためらっているホテルのマネージャー。イケメンで優秀、だけどちょっぴりクセのあるCEO。公務員試験に落ち続け、恋人にも振られた就活生。新米ハウスキーパーとして働く、夢破れたミュージカル女優。下積みを経てついにスターの座へ登り詰めた人気アーティスト。仕事で出会い、超スピード婚へと突き進むラジオプロデューサーとピアニスト。毎週土曜日、ホテルのラウンジでお見合いをする整形外科医。初恋の相手と40年ぶりに再会したドアマン。友人たちの告白チャレンジゲームに巻き込まれた高校生カップル。数時間後に年越しカウントダウンが迫るなか、次から次へと舞い込んでくるドタバタ&ドキドキの数々。果たして彼らの14人14色なロマンスは“ハッピー”な新年を迎えられるのか!?
出演する豪華キャストにも注目。ハン・ジミン、イ・ドンウク、カン・ハヌル、少女時代のユナ、ソ・ガンジュン、イ・ジヌクら、韓国の最旬豪華キャストが新年への希望を紡ぎ出す。
さらに、「ホテル<エムロス>では、心温まる“愛の物語”があなたをお待ちしています」という言葉が、たくさんの人々が集まる高級ホテルで一体どんな恋愛模様が繰り広げられるのかを期待させる。(kstyle)



(感想)
冒頭からラジオDJ役のソ・ガンジュン君が自らクリスマスソングを歌ってくれる、ちょうど今の時期にピッタリのお勧めの映画です。
イ・ドンウクさん、カン・ハヌル君、ユナちゃん、キム・ヨングァン君など皆さん主演級の俳優さんが勢揃いし豪華なキャストに驚きました。
カン・ハヌル君はカッコいい役ではなかったけど彼らしい感受性豊かな幅広い表現力がとても良かったです。
また、キャラの濃いホテルの代表を演じているイ・ドンウクさんと俳優役で特別出演されているクォン・サンウさんの出会いのシーンが爆笑でした(笑)人気俳優クォン・サンウを知らないなんてユーモアたっぷりですよね(笑)
劇中たくさんのカップルがラブストーリーを演じますが、昔恋人だった人生経験が豊かな熟年カップル、チョン・ジニョンさんとイ・ヘヨンさん二人の再会はとても心に響くものがありました。死ぬ前にもう一度昔のような熱い恋愛をして、来世では必ず彼を奥様に返しますという会話がジーンと心打たれました。
普通は「来世では一緒になろうね」という聖子ちゃんみたいなセリフが多いと思いますけど・・・(笑) 別れ際の約束でネェ・・・ でも、郷ひろみ君も聖子ちゃんもそれぞれ3回も結婚してますので、愛の誓いはしないほうがいいのかも?! (笑)
本作のラストはその年が終わろうとする最後の日に真っ白な雪がしんしんと降り積もり、すべてhappyendで幕を閉じました。
ただ、ちょっとカップルなど他、7つのエピソードの数が多かったように感じました。
無理やりくっつけたようなカップルもありチョット雑過ぎるストーリー展開が物足りなく感じました!?


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韓国映画「復讐の記憶」あらすじと感想、イ・ソンミン&ナム・ジュヒョク

2024-11-12 | 韓国映画、は行

韓国映画「復讐の記憶」あらすじと感想、イ・ソンミン&ナム・ジュヒョク、2023年作品。
映画やドラマで大活躍の名優イ・ソンミンと人気俳優ナム・ジュヒョクが初共演。
80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を心に誓い生きてきた。
認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に彫り、隠し持っていた拳銃を携え、60年前から計画していた復讐殺人を開始。ピルジュと親しい20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)が運転手として雇われるが、何も知らないインギュは犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。
記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれ同行するインギュ。二人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになるが……。

名優イ・ソンミンが、本作では特殊メイクで80代の高齢者に変貌。演技を超えた憑依的なオーラを発しながら観る者を圧倒する。
祖父と孫ほどの年の差があるこの二人がバイト先の同僚として出会い、イ・ソンミン演じるピルジュの復讐計画に翻弄されていく青年インギュを多彩な感情で演じるナム・ジュヒョク。
ポスターには「赤いポルシェ、拳銃、タトゥー、 80歳の友人は僕をとんでもない“復讐”に巻き込んだ!」というコピーが配され、ピルジュ(イ・ソンミン)が車から鋭い視線を外に向けるその横で、インギュ(ナム・ジュヒョク)が不安そうな表情を見せ、2人が向かう復讐劇の先に何が待ち受けるのか、衝撃の展開を予感させる。  (kstyle)

     

(感想)
過去に日本軍に協力した親日派だった権力者たちに復讐していく物語で、自分の復讐に日本が絡んでくるところは韓国映画だなぁ~と感じました。
また反日!と残念でイヤな気分になりましたが、物語が進むにつれて、本作は視聴者の受け取り方でまた違った方向性の作品にもみえてきました。
徴用工や慰安婦が出てきますが、驚いたことに反対に「過去に韓国が元に支配されたからと言って中国を憎んでいますか?それを歴史の一部として捉えているはずで、日本により近代化された台湾は今も日本に感謝している、韓国はいまだに強制略奪だ、慰安婦だと不満ばかり並べて戦争を続けている、老人たちの復讐にいつまで付き合う気ですか?」と、ある教授が語るシーンが登場します。ここは韓国人がどのような思いで見ていたのか気になるところです・・・
本作は年の離れた老人と青年が一緒に尊重し合いながら、老人の旅路を付き添うという素敵な物語のはずなんですが、いつものように日本軍のドラマだったことがとても残念で、それ以外の二人の素晴らしい高い演技力には魅了されます。
ただ1つ、イ・ソンミンさんにアクションシーンがいくつかあるのですが、老人にしては力が強くてパワーがありすぎでした(笑)
そして、終盤、本当に許せなかった最後の一人が分かりますが、結局、一番許せなかった奴だったのでしょう・・・一番の裏切者だったから・・・
反日によって国家を正当化している韓国って、自分たちのベトナム戦争の悪行や韓国兵がベトナムの女性を性的に暴行し、生まれて置き去りにした混血児(ライダンハン)の話は知らんぷりなんですね。
都合の悪い事は、なかったこと、ひた隠しに隠蔽する、韓国らしいといえばそうなんですが、韓国という国自体がおかしな国です。


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韓国映画「パイレーツ: 失われた王家の秘宝」 カン・ハヌル、ハン・ヒョジュ

2023-12-29 | 韓国映画、は行

韓国映画「パイレーツ: 失われた王家の秘宝」あらすじと感想。
本作は跡形もなく消えた王室の宝物を求め海に集まった海賊たちのスペクタクルな冒険を描いた物語で、2014年に大ヒットした海洋アドベンチャー「海賊:海に行った山賊」(邦題:「パイレーツ」キム・ナムグル、ソン・イェジン出演)の続編。
本作の出演者はカン・ハヌル、ハン・ヒョジュ、クォン・サンウ、イ・グァンス、チェ・スビン、SEHUN(EXO)2022年の作品。
(あらすじ)
自称高麗一の武士で義賊団の頭であるムチ(カン・ハヌル)と海賊船の主のヘラン(ハン・ヒョジュ)。
一つの船で運命を共にすることになった彼らだが、風が静まる日がない航海を続けていく。
そんなある日、倭寇船を掃討していた彼らは、消えた王室の宝物がどこかに隠されているという事実を知ることになり、海賊人生で二度とない最大規模の宝物を求め、危険な冒険を始める。
しかし、消えた宝物を捜すのは彼らだけではなかった。
望むものを得るため手段や方法を問わない逆賊プ・フンス(クォン・サンウ)もまた、宝物を求め海に出るのだが…。



戦いに敗れたチュ・バン将軍は王家の財宝を略奪し遠い海へ消えて行ったのです。
その宝の地図を手に入れた彼らの宝探しがはじまります。
深い海の中に眠っているお宝を見つける途中に突然吸い込まれるような大きなブラックホールのような道ができますが、その美しい映像美がとても綺麗で迫力があり、俳優さんたちと海の中のフワフワした泡のような流れのシーンはどのように撮影されたのかな?と興味深く感じてしまいました。
ストーリー展開はありふれていますが、豪華俳優陣のキャラはピッタリ役にハマっていて、コミカルな部分も多かったです。
特に海の岩の上でペンギンがお宝の金塊をくわえているのとそのペンギンからビンタされるイ・グァンスさんには爆笑で声を出して笑ってしまいました。
あのペンギンの手のようなヒレのような羽でビンタされたら痛いでしょうね(笑)
また、本作の中心的な人物で女船長を演じたハン・ヒョジュさんのアクションが超決まっていてカッコ良かったです。
勇ましい大胆な変身を見せてくれた彼女ですが、カン・ハヌルさんとのラブでは乙女チックを可愛く可憐に演じていました。
ただ相手役のカン・ハヌル君の髪型がイマイチで私は彼の大ファンなんですが、もっとカリスマ性あふれるビジュアルにしたらもっと胸がときめいたかも・・・(笑)
綺麗な麗しい海賊にしてほしかった・・・(笑)
そして、最後に、悪役の逆賊プ・フンスを演じたベテラン俳優のクォン・サンウさんは悪役なので笑顔は一度もありませんがトップクラスのアクションは若手俳優に負けていません。
さすが、貫禄があるクォン・サンウさんは存在だけでも圧倒的なカリスマを放っていました。
本作は豪華で個性が強い俳優陣が集結し、とても見やすい面白い映画だと思います。


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韓国映画「非常宣言」あらすじと感想、豪華すぎる共演者たち

2023-08-11 | 韓国映画、は行


韓国映画「非常宣言」あらすじと感想。
今作で、妻を救うため地上から飛行機テロを解決しようと奔走するベテラン刑事のク・イノを演じるのは、「パラサイト 半地下の家族」「ベイビー・ブローカー」など数々の大ヒット映画に出演し、「第75回カンヌ国際映画祭」で韓国人初となる男優賞を獲得するなど、世界的な評価を受けるソン・ガンホ。
娘の治療のため飛行機に乗り合わせた乗客パク・ジェヒョク役には、「G.I.ジョー」シリーズ、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」など、ハリウッド映画にも進出し、近年では「イカゲーム」のカメオ出演で話題となった、韓国を代表するトップスターのイ・ビョンホン。
韓国映画界を牽引する大物俳優のふたりが、地上と上空でそれぞれが愛する人のために奮闘する姿を描いた航空パニック作品。
ソン・ガンホ、イ・ビョンホンの脇を固めるは、「殺人者の記憶法」などに出演し、カメレオン俳優として名高いキム・ナムギル、「シークレット・サンシャイン」でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞した実力派女優チョン・ドヨン、ドラマ「ミセン-未生-」のイム・シワンなど豪華キャストが集結!
<ストーリー>
「非常宣言」発令!? 逃げ場なしの飛行機内でバイオテロ発生。
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。
KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。
一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。飛行機へのバイオテロの犯行予告動画がアップされ、捜査を開始するが、その飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。
また、テロの知らせを受けた国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨン)は、緊急着陸のために国内外に交渉を開始する。
副操縦士のヒョンス(キム・ナムギル)は、乗客の命を守るため奮闘するが、飛行を続けるタイムリミットが迫り、「非常宣言」を発動。しかし、機体はついに操縦不能となり、地上へと急降下していく。
見えないウイルスによる恐怖と、墜落の恐怖。高度28,000フィート上空の愛する人を救う方法はあるのか……?!  (kstyle)より

   

ネタバレありの感想
元製薬会社に勤めていたテロ容疑者のリュ・ジンソク(イム・シワン)がトイレと機内で白い粉を撒きますが、それにさらされた乗客がすぐに死亡し、その時から乗客の中で咳をする人が増え、機内にウイルスが広がります。
イム・シワン君の冷ややかで狂気じみた悪役は強烈な印象を残すくらい悪者になりきっていて、鬼気迫るほど恐ろしかったです。イメージチェンジを果たした、こんな彼は見た事ありませんし、バイオテロによるウイルスの恐怖と操縦不能になった飛行機が墜落する恐怖は手に汗握る緊張感があります。
そして同便では多くの乗客や客室乗務員、そして機長までもが次々とウイルス感染の影響で倒れていき、とうとう「非常宣言」が発動されます・・・
ところが、自国への感染拡大を恐れ、アメリカも日本も緊急着陸を拒否しますが、なんと本国の韓国でも市民が着陸を反対するデモを空港で行っているのです。こんなところは韓国だなぁ~と感じる映画でした。
また、元機長だったイ・ビョンホンさんと副操縦士のヒョンス(キム・ナムギル)の過去の因縁もあり、元機長だったというビョンホンさんが最後に飛行機を操縦することになりますが、恐怖を感じながらも100%最善を尽くすリアルな命をかけた操縦は超~カッコ良かったです。
結局、本作はビョンホンさんの映画ということになるのでしょうか?(笑)
本作のウイルスの恐怖は今のコロナ禍に通じるものがあり、映画撮影はコロナ前からスタートされたようですが、バイオテロという映画を撮りながらコロナで撮影が延期されたことも皮肉なことですね。


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韓国映画「ベイビー・ブローカー」あらすじと感想、女優IUが未婚の母に

2023-05-05 | 韓国映画、は行



韓国映画「ベイビー・ブローカー」あらすじと感想。
是枝裕和監督、この『ベイビー・ブローカー』の準備をしている日々で話を聞くことが出来た子どもたち。
彼らは何らかの理由で親が養育を放棄し施設で育ったのだが、その中の何人もが、果たして自分は生まれて来て良かったのか?という生に対する根源的な問いに明確な答えを持つことが出来なかった。そのことを知って僕は言葉を失った。
この世に生まれなければ良かった命など存在しないと自分は彼らに言い切れるのか?
お前なんか自分なんか生まれなければ良かったという内外の声に立ち向かって強く生きようとしているあの子どもたちに向けて、自分はどんな映画を提示することが出来るだろう。
作品作りの中心にあったのは常にこの問いだった。
映画『ベイビー・ブローカー』はまっすぐに命と向き合い、登場人物の姿を借りて、自分の声をまっすぐに届けようと思った作品である。祈りのような、願いのような、そんな作品である。
(あらすじ)
赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった。
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。
ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(IU イ・ジウン)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。
彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。
「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。
一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが…。
<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの、特別な旅が始まるー。

 


「赤ちゃんポスト」に預けられた赤ちゃんを高く売ろうとするベイビー・ブローカーとそれを追いかける刑事、そしてその赤ちゃんの母親の物語。
「ベイビー・ブローカー」というタイトルですが、ドロドロした刺激的な要素はなく、思っていたより温かい人間ドラマが静かに描かれている作品でした。
ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナ、IU、個性の強い豪華すぎるキャストで、もちろん高い演技力を持つ俳優さんたちに満足しますが、特にIUちゃんの濃いメイクの未婚の母親役に注目です。でも、赤ちゃんに哺乳瓶でミルクを飲ませるシーンはぎこちなかったです(笑)
そして、もう一人、みんなと一緒についてきた男の子ヘジン役の子役の子がとても良かったです。

「子供を捨てるなら、産まなければいい」この言葉の重さは誰にも決めることができないのです。
この映画では、母になることを捨てた女性が赤ちゃんとの旅を通して、少しでも母親になれるように描かれていて、捨てられた子供が生まれたことを後悔したり、母親が産んだことを後悔しないことを伝えたかったと思いました。
それは、劇中、IUが電気を消した部屋で、皆一人一人に「生まれてくれてありがとう」と伝えるセリフがありますが、ここが本作の意味しているシーンだと思います。
赤ちゃんを中心にすべての人物が心を通わせるという最後は皆が幸せになってほしいと願う心温まるドラマでした。







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韓国映画「花、香る歌」あらすじと感想、パンソリ初の女流唄い手が誕生

2023-01-16 | 韓国映画、は行


miss Aスジ&リュ・スンリョン&キム・ナムギルの豪華競演が話題となった映画「花、香る歌」
本作は、女性が伝統芸能“パンソリ”を唄うことが禁じられていた朝鮮時代末期に、禁戒を越え誕生したパンソリ初の女流唄い手の知られざる真実の物語。唄とともに激動の時代を生きた稀代のヒロイン役をmiss Aのスジが務め、1年に渡る独特の発声の特訓を経て吹替無しで役に挑んだ。
脇を固めるリュ・スンリョン、キム・ナムギルとも、見事なアンサンブルを奏でている。
【ストーリー】
朝鮮時代末期。女性が伝統芸能のパンソリを唄うことは固く禁じられていたが、あきらめきれない少女チン・チェソン(スジ) は、性別を偽りパンソリ塾の門を叩く。
紆余曲折の末、朝鮮最高のパンソリの大家シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン) のもとで修業を積むチェソン。
1867年、時の権力者・興宣大院君(フンソンテウォングン/キム・ナムギル) が主催した宴に、危険を冒して臨むが…。
最後まで夢を信じる少女と、命がけで少女を支えパンソリの全てと愛について教えた師匠。
そして、ふたりの運命を握る絶対的な権力者。
運命に翻弄されたひとりの女性の知られざる物語。 (kstyle)



独自の発声を1年にわたって猛特訓し、吹替なしで演じきったスジちゃんのパンソリ初の女流唄い手が誕生しますが、「私は唄いたい、愛したい」という愛と運命の行方に終盤心が震えます。
日本人にとって韓国のパンソリという唄が身近にないので視聴していてパンソリの練習風景などの面白さは、さほど伝わってきませんでした。
そのため、スジちゃんのパンソリも上手なのか?どうなのか?分からないのが本当の気持ちです(笑)
また、師匠のシン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)とスジちゃんの師弟愛は美しく描かれていましたが、この二人の間に師弟愛以上のものがあったのでしょうか?
もし、あったとしたら、師匠役のリュ・スンリョンさんとスジちゃんでは無理があったように思いますが・・・リュ・スンリョンさんは素晴らしい俳優さんですが、歳の差恋愛となるともう少しイケオジの俳優さんで切なさを苦しいくらい表現してほしかったかなぁぁ~と勝手に思ってしまいました。
ただ、終盤に差別を無理やり貫き、興宣大院君(キム・ナムギル)が主催した宴でパンソリを唄うことになった女性のスジちゃん。
その時スジちゃんの唄を聴いていた大院君(キム・ナムギル)に面白い子だと言われ、その後、寵愛を受けることになります。
結局、このキム・ナムギルさんのシーンが本作の一番決定的瞬間だと思いました。
そして劇中、雪がシンシンと降り積もる素敵な映像美は目を楽しませてくれました。
ただ、本作はキム・ナムギルさんの名前を見て視聴した映画でしたが、大院君役はキム・ナムギルさんでなくてはダメっていうキャストではなかったです。







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韓国映画「ハード・ヒット 発信制限」あらすじと感想、チ・チャンウクが初の悪役

2022-09-21 | 韓国映画、は行

韓国映画「ハード・ヒット 発信制限」あらすじと感想。
本作は、銀行支店長ソンギュ(チョ・ウジン)が子供たちを登校させていた出勤途中の朝、“車から降りた瞬間、爆弾が爆発する”という謎の発信番号表示制限の電話(非通知電話)を受け、危機に陥るという、絶体絶命、制御不能、孤立無援、予測不能のノンストップ・アクション・スリラー。
果たして犯人の目的は一体? なぜソンギュは狙われたのか?
主演を務めるのは、「インサイダーズ/内部者たち」や「国家が破産する日」「SEOBOK/ソボク」の敵役としても鮮烈なインパクトを残した実力派俳優のチョ・ウジン。
本作がデビュー後初の単独主演となる。
そして「サバハ」(日本ではNetflixで配信)で見事な一人二役を演じ、一躍若手トップ女優の仲間入りを果たしたイ・ジェインが主人公の娘役を、更に日本で絶大な人気を誇る若手俳優チ・チャンウクが自身初の悪役として物語を翻弄する犯人役を演じる。
毎朝車で子どもを送り届けるソンギュにいつもの日常を一変させる運命の電話が鳴る。「シートの下に爆弾を仕掛けた」、にわかに信じがたいその電話を冗談だと思ったソンギュだが、見えない犯人から「助けを呼んでも車を降りても爆発するぞ」と脅される。
そして目の前で同僚の車が爆発! 制御不能な悪夢が現実だと悟ったソンギュは、孤立無援、絶体絶命の中で車を走らせる。泣き叫ぶ子どもたち、警察との攻防、そして遂に現れる爆弾犯。果たしてソンギュの運命と、爆弾犯の目的は!?
この大迫力のカーチェイスシーンは釜山にあるジャンサン駅周辺やヘウンデビーチ前、クナムロ(⻲南路)で撮影。大都会での撮影にも関わらず、ドローンなどのカメラを有効活用したカーチェイスシーンは、ダイナミックでスリリングな映像となっている。
<あらすじ>
銀行支店長として働くソンギュは、毎朝車で子どもたちを学校へ送り届けそのまま職場へと向かう。それはいつもと変わらない、当たり前の日常のはずだった。しかし一本の電話が彼の運命を一変させる。運転中にかかってきたそれは「発信番号表示制限電話(非通知電話)」。
声の主がソンギュに告げる「車から降りれば、仕掛けた爆弾が爆発するだろう」と。タチの悪いイタズラだと電話を切ろうとするソンギュ、しかし目の前で同僚の車が大爆発を起こす。警察に助けを求めることも、そして車を降りることも許されない絶体絶命の状況の中、ソンギュの日常は制御不能の悪夢へと塗り替えられてゆくのだが……。(kstyle)



(ネタバレあり・感想)
爆弾犯から、「パルン銀行のイ・ソンギュ支店長?」と電話がかかり、あなたの車のシートの下に爆弾があり、車から降りると爆発します、起爆装置は私の手にあり、位置も追跡しているので賢明なご判断をと言って、望みは9億6千万ウォンを現金で、更に17憶2千6百ウォンを指定の口座に振り込むことでした。車に乗っている子供たちにも知らせるように犯人は言いますが、車から降りたり外部と連絡を取ったり私を怒らせると爆発しますと脅迫する犯人。
そこへ同僚の副支店長から電話があり、誰かが私の車に爆弾を仕掛けたと言い、全財産を渡せと脅されていると・・・   しかし、目の前で副支店長の車が爆発するのです。
そして、犯人は大金を受けとるために緻密な計画を立てていたのです。
本作の爆弾の仕組みが車の座席から離れると爆発するというものなので、車から降りることはできませんが、車を停止することは可能だったので、激しい壮烈な車同士のカーチェイスのような「ノンストップ・アクション・スリラー」の見出しは少しオーバーな気がしました。
韓国作品によくある、お粗末な警察など、まぁ~ ツッコミどころはいくつかありましたが、爆弾犯チ・チャンウク君の初の悪役と言うことで見はじめ、なぜ犯人は銀行のイ・ソンギュ支店長を狙ったのか?徐々に明らかになり、爆弾犯チ・チャンウク君の危険な真実への復讐にハッとさせられます。内面は繊細な犯人役のチ・チャンウク君はハマリ役だったと思います。
私は、犯人が数年前に銀行からの不当取引で破産した事件をもっと世間にアピールするような演出と説得力があっても良かったかなぁと思いました。
作品的にはとても地味な展開なんですが、でも、家族愛なども描かれ、終盤からラストはなぜか心にじんわりと響くものがある物語でした。きっと犯人がチ・チャンウク君だったから?? (笑)
そういえば、最近映画館で見た、竹内涼真君と横浜流星君の映画「アキラとあきら」も銀行が舞台だったなぁ~と、ふと思い出しました。
私は流星君ファンですが、本作の竹内涼真君の熱い情熱的な演技も良かったです。
録画中の竹内涼真君のドラマ「六本木クラス」が29日で最終回なので、とても楽しみです!







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韓国映画「白頭山大噴火」あらすじと感想、豪華共演の話題作イ・ビョンホン

2021-09-01 | 韓国映画、は行



韓国映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」あらすじと感想。
イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、そしてマ・ドンソクという韓国最高の俳優陣が豪華共演を果たし、韓国の興行チャートで3週連続1位を達成し、観客動員数820万人超えの大ヒットを記録したタイムリミット・ディザスターアクション映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」。

朝鮮半島で最も高い標高2744メートルの白頭山は、朝鮮民族の“聖なる山”と呼ばれ、1000年に一度大噴火するとも言われている。もしも今、この活火山が本当に大噴火を起こしたら朝鮮半島はどうなってしまうのか……。

そんな決して絵空事ではない大胆なアイデアを映像化した本作は、キャストの豪華さからストーリーの壮大さまで、何もかも破格のスケール! 特にイ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソクという韓国映画界を牽引する三大トップスターの共演が実現。
命がけの任務に就く韓国特殊部隊の指揮官インチャン役にハ・ジョンウ。極秘作戦の成否のカギを握る北の工作員ジュンピョン役にイ・ビョンホン。大噴火を予見する地質学者カン教授には、マ・ドンソク。世界中から注目されるトップ俳優たちが、朝鮮半島の壊滅というとてつもない大惨事を阻止するため、タイムリミット75時間、わずか成功確率3.48%という命がけのミッションに挑んでいく男たちを熱く体現する。

迫力そのままに、轟音とともに北朝鮮と中国の国境にそびえる白頭山が噴火、その衝撃でマグニチュード7.8の地震が発生し、ソウル市内も大パニック、音を立てて崩れ落ちる高層ビルから間一髪で逃げるインチャン(ハ・ジョンウ)の姿が。この未曾有の危機的事態に、白頭山の地質に詳しいカン教授(マ・ドンソク)が「強い爆発でマグマ溜りの圧力を下げる」「つまり核爆発です」と驚くべき方法を提言する。インチャン(ハ・ジョンウ)ら韓国特殊部隊のチームが命がけで北朝鮮に潜入、核の行方を知る謎めいた北の工作員ジュンピョン(イ・ビョンホン)に接触する様子がスピード感と迫力あるガンアクションとともに展開。
一方、この未曾有の災害に市民も大混乱、インチャン(ハ・ジョンウ)の妻(ペ・スジ)らに橋の崩落危機が迫るなど、刻々と事態が悪化する中、期せずして運命共同体となっていくインチャン(ハ・ジョンウ)とジュンピョン(イ・ビョンホン)。

劇中、北朝鮮の方言から中国語、ロシア語まで複数の言語に挑戦したイ・ビョンホンは「さまざまな面を見せるキャラクターで、観客にもジュンピョンという人物を常に注視してほしいと思いながら演技をした」と語る。
対するハ・ジョンウも「自分の置かれた状況に合わせて責任感を持ち、作戦をどうにか成功させようとしながら成熟していく人物」と表するインチャン役を独特のカリスマ性にユーモアを加味して熱演。これが初共演の名優ふたりの演技合戦は見逃せない!

(あらすじ)
北朝鮮と中国の国境にそびえる火山・白頭山で観測史上最大の噴火が発生! 大地震が起き、ソウルでもビルは倒壊し、漢江は荒れ陸橋は崩壊。未曾有の事態に朝鮮半島は大パニックに陥る。史上最悪の災害を止めるため、政府は白頭山の地質分野の権威である大学教授カン(マ・ドンソク)に協力を要請。カンは半島を崩壊させるほどのさらなる大噴火が起こることを予測する。タイムリミットは75時間―韓国軍爆発物処理班の大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)は部隊を率いて、北朝鮮へ潜入し火山の鎮静化を図る秘密作戦を実行に移す。そのためにはまず作戦成功のカギを握る北朝鮮・人民武力部の工作員リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)を見つけ出し、次の大規模噴火を何としても食い止めなければならない。果たして彼らは、朝鮮半島の崩壊を阻止することが出来るのか!?  (kstyle)より


    


北朝鮮と中国の国境にそびえる白頭山が観測史上最大の噴火が発生。
朝鮮半島全域で大地震が起き、ソウルではビルが倒壊し、漢江はあふれ橋は崩壊します。
大尉チョ・インチャン(ハ・ジョンウ)の妊婦の妻ジヨン(スジ)も漢江に飲み込まれてしまいますが、あっという間に助かって次のシーンで生きていたことがあまりにも不明瞭すぎて不思議でした(笑)
都合のいいシーンはいろいろありましたが、自然災害というスケールの大きな映像と迫力あるガンアクションなど、韓国映画の熱量を感じる壮大な映画です。

また、白頭山噴火災害を最小限に止めるには、北の核兵器が必要だという大学教授のカン(マ・ドンソク)。 
マッチョなマ・ドンソクさんが本作では大学教授という静かな役だったのが印象的でした(笑)

また劇中、クスっと笑えるシーンも多く、エェ?これってコメディー映画なの?と感じる部分もあり楽しかったです。
特にビョンホンさんが大尉インチャン(ハ・ジョンウ)に韓国ドラマ「チェオクの剣」のラストをたずねるシーンは爆笑でした。結末が相当気になって仕方なかったようです(笑)

そして、その秘密作戦の運命共同体となっていく、大尉インチャン(ハ・ジョンウ)と北のジュンピョン(イ・ビョンホン)の出会ったばかりの男の熱い友情にホロリときてしまいます。
またイ・ビョンホンさんは二重スパイのようでしたが、自分の子供が生きていたことを知り北で再会したのをきっかけに大尉インチャン(ハ・ジョンウ)に子供を託すラストは北の工作員として、父親として、勇気ある決断だったと思いました。
1年後のエンディングは誰もが心を打たれる素敵なシーンでした。







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