韓国映画「復讐の記憶」あらすじと感想、イ・ソンミン&ナム・ジュヒョク、2023年作品。
映画やドラマで大活躍の名優イ・ソンミンと人気俳優ナム・ジュヒョクが初共演。
80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を心に誓い生きてきた。
認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に彫り、隠し持っていた拳銃を携え、60年前から計画していた復讐殺人を開始。ピルジュと親しい20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)が運転手として雇われるが、何も知らないインギュは犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。
記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれ同行するインギュ。二人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになるが……。
名優イ・ソンミンが、本作では特殊メイクで80代の高齢者に変貌。演技を超えた憑依的なオーラを発しながら観る者を圧倒する。
祖父と孫ほどの年の差があるこの二人がバイト先の同僚として出会い、イ・ソンミン演じるピルジュの復讐計画に翻弄されていく青年インギュを多彩な感情で演じるナム・ジュヒョク。
ポスターには「赤いポルシェ、拳銃、タトゥー、 80歳の友人は僕をとんでもない“復讐”に巻き込んだ!」というコピーが配され、ピルジュ(イ・ソンミン)が車から鋭い視線を外に向けるその横で、インギュ(ナム・ジュヒョク)が不安そうな表情を見せ、2人が向かう復讐劇の先に何が待ち受けるのか、衝撃の展開を予感させる。 (kstyle)
(感想)
過去に日本軍に協力した親日派だった権力者たちに復讐していく物語で、自分の復讐に日本が絡んでくるところは韓国映画だなぁ~と感じました。
また反日!と残念でイヤな気分になりましたが、物語が進むにつれて、本作は視聴者の受け取り方でまた違った方向性の作品にもみえてきました。
徴用工や慰安婦が出てきますが、驚いたことに反対に「過去に韓国が元に支配されたからと言って中国を憎んでいますか?それを歴史の一部として捉えているはずで、日本により近代化された台湾は今も日本に感謝している、韓国はいまだに強制略奪だ、慰安婦だと不満ばかり並べて戦争を続けている、老人たちの復讐にいつまで付き合う気ですか?」と、ある教授が語るシーンが登場します。ここは韓国人がどのような思いで見ていたのか気になるところです・・・
本作は年の離れた老人と青年が一緒に尊重し合いながら、老人の旅路を付き添うという素敵な物語のはずなんですが、いつものように日本軍のドラマだったことがとても残念で、それ以外の二人の素晴らしい高い演技力には魅了されます。
ただ1つ、イ・ソンミンさんにアクションシーンがいくつかあるのですが、老人にしては力が強くてパワーがありすぎでした(笑)
そして、終盤、本当に許せなかった最後の一人が分かりますが、結局、一番許せなかった奴だったのでしょう・・・一番の裏切者だったから・・・
反日によって国家を正当化している韓国って、自分たちのベトナム戦争の悪行や韓国兵がベトナムの女性を性的に暴行し、生まれて置き去りにした混血児(ライダンハン)の話は知らんぷりなんですね。
都合の悪い事は、なかったこと、ひた隠しに隠蔽する、韓国らしいといえばそうなんですが、韓国という国自体がおかしな国です。