「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

「SKYキャッスル」あらすじと感想、社会現象を起こした韓国ドラマ

2021-06-13 | 韓ドラ さ行、すせそ

韓国ドラマ「SKYキャッスル」あらすじと感想、最終回。
韓国で社会現象になった爆発的大ヒットドラマで自分の子供を一流大学に入れるために、あらゆる手段を使い奮闘する上流階級の親たちが皮肉たっぷりに描かれていますが、子供たちはストレスだらけで親の思い道理にはいきません。
まさしく現在の韓国の熾烈な学歴社会がテーマになっていて、興味をかきたてられる関心度が高いドラマです。
また高級住宅地「SKYキャッスル」に暮らす親子たちを中心に様々な人間関係が混ざり合い、受験戦争から明らかになっていく親たちの過去の因縁や出生の秘密などが幾重にも展開されていくところも刺激的です。
本作は登場人物の5組の夫婦役全ての俳優さんがアクの強いキャラクターをパーフェクトに演じ、視聴者を飽きさせない演出やセリフや俳優たちの名演技など見る者の心を引き付けます。
そして、もう一人、本作の鍵を握る入試コーディネーター役のキム先生を演じるキム・ソヒョンさんの人を馬鹿にしたような薄ら笑いには息をのむほどの嫌悪感を抱きます。美人なのでクールさが際立っていますが、その彼女にも人に言えない大きな秘密がありました・・・
また男性陣が演じる病院内での騒動や事件などコミカルでテンポの良い絶妙の演技も大いにウケ、思っていたほどドロドロ感はなく見やすいドラマになっています。韓国で高視聴率だったワケが納得するドラマです! 
最近「女神降臨」にも出演されていたカン教授役のチョン・ジュノさんが相変わらず素敵でした。何年か前にファンミやディナーショーなど何度も参加しましたが、まだまだイケメンぶりは健在です(笑)
後半からチョン・ジュノさんの過去の秘密が明らかになり衝撃を受けるジュノさんにも注目ですが、本作は子供の教育でいがみ合っていた夫婦が、最後は黙っていても心を許し合える最高の夫婦愛に胸が熱くなる物語です。本当に完成度の高い素晴らしいドラマでした。

あらすじ(ネタバレあり)
①高級住宅地「SKYキャッスル」に暮らす親たちは自分の子供を一流大学に入れるために必死です。大学病院のカン教授(チョン・ジュノ)と妻のソジン(ヨム・ジョンア)夫婦には二人の娘がいます。ある日、夫カン教授の先輩のパク教授(ユ・ソンジェ)の息子ヨンジェ(ソン・ゴニ)がソウル大の医学部に合格したことを知った妻のソジン(ヨム・ジョンア)。娘のイェソ(キム・ヘユン)をソウル大医学部に入れたい妻ソジンは、ヨンジェの母ミョンジュ(キム・ジョンナン)に合格のための秘訣を聞き出すのです。それは入試コーディネーターと呼ばれるプロを高額で雇ったという話でした。そしてソジン(ヨム・ジョンア)はその入試コーディネーターのキム先生(キム・ソヒョン)の獲得に成功します。
ところが、その数日後、入試コーディネーターのキム先生を紹介してくれたミョンジュは雪の降る深夜に銃で自殺を図ります。

②夜中に鳴り響いた大きな銃声。ミョンジュの死はSKYキャッスルの住民に衝撃と混乱を与えます。カン教授(チョン・ジュノ)の先輩でミョンジュの夫のパク教授は病院に辞表を出し急に引っ越します。そしてお酒に酔ったパク教授は「妻は子供のヨンジェに殺された、あいつは人間じゃない」とカン教授(チョン・ジュノ)に言います・・・
パク教授の後任には院長がスカウトした地方大学出身のファン・チヨン(チェ・ウォニョン)が教授に就き、SKYキャッスルに妻のスイム(イ・テラン)と優秀な息子ウジュ(チャニ)と引っ越してきます。その優秀な息子ウジュはソジン(ヨム・ジョンア)の娘イェソのライバルでもあったのです。
ところが、ソジン(ヨム・ジョンア)とスイム(イ・テラン)は同級生で、ソジンの過去を知っていたのです。
ソジンは子供のころ酔っ払いの父親から逃げて、名前をソジンに変え、誰もが憧れる医者の妻として生まれ変わりました。仲間のジニもスンヘも名門のお嬢様なので、大きなコンプレックスがあるソジンですが、すべて隠しています。
その後引っ越したパク教授の息子ヨンジェの忘れ物のタブレットをスイム(イ・テラン)から預かったソジンは、そのタブレットの中から亡くなった母ミョンジュと息子ヨンジェに関する受験の秘密を知ります。医大に合格したヨンジェは母から病気でも毎日毎日勉強させられた苦しい日々を耐えてきたのです。もうこれ以上両親の息子でいたくないと母にハッキリ言って、姿を消し医大に入学しませんでした。
そして残されたタブレットには、息子ヨンジェの両親に対する復讐のメッセージが残されていたのです。

③母のミョンジュが自殺した理由が分かったソジン(ヨム・ジョンア)は入試コーディネーターのキム先生(キム・ソヒョン)を訪ねます。ソジンは「復讐心を植えつけて合格させたのね。つまり手段と方法を選ばず、ソウル大医学部合格は、あなたにとって金儲けの道具」そう言ってコーディネーターを首にします。娘のイェソを名門大学に入れるためソジンは別の方法で優秀な講師を捜します。
一方、SKYキャッスル内で行われる読書会に誘われたスイムは課題図書を選ぶスンヘの夫チャ教授の一方的な考えを押し付ける姿勢に疑問点を投げかけます。

④自分の正体に気づいたスイム(イ・テラン)に噂を流されることを心配したソジンは、覚悟を決めスイムの家に行き、「私はミヒョンよ、でもここの住民と娘たちは知らないから、黙ってて、これが私よ」と強気で言いますがスイムは「飲んだくれの精肉店の娘だろうが、医者の奥様だろうが、あんたの人生をネタにする気はない」とハッキリ言います。
また一方、スイムが読書会に参加したことにより、読書会の存続を懸けた投票が始まります。主催者であるチャ教授は勝利を確信していましたが、事態は思わぬ方向へと向かい・・・ 賛成4、反対9、無駄な読書会は解散することに決まりました。

⑤読書会もなくなり、良い講師も見つからないソジン(ヨム・ジョンア)は「娘のイェソと失踪したヨンジェとは違う」と心に言い聞かせクビにした入試コーディネーターのキム先生(キム・ソヒョン)の事務所を訪ね、土下座してもう一度講師をお願いするのです。
ところが、その事務所に失踪していたヨンジェがやってきて、「この女を殺しに来た」とナイフで刺そうとするヨンジェからキム先生を守り自分が怪我をするソジン。キム先生は「ベストを尽くしてイェソをケアします」と言います。
また一方、コンビニで集団万引きをするソジンの娘イェビンたちを目撃したスイム(イ・テラン)はソジンを責めますが、ソジンは「あれはストレス発散のためのゲームで、私には私のやり方がある」と言って逆に「出しゃばるな」とスイムを怒鳴ります。

⑥若い医師たちは「最近、カン教授(チョン・ジュノ)が執刀すると苦情ばかりです」と言う声が聞こえてくる中、カン教授に恨みを持つ患者から追い回されるカン教授はガス銃を使ってしまい、その不祥事のせいでセンター長の座を逃し、スイムの夫のファン教授に奪われてしまうのです。
そんな時カン教授(チョン・ジュノ)に昔の恋人キム・ウネから「切実な頼みがあります」と電話がかかってきます。
一方、万引きを知らんぷりするコンビニ店員を不審に思った娘のイェビンは母ソジンの指図で動いていることを確信し家出を決めますが、途中でスイムに見つかり、やさしく声をかけるスイムを見て「ママは何もわかってくれない」と泣き出します。ソジンが迎えに来て「これからは嫌なことがあったら家でママにぶつけなさい」とイェビンに言います。

⑦家出したイェビンが持ち出したヨンジェのタブレットにあった「復讐の日が来た、明日には地獄を脱出できる、ソウル医大に受かった僕の役目は終わりだ、親子の縁はここまで・・・」という日記をスイムが読み、ある疑念を抱き始めます。この悲劇の中心はコーディネーターのキム先生でその影響を確信するのです。1つの家族を破滅に追い込んだキム先生・・・その話を聞いたジニ(オ・ナラ)とスンヘ(ユン・セア)は驚き、がっかりしたジニはソジンへの態度を変えてしまうのです。
そんな中、キム先生から地獄のような特訓を受けているソジンの娘イェソ。
ファン教授(チェ・ウォニョン)に敵対心を燃やすカン教授(チョン・ジュノ)は、イェソをウジュに勝たせたい一心で生徒会長への立候補を勧めるのです。更に母のソジンはキム先生にイェソが生徒会長になれるように頼むのです。
そんな時、妻を亡くしたパク教授がキム先生の前に現れ、「警告する、こんな不幸は私の息子だけで、我が家だけで終わらせろ、また同じ不幸が起きたらひっそりとあの世に送ってやる」と言って銃を構えたまま去っていきます。そのままパク教授はカン教授(チョン・ジュノ)を訪ね、「私の二の舞になるな」と忠告します。カン教授は家に帰り妻のソジンに「言い訳せずに、すぐにやめさせろ」と怒鳴るのです。
また、スイム(イ・テラン)もキム先生に会ってヨンジェの話が聞きたいとアポを取るのです。

⑧生徒会の選挙でスイムの息子ウジュとペアを組む有力候補の女生徒ヘナが目障りなソジンは、ヘナを辞退に追い込むように仕掛け、ライバルがいなくなったイェソは生徒会長に当選します。
一番、喜んでいるのはイェソの両親でしょう・・・
そんな中、ヘナの病気の母親が急変し亡くなります。スイムはヘナを優しく抱きしめてあげるのです。その後、母の遺品の整理をしていたヘナは1枚の写真を見つけ、自身の本当の父親が誰であるか知るのです。

⑨ソジンは娘イェソの生徒会長当選の祝いパーティーを夫婦同伴で開きます。その場でソジンたちはスイムがヨンジェを題材に小説を書こうとしていることを話したことで、それぞれ激しい議論がはじまります。
その後、キム先生から連絡を受けたスイムは、自殺した母ミョンジュのお墓の前で会いますが、キム先生は嘘の作り話をしてスイムの同情を引こうとします。
一方、父親の正体を知ったヘナはイェソやイェビンへの態度を変えていきます。不審に思ったソジンはキム先生に相談しますが、ヘナを調べていくうちにヘナの父親がカン教授(チョン・ジュノ)だとキム先生が知ります。

⑩スイムがヨンジェを題材に小説を書こうとしていることが問題になったSKYキャッスルでは住民総会が開かれます。反対署名を集め、悪びれる様子もなく平気な顔をして反対するソジンに幻滅したスイムはついカッとなって、ソジンの過去を話してしまい住民全員に知れ渡ってしまうのです。キム先生もソジンの過去を知り「何もかも手にした女はコンプレックスの塊だった」と言って軽蔑するような冷笑を見せます。
そして、その夫婦の喧嘩を聞いてしまい母ソジンの過去を知ったイェソの成績が落ちていきます。キム先生はヘナと言うライバルをそばに置く以外有効な方法はないと言ってヘナを家に入れるようにソジンに言います。
また、キム先生はスイムがヨンジェの小説を書くことに協力すると近づき、嘘の話をでっち上げスイムを騙します。スイムは自分の誤解から執筆を諦めることにします。




⑪娘イェソの成績を上げるため、家にヘナを同居されることにした母のソジン。ヘナはイェソの妹イェビンの家庭教師として成績を上げることで父のカン教授との関係を深いものにしたいのです。
また一方、クリスマスが近づいたある日、チャ教授とスンヘ(ユン・セア)の娘でハーバードに通うセリが帰国します。自慢の娘セリの帰国に喜ぶチャ教授は住民を招待してクリスマス会を開きます。
そんな時、ソジンはヘナの部屋でキム・ウネと夫カン教授が一緒に写っている写真を見つけます。まさかヘナが・・・?? そんなはずありえない・・・ ソジンは血液検査をしますが・・・二人は親子関係が成立・・・ 自分の父親が誰か知っていて家に来たことを知ります。ソジンはイェソが大学に合格するまでは誰にも知られてはならないと考えます。

⑫スンヘとジニの話からキム先生の作り話と嘘に気づいたスイムはパク教授に会いに行き、すべての悲劇はキム先生を中心に起きたことを改めて実感します。作り話はすべてスイムの執筆を妨害するためでした。キム先生の危険性を確信し、ソジンに注意を促しますがソジンは聞く耳を持ちません。
そんな中、ソジンは娘のイェソが、同居しているヘナに一緒に食事するのも嫌だと言い、苛立ちを抑えられないのです。ソジンも同じく夫の子供であるヘナの存在が目障りで、ヘナを呼び出すのですが、ヘナに交換条件を出されます。

⑬ソジンはキム先生を知る人物からキム先生の過去である、「交通事故を偽装して夫を殺害し、一緒にいた娘は脳に障害を負いますが、ジョージワシントン大に合格する天才だった」と聞きます。スイムからの警告を思い出し不安になったソジンはキム先生を訪ねます。キム先生は自分の障害を持った娘のところにソジンを連れて行き、「事故は証拠不十分で釈放されたけど誰も信じてくれなかった、その事故で主人は亡くなり天才だった娘は未来を失った、殺人犯として後ろ指をさされた、きっと娘が天才だと自慢しすぎたのかも」「10年経った今もケイを見るのがつらいんです」と、そして「優秀な子を教えることで傷を癒してきた」とソジンに話します。ところがこれもすべて彼女にとっては都合の良い嘘で同情を引くためだったのです。
逆に、優秀な子を壊すことで自分自身を慰めているように見えます・・・
また一方、ヘナは急に態度が大きくなり、部屋の模様替えやカードが欲しいなど、ソジンにわがままを言うようになります。
そんな中、スンヘの娘セリがハーバードに通っていたフリをしていた偽学生だったことがバレて大学が告訴するといい、スンヘは夫のチャ教授に嘘が分かってしまうのが恐ろしいのです。

⑭ソジンは危険なキム先生との関係を終わらせようとしますが、イェソは「ママがキム先生を非難することはできない、ママだって正体を隠してきたくせに、これは私の人生よ」と反発し、「私にはキム先生が必要なだけよ」と母に敵意を見せます。
そんな中、家のなかでヘナと喧嘩になったイェソは、ついにヘナが父カン教授の娘であることを知り、母のソジンとの溝がどんどん深まっていくのです。
そしてイェソはキム先生に「私は本気で、ヘナを殺してしまいたい」と電話します・・・

⑮スイムの息子ウジュの誕生日会の日にヘナがゲストハウスのベランダから転落し救急搬送されます。しかし、カン教授(チョン・ジュノ)は後から搬送された院長の孫の手術を優先し、処置が遅れたヘナは命を落としてしまうのです。
一方、SKYキャッスルでは警察の捜査が入り犯人捜しが始まり、親たちはお互いの子供に罪をなすりつけ合い、取っ組み合いの大喧嘩になります。その場にいたスイムは、独りぼっちでむなしく逝ったヘナをふびんに思い憤慨するのです。本当にいい大人が情けないです・・・

⑯その後、キム先生の策略により、ヘナの殺人容疑でスイムの息子ウジュが逮捕されます。そして、キム先生は何があってもウジュを有罪にすると決定づけます。
母のスイムは無実の罪を晴らそうと懸命になりますが、警察は話を聞いてくれません。
そんな時、ウジュがヘナから「キム先生が私は「勉強道具」だと言ったことにムカついて気分が悪かった」と話したことを思い出します。
そんな中、大好きだったヘナが父カン教授の娘であることを知った次女のイェビン。ヘナの葬儀の日、接待でゴルフに出かけた父を「ヘナさんが娘とも知らず、お葬式にも出なかった、パパは人間じゃない」と悲しそうに伝えます。

⑰ヘナが自身の娘で、キム・ウネの子供だったことを知った父のカン教授は、妻のソジンに「その事実を黙って隠し、自分を「お父さん」と呼べないまま逝ったヘナを、せめて救急搬送された病院で子供だと教えるべきだった」と妻を責めるのです。我が子とも知らず、ヘナを殺してしまった罪を悔やむ父・・・
そんな中、ヘナはキム先生の試験問題流出を知り、キム先生を脅迫していたことを知り、ソジンはヘナを殺した犯人がキム先生だと確信します。

⑱父のカン教授はヘナの死にキム先生が関わっていることをソジンとイェソの話を聞いて知るのです。しかし、警察にキム先生を連れて行こうとする父カン教授に妻のソジンは「あなたが手術室を追い出したから死んだのよ、人に責任を押し付けないで」と言われ泣き叫ぶ父です。
更に娘イェソの試験問題流出がバレたら今までの苦労と人生が終わってしまうという妻ソジンの言葉に苦しみ、家を出ていきます。そして、父のカン教授はパク教授を訪ねます。パク教授は「人生は長い、大学なんてどうでもいい、このままでは娘が病むぞ、今のうちにお前が取り除け、俺はそれが出来ず、妻を死なせ、ヨンジェに苦労させた、無実の人に罪をかぶせた罪悪感は一生消えない」と忠告します。そして、3代医師家系を作るために妻のソジンを受験がすべての母親にしてしまったことを後悔する夫です。
そしてその夫であるカン教授と3代医師家系を作るという母(祖母)は大喧嘩になります。





⑲無実のウジュのことでイェソが精神的に病んでいることに気づいた母のソジンは、覚悟を決め警察へと向かうのです。警察から出てきたソジンを「よく決心した、心配するな、イェソは乗り越えられる、これが正しい道だ、立派だ」と言って、妻ソジンを抱きしめるのです。二人の大きな夫婦愛を感じるシーンで胸がジーンと熱くなりました。
ソジンの証言によりウジュの無実は証明され、キム先生の事務所に家宅捜査が入り、警察に追われることになります。
カン教授とソジンは「償いきれない罪を犯しました」と丁寧にウジュに謝ります。
その一方で試験問題流出が明るみになり自主退学処分を受けることになったイェソは、高卒認定を受けて、来年大学受験すると自分で決めます。

⑳最終回。キム先生が逮捕され、面会に訪れたソジンは「あなたの利己的な母性・・・ヘナを殺したのはあなたと私・・・あなたは私とまったく同じです」とキム先生に言われ、自分の過去の行動を悔やむ母です。
そして、カン教授は病院を辞め、ソジンたち家族はSKYキャッスルを去っていきます。

その後、スイムは「さようならSKYキャッスル」の小説を出版し、パク教授に最初に渡しに行きます。残念ながら本はヒットしませんでしたが、スイムは「子供のために本を書けたからしあわせよ」と皆に言います。これを聞いたソジンは「なぜそれをそんなにも止めたんだろう。今思うと、本当に笑える」と言って、皆で笑います。
そして、ソジン、スイム、スンヘ、ジニたち4人の主婦たちは相手のことを思い合う友情でこれからも結ばれていくことでしょう。
それぞれの家族は全ての欲を捨て、受験戦争から学んだ教訓を真摯に受け止め、最後は感動的な夫婦愛が描かれた素敵なドラマでした。

ところが・・・
そんな中、SKYキャッスルを引っ越したソジン一家に代わり新しい住人がやってきますが、その母は、ソジンのように自分の子供を名門大学に入れようと必死で、入試コーディネーターを捜していました・・・ おわり


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韓国ドラマ「スタートアップ」IT業界が舞台、あらすじと感想

2021-05-15 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「スタートアップ、夢の扉」あらすじと感想、最終回。
ナム・ジュヒョク&スジ共演のフレッシュな豪華共演のドラマ「スタートアップ」はタイトルに込められた「はじまりと成長」が描かれた物語です。
舞台は最新のテクノロジーが交差するIT企業の、「サンドボックス」で成功を目指す若者たちの現代を生きる日常が描かれていきますが、技術は進化しても変わらない人間の温かさや愛情なども丁寧に盛り込まれた、人のぬくもりを感じるドラマになっています。特に物語の開発者としての鍵となるダルミ(ペ・スジ)の祖母ウォンドクを演じるキム・ヘスクさんのベテラン女優の深みのある演技に胸が熱くなること間違いありません。
またヒロインのダルミ(ペ・スジ)を取り巻く個性的な俳優たちに人気スターのナム・ジュヒョク君が陰のある天才エンジニアを演じ、時に激しく、また趣味が編み物というチョット変わった人柄のギャップも可愛いく映っています(笑)
また、孤児で子供のころダルミ(ペ・スジ)の祖母ウォンドク(キム・ヘスク)に世話になり投資家として成功したジピョン役には「幽霊を捕まえろ」のキム・ソンホ君が扮し、ナム・ジュヒョク君に負けないくらいの幅広い演技で存在感を残しています。本作の2番手役が本当に惜しいくらい魅力的なジピョン役を演じていました。その彼が劇中「スタートアップは苦しい時間が長い、でも好きなことをやっていれば耐えられるでしょう」この言葉が若者たちへの苦言なんです・・・ とにかく祖母ウォンドク(キム・ヘスク)、ダルミ(ペ・スジ)、ドサン(ナム・ジュヒョク)、ジピョン(キム・ソンホ)、4人の繊細な表情と涙の演技に引き込まれます。本作は挿入歌も素敵で、ドロドロ感もなくサラッと観れる魅力的なドラマでした。

あらすじ(ネタバレあり)
①皆が憧れる劇中に登場する「サンドボックス」とはIT業界では安全が守られるセキュリティ機構のことをいい、本作の重要なキーワードの1つになっていて、皆が「サンドボックス」での成功を目指しています。

子供のころ仲が良かった姉のインジェ(カン・ハンナ)と妹のダルミ(ペ・スジ)。
ところが起業家を目指す父親に愛想をつかした母は姉を連れて離婚し、その後大富豪と結婚します。妹のダルミと一緒に暮らしていた父親は事故で亡くなり、残されたダルミ(ペ・スジ)を元気づけようと祖母のウォンドク(キム・ヘスク)は当時、自分が世話をしていた孤児のジピョン(キム・ソンホ)に文通の代筆を頼みます。
そうとは知らないダルミ(ペ・スジ)は差出人がナム・ドサンという人物からの手紙を心の支えに辛い日々を乗り越え、いつのまにかナム・ドサンに恋をしてしまうのです。
15年後、両親の離婚によって離れ離れになっていた姉のインジェ(カン・ハンナ)と再会。
今や立派な起業家となった姉に今までの生き方を否定されたダルミ(ペ・スジ)は見栄を張り、かつて文通していた実際には面識のない初恋の人ナム・ドサンと起業すると嘘をついてしまいます。そんな時、祖母ウォンドク(キム・ヘスク)の前に投資家として成功したジピョン(キム・ソンホ)が現れます。また本物のナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)は会社サムサンテックを友達と起業しプログラムの開発に成功して仲間たちと喜び合っています。
②祖母ウォンドク(キム・ヘスク)は姉に見栄を張り困っているダルミ(ペ・スジ)のためにナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)を捜してほしいとジピョン(キム・ソンホ)に頼みます。
ジピョンはドサンを捜し出し報酬を払うから「手紙の人物」になってほしいと頼みます。
ところが、ドサンはお金ではなく自分の会社サムサンテックを「サンドボックス」へ入れてほしいと言います。
ところがジピョンは君たちに投資することは出来ないとキッパリ断り帰っていきます。
ところがダルミ(ペ・スジ)が姉と会う約束をしたIT交流会にドサンがスーツ姿で現れます。
そして、そんな二人の姿を会場の隅から見守るジピョン(キム・ソンホ)でした・・・
③その会場には別れた母も来ていて、ダルミは母に「今幸せです、あの日の選択に感謝しながら生きているから罪悪感を持たないで、もっと幸せになるから、姉さんには負けているけど3年後には追いついて私の方が成功しているから」と大口をたたいてしまいます。
その夜ダルミを家まで送ってあげるドサンも前向きなダルミに興味を示し、いつでも電話してと言って、名刺を渡します。
本当の文通の相手ではなく、成功した起業家でもないドサン。ダルミに嘘がバレてしまったらダルミはどうなるのでしょうか?心配です! 更にそれ以上にダルミを心配しているのはダルミの祖母に恩があるジピョン(キム・ソンホ)で、何かとダルミを気遣い見守っています。
そして、ダルミはドサンを見習って「サムサンテックのドサンのように起業家になる」と会社を辞めてしまいます。
④また一方で姉のインジェは自分が築き上げたモーニンググループ会社を義父の裏切りで長男に取られてしまい、1から起業を起こすことになります。ここからドサン、ダルミ、インジェの3人は「サンドボックス」へ入る夢に向かって進んでいくのです。
そして、1次選考に合格し3人は2次選考で顔を合わせることになり、ダルミはなぜここにドサンと姉のインジェがいるのか驚きます。そして、2次選考でダルミと姉のインジェは代表になる資格を得ましたがドサンは失敗します。
ドサンはダルミに「騙してごめん」と下を向いてしまいます。(まだ手紙をジピョン(キム・ソンホ)が書いていたことは知りません)そして、ダルミは「ドサンたち3人が、サンドボックスに入るには代表が必要なのよね」と伝えます。本当はダルミも共に歩む同伴者を捜していたのです。ダルミは「私をサムサンテックの代表にして」と言いますが、同じく姉のインジェもドサンを誘っていたのです。そして、ドサンはダルミの方を代表に選びます。
⑤そして、ダルミは優秀なデザイナーのチョン・ハナを誘って5人のチームを作り新しい事業モデルを構築し、実現可能な事業を作って他のチームと競い合い、投資家たちの前で発表します。
サムサンテックから代表であるダルミが堂々とした発表をし合格します。
とうとう、「サンドボックス」への夢が叶ったドサンとダルミ。姉のインジェカンパニーも同じく「サンドボックス」へ入りました。
ダルミは嬉しさのあまりドサンに抱きつきますが、それをジピョンが見ていました。
⑥また、ダルミは嘘までついていつも自分の力になって助けてくれるジピョン(キム・ソンホ)に疑問を感じています。そんなダルミにドサンは「ジピョンとは兄弟のような特別な関係なんだ、だから助けてくれるんだ」とまた嘘をつきます。ダルミはジピョンに「これからも家族のように導いてください」とお願いします。その後、ダルミはジピョンから仕事のことで厳しく注意を受け、代表としての自覚に目覚めていくのです。
⑦ダルミは母の再婚相手のモーニンググループのウォン・ドゥジョン会長にAIによる人員削減事業案というハイレベルな提案書を出しましたが、利用されるだけでした。ドサンは僕が価値ある人材になるからと言い、悔しさを隠しきれないダルミはドサンにあなたが話した視覚障害者向けのアプリを作ろうと話します。ドサンは目が悪いダルミの祖母のために考えたのです。
そして、二人は熱いキスを・・・ダルミは文通での初恋の思い出にとらわれず、ただ目の前にいるドサンが好きだと言い、ドサンは喜びホットします。しかし・・・二人の愛を知った時のジピョン(キム・ソンホ)が心配・・・ ところがそんなジピョンのアドバイスのおかげで、どんどん代表として立派に成長していくダルミが頼もしいです。
⑧更にダルミは祖母ウォンドクの視力が悪くなっていくことを聞いてショックを受け泣き続けますが、そんなダルミにドサンは温かい言葉をかけてあげて二人の愛は一層深くなっていきます。
その後、ダルミはジピョンが事業計画書を修正してくれた文章の文字をみて、疑問を感じます。昔、文通をしていた時のドサンの筆跡とそっくりだったのです。さらにドサンとジピョンの誕生日も同じだということも思い出し、何か怪しいものを感じますが、彼を好きすぎて怖くて聞けないダルミなんです。



⑨ダルミの祖母を訪ねたジピョンは「もうこれ以上ダルミを騙したくない、ダルミに真実を話して謝ります、この状況がイヤなんだ、すいません、ダルミが好きです」と真剣に伝えます。祖母は「ダメよ、ドサンとダルミの交際がうまくいっているから、今更好きになったらダメよ」と言いますが、ジピョンは怒って帰っていきます。その日、ダルミと祖母の携帯が入れ替わってしまったことで昔の手紙のことを全て知ってしまったダルミです。
⑩ジピョンから祖母に頼まれてナム・ドサンという名前で手紙を書いていたことを聞いたダルミは大きく傷つき、ドサンからの涙の謝罪にも背を向け、会うのは会社だけにしようと言います。
また、ジピョンもダルミに「あなたが好きです、でも返事は期待していないので聞き流してください」と自分の正直な気持ちを伝えます。
二人の男性の間でどちらが本当のドサンなのか?いろいろな事が重なり、パニックで自信を失ったダルミでしたが、今まで頑張った成果を発表するデモデーで自信を持ってステージに上がれるように努力するダルミです。
そんな時、エレベーターで一緒になったジピョンとヨンサンの二人。ヨンサンは「こんな頼もしい人がなぜ兄に残酷なマネを?なぜ兄を殺したのか」と問い詰めるヨンサンに「兄がいることも知らないのに、僕は君の兄をしりません」と言いかけたとたんにヨンサンはジピョンに殴りかかろうとします・・・実はジピョンは5年前のデモデーでヨンサンの兄キム・ドンスの審査員をして当然の指摘をしたまでです・・・そしてジピョンは今回12回のデモデーの審査員を欠席します・・・
⑪12回のデモデーはダルミたちが優勝しました。ダルミはジピョンのおかげで優勝できたことを電話しますがジピョンは休暇を取って休んでいました。
また一方、祖母とダルミが暮らしている家にスーツケース1つで母がやってきてビックリします。ダルミは祖母に悔しくて一緒には暮らせないといいますが、やさしい祖母はダルミの母である嫁を許すのです。
その後、ジピョンはアレックス支社長の「トゥスト」とサムサンテックが投資ではなく、30億で買収契約を行うという話を聞いてダルミを訪ねますが、すでに二人は契約に行ってました。
ジピョンはこの契約は会社ではなく技術者目当てで買収し、契約が締結された瞬間にサムサンテックは空中分解されると話しますが、事実を知らないダルミとドサンは契約書にサインをします。
⑫世界的な企業と合併買収されたサムサンテックはアレックスからダルミとデザイナーのハナが解雇され開発者の3人ドサンとチョルサンとヨンサンだけがサンフランシスコの本社に行くことになると聞かされます。ドサンは契約を覆すといいますが、60億という違約金がかかっていて、更に今回の買収契約に至った理由がただ技術者だけが欲しかったという胸の痛む事実まで知ることになります。
腹を立てるドサン・・・必死に涙をこらえるダルミ・・・二人にとってつらすぎる別れの傷を残すことになります・・・
また、ドサンはジピョンにダルミの祖母が目が悪くてやがて失明します、ヌンギルはダルミのおばあさんのために作りました、どうか助けてくださいと告げます。ジピョンは祖母の元に駆けつけます・・・
⑬ダルミはジピョンから「勝てない敵なら味方になれ」という言葉を聞きます。
ダルミは姉のインジェカンパニーの戦略企画チームの応募の面接を受けに行きます。姉と一緒に仕事をすることになり、ダルミは新しくチョンミョンカンパニーを分社して代表になります。ヌンギルは世界最大の財団に引き継がれ開発と投資を約束してくれます。
また一方でモーニンググループは国内最大のAIセンターを設立。ドサンたちも「トゥスト」の主要部署に昇格し、そろそろ3年の契約期限が終わるころになりました。
3年という月日が流れ、休暇で韓国にやってきたドサンはサンドボックスでジピョンを見かけ当惑します。その時ダルミのチョンミョンカンパニーの全てのシステムが麻痺しダルミは危機にぶつかりますが、ちょうど帰国していたドサンたちが解決してくれました。
騒動の中、再会した二人ですが、この件でチョンミョンカンパニーの開発者二人がやめてしまいますが、この二人はモーニンググループに引き抜かれていたのです。
⑭また、一時帰国したドサンたちですが、3人もやっぱり韓国がいいと韓国に残ることになり、また一から起業することになります。そして3人はダルミの積極的なスカウトでチョンミョンカンパニーと一緒に自律走行車の開発の仕事をはじめます。
⑮ドサンとダルミは再びお互いの愛情を確認し3年前に約束した自律走行車の技術で大きな挑戦をはじめます。そして姉のインジェとお互いにレベルアップしながら仲良く仕事する姉妹ですが、姉のインジェはモーニンググループの話になると対抗心を燃やすほど負けず嫌いな性格ですがダルミも似ているところがあります(笑)そして、ドサンの後押しで自律走行システムの入札に参加することになります。
最終回、
ダルミの会社チョンミョンカンパニーのハッキングの犯人がシン・ヒョンとジョンの元開発者だと分かり黒幕がモーニンググループの長男だと判明しました。
そして、この事件を対処できるまで成長したダルミを見て、ジピョンはもう自分の出番がなくなったようでちょっぴり寂しさを感じます。
そして、ダルミたちは自律走行システム入札の書類審査に合格します。
代表のユン・ソナク(ソ・イスク)はチョンミョンカンパニーに対する投資を決定、ジピョンにも投資に対して忠告します。ドサンも素直な気持ちでジピョンからの投資を受けたいと話し、投資に「感謝します」と二人は握手をします。
また一方、ダルミの母は祖母のためにアメリカンドックのお店を開店します。祖母はドサンに「ヌンギルのおかげで今の生活があるわ。頼みの綱よ、本当にありがとう」と手を取ってお礼を言います。
祖母はジピョンを訪ね、「泣いても笑ってもいい、私に会いに来て、独りに慣れちゃダメよ、これからは寂しい思いをしないで、私がいる」と言って二人は涙しながら抱き合います。
今度は姉のインジェが祖母を訪ねてきて、視力を失った祖母は「本当にインジェなの?」と聞き、インジェは「遅くなりました」と答えます。そうやって二人はお互いを抱きしめ合い、涙を流します。ソ・インジェに戻ったことを家族に知らせ「やっと来ることができました」と伝えます。
ドラマのラストは結婚にゴールインしたドサンとダルミの結婚写真が映し出され、爽やかなhappyendで幕が閉じました。


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韓国ドラマ「潜入弁護人」ミスター期間制、あらすじと鑑賞コラム

2021-04-07 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「潜入弁護人」ミスター期間制、あらすじと鑑賞コラム。
(あらすじ)
韓国有数の法律事務所に勤めるキ・ムヒョクは、勝つためなら何でもするエース弁護士。ところが、彼が担当した女子高校生刺殺事件の裁判で思いがけない不祥事が発生。その責任を負わされたムヒョクは、身に覚えのない濡れ衣を着せられ、事務所を解雇された上に弁護士資格まで剥奪される。このままでは終われない。自分を陥れた陰謀と謎のまま終わった事件の真相を暴くために、ムヒョクは身分を偽り臨時教師キ・ガンジェへと変身。事件のあった名門校で型破りな潜入捜査を開始する。だがそこは、一部の生徒たちが王者のように振る舞う特別な世界だった。果たして彼は事件の裏の深い闇を解明し、真犯人を捕らえることができるのか……?



「逆賊」「とにかくアツく掃除しろ!」カリスマ俳優ユン・ギュンサンが初の弁護士役に挑戦! 陰謀によって資格を剥奪された辣腕弁護士が巨大な権力の闇に立ち向かう痛快クライム・エンターテインメント。
1つのエピソードから「大きな物語」へ
「潜入弁護人~Class of Lies~」は、上位0.1%が通う名門高校を舞台にしたドラマである。ああ、ドロドロした学園ミステリーものか、とスルーしてしまう人がもういたら、あまりにもったいない。この作品は、そうした小さな物語で終わらないからだ。
回を追うごとに思わぬ方向へとストーリーが展開し、話のスケールが大きくなっていく。どんどん謎が深まり、現在の韓国社会が直面する驚くべき問題が浮き彫りになる。この点がまさに、1つのエピソードから「大きな物語」を描き出す、韓国ドラマの醍醐味である。

花男ユン・ギュンサン&陰影に富んだ演技で魅せるイ・ジュニョン。
「潜入弁護人」には、K-POPアイドルが生徒役として多数出演しているのだが、「演技ドル」揃いで、陰影に富んだ個性的な演技に、思いのほか大きく心を揺さぶられた。なかでもユ・ボムジン役のイ・ジュニョンが素晴らしい。一瞬の表情で観るものを圧倒する凄みのある演技に、何度釘付けになったことか! U-KISSのラッパー、ジュンとしてデビューしたイ・ジュニョンだが、他の出演作も観たくなる期待の実力派若手俳優だ。

主演の弁護士役キ・ムヒョク(ユン・ギュンサン)の最初の印象は、朝鮮時代からの伝統的な花男。ふっくらした頬はかつて美男の条件であり、富の象徴でもあった。最近の若者は細くなり顎のラインもシャープになったが、ユン・ギュンサンのようなぽちゃぽちゃ顔を久しぶりに見て、ほんわか気分。最初はただのお調子者にしか見えないユン・ギュンサンだが、ストーリーが進むにつれ、世の中に希望を取り戻してくれるような正義の「大木」(スタイル抜群の高身長!)に見えてくる。

女子高生殺人事件の背後に隠された驚愕の事実を共に暴いていく「仲間」もいい。最近の韓国のトレンドは「仲間」とともに協力して目標を達成していくものが多いが、脇役である仲間たちの魅力が光るのも、韓ドラならではだ。是非、ハッカー(イ・スンウォン扮)でムヒョクの相棒の、何度も見返したくなるようなお茶目な手の動きや表情に注目してほしい。

スクールカースト、貧困、入試…現実はドラマを超える!?
社会派ミステリーともいえる本ドラマは、幾つもの韓国社会が抱える問題を浮き彫りにする。①スクールカースト、②子どもの貧困、③不公正な入試と学校教育の危機などである。
①のスクールカーストは、名門私立高校が舞台だけに、カースト上位にくるのは、政治家、弁護士、銀行頭取、事業家といった有力な親を持つ、裕福な家庭の生徒たちである。最底辺は「社会配慮者選考」と呼ばれる特別枠で入学した、貧困家庭や児童養護施設の生徒たちだ。教育の機会均等を目指して導入された制度だが、実際にはドラマのストーリーのように陰湿ないじめに遭うことが多いという。
②の子供の貧困問題は日本でも深刻だが、ドラマでは児童養護施設出身の生徒が2人登場する。1人は何者かに殺される。もう1人は彼女を殺害した嫌疑をかけられ拘束される。こうした児童養護施設で育った者が、ヒロインや重要な役どころで登場するドラマが韓国では実に多い。例えば最近のものでは、「梨泰院クラス」「椿の花咲く頃」「スタートアップ:夢の扉」がそうだ。本ドラマでも、スーパーエリート弁護士である主人公キ・ムヒョクは、実は児童養護施設で育った人物だったという設定であった。
③の不公正な入試と学校教育の危機は、親の圧倒的な資本力や情報力で大学入試の合否が決まるという極めて不公平な現実がある。ちなみに韓国では、受験を制する条件は「母親の情報力、父親の人脈、祖父の経済力」という。

日本では韓国の大学入試というと、遅刻しそうな受験生をパトカーで会場まで送り届ける「大学修学能力試験(日本でいう共通テスト)」による一発勝負のイメージが強いが、実際にはペーパーテストによる選考はおよそ2割にすぎない。大学進学者の実に8割は、高校の成績と学校内での活動成果(学内大会の賞歴やサークル活動など)を記した学習履歴などで合否を決める「随時選考」(AO入試)と呼ばれる方式で選抜されている。ここに不正が入り込む余地があるのだ。

劇中の名門高校でも、教員たちが有力な親を持つ一部の生徒に対し、「随時選考」に有利になるようにと、日本ではとても考えられないような「特別措置」を採っていた。
いったいどうやって? どんな手口で? と気になった方は、是非ドラマを観てほしい。ドラマの脚本は高校の実態調査を重ねて書かれたというだけに、リアリティ満載である。決して誇張されたものではないことは、実際に毎年複数の高校が摘発されていることからもわかる。ただ、明るみに出るのは氷山の一角で、保護者の悪事や教員の不正は、ドラマよりも現実のほうがもっと巧妙で強烈である。つまり、現実がドラマを上回っているのだ。
  (kstyle)より








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韓国ドラマ「ストーブリーグ」社会現象となった話題作ナムグン・ミン主演ドラマ

2020-12-19 | 韓ドラ さ行、すせそ

韓国ドラマ「ストーブリーグ」あらすじとドラマ紹介。2019年作品、全16話
万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」は、監督の立場が弱く、コーチたちはチーム内で対立、選手もプレー中にミスを 連発するなど問題だらけ。さらには指名を受けた新入選手側が入団を断るほどで、球団運営陣は頭を抱えていた。そんなドリームズを立て直すためにやってきたのは、なんと野球未経験のゼネラル・マネージャー。野球経験はないものの、数多くのスポーツチームを優勝に導いてきた手腕が買われ就任した彼は、早速腐った根っこからチームを正すべく、スター選手のトレ ードなど型破りな改革を始める。彼の斬新な戦略は選手やフロント陣の反感を買い、対立してしまう。果たして彼の戦略は成功をおさめ、チームを優勝に導くことができるのか?
毎回予想を覆す展開と出演者たちの光る名演技で、第1話で5.5%ほどだった視聴率は見る見るうちに上昇し、最終話では19.1%を記録! 一桁を記録することも少なくない地上波ドラマで異例の快挙を成し遂げた。韓国ではスポーツをテ ーマにしたドラマのヒットは、チャン・ドンゴン主演の「最後の勝負」以来、実に25年ぶりで、ドラマ関連グッズも制作され人気を博すなど社会現象になった。また、「第56回百想芸術大賞」ではテレビ部門ドラマ作品賞、「ソウルドラマアワーズ 2020」では韓流ドラマ優秀作品賞を受賞した。



既存の野球ドラマのように選手がメインではなく、主人公として描かれるのはGMを始め球団を運営する会社スタッフたち。手に汗握る交渉や戦略は見ごたえ十分で、困難を打破した時の爽快感は100%! また、仕事以外に抱える悩みや家 族問題の描写にも共感できる点が多く、彼らの頑張りに勇気づけられる。もちろん、野球好きならもっと楽しめること間違いなし。実際の球団内部を覗いたようなリアルを味わえることも魅力的で、日韓の野球事情の類似点や相違点を見つけるのも面白い!
ジャンル問わず活躍し、日本でも人気を誇るナムグン・ミン(ドクタープリズナー・キム課長)が野球経験ゼロのGMペク・スンスを務め、子役出身で演技力に定評があるパク・ウンビン(法廷プリンス -イ判サ判-)が球団のために奔走する運営チーム長のイ・セヨンを好演している。2人は時代劇ドラマ「ホジュン~伝説の心医~」以来6年ぶりの共演で、彼らのケミストリー(相手との相性)は必見! また、ドラマ「シグナル」のイ・ジェフンが若きIT社長として特別出演を果たしたことも話題になった。
TSUTAYA先行でレンタル開始。
○Vol.1~8:2021年3月3日(水)レンタル開始
○Vol.9~16:2021年4月2日(金)レンタル開始
<あらすじ>
万年最下位のプロ野球チーム“ドリームズ”は、またしても最下位でシーズンを終える。そんな中、責任を取って辞任したゼネラルマネージャーの代わりに新たに就任したのは、野球未経験で知識もない異色の経歴を持つペク・スンス(ナムグン・ミン)だった。早速チームの改革に乗り出したスンスはスター選手であるイム・ドンギュ(チョ・ハンソン)をトレードに出すと言いだす。それを聞いた運営チーム長のイ・セヨン(パク・ウンビン)をはじめフロントスタッフは猛反発する。しかしチームの強化に成果を見せるスンスを次第に信頼しはじめるセヨンたち。ところがスンスの採用を決めたオーナー会社の常務クォン・ギョンミン(オ・ジョンセ)は、赤字続きのチームを解散させようと企んでいたのだった。 (kstyle)







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「世界で一番可愛い私の娘」あらすじと感想、母と三姉妹の愛

2020-12-15 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「世界で一番可愛い私の娘」あらすじと感想、最終回。2019年作品、全108話。
3人の娘を支えながらソルロンタンのお店を営む元気印のお母さん役を演じるのは大ベテランのキム・ヘスクさん。本作でも毎日ガミガミと物を言う韓国の典型的な母親に扮し、愛する3人の娘たちの世話に大忙しですが母親の底力はさすが韓国のオンマ、キム・ヘスクさんです。
長女のミソンを演じるのはドラマ「馬医」のユソンさん。家事に育児に仕事に奮闘するワーキングママをリアルに好演しダメ夫や嫁姑問題あるあるバトル戦も展開されて笑いの渦に包まれます。本作のユソンさん、最高に楽しかったです!
また次女のキャリアウーマンのミリを演じるのはドラマ「ハッピーレストラン」など多くのヒット作に出演されているキム・ソヨンさん。「ハッピーレストラン」で共演されたイ・サンウさんと結婚されましたが、1話に夫のイ・サンウさんが特別出演されていました。劇中ソヨンさんの恋人役の俳優ホン・ジョンヒョンさんとのラブシーンに嫉妬されていたとか(笑)これは女優さんを妻にした夫の運命ですね・・・ソヨンさんのファッションが素敵でした。 
三女の小説家ミヘに扮するのは新人女優のキム・ハギョンさんで、「あの笑顔がまた見たいなぁ」と思えるような明るさが好印象でした。恋の相手役には女優ユジンさんの夫キ・テヨンさんが出版社編集長役でイケメンぶりを発揮、純粋な三女ミヘが恋に落ちてしまうのも分かる気がします(笑)さらに次女ミリの会社の後輩役で恋人のテジュ役にホン・ジョンヒョンさんなど爽やかなイケメン揃いの男性陣も登場して三姉妹と絡んでいくところにも注目です。
さらに長女のダメ夫やソルロンタン店母の弟や長女ミソンの舅、また三女の元カレなど女性陣に頭が上がらない弱々しい態度の男たちのユーモアセンスもその場を盛り上げてくれて爆笑です。本作は毎回、家族内の非常事態や騒動が多いドラマで出生の秘密や傲慢な財閥が登場しますがドロドロ感はそれほどなく見やすいドラマで、母と三姉妹が繰り広げる家族の愛と絆に心から共感すること間違いなしのホームドラマです。
後半過ぎ、韓国独特の財閥に嫁がせた娘からお金をたかろうとする意地汚い家族たちが登場して話の流れが変わっていきますがストーリー展開はさらに盛り上がります。
でも韓国ドラマって子供にお金を無心する親がよく出てきますが、これって韓国の現実なんでしょうね。よく韓国芸能界でもニュースになっていますね。



あらすじ(ネタバレあり)
ソルロンタンのお店を営みながら、慎ましい生活を送っている母ソンジャ(キム・ヘスク)には3人の娘がいて、それぞれが個性的で苦労も多いのです。
長女ミソン(ユソン)は夫の両親の近くで姑ミオクの嫁いびりに耐えながら幼稚園の娘ダビンと夫とともに暮らすワーキングママ。育児と仕事に追われる毎日ですが夫は母親の言いなりになっているダメ夫。そんな長女ミソンの生活を助けているのが母ソンジャ(キム・ヘスク)。
ところが母ソンジャ(キム・ヘスク)がどうしようもないダメ夫をたたいたことで、双方の家族が大喧嘩になり、ふだんミソン(ユソン)たちの面倒を見たこともなかった姑ミオクが子供ダビンの面倒を見ることになり、「ソウル大に必ずいれてみせる」と意地の張り合いになってしまいます。おまけに養育費まで要求する姑ミオクです!でもこの家族は舅がミソンの味方なので救われます。その後、姑ミオクに不倫疑惑が(笑)・・・子供たちや夫に迷惑をかけてしまった姑ミオクは心から反省し家族に謝罪し、習い事のゴルフや陶芸の会もやめてしまいます。長女ミソン(ユソン)も今まで親を頼りすぎていたと反省し家政婦さんを頼むことにします。また一方、ダメ夫はいろいろな趣味の道具が多くありすぎて1つ部屋を借りて自分の時間をエンジョイしていましたが、ミソンに見つかり離婚を迫られることになります(笑)おまけに全てダメ夫の収集した宝物のロボットや釣り竿や自転車などを売り飛ばしてしまったのです。(笑)妻のミソンは経済的に二人で共稼きしながら家のローンを返済しているのに自分だけが仕事に家事に育児にと忙しくしていることに反発しています。そのため仕方なく家政婦さんを頼みますがこの家政婦さんが最悪の女性で、ある日娘のダビンがいなくなり心を痛め、子供のために会社を辞めようと決心するのです。ところが会社を辞めたとたんに近くに住んでいる姑に呼び出される機会が多くなりうんざり気味のミソンです・・・(笑)



また、次女ミリ(キム・ソヨン)は高学歴でHSグループの一流企業に勤めるキャリアウーマン。気が強いところもありますが苦労ばかりしている母を一番気の毒に思っている優しい娘です。ある日、新入社員で入ってきたテジュ(ホン・ジョンヒョン)が自分の部下になり、またHSグループの代表がチョン・インスク(チェ・ミョンギル)に代わったことで、今までの環境が大きく変わり始めます。次女ミリ(キム・ソヨン)と部下のテジュ(ホン・ジョンヒョン)は仕事をしていくうえで親密になりお互いに好意を寄せ合うようになります。また、母ソンジャ(キム・ヘスク)の娘3人はとても仲が良いのですが、次女ミリ(キム・ソヨン)は母親が違います。母ソンジャの義妹が幼い時家の前に捨てていった子供でした。
ところがその子供を捨てた母親がなんとHSグループ代表チョン・インスク(チェ・ミョンギル)だったのです。次女ミリ(キム・ソヨン)はすぐに気づきますが実の母インスクは気が付きません。そしてもっと複雑なのがテジュ(ホン・ジョンヒョン)を育てたのがインスク(チェ・ミョンギル)だったのです。母親のインスク(チェ・ミョンギル)が次女ミリ(キム・ソヨン)を捨てて、HSグループ会長の弟ソンスと結婚した時会長の息子テジュ(ホン・ジョンヒョン)は4歳でした。その後まもなくテジュの母親が亡くなり、一人で泣いているテジュをみてテジュの母親代わりをしてきたのです。新入社員のテジュはHSグループの御曹司だったのです。
母親のインスク(チェ・ミョンギル)は冷たくて無慈悲で欲深い会長(テジュの父)に見下されても会社でたたかれてもテジュが味方なら耐えられるとテジュに言います。母を捨てないでといってテジュを頼ってくる母に自分は可愛い娘を捨てたくせに何を甘えているのと腹立たしくなります。そして次女ミリ(キム・ソヨン)は会社で母であるチョン・インスク代表(チェ・ミョンギル)にどうしても反発心が出てしまい反抗的になってしまうのです。そして何も知らないチョン・インスク代表もミリに敵対心が生まれます。また、部下で年下のテジュ(ホン・ジョンヒョン)は、「カン部長(キム・ソヨン)が女に見えます。愛しているみたいです」と告白します。年下男子のストレートな愛の告白っていいですよね。純粋すぎる愛情ですがやがて自分が会長の息子だと分かる日が怖くないのかなぁ??まぁ~若さで乗り越えるでしょうけど、今からミリが心配。そんなミリは創立記念日に母であるチョン・インスク代表(チェ・ミョンギル)の演説に衝撃を受け会社に辞表を出します。
母の生き方にはついていけないと思ったのです。やがて母チョン・インスク代表はミリが娘だと気が付きますが、マスコミの記者に娘のことを聞かれ、ミリの辞表を受理することにします。娘を遠ざけようとするのですね。それに比べソルロンタン店の母ソンジャは次女ミリを我が子のように可愛がり、姉妹たちもミリが叔母の子供だと知りながら本当の家族のように接する姿に感動しました。見ていて気持ちがいい家族愛です。ここが高視聴率の決め手かなぁぁ!!その後、母親のインスク(チェ・ミョンギル)はテジュとミリが付き合っていることを知るのです。自分が捨てた娘と自分が育てたHSグループの跡取りが付き合っていたなんて、複雑な心境でしょう。ましてやミリが自分の子供だと会長に知れたら自分の立場が悪くなり恐れています。ところが会長も二人の関係を知ってしまい激怒します。
そして、ミリの方から「私は結婚できない、母親に捨てられた子供だから、ソルロンタンの母親は継母だけど本当の娘のように育ててくれた、でもそれでも捨てられた子だという事実から抜け出せない」と涙を流しながらテジュに告げます。(この時捨てた母がインスクだとは知らせていません)その後、中国の出張から戻ったミリは空港でハン・テジュが常務取締役に人事異動になったことを知ります。
ミリはテジュンがHSグループの跡取りで自分を弄んで裏切られたことにショックをうけます。でもテジュは心からミリを愛していて、もっと早くに自分の正体を明かすべきだったと後悔し反省しています。ミリにとっては自分だけが彼に振り回され愛や結婚に惑わされ崩れたのは自分の責任だと感じているのでしょう。こんな惨めな自分を情けなく思っているミリです。会社に辞表を出したミリでしたが、テジュはミリがカン部長として戻ってくることを待っていて、その席を空けています。
その後、実の母インスクと父の命日で大喧嘩になり母の薄情で意地悪な人格を軽蔑するのですが、そんな時、会社に戻るようにテジュの父である会長から呼び出されるミリ。
会長はチョン代表(母のインスク)のようになりたくないのか?私が後ろ盾になってやるといいますが、ミリは「私は代表みたいになりたくありません、私は代表よりもっと高いところに上がりたいです」と怖いほどの野心を見せるのです。
ミリは長かった髪を切り「2年以内にHSアパレルを業界1位にしてみせます」と言い切ったミリに、その時今のチョン・インスクの座をミリに与えると会長が言います。そして、テジュをしっかり補佐し、インスクから守るように言います。結局、ミリとテジュは普通の関係に戻りますが、ミリと母インスクの関係は今まで以上に泥沼化していきます。
また会社の中で自然と顔を合わせ仕事するテジュとミリはやっぱり別れることができずにいます。そんな二人にテジュの父である会長は二人の結婚を認めるのですが、チョン代表(母のインスク)は大反対をします。
ミリは愛するテジュを傷つけることができず会社を去る決心をします。ミリは母のインスクに「あなたの勝ちよ、あなたのためじゃない、彼を本当に愛しているから去るの、こういう感情は分らないでしょうけど愛するとはこういうことよ、自分は傷ついてもいいけど、彼が傷つくのは死んでも嫌なの、そして私たちも最後にしましょう、どんな形でも会うのはやめましょう」といって母と会社から去っていきます。

ところが、そこへ父である会長の後妻ナ・ヘミが子供のテホと外国から戻ってきます。そして後妻ナ・ヘミは子供のテホを利用してこの家を乗っ取る気です。後妻ナ・ヘミには兄弟たち味方が多くテジュには誰もいなく力もまだ足りません。インスク(チェ・ミョンギル)はだから一刻も早く力を蓄えるため味方になる人を見つけなさいと言うのです。そのためにインスクはソンイルグループの令嬢であるソヒを勧めたと言います。
そんな時、後妻ナ・ヘミがミリの作り上げた取引先を全部変えようとして問題が発生します。そうなればテジュは全ての信頼を失ってしまいます。そして、テジュの座を狙っている後妻ナ・ヘミと兄のナ・ドジンからテジュを守るためにミリはテジュとの結婚を決めるのです。母のインスクは仕方なく結婚を認めることになりますが、ミリの家族が大反対の中結婚式を挙げる二人です。母のインスクとミリの母娘関係がいつバレてしまうのかドキドキします。
そして、二人は会長と後妻ナ・ヘミが住む家で一緒に暮らすことになります。後妻ナ・ヘミはミリに「私はグループ総師の妻でチョン・インスクはこの家の執事でありテジュの乳母にすぎない」と教えるのです。ところがそんな時、実の母インスクの家族である弟が会社のことで金銭問題を起こしインスクが会長に頭を下げている姿を見ることになります。母インスクは自分の兄弟たちのことで何度もつらい思いをしてきたようです。特に自分の娘を会長に売ったインスクの母がひどい母親で金銭問題が起きるたびにテジュがお金を工面したことも会長が知り最悪の状態になります。
テジュはインスクを助けたことで後妻ナ・ヘミの兄ナ・ドジンに弱みを握られて何も意見が言えないのです。また会長は嫁になったミリに「姉妹たちの管理を怠るな、家族のせいで破滅したくなければ、いいな」ときつく言い聞かせます。でもテジュは後妻ナ・ヘミの兄ナ・ドジンやナ・ギョンチョルなどナ・ヘミの親戚がやっている悪行などの収賄を父である会長が見逃していることを知っています。またそんな時テジュはお酒に酔ったインスクの弟からインスクに娘がいたことを聞くのです。
その後、会長や後妻ナ・ヘミやテジュもインスクの娘を捜しはじめます。そして皆がミリのことを捜しはじめた時、ミリは昔会長から娘を置いてくることを条件に結婚したインスクのつらい過去を知ることになります。またテジュも母のように慕っていたインスクの娘が妻のミリだったことを知り大きな衝撃を受けます。この真実に耐えられないテジュです・・・二人がこの事実を知りながらテジュに話さなかったことに大きな心の痛みを受けているようです。
母のインスクは自ら身を引き会社に辞表をだしますが、そのことでテジュは会長である父と大喧嘩をすることになります。そして、ミリが妊娠します・・・その娘ミリのことが会長の耳に入り、全てのことにケリをつけるため死のうとする母インスク。
そんな母に「私子供ができたの、わかめスープは作っていって、今まで私に何かしてくれた?死ぬ前に母親の役割を果たしていってよ」とミリは泣き叫びます。
はじめて二人は心から満たされた母娘愛できつく抱き合うのです。このシーンは視聴者にとって一番の号泣する感動シーンだと思います。
子供ができてミリとテジュの愛はさらに深いものになりますが、父である会長は母と娘でこの家に入りこの家を乗っ取ろうとしている女とは離婚しろと言いますが、テジュは離婚はありえないときっぱり伝えます。
その後、父である会長や後妻ナ・ヘミたちとの対立が激しくなりますが、血筋を最も大事にする会長はテジュを失うことができずミリに何事もなかったように静かに戻ってくるように伝えますがミリは条件を出します。「テジュを常務からHSグループの副会長にそしてミリはHSアパレルを私に下さい」と言います。
そして「私はあなたが母(インスク)にした仕打ちを絶対に許さない、母に謝罪してください」と涙を流しながら訴えます。ところが、父である会長や後妻ナ・ヘミはミリの子供だけ奪ってミリを追い出す計画を立てていました。



三女のミヘ(キム・ハギョン)は22歳の時にトルダムギル出版社から本を出して文学賞を受賞したことがあります。その後スランプでくすぶっていた時トルダムギル出版社の編集長ウジン(キ・テヨン)と出会います。ウジンも父が残したトルダムギル出版社も継ぐために韓国に戻ってきますが、カン・ミヘ作家を捜していたのです。
カン・ミヘ作家は磨けばウジンが望む作品を書くことができる人だと分かっていたのです。ウジン(キ・テヨン)は三女のミヘ(キム・ハギョン)と契約をし彼女が気持ちよく執筆できるように助けていきます。ところが8年間付き合って別れた恋人ジェボムが何かとお節介を焼きミヘの周りをうろつきます。
これって三角関係になるのかしら・・・??と普通は予想しますが、とにかく編集長ウジンが一人だけめっちゃ!カッコ良すぎて浮いている三角関係です(笑)
そして、ミヘは自分の家族の話を書き始めます。ウジンも全ての人間関係は家族からはじまる、家族がいるから幸せだったり力になったり傷つくこともある、そうだ君の家族の話を書くことを勧めます。ところが話を進めると必ず余計な人物である元彼のジェボムが現れてしまうのです(笑)その後も三女ミヘはバツイチで性格が悪い編集長ウジン(キ・テヨン)にゾッコンで、そんなミヘに元彼のジェボムも振り回されています。
そんな時、突然、出版デザイナーというソ・ヒジンが現れますが、なんとウジン(キ・テヨン)の元妻だったのです。ところが元妻が現れてもミヘの恋心は強くなる一方です・・・そして編集長ウジン(キ・テヨン)もミヘに対して、最初は違ったけど、ミヘの小説を読みながら彼女のことが好きになったと言います(笑)ウジンにとってミヘは特に綺麗でセクシーじゃないけど優しくて純粋な彼女の生き方に心が温かくなったようです。
でも、ミヘと付き合う気は全くないと言うウジン。ウジンはミヘが本を出したらアメリカに帰るつもりだと言う。それに対してミヘは積極的で「私は死にそうなんです。編集長がいないと生きていけない。私をなんとかして。
アメリカに行かないで二人で何とかしましょ」と言い、彼を困らせるのですが、面食らってオロオロする年上のキ・テヨンさんに爆笑です。こんな慌てふためくキ・テヨンさん、初めて見ました(笑)爆笑シーンです。そして、ウジン(キ・テヨン)は明るく純粋なミヘにだんだん惹かれていき、「もう一人で食事をしたくない、父さんや母さんの記憶や傷を全て忘れて新しく始めたい」と思うようになります。
二人はやっと素直な気持ちになってラブラブになりますが、そんな時元カレのジェボムが突然ミヘにプロポーズしますが見事に振られるジェボムです。
ところがミヘが好きなウジンは離婚というトラウマからいまだに抜け出せず結婚することに負担を感じています。でもミヘにしたらいい大人なんだから、そこは大きな愛で克服してほしいものですね!
その後、「ソルロンタン店の女たち」というミヘの2冊目の小説が出来上がり、ウジンから「おめでとう」とネックレスをプレゼントされるミヘです。そしてお互いに愛し合っていることを確認した二人でした。



終盤、風邪の症状が続くソルロンタン店の母ソンジャは内科の病院に行きますが、そこの医師から大きな病院に行って精密検査を受けるように言われます。そして結果は肺がんの末期だと医師から告げられます。
母ソンジャはこの真夏に家族みんなを集合させ大量のキムチを作りをはじめます。ところが疲れている長女のミソンから「真夏になんで100株もキムチ作りをするの、いつも子供たちを呼ばないで別の趣味を見つけて」と怒って帰ってしまいます。
皆忙しく誰一人病院について行けず一人がんの宣告を受けた母はその夜寂しく泣き崩れます。そして一番はじめにインスク(チェ・ミョンギル)がソンジャの病気に気が付き、余命3か月だと知ります。
そしてソンジャが片づけられなかった子供たちの問題を自分が引き受け少しは安心して逝けるように自分が見送ってあげたいと心から思うのです。インスクは、はじめに長女のミソンに知らせ、母ソンジャは抗がん剤治療をはじめるのです。3人の娘たちは常に元気な母が永遠に生きると思っているのです・・・そのつらさと悲しみは、計り知れないものがあります。
母は治療をやめて自分の家に帰ってきます。そして三女ミヘとウジンの結婚式が盛大に行われた夜、娘たち3人に見守られながら静かに息を引き取ります。そしてソンジャの葬儀の日、インスクはミソン、ミリ、ミヘに「お姉さんが私にあなたたちのことを頼んだの。これから何かあったら私に相談してね。」と話します。
また一方、インスクに浮気現場を見られ弱みを握られた後妻ナ・ヘミはインスクと娘だったミリのことを記者に話したことでニュースになります。自分とインスクの立場がどうなるか賭けに出たようです。そのことでテジュが記者会見をし二人の結婚はインスクの策略ではないと真実を話します。
その後、会長が倒れ、後妻ナ・ヘミは主治医が入院させるように言いますが会長を放置します。やっとインスクが入院させ奇跡的に目を覚まします。会長は記者に秘密をバラし浮気までしていたことに憤慨し家を出ていけとナ・ヘミを追い出します。
最終回、母の葬儀が終わり1年後、ミリに男の子が誕生し夫のテジュはHSグループの会長に就任し新しい経営を目指します。三女ミヘは「ソルロンタン店の女たち2」が出版され、読者たちが第3弾を待ち望んでいます。
また長女のミソンはダビンが小学生になり銀行の広報に復職することになりました。亡くなった母ソンジャは娘たちの成長を天国から喜んでいることでしょう。そして3人の娘たちはすぐに母が恋しくなり母ソンジャの墓地を訪れる姿で幕を下ろしました。












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韓国ドラマ「スイッチ」あらすじと感想、グンちゃんが詐欺師に

2019-11-22 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「スイッチ」あらすじと感想、最終回。
2018年作品、全16話
前作視聴したドラマが偶然にもスンホンさん演じる詐欺軍団を
題材とした「プレーヤー」と全く同じ内容のドラマだったことに
一瞬愕然としましたがスンホンさんやグンちゃん演じる優れた
頭脳を持つ天才詐欺師がどんなピンチも切り抜け悪を退治する姿は
スカッとして痛快です! (笑)
本作はグンちゃんが一人二役に挑戦した話題作で、司法試験に
合格するほど優れた頭脳の持ち主でしたがある理由で試験が
受けられず検事になれなかった天才詐欺師ドチャンと
クールで正義感が強い検事ジュンスという両極端なキャラクターを
グンちゃんらしく見事に演じ分けています。
その天才詐欺師ドチャン(チャン・グンソク)は個性的な
詐欺軍団を率いていて、チーム4人で詐欺を仕掛けていく
息の合ったチームワークはみどころの1つです!
天才詐欺師ドチャンは検事になるのが夢だったので、詐欺師の
仕事とはいえ1度は検事になれたことは幸せだったのでは?と
思えるほど完璧でカッコよい検事でした。(笑)
また事故に会い意識不明になった検事ジュンスに代わって
詐欺師のドチャンにジュンスの代役をさせる女性検事ハラ役には
ユチョンの映画「海霧」に出演された地味目のハン・イェリさん。
検事ハラ(ハン・イェリ)は熱血派ですが、天才詐欺師ドチャンと
検事ジュンスとの3人の関係は微妙で、ハラの恋心はどちらの方の
比重が重いのか?そんな3人の関係からも目が離せませんが、
グンちゃんファンは劇中ハン・イェリさんとのキスシーンが
なくてホットしたとか?喜んでいたそうですよ・・・(笑)
ハン・イェリさんは一重の目と透き通るような白い肌がとても
魅力的な女優さんですが、最近はキム・ゴウンさんや
パク・ソダムさんのような自然の容姿がブームをつくっていますね。
優しい眼差しと時には強烈なカリスマあふれるクールな姿で多様な
演技を見せてくれますが、本作の検事ハン・イェリさんは
メッチャ!カッコ良かったです!
また、本作はグンちゃんの入隊前最後の作品になり、制作発表では
「責任感も大きく1シーン1シーンを撮りながら心の準備をしている。
人生に残るようなキャラクターを仕上げるために着実に努力しながら
撮影している」と語ったグンちゃんの渾身の力をあつめた本作に
注目です!



あらすじ(ネタバレあり)
事件を追っていた検事ジュンス(チャン・グンソク)は、謎の事故に
遭い意識不明になります。
また一方、危機にあった詐欺師のドチャン(チャン・グンソク)を
助けた検事のハラ(ハン・イェリ)は検事ジュンスにそっくりな
ドチャンにジュンスのフリをしてほしいと代役を頼みますが、
検事ジュンスになったドチャンも悪の何者かに襲われ、仲間の
詐欺軍団に助けられますが、悪の黒幕は検察や警察意外の背後に
誰かほかの人物たちがいることを感じはじめます(詐欺軍団のこと)
検事ジュンスは麻薬組織を追っていて襲われました。
その組織のボスは検察や外交部まで動かす力のある組織で、
税関検査を受けない外交官の特権免除で密輸をさせていました。
そしてこれを悪用して死体や武器や麻薬を運んでいて、その麻薬で
得たお金が権力者の資金源になっていたのです。
ところが誰もそのボスを見たことがなく、それぞれの検事ジュンスが
追っていた男がゆいつその組織のボスの顔が映った映像を
もっていたのです。でもその男も殺されてしまったのです。
そしてただ分かっているのは、そのボスのあだ名が「ヒグマ」だと
いうこと!
それを聞いた詐欺師のドチャンは仲間のポン監督に「検事ジュンスが
ヒグマという男を捜していた。偶然自分も捜していた男だったので
そのためにも検事ジュンスの代役を続ける」と話します。
ドチャンは20年間そのヒグマを探し続けていたのです。
それは、20年前そのヒグマに父親を殺され復讐の機会を狙って
いたのです。
ここから、悪の黒幕と検事ジュンスとハラ、そして詐欺軍団たちの
攻めや守りが繰り広げられ、検事ジュンスの入れ代わりもその時の
やむをえぬ事情で相手に偽物が分かってしまいそうでドキドキ
ハラハラの激しい騙し合いの攻防戦がはじまります! 
まぁ~いつものことながら、腐りきった検察や弁護士や政治家や
警察までも賄賂が横行し誰も信じる者がいない韓国ドラマです(笑)
今の日韓関係や韓国芸能界を見ても分かるようにクリーンな世界が
韓国にはいつ訪れるのでしょうか?ドラマも一緒!
また、後半過ぎに亡くなったと思っていた詐欺師ドチャンの父が
登場し、ストーリー展開がますます面白くなってきます。



悪役のクム・テウンは美術館の代表ですが、それは偽りの姿で
裏では麻薬などでお金儲けをし殺人も厭わない人物です。
そして一生困らない財産があるクム代表ですが、「100億ウォン
あれば贅沢ができる。1000億ウォンあれば人を動かせる。
だが世の中を動かすにはその10倍から100倍は必要だ」という
とてつもない野望を抱いている人物です。
そんな大それた野心を抱く男と戦っていくドチャンたちですが
その悪のクム・テウンが黒幕の「ヒグマ」だったことが分かり
この腐りきった悪循環の元を断ち切ろうと必死になります。
まぁ~すべてがお金という政治や法に正義なんて無い国で
それが韓国という今を映し出していますね~~?!

終盤、検事ジュンスの姿で父親と再会したドチャン。
父は20年ぶりに息子の前に現れて、悪のクム・テウンを捕まえる
ために一緒に「盛大に詐欺を働こう」と誘います。
息子のドチャンは久しぶりに会ったのに「父も変わってないなぁ」と
思うことでしょうが、この時、父は検事のジュンスを見て
息子のドチャンだと分かっていたのです。
ところが、クム・テウンの罠にハマったドチャンを助けるために
父親を目の前で殺されてしまうのです。
これで2度も自分の目の前で父親を殺されてしまうドチャン・・・
この時体を震わせながらむせび泣くグンちゃんの気迫に胸が
熱くなりました!過酷な運命を感じるシーンです!
最終回、
悪のクム・テウンが捕まり最終公判が行われる中、彼は自分が捨てた
実の息子ソンドゥの真実の告白によってすべての罪が有罪となり、
死刑を言い渡されます。
裁判が終わった後「僕はやることを済ませたからもう自分の道を進む」
というドチャンにハラは彼と父親が写っている写真を渡します。
さらにドチャンはポン監督をはじめとした詐欺チームを解散しますが
彼らはすぐに皆が集まり同じく悪のターゲットに向かっていきます。
手術をした検事ジュンスも体調が回復しハラと一緒に不正腐敗を
撲滅するために奮闘し皆が幸せな結末を迎えました。







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韓国版「空から降る一億の星」ドラマ紹介、ソ・イングク主演

2019-11-05 | 韓ドラ さ行、すせそ

韓国版「空から降る一億の星」のドラマ紹介。数奇な運命に翻弄される男女と、少しずつ明らかになっていく真実に胸が締め付けられるラブストーリー。「ロングバケーション」「半分、青い。」など、数々の高視聴率ラブストーリーを描いてきた北川悦吏子による原作脚本で、2002年に平均視聴率22.6%を獲得した同名日本ドラマの韓国リメイク版。原作では衝撃のラストが話題となったが、「空から降る一億の星<韓国版>」の驚きの結末とは―?原作にはない新たな展開も盛り込んだ内容に期待が寄せられる。ソ・イングク演じる主人公ムヨンは、人懐っこく近づいてきたかと思うと、手のひらを返したように突然冷たい態度を取る孤独な男。ムヨンを通じて抗いがたい魅力を放つミステリアスなソ・イングクにも注目だ。
【あらすじ】
広告デザイナーのユ・ジンガン(チョン・ソミン)は幼い頃に両親を失い、20歳年の離れた兄ユ・ジングク(パク・ソンウン)と2人で暮らしている。ある日、親友ペク・スンア(ソ・ウンス)の陶芸展に招待されたジンガンは、パーティーのスタッフとしてやってきたビール会社の従業員キム・ムヨン(ソ・イングク)と出会い、彼の失礼な発言に憤慨。兄のジングクもまた陶芸展に向かう途中でムヨンとすれ違い、彼の眼差しになぜか胸騒ぎを覚えるのだった。
一方、スンアは恋人である財閥御曹司チャン・ウサン(ト・サンウ)が有名教授の陶芸品を彼女の作品として展示したばかりか、作品解説のトークショーまで準備していることを知ってウサンを責める。2人の会話を耳にしたムヨンは偶然を装って作品を壊し、スンアが嫌がっていたトークショーを阻止。スンアはたちまちムヨンに夢中になり、彼と付き合い始める。
しかしムヨンが別の女性と映画館にいる姿を目撃したジンガンは、スンアへの気持ちが本気だとは思えず、ムヨンに会うたびにケンカ腰になってしまう。そんな中、女子大生殺人事件を捜査していたジングクは、数々の手がかりからムヨンが事件に関与していると直感するが……。

1.腕グイされて強引にキス!理屈を超えた瞬間
軽蔑していたはずなのに、姿を消したムヨンの行方が気になって仕方のないジンガンは、自分の気持ちに気付き始めていた。そんなとき急に現れたムヨン。動揺して立ち去ろうとするも、同じく想い募らせていたムヨンがすかさず腕グイしてキス! 拒めたのに遂に受け入れてしまったジンガンは、「二度と会わない」とその場を立ち去るのだった。



2.ケンカしてもお互いを思いやってすぐ仲直り
すれ違ってばかりだったふたりも、付き合ってからはすぐに仲直りできるように。去る者追わずだったのに「もう戻ってこないかと思った」と不安がるムヨンや、「がむしゃらに探した?」「私が帰るって言ったら、今度は引き留めてね?」とわざと拗ねるジンガンがかわいい。でも一番かわいいのは、そんな複雑な乙女心も理解したくてうんうんと聞いているムヨン!



3.相手の一番の幸せが自分といることだと確信
周囲の強い反対に板挟みになるジンガンを想って身を引こうとしたムヨンだが、「私はどこへも行けない。行っても意味がない」と泣き出すジンガンに、犠牲があろうともお互いの幸せはふたりでいることだと確信するムヨン。似た者同士のお互いを求めあい、今度こそは徹底的に隠れて会おうと決意するのだが……。
 (kstyle)



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韓国ドラマ「スーツ SUITS」あらすじと感想、型破りな法廷ドラマ

2019-10-30 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「スーツSUITS」あらすじと感想、最終回
2018年作品、全16話
ドラマ「紳士の品格」から6年ぶりのドラマ復帰となるチャン・ドンゴンが
主演を務め、19歳年下の人気スターパク・ヒョンシクとの共演でも
話題を集めた法廷ドラマです。
アメリカのリメイク版となる本作はエリート弁護士ガンソク
(チャン・ドンゴン)と天才的な記憶力を持つヨヌ(ヒョンシク)が
難事件解決に奮闘する姿が描かれています。
二人の固い絆で結ばれた男の友情はじめ、セクハラや不当解雇、
薬害訴訟や現代の社会問題などを取り上げたリアルな内容、
また、訴訟を通して描かれる家族愛や友情、そして裏切りなども
興味深く描かれていて見どころが満載のドラマです。
そして物語が進むにつれ二人の裁判での勝利に向かう最強の
コンビネーションはどんどんパワーアップします。
また、本作でトップスターチャン・ドンゴンの素敵なスーツ姿は
右に出る者のない圧倒的な貫禄を見せています。
さすが、イケメン俳優の代表!
またガンソク(チャン・ドンゴン)とその秘書ダハム(チェ・ジョンアン)
の大人の愛やヨヌ(ヒョンシク)とパラリーガルのジナ(コ・ソンヒ)の
ロマンスも胸キュンで視聴者の心をグッと掴むこと間違いありません。



大手法律事務所カン&ハムのエース弁護士ガンソク(チャン・ドンゴン)は
冷静な判断力と緻密な計算によって、数々の難しい訴訟を勝ち抜き
活躍しています。そんなある日、事務所代表のハヨンから昇進の
条件としてガンソクの部下となるアソシエイトを雇うことを命じられます。
また一方、一度は弁護士を目指したことのあるヨヌ(ヒョンシク)でしたが
不運が重なり弁護士をあきらめ、さらに悪友の誘いで麻薬の運び屋の
仕事を受けてしまいます。ところがヨヌは罠にはめられ警察から
追われることになります。逃走中に偶然通りかかったカン&ハム法律事務所の
アソシエイト面接会場に逃げ込んだヨヌはガンソクと出会います。
その時、刑事たちの前で見事な自己弁護をしたヨヌを気に入ったガンソクは
ヨヌが弁護士資格を持っていないにも関わらず、アソシエイトとして
採用することにします。
ここからエリート弁護士と天才的な記憶力を持つニセ弁護士の奮闘が
はじまり、次々と案件が舞い込んできますが、訴訟相手や依頼人に
憎まれることもあり、進行を邪魔するものもありと困難が生じること
ばかりですが、そこは二人の優秀な能力で乗り切っていきます。
裁判は結果がすべて、たとえ卑怯な手を使っても法廷に立つ弁護士は
二つに一つ、勝者か、敗者なのです!



また一方、法律事務所カン&ハムのパラリーガルのジナ(コ・ソンヒ)。
最悪の出会いをしたヨヌとジナでしたが、お互いに徐々に好意を
持ち始め信頼を深めていきます。ジナはヨヌに法律的なアドバイス
だけでなく心理的なアドバイスまで惜しまずにヨヌを助けていきますが
私はヨヌの秘密を他人から聞くのではなく、ヨヌ自身がはっきり
ジナに「自分は弁護士ではない」と早く伝えてほしいと思っています。

後半すぎ、ヨヌ(ヒョンシク)はガンソク(チャン・ドンゴン)の
今まで担当した147件の事件を調べているとき、最初の12年前の
担当裁判キム・ミンジュ殺害事件で犯人チャン・ソッキョンを
有罪にしましたが、ヨヌはその時の同期間のオ検事の証拠目録を
見て、チャン・ソッキョンが犯人でないことを知ります。
ガンソクは自分のミスを認め、上司のハヨン代表に再審を請求しますが
もちろん彼女は大反対をします。事務所の名誉にかかわりますからね。
またガンソクの責任を感じている様子をみて、どんな時でもガンソクを
サポートする秘書のダハム(チェ・ジョンアン)ですが、再審が
壁にぶつかったなか、いろいろな面でダハムまで傷つけて
しまうのです。その後も危機に陥ったガンソクを助けようと
間違った選択をした秘書のダハムは事務所を解雇されてしまいます。
そんな不利な条件のガンソクに対して、とことん責めて勝ちたかった
ヨヌはガンソクを救うほどの活躍をします。
でも、結局はあこがれるガンソクに勝ちたかったのでしょう??
ガンソクも「君の勝ちだ」と言って褒めますが・・・
とは言っても、ヨヌは弁護士資格もないニセ弁護士です。
どこまで皆を騙せるのでしょうか?ヨヌのしていることのほうが
よっぽど罪ですよね。またこの頭の良い人たちが集まっている
法律事務所内で誰もがヨヌを偽物だと見抜けないのもおかしいし
一番悪いのは都合よくそばに置いているガンソクではないで
しょうか??こんな話があっていいのかと思うドラマです(笑)



最終回
ガンソクは総会でカン&ハムとキム&チョの合併を阻止します
これはすべてハム代表(キム・ヨンホ)の策略だったのです。
ヨヌが見つけた真実がまた危機を救ったのです。
そしてカン&ハムはチェ&カンとして新しく出発します。

ヨヌは「ガンソクの弱点になりたくない」といって
自ら警察に自首します。
ガンソクはヨヌの弁護を引き受けることにしますが、
当日ヨヌの祖母が亡くなり、ガンソクは喪主として、
ヨヌの祖母の葬儀を行うのです。

ヨヌは何度も事務所の危機を救い皆を助けてきましたが
法廷でヨヌは善処は求めないと言い、最終的にヨヌは、
詐欺および弁護士法違反で懲役2年を言い渡されます。

「運命を決めるのは偶然ではなく選択だ!」
人は誰しも過ちを犯すものです。
あの時に時間を戻したいと思いますが
今からやり直せばいいのです。
すべての人に伝えたい言葉ですね。






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ドラマ「その男のバラード」あらすじと感想、ロマンチックな恋

2019-10-13 | 韓ドラ さ行、すせそ
韓中共同制作ドラマ「その男のバラード」あらすじと感想
2016年制作、全3話
韓中共同制作で、中国のウェブサイトのみで配信された貴重な
ラブコメディードラマで、韓国ドラマ「フルハウス2」、
「私の残念な彼氏」などのノ・ミヌと韓国俳優チェ・ソングク、
そしてヒロインは中国女優のロ・リラ。
歌が大好きな中国人のスンジョンが韓国で練習生になり、
やがて憧れの歌手デビューするまでが描かれている全3話の
ロマンチックコメディーです。
まぁ~はっきり言って、ミヌ君ファンは必見のドラマですが
どうでもよい退屈なドラマです(笑)
すべて中途半端なストーリーであまりにも安易に作られた
韓中共同ドラマでした!
もちろん、いつも素敵で美しさが色濃いミヌ君にはウットリ!
ミヌのロン毛とルックスって、いつもパーフェクトだよね!!
好きだなぁぁ~~(笑)
本作は中国のミヌ君ファンのために作られたのかなぁ~??(笑)



歌手を夢みる中国人のスンジョンは、韓国の叔母を頼って
単身渡韓。
叔母の家に下宿している音楽家のチェ・ソングクのお世話に
なりますが、なかなか思うようにいきません。
それを見かねた叔母は2人に、3か月で結果を出せなかったら、
家から出ていくように忠告します。悩んだスンジョンは、
動画サイトで人気があるノ・ミヌに連絡を取ります。
ここから、歌手になりたいスンジョンと作曲家のノ・ミヌと
チェ・ソングク代表の3人が叔母の家で共同生活しながら
スンジョンの夢をかなえていきます。
すぐに、ミヌとスンジョンは惹かれあっていきますが、
スンジョンから先生と呼ばれてるのがくすぐったいミヌ。
きっと、気楽にミヌさん~と呼ばれたいのかなぁ~
ところが、ミヌの事が気になるトップスターのボラがミヌを
引き抜こうとします。
ミヌはきっぱり、「僕らのチェ代表は、お互いの信頼関係を
基に可能性を秘めた新人の発掘と育成を進め若者たちに
チャンスを与えることを考えている人です。芸術は
お金では買えない」と言います。



また、ミヌは子供のころ母の再婚相手の義父や家族とうまく
いかなくて留学したことがあり、家を出ていきました。
今はアルバイトを掛け持ちしながら暮らしています。
自分がいない方が母が楽になると思ったようですが、でも
本当は母と一緒にいたかったミヌなんです・・・
ところが母が入院することになり義父がミヌを探しあて
母のために家に帰るように伝えます。
母との涙の再会は感動的なミヌ君でした。

終盤、練習生となったスンジョンはオーディションを
受けますが、ミヌが断ったボラが邪魔をしてオーディションが
受けられなくなります。
とうとう、3人は叔母の家を出ていくことになり3人は離れ
離れになります。
ところが、その後ミヌが韓国で音楽事務所の代表となり
スンジョンとチェ代表の前に現れます!
ミヌはスンジョンと契約を結びこれからもずっと僕のそばに
いてほしいとスンジョンに告白し、ハッピーエンドで
終わりました!








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韓国ドラマ「操作」あらすじと感想、メディアを暴く

2019-01-19 | 韓ドラ さ行、すせそ

韓国ドラマ「操作~隠された真実」あらすじと感想、最終話
「操作~隠された真実」は、新聞社を舞台にメディアの裏側を
鋭く切り込んだストーリー展開で、次々と消えていく事件の
手がかりやねつ造により操作される情報など、果たして
真実にたどりつくことができるのか?見始めたら止まらなくなる
痛快サスペンスドラマです。

敏腕記者のムヨン(ナムグン・ミン)は自他共に認める「ゴミ記者」
だが、5年前まではメダルを期待された柔道選手でした。
しかしドーピング疑惑により柔道界を追われ、そのうえムヨンの
兄チョロは交通事故に見せかけて殺害されてしまうのです。
ムヨン(ナムグン・ミン)はネットメディアの記者となり、兄を
殺した「刺青の男」を捜し続けています。
ちょうどその頃、記者仲間の3人組が倉庫の壁から白骨化した
女性の遺体4体を発見します。
それがきっかけとなり、ムヨン(ナムグン・ミン)は因縁のある
女検事ソラ(オム・ジウォン)と再会し、ムヨンが真犯人を
追っていると知った大韓日報のソクミン(ユ・ジュンサン)は
自分も再び真実を追うことを決意します。
そして、5年前のムヨンの兄の事件を調査する中で生まれる
数々の疑惑。まったく関係ないと思われた事件が、実はすべて
一つの真実へとつながっていきます。



ムヨンが記者になったのは兄を殺した犯人を捜して復讐する
ことでした。
ところが、たくさんの事件がねつ造されていて、兄もまた
大韓日報のク常務の差し金でねつ造記事を書いていたのです。
ムヨンはこの兄の担当した事件を追って真犯人を見つけようと
していますが、真犯人を追うことは兄の不正を暴くことにも
なります。ムヨンは兄の真実を知り後悔するかもしれませんが
彼の性格からそれでも兄の死を解明しようとするでしょうね!
それが兄の人生を取り戻すことであり自分ができる最後の
兄への供養になりますから・・・
ところが、事件を追っていくうちに次々とムヨンの周りで
殺人事件が起きてきます。きっとムヨンは自分が事件を
追っているせいだと思い心が傷ついていると思います。
それだけは無念で喪失感を感じているはず・・・

また兄はねつ造記事を書きましたが、そのねつ造事件を
償うために命をかけて真実を追跡し、逆に兄が邪魔になり
殺されたことが明らかになります。
そして大韓日報のソクミン(ユ・ジュンサン)は兄チョロが
追っていた記事はムヨンが完成させろと告げます。
そのナムグン・ミンが本作品では初めて記者にチャレンジ
しています。彼は悪役から良い人まで彼特有の演技力を
持っていますので、本作でも愛する兄を想う弟の切なさや
真剣に事件を調査しながら復讐を誓う熱い演技が見どころで
すべての演技が一級品の演技で映っています。
最近のナムグン・ミンは「キム課長」や「野獣コンシム」など
ラブコメも話題になり勢いが止まりませんね~~
また、ムヨン(ナムグン・ミン)とタッグを組んでいく
大韓日報の記者にドラマ「棚ぼたのあなた」のユ・ジュンサンが
扮し二人のスリリングで痛快な演技に胸がスカッとします。
ユ・ジュンサンといえばドラマ「棚ぼたのあなた」が
印象的ですが(笑)本作ではムヨンと熱いタッグを組み
事件の黒幕を暴くために奔走する頭脳派人間を演じています。
悪役にとって真実を捻じ曲げるのは朝飯前のこと!
二人の名タッグぶりに期待大です!



最終回、
ソクミン(ユ・ジュンサン)とユギョン(チョン・ヘビン)は
悪役の大韓日報のク常務の妻が入院している病院を訪れます。
心臓病を患っているク常務の妻は、病院に本名と違った名前で
登録されていた。ソクミンはク常務の妻に移植待機者名簿で
優先順位になって心臓移植手術を何度も受けることができた
事実を知っているのかと尋ねた。
そしてこの事実を記事にしてク常務の不正を世の中に
暴露すると知らせます。
また、兄のチョロは大韓日報が取材し、握りつぶした国家的な
犯罪についての証拠記録を残していて、それをソクミンと
ムヨンが手に入れます。
結局悪役の大韓日報のク常務は社会財団の悪事に加担した
疑いで検察に逮捕されます。
ところが、最後の黒幕はク常務ではなかった・・・
ムヨンは、その後マスコミから引退しようと考えていましたが
新たな情報提供の電話を受け、ソクミンと一緒に最後の
黒幕を暴くためにサヘ財団へ向かうのです!



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