大ヒットした復讐劇「福寿草」で人気急上昇のヒョン・ウソンさんの最新作!
「福寿草」ではヒロインへの愛に葛藤する男を演じていましたが本作の
ヒョン・ウソンさんはクールで優秀なビジネスマンを演じ、恋人の母親から
身分の違いを責められ続け男のプライドをズタズタにされ歪んだ欲望に走る
男を熱演しています。
男の欲望と愛と嫉妬に揺れながら冷たい視線で悪役を演じていくウソンさんの
変貌は新たな魅力となっていきますが、どこか悪役になりきれない切ない視線も
またウソンさんらしく映っていました。
また本作はそれぞれの子供たちの母親として次々とお馴染みの中堅女優さんが
登場し、一見きらびやかで優雅な財閥夫人の熾烈な争いは迫力があります。
ホント! 脇を固める俳優さんにも注目です!(笑)
大企業、名家グループの令嬢として何不自由なく暮らしてきたミナ
(パク・ジョンア)と、その屋敷に住み込みで働く家政婦の娘シネ(ソ・ジヘ)。
シネはミナの母親の口利きで名家デパートに就職し、上司のジョンミン
(ヒョン・ウソン)に恋心を抱いていましたがある日、シネはミナと
ジョンミンが恋人同士であることを知りショックを受けます。
さらにデパートの顧客とのトラブルによりデパートを解雇されてしまうのです。
そんななか、シネはジョンミンの従兄弟のヨンミン(チョン・ソンウン)と
最悪の出会いをします。
また一方ミナは、家柄が釣り合わないことを理由に、母にジョンミンとの交際を
反対され、大手企業の御曹司キハ(リュ・テジュン)との縁談を強引に進め
られます。
ジョンミン(ヒョン・ウソン)はミナ(パク・ジョンア)の母に交際を許して
ほしいと頼みますが、聞く耳を持たないミナの母はジョンミンを解雇します。
そしてジョンミン(ヒョン・ウソン)は従兄弟のヨンミン(チョン・ソンウン)
の両親が経営する化粧品会社に入社し、同じ会社に入社したシネ(ソ・ジヘ)の
窮地を助けていきます。
ジョンミン(ヒョン・ウソン)はミナに別れを告げますが、ミナはジョンミンと
別れる気はなく、彼がシネにやさしくするので嫉妬心に狂っています。
その従兄弟のヨンミン(チョン・ソンウン)も優秀なジョンミン(ヒョン・ウソン)
にライバル心を抱きながら、同じ会社で働くことになります。
シネはなんとか再就職できた会社で、ジョンミンとヨンミンと働くことに
なりますが、シネの仕事は出来の悪いヨンミンの秘書という見張り番のような
仕事で、ヨンミンの母からの命令のようなものでした。
このヨンミンの母役のユ・ヘリさんが自己中心的なわがままな母親で、息子の
ヨンミンを溺愛し、財産を息子に残すことにすべてをかけていてそのためには
手段を選ばない恐ろしい母親です。
でもヨンミン母のユ・ヘリさんが必死に息子を守ろうとする姿、特に顔の表情は
見ていて笑いが出るくらい楽しく、悪役なんですが次はどんなセリフを
しゃべるのか楽しみになってしまうほど面白いキャラクターです。(爆笑)
そしてペク代表キハ(リュ・テジュン)とミナの結婚を第一に考えるミナの母
はジョンミンの母に会い、ミナと別れるように手切れ金を渡しますが、
その驚くような大金を受け取ってしまうジョンミンの母でした。
まったくいつもお金と権力で屈服させようとするなんて、普通の母親として
ありえない話ですよね~~!
財閥夫人の美しく艶やかな悪意をこめた一言一言はいつも刺激が強く凄まじい
光景です! でもミナ母のきらびやかな上品さはひときわ目立つ優雅さが
ありますよねぇ~!? チャン・ミヒさんはこういう役がお似合いです。
またそのころ会社の飲み会で飲みすぎたシネ(ソ・ジヘ)とヨンミン
(チョン・ソンウン)は一夜を共にしてしまうのです。
えぇ? 酔った勢いとはいえお互いに敵対している二人がなぜ??と首を
かしげてしまうシーンですが、私はてっきりシネ(ソ・ジヘ)とジョンミン
(ヒョン・ウソン)が結ばれると思っていたのでビックリ!
そして、とうとうヨンミンの母にバレてしまい、シネは顔がはれるほど殴られ
ひと騒動起こります。
またジョンミンは常にシネに「自分を大切にプライドを持て」と言って、
気遣っているのですが、あのやさしさは女性を勘違いさせてしまう行動
ですよね~。私はジョンミンの心はシネの方にあると思っていたし、ヨンミンも
なんだかんだ言いながらもシネをかばっていたので、このあたりから三角関係に
発展するのかと思いましたが、ジョンミンは母親が受けた屈辱に復讐心が燃え、
ミナに「僕たち結婚しよう」とプロポーズします。
ミナは「なんで気が変わったの?」と問いかけますが
ジョンミンは「昔に戻っただけだ」と告げます。その後、皮肉なことにミナの
父親の事業が傾き、どうしてもキハ(リュ・テジュン)の力が必要になります。
ところが、ミナがジョンミン(ヒョン・ウソン)と結婚すると宣言したことで
ミナ母はジョンミンの会社を窮地に落とす次の計画を実行します。
そしてジョンミンとヨンミンの会社は工場がストップし経営危機に陥ります。
そしてここでもキハ(リュ・テジュン)が助けてくれたことで、ミナの立場が
弱くなってしまいますが、意外にもキハにホームショッピングのスター司会者
ファヨン(ユン・ジミン)という陰の恋人がいたのです。
でもミナはキハの強引なプロポーズを断れず、傾きかけた自分の家のために
キハとの結婚を決めるのです。お金のために仕方なく政略結婚するミナが
この時はチョッピリかわいそうになりましたが、ふつう~こんなマザコン夫の
元へ嫁がせる母親のあきれるくらい自分勝手な傲慢さはひどすぎ。
それでもジョンミンは「あの男とは結婚するな!」と止めますが、ミナは家の
ために仕方なくキハと結婚することになります。
一方、シネは体調の変化から産婦人科に行き、妊娠8週だったことが判明します。
その後、過労で倒れたシネは病院に運ばれたことで、シネの母親がシネが妊娠
していることを知り大騒ぎに・・・
シネはお腹の子供の父親であるヨンミンに話をしますが、ヨンミンは自分の
子供だと信じていないと言うのです。たしかに全く予想されない出来事に
お互い信じられないことでしょうね。特にヨンミンにとっては・・・
私もまさか、ここでシネが妊娠するとはビックリ!これからのストーリーが
複雑になって面白さが増していきますね~~?!
シネの妊娠が発覚し、ヨンミンの母は中絶をするように言いますがシネはお腹の
子供のことを考えてヨンミンと結婚したいと相手の家族に伝えます。
ヨンミンの母はシネの母を呼び出し、シネ名義の預金通帳を渡し、「これが
欲しくて騒ぎたてたんでしょう。だから結婚のことは2度と口にしないで。
通帳が欲しかったらすぐにシネを呼び出して3人で病院に行きましょう。」と
強気の態度を見せるのです。
シネの母は「通帳はいらないから早く帰って。 貧しくてもプライドはある。」
「シネをあなたの嫁にするつもりはないから。2度と現れないで。」と言って
悔し涙をみせるのです。
苦労して育った娘をあの姑にバカにされながら一生いじめられる姿は母として
絶対に見たくないでしょうね!子供を守ってあげるのが親の務めなんでしょうが、
お母さんの方も精神的に弱ってしまいそうで心配です。
そして、シネは社長であるヨンミンの父に「私を嫁として迎えてください」と
お願いするのです。
それでもヨンミンとヨンミンの母に何度も何度も嫌がらせを受け、負けそうに
なったシネでしたが、ヨンミンから「分かった。結婚してやる。でもそれには
条件がある。結婚後は俺の勝手にするから」と言われたシネはあきれはて、
自分一人で子供を育てようとします。ヨンミンの「結婚してやる。」という
言葉に、嫌気が刺したようです
その後も子供だけ引き取るというヨンミンの母から逃げるように地方に行った
シネですが、それをヨンミンが追ってきました。
シネは子供のために結婚、ミナは家のために政略結婚することになった二人の
娘たちでしたが、お互いの嫁ぎ先の姑のわざと困らせる嫌がらせには腹が
立ってきますが、結局はプレーボーイというか、浮気性で女好きの二人の
夫たちが一番悪いのです・・・(笑)辛い選択ですね。。。
でも、シネの結婚式のウエディングドレスは胸元のラインがとても素敵な
ドレスで彼女にお似合いでした。
結婚後もシネの夫ヨンミンは仕事先のファヨン(キハの愛人)と会い続けるし、
ミナの夫キハの重度なマザコンには嫌気がさすほど引いてしまいます~(笑)
きっと、前の妻の離婚原因もこの二人の親子関係が影響していたのでは?
二人の女性たちの新婚生活は厳しい苦難の道が待っていました・・・
その後、子供のために結婚したシネは夫の浮気と姑の嫌がらせに耐えきれず
今度は子供のために離婚を決意します。
またそのころ、ミナも妊娠をします。
ミナの家族は喜びますが、その子供もお互いの事業の切り札に使う
家族たちにウンザリするミナです。
またミナの子供は結婚したキハの子供ではなく元カレのジョンミン
(ヒョン・ウソン)の子供です。 ヤッパリねぇ~!?
そして、ひそかに野望が強くなったジョンミンは事業のことで誤解と失敗を
重ね会長から会社を出ていくように命じられインドに左遷になります。
そしてジョンミンはミナに会いに行き、「お腹の子供が僕の子供なら二人で
一緒に逃げよう」と告げますが、ミナはお腹の子供はキハの子供だとウソを
伝えるのです。
離婚を決意したシネが過労からまた入院をします。
そしてヨンミンは「良いパパになるから」と言って離婚は絶対にしないと
告げるのです・・・
そして5年後、シネとミナに男の子が誕生し、それなりに忙しい生活を
送っていましたが、外国にいっていたジョンミンとファヨン(キハの愛人)が
韓国に戻ってきます。
そんな時、海外旅行に行ったシネの家族の会長と姑、ヨンミンとシネの子供
4人が飛行機事故にあい亡くなります。
シネは旅行券の期限が切れていて後から追いかけるつもりだったので、家族の
中で一人助かったのです。
えぇ?! こんな大事故が起こるなんて・・・
シネがかわいそうで、これからシネはどうなるのでしょうか?
そして、韓国に戻ったジョンミンは「会社は俺が大きくする」と心に決める
のです。それは会長が生前に息子のヨンミンを社長にすると言ったことに対する
大きな反発でもあるのです!
そして社長代行就任で賛成の票を多数とりジョンミンは社長になります。
きっと愛する女性を守れなかったことやいままで様々な挫折を味わった
ジョンミンでしたが、今回も会社を守るという責任感にとらわれ歪んだ欲望を
持ってしまうのです。自分が失くしたものを奪い取ろうとするのでしょうが
なんとも哀しい不幸を背負っている悪役に変身するジョンミンが切なかった
です。悪役ですが心を奮い起こす姿が立派に見えてしまうヒョン・ウソンさん
ですが・・・これって、イケメンだから・・・(笑)?
そして・・・
飛行機事故で全員亡くなったと思っていたシネのところに、姑だけが
生きていたという情報が入ります・・・
やっぱりねぇ~ 私もあの義母様だけは生きていると思いました・・・
今までのストーリー展開を見る限り簡単に死ぬ人ではないから・・・
きっと最後まで嫁のシネを困らせていく姑なんでしょうねぇ!!
そしてジョンミンの大胆な野心は会社に対する権力欲に変わっていき、
今までシネの窮地を救っていた彼はシネと対立するまで悪へと変わって
いき、ジョンミンが悪役に徹するほど本作の物語の根底を彩っていきます。
----------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------
ジョンミンの伯母(シネの姑)が生きていたことに不安を感じるジョンミン
のところにキハの愛人ファヨンが近づいてきて「私はヨンミンの子供を
妊娠している」と嘘をつきます。一瞬驚くジョンミンですが、彼はファヨンを
伯母(シネの姑)に会わせます。 そして伯母(シネの姑)もシネが相続した
財産を奪うためにファヨンの子供を孫として認めると言うのです!
お互いに嘘の騙し合いが始まりますが、そんな時・・・ 死んだと思っていた
シネの夫ヨンミンが記憶を無くして帰ってきます!
ところが、記憶を無くしたヨンミンは思いやりのある優しい夫になって帰って
きました。 これにはビックリ! でもシネはヨンミンを社長にして離婚を
しようと考えています。
ところがジョンミンの野心と復讐への仕返しが強く、シネはヨンミンの記憶が
戻るまで彼のそばで献身的に支えます。
でもヨンミンはシネが優しく気遣ってくれることに嬉しい反面なぜか本当に
自分のことを心配しているのか?それとも早く別れたくて協力しているのか
気になっています。まったくファヨンの嘘も極めて卑劣ですが、早くヨンミン
の記憶が戻ってよ~~と、イラッとします~~!!
そして、ここでもヨンミンの母はファヨンを家に入れてシネに早く離婚を
するように激しい言葉でののしり、 もう~最強最悪の姑です・・・(笑)
また同じころ、ミナの子供が小児白血病を患い骨髄の提供者を探して
いましたがなかなか見つからない不安にミナはとうとうジョンミンに
「ユヌはあなたの子供なの」と告げるのです。
そしてミナの母はジョンミンに「孫はあなたの子供ではない。
でも骨髄検査だけは受けてほしい。」と自分に都合のいいことを言いますが、
ジョンミンはきっぱりとそれを断ります。
まったく、ミナ母の上から目線は半端ではありません?!
こんな身勝手な振る舞いは誰だって腹を立てますよね~~!
そしてその後はミナの家とキハの家の対立がずっと続き、お互いに腹の
探り合いからジョンミンとファヨンを加え敵味方の騙し合いが続きます。
もう~誰も信じられない状態ですよねぇ~!!
また終盤からシネを助けるキム弁護士に嫉妬するヨンミンがすっかり善人に
なってシネを愛する様子が描かれていきますが、意外と二人の夫婦愛に
深い信頼関係を見つけることができます。
でもシネは会社の問題が片付いたら離婚の準備をするつもりなのかなぁ~?
私はお似合いの夫婦に思えてきましたが・・・
そしてキハの協力を得てジョンミンが通販会社の社長になりますが、キハは
自分の子供ユヌの骨髄提供者がジョンミンだったことを知り、血液検査の
結果ユヌがジョンミンの子供だったことを知り自分が騙されたことにひどく
腹を立てるのです。自分だってファヨンのお腹に子供がいるのに全く財閥の
身勝手な振る舞いにはこちらのほうが文句を言いたくなりますよね~~!!
そしてとうとうキハの母がユヌの本当の父親がジョンミンだったことを知り
ミナに家から出ていくように言います。
そんな時、ジョンミンによってミナの母に出頭要請が出ますが、すぐに
ジョンミンも検察に告発され取り調べを受けることになります。
もうこうなると誰も信じることができません。
みんな自分の利益だけしか考えない財閥なんです。
ヨンミンは自首を勧めるのですが、ジョンミンははじめ反発しますが
ユヌのために正しく生きようと思ったのでしょう、自ら検察に出頭します。
そしてヨンミンがミルの社長になります。
また「生まれてくる自分の子供に恥ずかしくない母親になりたい」という
ファヨンでしたが、あっちフラフラこっちフラフラと優柔不断な態度に
イラッとしますが、自分のお腹の子供を守ろうとするために仕方ない行動
だったのでしょう~! いつも一人で戦う姿は強い女性だなぁ~と
感じるのと同時にキハからの言葉をすぐに信じてしまうところはやはり
弱い女なんですね~!
最終回、
ミナの母はユヌの骨髄提供者がジョンミンだったことを知り、取り調べを
受けているジョンミンに会いにいきます。
ユヌを救ってくれてありがとうと言う母に「当然のことをしただけです。」
「そうね。親が子供を心配するのは当たり前のこと・・・でも私はそうじゃ
なかった。だから私もあなたを見習ってみるわ」「長い戦いだったけど
もうそろそろ終わりにするべきでしょう・・・」
「ここはユヌのパパがいるところではないわ・・・」と告げ
ジョンミンを救うため娘のミナの社長就任式を見ることなく自ら検察に
出向くのです・・・
また、キハもファヨンに「もう離さない。父さんに会いに行こう」と
自分にはファヨンが必要だったことにやっと気付いたようです・・・
ヨンミンもシネの元を訪れ、「元の場所に戻る」というシネに指輪を
贈ります。「僕とまた暮らしてくれる?」と・・・