建設開始から四半世紀を経ても、いまだに完成せず、「人類史上最悪の建物」と酷評されこともある北朝鮮・平壌の「柳京ホテル」。
そのオープンが現実味を帯びてきた。ドイツのホテルグループが11月1日、来年中ごろに一部開業する予定だと明らかにしたからだ。
今年9月には「あと2、3年かかる」(建設関係者)とされていたが、ホテルグループの会長は韓国メディアに対し「来年夏には最大150室をオープンする」と鼻息荒く宣言した。
もっともインタビューではちょっと“怖い事実”も発覚している。ホテルのエレベーターは、日本で死亡事故が起こしている、あのエレベーター会社製で、しかも、やや曲がっていて使えないのだという。本当に大丈夫?(塩山敏之)