しるべの記し

教会音楽家でクリスチャン・エッセイストのしるべです。
イエスさまの十字架を「道しるべ」として歩んでいます。

子育て終了

2010年04月02日 | 日々の出来事・思うこと
とうとう次男が社会人になりました。
思えば長い長い日々だったのです・・。
双子だったこともあり、リスクを負って生まれ体重は1200グラム、仮死状態でした。
半年間入院をして戻ってきた時は、脳性麻痺で生まれてきた双子の長男を育てるのでいっぱいいっぱいだったため、次男を受け入れることができなくて、・・・軽い虐待をしてしまったのです。そして、軽いネグレクトもしました。
現代、社会問題になっていることです。

そんなわけで、次男は情緒不安定、発達障害も伴い、親子で児童相談所のお世話になってしまったのです。
しるべは次男を育てるのを拒否したのです。

そうこうしているうちに、中学生になった娘が道をはずれてしまいました。
娘には自分が才能がなくて達成できなかった夢、音楽家になることを託し、ピアノのコンクールに出したり、厳しく厳しく育ててしまったのです。

「三人のどの子を見ても、まともに育った子は一人もいないじゃないか!!」
悲しくて、苦しくて、しるべは音楽に逃げました。子育て拒否!!
来る日も来る日も、オルガンと声楽の練習に明け暮れ、毎日5時間くらい熱中したのです。

思い出すと、こんなに多くの失敗にもかかわらず、現在はこんなに三人とも素直に「まっとうに」成長したのか不思議です。
神さまのおかげです。神さまが育ててくださったのです。

次男が社会人になって、しかも知的障害があるとまで言われていたのに、遅れながらも26歳で大学院まで卒業し、すべての「子育て」が終わりました。

感想は、何度も言うように、「こんなに多くの失敗にもかかわらず」という一言です。

ありがとう子どもたち、母であるしるべをこんなに育ててくれて。
ありがとう神さま、どんな時でも、こんなしるべの「道しるべ」になってくださって。