ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

面会交流・コロナ・子どもたちの悲しみ-「おとな」の親になるために

2024年11月18日 | 「おとな」の親を考える

 2020年5月の日記です

     *

 夕方のニュースを見ていたら、別れた親子の面会交流がコロナのせいで、回数が減っている、という話題が出てきた。

 別れた親子の面会交流は、なかなか実現が難しいし、実現しても、月に1回とか、2か月に1回とかが多いが、最近、コロナを口実にその実施が減らされている、というものであった。

 離婚後の父母の関係が悪いままだと、面会交流は、たとえなんとか決められても、様々な理由をつけられて、実施されなく傾向がある。

 今回のコロナは、監護親にとっては、面会交流を断わるかっこうの理由になってしまっているらしい。

 もともと、面会交流を嫌う監護親は、不安の高さから面会交流に消極的なことが多いが、それにコロナが不安を煽ってしまっているのだろうと思う。

 しかし、可哀そうなのは、子どもたちである。

 こういう不安の高い時こそ、子どもたちには、監護親だけなく、別居親からも、見守られているんだ、という体験が必要であろう。

 どんな状況の時であり、お父さんとお母さんが別れたにせよ、自分たちを見守っていてくれる、という、そういう安心感が、子どもたちには大切だと思う。

 コロナに負けずに、双方の親が「おとな」の行動をしてほしい、と切に願う。          (2020.5 記)

     *

 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。

 1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  


コメント    この記事についてブログを書く
« 池澤夏樹『タマリンドの木』... | トップ | あだち充『H2』(全34巻... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

「おとな」の親を考える」カテゴリの最新記事