2015年のブログです
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シーナさんの最新作『孫物語』(2015・集英社)を読みました。
とっても面白かったです。
シーナさんはじーじよりちょうど10歳年上の71歳。
じーじは昔から10歳年上の先輩を見習うような感じでシーナさんの小説を読んできました(シーナさんは迷惑だと言いそうですが…)。
シーナさんのお孫さんは3人,じーじの孫は2人で,孫とのつきあいかたがこれまた参考になります。
シーナさんのお孫さんシリーズも,『大きな約束』(2009),『続大きな約束』(2009),『三匹のかいじゅう』(2013)と続いて,本書が4作目。
シーナじいじいが静かに,しかし,大活躍をして,あいかわらず素敵な小説です。
じーじは2人の孫娘たちが遊びに来ると,遊戯療法の練習(?)のまねごとをさせてもらっていますが,シーナさんは自然体でとてもいい接し方をしていると思います。
まさに宣伝コピーどおり,「イクジイ」です。
じーじも対抗して「イクじーじ」をめざして頑張ろうと思いました。 (2015.4 記)
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2019年春の追記です
4年ぶりに再読をしました。
やっぱり面白かったです。
孫たちの相手をすることは、シーナさんの場合は、お孫さんたちに三人三様の個性があって、それを大切にされていることがよくわかり、とてもいいです。
弱い者をきちんと守り、楽しく遊び、そして、尊重をしていく姿が心地よいです。
じーじの孫たちの場合も、それぞれに個性があって、発見と驚き、感心の連続ですが、とても面白いですし、相手のしがいがあります。
孫たちが、頼ってくれたり、相手になってくれるうちが花、もうしばらく楽しみながら、つきあっていきたいと思います。 (2019.4 記)