さて、本日は「弁理士の日」ということで2本立て。
完全に“後出しじゃんけん”での企画参加
…だって知ったのが今日なんだもの。
なので後出しの利点を最大限活用すべく、他の方々の記事を“ブログサーフィン”。
やはりというか、
・AIと知財(AIを活用した審査とか、弁理士に代替するAI、とか)
・ベス○ライセンスとU田氏のゼロ円商標出願乱発
の2テーマが人気。
確かにこの2テーマは、当職もこれまでに何回か扱ったことがある。
そこで今回は敢えて裏道。というか、業界内的には結構喧伝されている
「知財コンサル」なるもの
についてちょっとだけ。
いつからだろうか、
おそらくは大量合格時代に弁理士が増加し、特許出願件数が減少して
経営環境の悪化が騒がれるようになってから、
“出願で食えないならコンサルだ”
と言わんばかりの動きが出てきた。
「弁理士知財キャラバン」とやらを弁理士会が事業として立ち上げ、
“知財経営コンサルティングのスキルを持った弁理士”を派遣している。
弊所もそうなのであんまり言えないけど、
「知財コンサル」を殊更売りにする事務所も増えてきている。
正直なところ、
「なんでいまさら?」という思いで見ている。
コンサルマインドをもって知財業務に取り組むことはいわずもがな重要なわけだけど、
“これまでなんでやってこなかったの?”と。
出願業務が専権業務だからそれ以外に敢えて手を出す必要がなかった、
といえばその通りなのだろうけど、
今までは手厚く保護されてきた仕事だけやってれば良かったけど、
これからはそうもいかないからコンサルしまーす!
なんて人の言うことに、どれだけ聞く耳もつものだろう?
口先だけでコンサルコンサルいっていても、
或いは研修なんかである程度手法を身につけても、
結局マインドセットがコンサルタントになっていなければ
ただの「知財営業」で終わっちゃうんじゃないの!?
例えば財務諸表の一つも読めないで競争戦略語っても無理なんじゃない?と思ってしまいます。
自戒も込めて書くけれど、
本当に経営に資する提言を知財の知見に基づいて行うためには、
“自分は知財の専門家なので他の分野のことは…”という逃げ道は絶つべき。
顧客折衝の入り口が知財でも、出口が財務なり物流なり、ということはしばしばある話。
自分だけで解決できないなら、チームを組んで解決手段を提示すべき。
※特定の弁理士を念頭に置いて書いているわけではありませんので
同業の方々、どうかお気を悪くされませぬよう。
完全に“後出しじゃんけん”での企画参加
…だって知ったのが今日なんだもの。
なので後出しの利点を最大限活用すべく、他の方々の記事を“ブログサーフィン”。
やはりというか、
・AIと知財(AIを活用した審査とか、弁理士に代替するAI、とか)
・ベス○ライセンスとU田氏のゼロ円商標出願乱発
の2テーマが人気。
確かにこの2テーマは、当職もこれまでに何回か扱ったことがある。
そこで今回は敢えて裏道。というか、業界内的には結構喧伝されている
「知財コンサル」なるもの
についてちょっとだけ。
いつからだろうか、
おそらくは大量合格時代に弁理士が増加し、特許出願件数が減少して
経営環境の悪化が騒がれるようになってから、
“出願で食えないならコンサルだ”
と言わんばかりの動きが出てきた。
「弁理士知財キャラバン」とやらを弁理士会が事業として立ち上げ、
“知財経営コンサルティングのスキルを持った弁理士”を派遣している。
弊所もそうなのであんまり言えないけど、
「知財コンサル」を殊更売りにする事務所も増えてきている。
正直なところ、
「なんでいまさら?」という思いで見ている。
コンサルマインドをもって知財業務に取り組むことはいわずもがな重要なわけだけど、
“これまでなんでやってこなかったの?”と。
出願業務が専権業務だからそれ以外に敢えて手を出す必要がなかった、
といえばその通りなのだろうけど、
今までは手厚く保護されてきた仕事だけやってれば良かったけど、
これからはそうもいかないからコンサルしまーす!
なんて人の言うことに、どれだけ聞く耳もつものだろう?
口先だけでコンサルコンサルいっていても、
或いは研修なんかである程度手法を身につけても、
結局マインドセットがコンサルタントになっていなければ
ただの「知財営業」で終わっちゃうんじゃないの!?
例えば財務諸表の一つも読めないで競争戦略語っても無理なんじゃない?と思ってしまいます。
自戒も込めて書くけれど、
本当に経営に資する提言を知財の知見に基づいて行うためには、
“自分は知財の専門家なので他の分野のことは…”という逃げ道は絶つべき。
顧客折衝の入り口が知財でも、出口が財務なり物流なり、ということはしばしばある話。
自分だけで解決できないなら、チームを組んで解決手段を提示すべき。
※特定の弁理士を念頭に置いて書いているわけではありませんので
同業の方々、どうかお気を悪くされませぬよう。