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三種の神器

2023-05-13 23:38:52 | 日本神話・神道・古事記・日本史

三種の神器とは、
歴代の天皇に伝わる宝物で、鏡(かがみ)と剣(つるぎ)、曲玉(まがたま)があります。

 

伊勢神宮内宮 皇居から携えてきた「三種の神器」の剣と曲玉を持った侍従が前後を歩いた(平成31年(2019)4月)

https://www3.nhk.or.jp/news/special/japans-emperor6/articles/articles_imperial-knowledge_04.html

 

 

『古事記』によれば、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸))に授けた3種類の宝物をさします。 それが、次の3つです。

 

 

『八咫鏡(やたのかがみ)』

『天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)=「草薙剣(くさなぎのつるぎ)』

『八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)』


 

『八咫鏡』は、アマテラスの天岩戸隠れの場面で、つくられ用いられました。天孫降臨の際には、ニニギに「私の魂と思って祀りなさい」とアマテラスが告げたことから、重要な意味を持ちます。

 

『八尺瓊勾玉』も、同じく天岩戸隠れのときにつくられました。古代より勾玉は装飾品というよりは呪術に用いられる道具でした。あの場面でどのように使われたかは記されていませんが、アメノウズメの舞に用いられたとされています。

 

『天叢雲剣』は『草薙の剣』という名前の方が親しみがありますが、これはスサノオがヤマタノオロチを倒したときにその尾から現われ、アマテラスに献上されたものです。三種の神器の中では、天皇家の武力を表すものとされています。

 

 

 

現在、三種の神器は、それぞれ別の場所に保管されています。 

 

『八咫鏡』は、伊勢神宮。

『八尺瓊勾玉』は、東京にある皇居・吹上げ御所の「剣璽(けんじ)の間」。

『天叢雲剣』は、熱田神宮に保管されています。

 

 

 

 

(参考情報)


『古事記』 巫女神楽のルーツ 天岩戸神話

https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b4f3d2a8251870667bc5a56899bdcc8c