Renaissancejapan

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キヤノン、有機ELテレビに新素材 希少金属使わず脱中国

2023-05-26 23:13:39 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


量子ドットは様々な色を鮮やかに表現できる

 

キヤノンはレアメタル(希少金属)を使わない有機ELパネル素材を開発した。都市鉱山のリサイクル原料から調達しやすい鉛を使っており、2020年代半ばに量産技術を確立するとみられる。中国など一部の国に産出地が偏るレアメタルを使わないことで、地政学リスクに影響されずに安定生産が可能になる。

新素材は「量子ドット(QD)」と呼ばれる直径ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの小さな半導体微粒子。光を照射したり電流を注入したりすると、色鮮やかに発光し、すでに有機ELテレビの高級機種などで使われている。

韓国のサムスン電子がこの素材を量産化しているが、希少金属の化合物であるリン化インジウムを使っている。インジウムは産出量が極めて少なく、産出地の過半が中国だ。独調査会社スタティスタによると、22年の世界のインジウム生産量のうち59%の530トンを中国が占める。世界各国が資源を囲い込み、レアメタルを多く使うデジタル機器や電気自動車(EV)の材料調達リスクが高まっている。

キヤノンはインジウムの代替として化合物の一部に鉛を使う。代替素材を使った量子ドットはインジウムに比べて耐久性に難があったが、事務機事業のトナーやインクなどのノウハウを生かした配合の制御技術でインジウムと並ぶ耐久性を確保した。

鉛は再利用しやすく、「リサイクルの優等生」と呼ばれる。国産の鉛の約7割が自動車の使用済みバッテリー(蓄電池)などリサイクル由来だ。レアメタルを使わないため材料費も安くなる。サムスンなどが量産する量子ドット材料より、材料コストを最大で100分の1程度に抑えられる見通しだ。

赤、青、緑の3原色を表現するカラーフィルターを使う現在の一般的な有機ELテレビに対して、量子ドットをインク状にしてガラスに印刷した有機ELテレビは光を照射すると赤や緑を明るくむら無く発色する。消費電力は従来の3分の1程度に減る。

量子ドットを使ったテレビはサムスンのほか、ソニーグループ、中国・家電大手のTCL科技集団やシャープなども手掛ける。量子ドット搭載の有機ELテレビはメーカー大手の国内想定価格が55型で47万円で、通常の有機ELより10万円、液晶テレビより30万円高い。割安な新素材が広がれば高級機種の価格を下げる効果も期待できる。

 

調査会社のグローバルインフォメーションは、世界の量子ドットの市場規模が27年に21年比4.1倍の211億ドル(約2兆9500億円)に増えると見込んでいる。また、英調査会社オムディアによると、量子ドットを搭載したテレビは25年に2200万台と18年から8.1倍に増えてテレビ市場全体の約8%を占める見通しだ。

キヤノンの御手洗冨士夫会長兼社長最高経営責任者(CEO)は医療や監視カメラ、産業機器に次ぐ新たな成長の柱として材料事業を立ち上げる方針を示していた。

 

日経記事 2023.05.26より引用

 

 

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量子ドットは、ディスプレイのみならず様々な分野で将来有望な技術ですが、PLモード(波長変換:例えば青色LEDを量子ドット材料にあてると、白色に発する)、というように電圧を加えれば様々な色に発光し(ELモード)ディスプレイやTVになるというものでない場合が多いので、注意を!  有機EL-TVといいながら、実は白色に光るバックライトの場合もある。 色は液晶TVと同じようにカラーフィルター 。言うまでもなく、技術的難易度・価値はELモード > PLモード。


ウクライナの反攻「すでに開始」 ワグネルは撤退へ

2023-05-26 10:34:02 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


激しく損傷したウクライナ東部バフムトの建物=ロイター

 

【フランクフルト=林英樹】ウクライナのポドリャク大統領府顧問は25日、ロシアへの大規模な反転攻勢が「すでに始まっている」と語った。ロシアはウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトを制圧したと主張しているが「反攻は何日も続いている。境界線に沿った1500キロメートルに及ぶ激しい戦闘だ」と制圧を否定した。

イタリアの公共放送のインタビューで語った。

ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏は同日公開されたビデオ動画で、バフムトからの撤退を始めたと明らかにした。25日から制圧した陣地をロシア軍に引き継ぎ、6月1日までに完全撤退する計画だという。

ロシア国防省は21日、バフムトの完全制圧を発表した。プリゴジン氏はワグネルの兵士約2万人が戦死し、このうち半数が刑務所から動員した受刑者で、残りは契約した戦闘員だったと語った。負傷者も1万人に上ったという。

ウクライナのマリャル国防次官は25日「バフムト郊外ではワグネルの軍隊がロシア軍に置き換わった」とプリゴジン氏の発言を一部認める一方「市内には依然として残り続けている」と強調した。

マリャル氏によると、ウクライナ軍はバフムト南西部の一部を制圧し、側面攻撃を仕掛けているという。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日の通信アプリ「テレグラム」で「難しい夜だった。敵は36機の無人機で攻撃を仕掛けたが、いずれも標的に届かなかった」と投稿した。

無人機はイランがロシアに提供したシャヘドで、ウクライナ西部の重要インフラや軍事施設を狙った可能性が高かったが、全機を迎撃したという。

 

日経記事 2023.05.26より引用

 

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やっぱり、バフムトは制圧されていませんでしたね。まあ、ロシアの国営メディがいうのだから最初から、信じる阿呆は

余りいなかったと思いますけど。 制圧されていたら、バフムトでゼレンスキーがウクライナ兵士たちと会うこともできない筈だし、タス通信が発表した当日も、戦闘している動画が報じられていました。

G7で世界中を敵に回した、ロシア側のG7最終日でのせこい反撃のプロパガンダだったという事です。ウクライナ兵がいないところで勝った勝ったとむなしい宣伝。いかwらずアホネ!

 

しかし、注意しなければならないのは、経済制裁でロシア国民は困窮、実戦闘でも押されっぱなしのロシアとベラルーシが戦術核(小型核)を使う可能性が高いということです。 ロシアには、それくらしか残されていませんからね。

 

 


自民党終わりの始まり

2023-05-26 07:24:44 | 日本政治・外交


岸田首相の息子・アホボンこと岸田祥太郎

G7で誰もが認める歴史的成果を上げた岸田首相。与野党ともに、解散衆議院選挙に突入し、自民党圧勝と思われていました。
特に親中の公明党と縁を切ったのも、大きな成果です。

習近平を国賓で招待するなど、親中になびく政策の数々で、アメリカのシンクタンクCSISに公然と非難
され、電撃辞任した永田町のアホボン(頭の悪い2世議員のことを永田町ではアホボンというらしい)こと・安倍晋三の政策から、一転して、日本を露骨に侵略してくる反中政策に奉公を切った岸田政権。 国民の期待は高まっていました。

「好事多ければ魔多し」の言葉通り、まさかの身内によるまるでバカッター。
これでは選挙で大敗の見えている自民党銀員たちは衆議院解散・総選挙は、は絶対反対でしょう。

 

本当にアホネ!

 

 

岸田首相「誠に遺憾、厳しく注意」 長男の公邸忘年会
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253DU0V20C23A5000000/

何事も失敗の原因の本質は根拠なき楽観! 日本政治編
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9babed52cad9d1e5f3969218268e7444

 

自民党と2世議員システムの終わりの始まりを感じます。

 

 


ロスチャイルド財閥ー209  ペリー来航の真実 何故ペリーが選ばれたのか?

2023-05-26 00:05:10 | 日本開国 ペリー来航の真実

英国と米国が支那市場を巡ってつばぜりあいを続けていたことを述べてきました。 

また、米国は東アジアへの航海日数が、英国に比べ不利でありましたが、カリフォルニアの取得により格段に縮まる
可能性が出てきて、太平洋ハイウェイ構想を米国に理解させたのが、英国ロスチャイルドの代理人であるアーロン・パーマーという人物であったも紹介してきました。

そのパーマーが太平洋ハイウェイ構想実現のためには、日本をか帰国させ、米国蒸気船のための石炭補給や船体修理、あるいは嵐の際の避難港を提供させようとしていました。 パーマーはこの日本開国事業をスタートさせるためには、政治家や国民世論に受けやすい米国捕鯨船乗組員の保護を謳うことが得策だと考えました。

そのために、日本は哀れな漂流民を虐待する非人道的な国であると訴えました。 日本開国事業が具体的に動き始めた、ペリー艦隊が日本に派遣されますが、何故、ペリーが選ばれたのでしょうか。 

日本鎖国政策をよく知っていたアーロン・パーマーは、日本の開国のためには軍事力による威嚇が必要になる可能性も示唆した開国提案書に改訂します。

彼の改訂日本開国提案書は、実質「対日戦争計画書」でした。 従って、日本を開国させるために事業は軍事行動になったのです。 そうなると、開国事業の指揮官は、軍人でなくてはなりません。

パーマーは、ある人物を想定していました。それが日本人なら誰もが知っている、黒船を率いてやってきた、マシュー・ペリーでした。

何故、ペリーは提督として抜擢されたのでしょうか。 そこには日本開国計画を立案したアーロン・パーマーとペリー提督をつなぐ深い人脈がありました。 パーマーは、英国ロスチャイルド家の銀行、N・M・ロスチャイルド&サンズのエージェントであったことを紹介しました。

N・M・ロスチャイルド&サンズは、パ-マーの他に、もう一人のエージェントを雇っていました。 それが、オーガスト・ベルモントです。ベルモントは、ドイツ・フランクフルト郊外で生まれたユダヤ人です。1813年生まれのベルモントは、フランクフルトのロスチャイルド家に奉公し、文字通りの叩き上げで、同家の幹部に出世しました。

1837年、英国ロスチャイルドのN・M・ロスチャイルド&サンズの代理店であった、JL&S.ジョセフ・カンパニーが破綻します。フランクフルト・ロスチャイルド家も米国に投資していたため、その残務処理に、オーガスト・ベルモントをニューヨークに派遣しました。

ベルモントには、その作業を終え次第、キューバのバハナ行きが命じられていました。フランクフルト・ロスチャイルド家は、キューバの砂糖事業にも大きな投資をしていました。

ところが、ベルモントは米国内での仕事を終えても、バハナに移行つぃませんでした。 彼はこれからの米国の発展を肌で感じていました。この国でのファイナンス事業に大きな将来性を感じて独立を決意したのです。

フランクフルト・ロスチャイルド家は、「悪党、ろくでなし、奴には首輪をつけておくべきだった」と、この背信行為を激しく非難しました。

しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、ロンドンのロスチャイルド家のN・M・ロスチャイルド&サンズが、ベルモントを米国代理人として雇いました。 このような経緯でN・M・ロスチャイルド&サンズの代理人となったベルモントは、日本開国計画を企画したアーロン・パーマーと同僚になります。

ロスチャイルド家のファイナンスのやり方を熟知してベルモントは、、わずか3年で、当時ニューヨークで最も裕福な40人の富豪に成り上っています。 

ニューヨークの大富豪になったベルモントは、ニューヨーク・ブロードウェイのナイトスポットである、ニプロ・ガーデン劇場で、ある男とのいざこざに巻き込まれます。 にプロ・ガーデンヘイワードに女性への侮辱を注意したベルモントと口論になりました。 二人は、当時の紳士としてケジメをつけるために、1841年8月25日、メリーランド州セシル郡にある小高い丘グレイスヒルで決闘します。

この決闘で銃弾を受けたベルモントは、障害足の不自由な生活を強いられますが、ヘイワードが侮辱したのが、キャロライン・ペリーという女性です。 この事件をきっかけに、ベルモントとキャロラインは1849年に結婚。

この年は、アーロン・パーマーが「対日戦争計画書」をクレイトン国務長官に提出した年でした。キャロラインは当時の社交界でも評判の美女でした。 彼女の父こそが、後に黒船で日本のやってきて開国を迫った、マシュー・ペリーです。


マシュー・ペリーは米墨(米・メキシコ)戦争で、戦艦ミシシッピ号の艦長として活躍した海軍の高官でした。ベルモントとキャロラインが結婚した1849年当時は、ニューヨーク・ブルックリンにあった海軍工廠のトップでした。 

アーロン・パーマーと同時に英国ロスチャイルドのN・M・ロスチャイルド&サンズの米国代理人であったオーガスト・ベルモント。 そのベルモントの結婚相手がキャロライン・ペリー。 キャロラインの父が海軍の高官マシュー・ペリー。


そしてその頃のパーマーは、日本を愛軍力を使って開国させることを米国に説いていました。 ここに、ペリーが日本開国に航行してくる背後の人脈が見えてきます。 パーマーは早い時期から対日開国交渉のトップに、マシューペリーを考えていました。 

パーマーは開国プロジェクトの指揮官が決まる前の1849年からプロジェクトが決定する1952年の間に、ペリーと何度も会っており、日本開国プロジェクトを説明したことを明かしています。


そして、ペリー提督が黒船に乗って日本に来航し、開国を迫ったのが、1853年。 受験生は、「いやでござんすペリーさん」で年号を覚えましょう。

 

続く。

 

 

 

 

日本開国 ペリー来航の真実  ここまでのまとめ

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・ロスチャイルド財閥ー209 ペリー来航の真実 何故ペリーが選ばれたのか?https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f07a809db31c072d5f9d7f3246d1d6fe

・ロスチャイルド財閥-208 ペリー来航の真実 対日戦争を企てていた米国https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2434fcf644d9ef20c7df04536a0ef594

・ロスチャイルド財閥-207 ペリー来航の真実 太平洋ハイウェイ構想 、大陸横断鉄道と日本開国計画https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f8682313e1794bfeb1a9e82f6baf82d

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