【ライブ】『岸田首相訪米に関するニュース』岸田首相 米首都ワシントンに到着 11日未明に日米首脳会談 ──ニュースまとめライブ(日テレNEWS LIVE)
https://www.youtube.com/watch?v=8w_gejlwuSk
【ライブ】『岸田首相訪米に関するニュース』岸田首相 米首都ワシントンに到着 11日未明に日米首脳会談 ──ニュースまとめライブ(日テレNEWS LIVE)
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA09DG30Z00C24A4000000/
【ワシントン=秋山裕之】
岸田文雄首相は9日(日本時間10日未明)、ワシントンの米商工会議所主催の昼食会で米産業界の経営者らと意見交換した。
脱炭素の政策協調を唱え「先端技術を有する企業や研究機関が協働しながら世界のGX(グリーントランスフォーメーション)を日米でリードしたい」と話した。
【ビジュアル解説】
米ウエスタンデジタル最高経営責任者(CEO)のデービット・ゲックラー氏や米マイクロン・テクノロジーCEOのサンジェイ・メロートラ氏、米S&Pグローバル副会長のダニエル・ヤーギン氏らが出席した。
首相は日本の対米投資が世界第1位だと指摘し「米国からの対日投資についても大いに歓迎する」と訴えた。
「日本の経済成長はさらなる対米投資の原資になる」と語った。「日米の相互投資の拡大で経済はますます深く結びつき、不可分一体の関係になる」と強調した。
日経平均株価の最高値更新や日銀によるマイナス金利解除などを紹介し「日本を覆っていたデフレ心理とコストカットの縮み思考から完全に脱却する年にしたい」と意気込んだ。
岸田首相は米マイクロソフトのスミス社長と面会した=AP
【ワシントン=秋山裕之】
岸田文雄首相は9日(日本時間10日未明)、訪問先のワシントンで米マイクロソフトのブラッド・スミス社長と面会した。
同社が日本でデータセンターを拡充するなど29億ドル(およそ4400億円)の投資を計画していることに謝意を伝えた。
首相は「マイクロソフトは様々な取り組みを通じて日本の生成AI(人工知能)の社会実装に多大な貢献をしている。引き続き協力に期待する」と発言した。スミス氏は「日本との協力をさらに強化したい」と述べた。
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日経記事2024.04.10より引用
通信関連製品を手掛ける白山(金沢市)は、生成AI(人工知能)の普及で需要が急増している光ファイバー用の部品の生産能力を約2割引き上げる。
製造拠点である石川工場(石川県志賀町)の設備を2024年内に増強する。足元では生産量の2〜3倍超にのぼる受注を抱える。
製品の付加価値化も視野に入れ、供給体制を整備する。
白山は石川工場(石川県志賀町)の生産能力を15〜20%引き上げる
生産増に乗り出す部品は光ファイバー同士を接続するのに必要な「MTフェルール」で、海外の大手クラウドサービス会社のデータセンターなどで使われる。
データセンターの多い米国や中国を主な市場に、同社のシェアが世界第2位を占めるという。
23年10月期の売上高は26億円で、このうちMTフェルールなど光事業は56%。同製品の開発を担当する小林護章光事業本部長は「いずれは売上高の8〜9割ほどになる」と予想する。
能登半島地震の発災以前の石川工場の生産量は月に150万個ほど。同工場は震災被害で操業を一時休止していたが、復旧を済ませて2月にはMTフェルールの生産を再開した。
一方で受注は高水準で推移しており、これに対応するために今年中に石川工場の増強に乗り出す。新たな設備の導入や人員の手当てで生産量を15〜20%引き上げる計画だ。
同社は技術力を買われNTTが推し進める次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」に参画している。極細の光ファイバー同士を正確につなぐ技術に強みがあり、つなげる際に生じる誤差は1ミクロン(1000分の1ミリメートル)未満だ。
両端の穴の間に光ファイバーが通る極小の穴が並ぶ
誤差が少ないことは通信速度に直結する。
MTフェルールの等級は光ファイバーが通る穴の精度に応じて国際規格で決められている。穴が限りなく一直線上に並べば、光ファイバー同士を誤差なくつなげることができる。
生産能力の増強にあたっては、生成AIや高速通信規格「5G」のさらなる普及を見据えた高付加価値化にも対応する。
求められる精度が相対的に低いMTフェルールには競合他社も多いが、精度が高い製品の需要が拡大していくと判断。需要の本格化に先駆け、求められる製品を安定的に供給できる体制を整える。
クラウドサービスや生成AIの普及に伴い、世界のデータセンターは増えている。
米シナジーリサーチグループによれば、世界の大規模データセンターの数は22年中に800を超え、約5年で60%ほど増加した。
白山の創業は1947年。祖業は通信用保安器で、主な顧客はNTTだった。
90年代前半にNTTから光事業に必要な部品として現在のMTフェルールの製造依頼を受けた。
製造方法や材料が分からず失敗を繰り返し「一時は金食い虫と呼ばれるほどだった」(小林氏)。試行錯誤の末、97年に量産体制を整えた。
(後藤圭次郎)
日経記事2024.04.10より引用
▼データセンター
大型のサーバーや通信装置を多数設置するデータ処理の専用施設。
各種のクラウドサービスの運用や企業のデータ保管、人工知能(AI)の開発など幅広い用途に使う。
ドイツの調査会社スタティスタによると世界の市場規模は拡大傾向が続き、2028年には4386億ドル(約66兆円)と23年から33%伸びる。
▽…近年、国内外で大型の投資計画を表明しているのがアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)とマイクロソフト、グーグルの米国勢だ。
3社は高い技術力を背景に、日本政府や自治体が使う「ガバメントクラウド」でもいちはやく事業者認定を受けた。重要な情報を扱うためデータ処理を国内で完結させたいという企業も多い。
▽…生成AIは開発時に膨大なデータの学習が必要で、運用時にも文章や画像を生成するには大規模な計算能力が欠かせない。
膨大な情報を高速処理するため、大規模なデータセンターを活用するケースが多い。データセンターの消費電力は拡大の一途で、国際エネルギー機関(IEA)は26年の消費電力量が22年の最大2.3倍になると試算する。
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日経記事2024.04.10より引用