獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

何故こうまで急激な変化を押し付けられなければいけないのか。

2010-09-03 22:14:58 | 野球
家電品は一気に壊れて一気に買い替える事がたまにある。
でも、結婚して新品を買ったのが一気なんだからしょうがないなあ・・と考えたりする。

家電品と違って野球選手の話。いやチームの話。
だから家電品と違って「心」がある。
そう言う事。


隆盛を誇った時期、各選手のピークが一緒だったとすれば、衰えて行くのも一気なんだろうと思うのだけど、それにしてもファンが受け入れるのも辛いくらい急激に感じてしまうのは、代替わりとか、受け継ぐとか、カラーを継ぐとか言う当たり前の作業が為されていないからなんだろう。



阪神と言うチームは紛れもなく矢野のチームだった。
確かに中日からトレードでやって来た矢野だったが、中日で活躍の場が無く、阪神にやって来て野村監督と出会い、一から出直して叩き上げた、生え抜きではないがチーム叩き上げの選手である。
だから矢野は阪神の顔だと思う。そう言って間違いない。



怪我もあったが、チームを支え引っ張り、強いチームに成り得たのは矢野が下支えして金本が最後に引っ張り上げて成り立ったのだと思っている。


そして、その意志は伝えられないといけない。
けれど、去年一年頑張った狩野ではなく、マスクをかぶっているのは城島。間違いなく全く違うカラーの捕手。矢野からは何も受け継いでいない。


城島はよくやっていると思う。
多分見た目と違ってかなり繊細に神経を使ってやってくれているのだと思っている。
城島は明らかに厳しい環境で、ただ一人でよく頑張ってくれていると思う。



それとは別に・・・

意志を受け継いで行く者もなく、全く別物の舞台を舞台転換して見せられる違和感。


金を払って見に来ているのに、いきなり舞台が転換して全く違う頼みもしない劇が始まってしまった・・・

そんな感覚。


どうにもこうにも押し付けられた急激な変革。

だから赤星さんや矢野さんのために優勝が必要なんだよ、強くなるためにもっともっと補強しないといけないんだよ、と、チームを急激に強化した事を肯定されても・・・・

ついて行けない。
コメント (16)
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