獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

最高!

2012-04-05 22:07:11 | 野球
ブラゼル!ホンマに男前や!最高や!!

03年に安藤が来る前の阪神の投手陣はそれは酷いものだった。
怪我が多かったり一年調子が続かなかったり、一瞬きらめく時があるものの続かない。
先発が良ければ中継ぎが崩壊。
まあ、万年Bクラスの典型的な投手陣だった。
しっかりと流れを食い止めてくれる安定したコントロールと球の力。しっかりと外の出し入れが丁寧にできる投手。
試合をコントロールする事の出来る投手。
他所の球団には当たり前にいるプロフェッショナルな投手が存在しなかった。

安藤を見た時、やっとプロの投手と言える投手が入って来てくれたと思った。
ただ速い、ただいいボールを投げるだけの投手ではなく、チームを勝ちに向かわせる事の出来る投手が来てくれたと喜んだ。


先発転向して一年経過。
06年中日との首位争いは激しさを極めたが岡田阪神はナゴドで10連敗。
何と10敗目は山本昌にノーヒットノーランを食らっての負け。
ズタズタに負けたその次の日。
僅かに優勝への希望を残してくれたナゴヤドームでの11試合目。

先発は安藤。
鬼気迫る投球で中日打線を3安打0点に抑えた。
奪った三振は7。
金本さんが2ランホームランを放ち、その二点を守り切って優勝戦線に首の皮一枚繋がった状態で生き残った。
その年優勝はできなかったけれど、あの時のヒリヒリした試合の感覚は忘れられない。
安藤と言う投手はチームを勝ちに向かわせる事の出来る投手なのだ。


怪我と戦って調子を落としてファンからブーイングを浴びた。
安藤がどれ程素晴らしい投手かにわかファンの夫にわからせるのに苦労した(^_^;)



今日の安藤
素晴らしい外の出し入れ。
力のある外の直球。
内に外にしっかりとしたコントロール。切れない集中力。
これが勝ちを呼ぶピッチングのお手本。



ブラゼルが2本も打ってくれた。
2本目のツーランでは万歳した後泣いてしまっていた。
失投を逃さず振り抜いた一発。
美しいアーチ。




生活に疲れても、こう言う試合を見て酒を飲む事が出来るのが野球好きの特権だと思う。
最悪の昼間を最高の夜に一変してくれる。
だから野球は面白い。
山田哲人が公式戦初ヒットで転んでしまった事を含めて面白かった。



コメント (14)
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