レスキュー隊

先週末のことですが、家の目の前の路地で瀕死の雀の雛を発見。

これから仕事に向かうという時に、一瞬、死骸に見えたその雀は、仰向けにひっくりかえった状態で、目だけをパチパチ動かしていたのです。

怪我をしているのか、暑さにやられたのか、、、と、いろいろな事をぐるぐる考えながら、
このままでは車、カラス、猫の犠牲になると思われ、何よりちょうどお散歩中だったメルモに見つかったら、確実に抹殺されるに違いない！と思い（メルモは雀をつかまえてきた前科があり、なんと今朝は得意気にネズミをつかまえてきたのですよー(;_;)/）、覚悟を決めて雀をレスキュー。

急いで自宅に連れ帰り、スポイトでお水を飲ませたりしてから、タクシーで仕事先へむかいました。

本番前の楽屋で、同じく動物好きの歌い手さんと「3時間餌を食べないと死んじゃうって書いてある～！」などと、携帯を使って雀の雛について猛リサーチ。

本番が終わって、これまた猛ダッシュで家に帰ったのですが、ひっくり返って立つことができなかった雀の雛が、段ボールで作った簡易の小屋の中で自分の足でちゃんと立っていたのです！

その上、保護した時には無抵抗だった雀が、近づけた私の手におびえて、羽ばたきをしたのです！

この反応なら大丈夫だ！と確信し、保護サイトで調べた情報にもとづいて、ドッグフードをお湯でふやかし、水気を切ったものを少し食べさせてから、急いで保護した現場へ戻り、親スズメが戻ってくるのを待ちました。

そうしたら、ちゃ～んと親スズメがやってきて、人間にはわからないやり取りをしているかと思ったら、数十分後には餌を運んできたのです。

レスキュー＆リリースの成功です！

まだまだ危険は続くでしょうが、ペットと野生動物は違うので、なんとか頑張ってほしいと思います。

とても参考になるHPです→雀SOS

ちょうど今、雀の巣立ちの時期らしく、その日の夜、ラブの親友・庄助くんのママから、尾羽を怪我した雀の雛をレスキューしたというメールが届いて、思わず「類は友を呼ぶ」だな～と思って笑っちゃいました（*^_^*）

私は過去に何回か雀の雛を拾ったことがあり、雀を育てるのが難しいことを知っていたので、今回も「あ～、困ったなぁ。雀は育たないしなぁ・・・。でも、見て見ないふりするのもなんだかなぁ。。。。これは天国のチャイが助けろと言っているのかもしれないしなぁ・・・。」などと迷いに迷っていたのですが、人生初の野鳥保護となった庄ちゃんママは「いかん！これはレッツレスキューだわ！」と思ったのだそう。

お互い何かあったら
「ラブをよろしくね。」
「庄助をよろしくね。」
と言ってる仲なのですが、この日、偶然にも二人揃って臨時の雀レスキュー隊になってたのでした。