魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

眠れぬ夜

2011-12-04 10:32:28 | 日々のこと

久々に女友達のショーコが遊びに来てくれた

ショーコはわたしより1年くらい早く結婚・出産していて、娘ちゃんは3歳

もうぺらぺらですっかりお姉さんになった娘ちゃんママと一緒にロングヘアをポニーテールにしている

ショーコは1年前くらいに家を建てた

その前に旦那さんを、自分のお父さんが勤めている会社に転職させた。

勤務時間は短いが収入が低かった仕事から、夜勤はあるが倍近くの収入の仕事に転職させてもらった。

それから家を建てたのだが、土地もショーコのお父さんが買ってくれた。

旦那さんは大変な仕事になったのをきっかけに、今までもあまり参加してなかった家事・育児を一切やらないと宣言した。

ほんと~に、一切やらないそうだ。

彼女が「娘は幼稚園までは働かないで自分の手で育てたい」と言って仕事をやらないことを選択した。

旦那さんは「お前がそう言ったんだから、お金がないと言うな文句言うなら働け」と言うそうだ。どっかと似てるな・・・

土日の休みになると、趣味のサーフィンやボードに行って夜は飲みに行ってしまう。

お金がないから控えて欲しい、と言ったら「遊びや飲みに行かないと死んじゃう」と言われたそうだ

まあ気持ちは分かるけど・・・

長い人生のたった3年程なんだから、自分のことより子供のことを考えられないものだろうか?とわたしは夫達に対して度々思う。

ショーコは旦那さんの転職前は月2万円で食費をまかなっていたそうだ。

わたしもみならって頑張ったけど、2万では足が出てしまう・・・本当にショーコは頑張っていた。

(あまりにも収入もないのに彼が使うので、彼のお母さんを呼んで、その月の献立と食費などの出費をノートに書き出して「これでやっているけどここから削れるところがあったら言ってください」と迫ったそうだ。

それを見た義母は「これ以上は出来ないだろう」と認めたらしいが、その次に言われたのが「ショーコさんの実家から援助してもらえないの?」だったそうで

「あの親にしてこの子あり」byショーコ)

今はゆとりもあり、旦那さんの晩酌のアテもあるからそれではやっていないそうだが。

そんな旦那さんでも、最近はすっぱりスロットをやめたらしい

ショーコがつましく家計をやりくりして、家事・育児を完璧にやっている姿を見て、彼も変わった様だ。

結婚当初、ショーコの稼ぎを当てにして、彼が自分の給料を全部スロットですったこともあったが、

「離婚すればいいのに・・・」

なんてわたしもアヤナたちと話したりしたんだけど(余計なお世話よね)

ショーコは行動によって彼を変えたのだ。

すごいことだと思う

ショーコは彼の実家の農家も手伝っていて、土日呼び出されるらしい。彼は行かなくても彼女だけ行くそうで。

ほんとに良い奥さんだ。

8月、私が家出したときも次の日ショーコに会う予定だったので連絡したら電話をくれて一緒に泣いてくれた

そのショーコとお金の話をした。

ショーコは主人と同期なので、会社のことや給与のこともよく分かってる。

ショーコのとこは車が2台車検が同じ年にありそれが2年ごとに25万。

そして一戸建てだと保険が高額。

来年幼稚園に入れたらパートに出る予定なので、幼稚園は自分の実家の近くでショーコも行っていたところに決めたそうだ。

全面的に実家に頼れる環境にあるので、そこは救いだ。

(でも彼女のご両親はショーコが遊びで子どもを預けることは絶対に許さないので、ショーコは出産してから一切飲みに行ったりせず、

娘ちゃんと離れた時間は「最大2時間くらい」だそうだ。

先日も健康診断なのに旦那さんは知らん振りだったので、娘ちゃんを連れて病院に行ったそうだ。

娘ちゃんは採血とかレントゲンとか、目を丸くして見ていたそうで

実家が近いからといっても、甘えた環境ではないのだ)

うちも保険や税金関係はボーナスで補填するような家計状況だ。

「お金のことを考えるとこれからどうしたらいいんだろうって考えると、夜眠れなくなる」

とショーコが言った。

そうそうなの

わたしも眠れなくなる。

このままのペースで貯金していったとしても、主人が定年になる頃に貯まる額では、老後暮らせない。

再来年娘が幼稚園に行ったら働きに出ることは必須だ。

わたしの肩に足りない分がかかっている。

でも娘が具合が悪くなったら・・・とか不安がある。

実家に頼れない我が家はどうしたらいいのだろうか?

ファミリーサポートくらいしか考えられない。

うちは主人が家事育児に協力する姿勢を見せてくれているから、なんとか頑張って働きに行こう、という気持ちになっている。

でもそう思えるようになったのは最近だ。

夫のために、夫の収入の補填をするためには働きたくない。

夫に憎い気持ちだった時は絶対嫌だ、と思っていた。

働くのは好きだ。スーパーに行っても、レジ打ちもいいな、と思う。わたしだったらこういう工夫をしてサービスをしたい、と考えが浮かぶ。

でも、夫のために働きたくない。そう思っていた。

夫は変わった。全面的に家事育児をしてくれるようになった。

わたしもこのペースなら共働き出来るかも、と思うようになった。娘のお世話に集中できるようになったし、夫が休みの日は娘を預けて買い物に行き、食費を抑えた食事を考えて、また新しいメニューも作る余裕が出来た。

夫はとても気が利くようになり、びっくりするほどだ。

今まではなんだったの?というくらい、こちらのニーズをくめるようになって助かっている。

以前は自分がやりたいことをしていて、こちらのニーズなんて考えないのでいらいらすることばっかりだった。

ショーコの旦那さんも変わった。わたしの夫も変わった。

4年の時間をかけて、変わって行った。

生活への不安は一緒。

一部上場優良企業、倒産の心配なんて絶対無い会社に旦那さんが勤めるユウコは、化粧品は基礎からディオールだし、新しいカルティエの財布を「ここ数年分まとめてのパパからの誕生日プレゼント」と笑っていた。さりげなく良いものを持っているし、里帰りに帰ってくる彼女はとても垢抜けている。

今年神奈川の人気の地区に4LDKの家を建てた。子供は2人。

「プレゼントなんてもらったことないよね~

と声を合わせるショーコとわたし

多分ユウコの旦那さんの年収は、うちの夫の倍くらいだろう。

2倍の収入がある生活・・・いいなあ~どんなんだろう。

そんなに収入があったら、夜も眠れないなんてこと、ないんだろうか。

ショーコの旦那さんも、うちより収入は多いし、ローンも少ない。

3人のなかで一番きつい生活だと思うけど。

家族で頑張っていくしかないんだ。

 

 

 

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