こんばんは。
雨が降っています。
雨が降ると「球体の奏でる音楽」というアルバムの曲が頭の中で流れます。
小沢健二さんが久々にライブ・ツアーを開催していて、運良くチケットが取れました!
思えば20数年前に会社の友達が貸してくれたCD。
それからずっと彼の歌に支えられてきた。
そう考えると、初めて生で歌声を聴くことが出来る。
音楽で人を支えることが出来るって、すごいことですよね。
「強い気持ち強い愛」
この曲を聴きながら何度涙したことか。泣きながら立ち上がってきました。
母の病気が分かった時に泣きながら聴いた
「長い階段を上り 生きる日々が続く
大きく深い河 君と僕は渡る
涙がこぼれては ずっと頬をつたう
冷たく強い風 君と僕は笑う」
こうやって人生は続いていく。そのなかで何度も立ち上がりながら生きてく。
ああ、生きていて良かった。
こんな日が来るなんて、思いもしなかった。
以前、小沢さんがツアーをした時に「行きたいな~」と言ったら、元夫に
「行ってどうするの?」
と言われたことがありました。
宝塚もそうだった。「お前がそんなもの見てどうするの?お前が見て何が変わるの?」そう言われました。
・・・いやなことを思い出してしまいました汗
さて、救急搬送、即入院となった私はそれからしばらくベッドの上だけで生活しました。
自分の頭のなかで何が起こっているのか・・・。不安でした。
トイレも行けないわけで・・・初めてカテーテルというものを身体に入れましたよ。
絶え間なく点滴がされて、それも吐いたりしてたから元々血管が出にくいのにほんと~~~~に!何度も何度も刺されました。
痛さには我慢強い私でも、両腕の内側、手の甲などぶすぶすと刺されて、でも血が出なくて、痛さに声が出ました。
でも一生懸命してくださってるから我慢。
それに看護師さん達にはお世話になりました。清拭やいろいろなものの始末もしていただき。
偉大な職業だな・・・とつくづく感じました。
お医者様が「振り向いても血管切れる人は切れるから」と言うので震えあがって頭も上げないよう、安静にしていました。
わたしの場合、脳の細い血管の内部が裂けて、そこで血が滞っていたそうです。
血栓で詰まったのではなく、動脈硬化が起きているわけでもなく、ただそこだけが裂けた。でも血管の外には出血はなく。
それなので血管が修復されるのを待つ。
数種類の点滴をしながら安静に。
頭が、痛いんですよ。
やっぱり裂けたとこのそばには神経があるから痛いんだね、とお医者様が。
鎮痛剤をもらって過ごしました。
そして数日たったら、身体ってすごいですね、痛みもなくなってきたんです。
でも右の視界が変。奥行がない。
この違和感をどういえばいいんだろう。
でも麻痺などはないので「じゃあ明日から車椅子乗ってみようか!」みたいなノリで。
ベッドから車椅子への移乗だけなのに、くたくた。
頭痛が悪化してしまいました。
でも歩いて点滴をガラガラ引きながらトイレに行って。
少しずつ少しずつ、動くようになりました。
筋肉は一週間で一割減ってしまうそうです。
ずっと横になっていたのでフラフラでした。
麻痺など後遺症がないのでお医者様も「で、いつ退院する?」って。
でもこの視界が変なのは治らないんだろうか・・・?
「歩いてリハビリして。脳は死んだ部分をカバーする働きがあるから、慣れるよ」
「娘さんの入学式あるんでしょ?出られるように頑張らなきゃ」
と言われ。
不安なうちに、二週間あまりで退院しました。
この間もコメント送信に失敗したり、そろそろ寿命が…?
ちなみにわたしは昔スピッツのようなほんわかした感じが好きだったのですが、年をとってからはGReeeeNを聞くと元気が出るようになりました。
これから暑くなりますが、梅雨バテにお気をつけて。
小沢さん、機会がありましたらぜひ聴いてみてください。
スピッツ、良いですよね。
歯医者さんの歌、私も好きです。
hibikiさんもご自愛くださいね。