やっとこさ

やっとピンが外せました。
自己都合で、骨きりした後の固定ピンを外す手術が延びていました。
やっと、やっとその日が来ました。

朝から、心が落ち着きません。
手術着に着替え、オペ台にのぼり、準備が進みます。
心電図が装着されると、なんだか武者震いのような感覚がしてきます。

『痛いのイヤやな～』
『早く終わったらいいのにな～』
『こわいのいややな～』
いろいろとつい考えてしまいます。

助手の先生が「気分はどうですか？」
「手術室に流す、好きな曲はありませんか？」
リクエスト曲のことなんか、全然、毛頭、まったくあたまに無くて
自分の事ばかり考えていました。

手術が終わり、ほっとして落ち着いてから・・・
やっと周りのことや、助手の先生の思いやりの声掛けを理解できました。

自分ことばかりで、先生の気遣いにも、気が付かなかったことなど
思い出しても、恥ずかしいです。

皆様に助けてもらって、やっとここまできました。
ありがとうございました。