あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

台風にうんざり

2011年09月21日 | 感じたままに
台風15号の襲来で広い範囲の各地で被害が続出しました。
紀伊半島の被害状況も気になります。

台風の影響で家の中にこもりっきり。
テレビをつけっ放して、テレビニュースをちらちら見ながら
本を読んで過ごしました。


台風もうんざりだが・・・・
うんざりする本を読んでいます。
『沈黙の春』  レイチェル・ルイズ・カーソン

抜粋します

  人類の歴史がはじまって以来、いままでだれも経験しなかった宿命を、
  私たちは背負わされている。
  いまや、人間という人間は、母の胎内に宿った時から年老いて死ぬまで、
  おそろしい化学薬品の呪縛のもとにある。

  だが、考えてみれば、化学薬品が使われだしてからまだ20年にもならない。
  それなのに、合成殺虫剤は生物界、無生物界をとわず、いたるところに進出し、
  いまでは化学薬品によごれていないもの、よごれていないところなど
  ほとんどない。

  大きな川という川、そればかりか地底を流れる地下水も汚染している。
  12年も前に使用した化学薬品は、土壌にしみこんだまま
  いまなおその残滓が見つかる。

  魚、鳥、爬虫類、家畜、野生動物のからだも同じだ。
  だから、なにか動物実験をしようとしても、化学薬品の汚染をこうむらない
  動物をさがし出すことはむつかしい。




アメリカで1962年に出版されています。
このような警告をうけて、私たちはどうすればいいのでしょう。
汚染だらけの現実社会をどうすればいいのでしょう。

         うんざりします。




コメント
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