あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

仮説

2024年12月02日 | 

いま読んでいる本の中に気になる個所がありました。

以下抜粋します。

 

《相対所得仮説》

人々の幸福度は所得や消費の絶対水準で決まるのではなく、

社会のなかで相対的な位置づけによって決まるため、

所得が豊かになっても自分の位置づけが変化なければ

幸福度は上昇しないということになる。

 

《順応仮説》

ヘドニック・トレッドミル(幸福のトレッドミル)とも呼ばれる考えで、

人間はどんな贅沢をしてもその幸福感に慣れてしまうため、

幸福感が長続きしない。

まるでランニングマシン(トレッドミル)の上で走っているように

前に進まない例えである。

相対所得仮説も順応仮説も人間の心理的、認知的な特性に

着目した考えである。

 

以上、『貧困の諸相』から参照しました。

 

細々極小・庶民は、この文章に「なるほど!」と妙に納得してます。

「足るを知る」って大事なことだと思いました。

コメント (2)
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