必要最低限の荷物を背負い込み、世界じゅうを旅してまわる
「バックパッカー」。その目的は、自分の視野、見聞を広める
ものや、自分探しをするものなど。
本作『ザ・ビーチ』も、バックパッカーの青年が「楽園」を探して
そこで生活をする話で、タイの安宿で出会った男が青年に紙を
渡すと男は死んでしまい、その安宿で出会ったフランス人カップ
ルとともに、紙に書いてある「楽園」を目指します。
バックパッカーの多くは、ガイドブックなどで紹介されて観光地化
されたリゾートを嫌い、俗化されていない真のリゾートを求めます
が、そもそも自分がそこを訪れることが俗化の第一歩であること
に疑問は抱かないのでしょうか。
さて、その「楽園」ですが、交通手段の無い孤島の中にあり、また
その島に上陸できたとしても、たどり着くまでにはジャングルや滝
などの自然の要塞をくぐりぬけ、地元マフィアの栽培する麻薬の畑
を突破しなければならず、容易にたどり着くことはできません。
「楽園」での暮らしは、いわば自給自足の集団生活。真のリゾート
とは、つまるところ、脱文明?
排他的で、一度「楽園」に足を踏みいれたものには口外を許さず、
俗化を嫌います。入り口はあっても出口は無い、イーグルスの
「ホテル・カリフォルニア」のような世界観。
「楽園」の住人も、ここで生活することになる青年も、とにかくしじゅ
うドラッグやりまくり。作品じたいは全面的にドラッグを肯定している
わけではありませんが、青春の一ページのように扱っているのは解
せない。
「バックパッカー」。その目的は、自分の視野、見聞を広める
ものや、自分探しをするものなど。
本作『ザ・ビーチ』も、バックパッカーの青年が「楽園」を探して
そこで生活をする話で、タイの安宿で出会った男が青年に紙を
渡すと男は死んでしまい、その安宿で出会ったフランス人カップ
ルとともに、紙に書いてある「楽園」を目指します。
バックパッカーの多くは、ガイドブックなどで紹介されて観光地化
されたリゾートを嫌い、俗化されていない真のリゾートを求めます
が、そもそも自分がそこを訪れることが俗化の第一歩であること
に疑問は抱かないのでしょうか。
さて、その「楽園」ですが、交通手段の無い孤島の中にあり、また
その島に上陸できたとしても、たどり着くまでにはジャングルや滝
などの自然の要塞をくぐりぬけ、地元マフィアの栽培する麻薬の畑
を突破しなければならず、容易にたどり着くことはできません。
「楽園」での暮らしは、いわば自給自足の集団生活。真のリゾート
とは、つまるところ、脱文明?
排他的で、一度「楽園」に足を踏みいれたものには口外を許さず、
俗化を嫌います。入り口はあっても出口は無い、イーグルスの
「ホテル・カリフォルニア」のような世界観。
「楽園」の住人も、ここで生活することになる青年も、とにかくしじゅ
うドラッグやりまくり。作品じたいは全面的にドラッグを肯定している
わけではありませんが、青春の一ページのように扱っているのは解
せない。